明治大学高分子科学研究所明治大学高分子科学研究所

時事問題の解説

プラスチックと海洋ごみ問題

1.プラスチックストローとレジ袋

かめの鼻からプラスチックストローを引き抜く衝撃的な映像を、誰でも一度は目にしているのではないでしょうか。また、プラスチックストローだけでなく、ペットボトルやレジ袋で水面が見えないほど覆われた海岸の映像を見たことがあると思います。言葉を失う光景です。

フードロスとプラスチック包装

1.フードロスと食料援助

節分の時期になると恵方巻の大量廃棄のニュースが流れてきます。他にもおせち料理やクリスマスケーキ等の縁起物やお祝い事のために作られたものは注目度も高く、イベント後の食品ロス(フードロス)が社会問題化しています。

国際標準化とプラスチック製品

1.標準化と規格

ゴールンデンウイークに海外旅行に行くのも普通になってきました。また、祝日もうまく利用して海外で過ごすライフスタイルも根付いてきたようです。

プラスチックと循環型社会

1.大量生産・大量消費・大量廃棄から循環型社会へ

私達の暮らしでは、食糧・水・エネルギーを安定して確保する必要があります。それらの元となる資源はどこにあるのか、どこから持ってくればよいのか。

生分解性プラスチックと海洋プラスチックごみ問題

1.海洋プラスチックごみ問題

海洋プラスチックごみ問題は地球規模の課題としてとらえられ、マスコミでも連日のように取り上げられています。

プラスチックと容器包装リサイクル法

1.プラスチックと容器包装リサイクル法

ごみとして廃棄される運命であった品物に、価値を見出し、お金を出してくれる人がいます。

【番外編】プラスチックと海洋ごみ問題

今回は「時事問題の解説」の番外編として、一般の方向けに行った東京都東村山市市民講座「世界で起きている今を学ぶ」での講演「プラスチックと海洋ごみ問題(2019年12月19日(木)開催)」を紹介します。

CO2削減とエネルギー供給
その1:地球温暖化とCO2の排出削減

1.はじめに

地球温暖化と言う言葉を良く耳にするようになりました。

CO2削減とエネルギー供給
その2:CO2排出削減のための国内一次エネルギー供給

1.はじめに

化石燃料によるエネルギーの供給が生活の豊かさを支えています。

CO2削減とエネルギー供給
その3:CO2削減シナリオの実現に向けた取組み

1.はじめに

前回は、2030年度と2050年度のCO2削減目標である26%削減と80%削減を達成するための一次エネルギー供給のシナリオを述べました。

CO2削減とエネルギー供給
その4:再生可能エネルギーの開発とエネルギー自給率の向上

1.はじめに

2050年にCO2削減80%を実現するためには、CO2を排出しない再生可能エネルギー(再エネ)が主要な一次エネルギーとなることが必要です。

バイオマスプラスチック製品・生分解性プラスチック製品の公知情報のまとめ

2020年7月1日からレジ袋の有料化が始まります。有料化の対象外に含まれるバイオマスプラスチック製品・生分解性プラスチック製品のバイオベース度や生分解性の公知情報をまとめてみました。用語の定義や合成スキームも掲載しています。

プラスチック問題とSDGs

プラスチックが関わる様々な問題を話題の海洋汚染問題につなげたがる傾向にあるためか、つながりが無いことをひとまとめにして語ろうとしているように思えます。この事が、一般の方々をわかったようでわかっていないようにしているとも思い、プラスチック問題をSDGsとともに解説しました。

バイオマスプラスチック製品・生分解性プラスチック製品の公知情報のまとめ(2021年版)

2021年7月に生分解性プラ識別表示制度が始まりました。昨年に引き続きバイオマスプラスチック製品・生分解性プラスチック製品のバイオベース度や生分解性の公知情報を調査し、アップデートしました。用語の定義や合成スキームも掲載しています。

バイオマスプラマーク取得製品及び生分解性プラマーク取得製品の公知情報のまとめ(2022年版)

2020年度及び2021年度は、バイオマスプラスチック製品・生分解性プラスチック製品のバイオベース度や生分解性の公知情報を調査し、その調査結果を基に、プラスチックと社会との関わりについて議論を深めました。今年度は、昨年度までの議論を掘り下げ、バイオマスプラマーク取得製品及び生分解性プラマーク取得製品に焦点を当て、日本社会への普及の現状と将来性について議論しました。

「The Global Commitment - Progress Report」(Ellen MacArthur財団/国連環境計画)から見たプラスチックを取り巻く国際社会の動き(2023年版)

2023年度は、Ellen MacArthur財団(The Ellen MacArthur Foundation)と国連環境計画(The United Nations Environment Programme: UNEP)によりまとめられた「The Global Commitment 20XX - Progress Report」の過去4年分(XXが19、20、21、22)の公開資料から見た国際社会の動きを調査し、その調査結果を基に、国際社会でのプラスチックの位置づけと将来性について議論を深めました。以下に同成果の一部を公開します。

バイオマスプラスチック製品・生分解性プラスチック製品の公知情報のまとめ(2024年版)

誰でもSNSで世界とつながれる今、国際的にどの企業でも情報公開により透明性を高める流れが進んでいるように見受けられます。また、地球にやさしいといわれている「バイオマスプラスチック製品」と「生分解性プラスチック製品」は、まだデータベース化されていなく、情報が分散した状況です。今回は、両製品に着目し、日本国内で入手可能な製品の公知情報に基づく調査研究を行い整理してみました。

【番外編】「包装産業×包装学」と天然資源の包装産業での活用

今回は番外編として、「TOKYO PACK 2024」の出展ポスターの概要説明を示します。包装材料は、枯渇性資源かつ座礁資産化している石油を原料にしています。日本国内で石油だけでなく必要な全ての資源をまかなえることが理想ですが、実際には困難です。昨今の不安定かつ不透明な国際情勢もあり、国際的に同盟国内で調達できかつ再生可能な天然資源の利用割合の増加が求められています。当研究所では、天然資源の工業用途への展開の一環として、陸と海から得られる多糖などの活用について研究しています。