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中国歴史人物列伝 8

最新の更新2025年1月19日   最初の公開2025年1月6日

  1. 張良 劉邦の天下取りをささえた名軍師
  2. 竇皇后 前漢の基礎を確立した影の主役
  3. 杜甫 詩聖とたたえられた社会派の詩人
  4. 朱子 東アジアの官学を創出した儒学者
  5. 張献忠 無差別大量殺人の残虐な反逆者
  6. 張作霖 馬賊あがりの奉天派軍閥の総帥
  7. 参考 今までとりあげた人物 実施順 時代順
以下、https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7615400より引用。引用開始
新宿教室 教室・オンライン自由講座 見逃し配信あり
指定木曜日 10:30〜12:00 2025/1/9, 1/23, 2/13, 2/27, 3/13, 3/27 全6回
 歴史を理解することは、人間を理解すること。ヒストリー(歴史)とストーリー(物語)は、もとは同じ言葉でした。中国の伝統的な「紀伝体」の歴史書も、個々人の伝記を中心とした文学作品でした。
 本講座では、日本にも大きな影響を残した中国史上の人物をとりあげ、運や縁といった個人の一回性の生きざまと、社会学的な法則や理論など普遍的な見地の両面から、人生を紹介します。豊富な図像を使い、予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。(講師・記)
引用終了


張良 劉邦の天下取りをささえた名軍師
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-lMiKMmegKDqki45JahylkS

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明
○略年表
○その他


竇皇后 前漢の基礎を確立した影の主役
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-kkZ6gMfHQbmu8ZoUmgZaVK

○ポイント、キーワード
○参考資料 加藤徹のblog https://katotoru1963.livedoor.blog/archives/26748718.html

加藤徹のX https://x.com/katotoru1963/status/1880816132489437406

【自分の備忘用】講座「中国歴史人物列伝」
第2回「竇皇后(とうこうごう) 前漢の基礎を確立した影の主役」
参考資料 【『漢文で知る中国』pp.52-55 誤置代籍中、両朝尊母儀】
by 加藤徹 @katotoru1963 at 朝日カルチャーセンター新宿 @asakaruko on 2025/1/23https://t.co/qEJKV80pIz pic.twitter.com/Lv6lhxQdjq

— 加藤徹(KATO Toru) (@katotoru1963) January 19, 2025


司馬遷『史記』巻49・外戚世家第十九より
原漢文訳文(ChatGPTを活用)
竇太后,趙之清河觀津人也。呂太后時,竇姫以良家子入宮侍太后。 太后出宮人以賜諸王,各五人,竇姫與在行中。竇姫家在清河,欲如趙近家,請其主遣宦者吏: 「必置我籍趙之伍中。」 宦者忘之,誤置其籍代伍中。籍奏,詔可,當行。竇姫涕泣,怨其宦者,不欲往,相彊,乃肯行。 竇太后は、趙国清河郡観津県(かんしんけん。現在の河北省衡水市武邑県東部)の人である。 呂太后(前241-前180)の時代、竇姫は良家の娘として宮中に入り、太后に仕えていた。 太后は宮女を諸王に分け与え、それぞれ五人ずつ賜ったが、竇姫もその中に含まれていた。 竇姫の家は清河にあり、趙国が家に近いので、趙国へ行くことを望み、宦官(役人。前漢時代の「宦官」「宦者」は、必ずしも去勢者とは限らなかった)に「私は必ず趙国ゆきの名簿に入れてくださいね」と頼んだ。 しかし、宦官はうっかり忘れて、誤って彼女の名前を代国(現在の河北省張家口市あたり。当時の最果ての小国)行きの名簿に登録してしまった。 名簿が報告されると、詔が下され、代国へ行くことが決まった。竇姫は涙を流し、宦官を恨み、代国へ行くのを嫌がったが、説得されてようやく行くことを承諾した。
至代,代王獨幸竇姫,生女嫖,後生兩男。而代王王后生四男。先代王未入立為帝而王后卒。及代王立為帝,而王后所生四男更病死。 代国に到着すると、代王(後の第5代皇帝・文帝。前203-前157)は竇姫を特に寵愛した。 竇姫は娘の劉嫖(後の館陶公主。武帝の陳皇后の生母。生没年不詳)を産み、その後、二人の男子を産んだ。 一方、代王の正妃は四人の男子を産んだが、代王が皇帝として即位する前にその正妃は亡くなった。 そして、代王が皇帝(文帝)として即位(前180年)すると、正妃の産んだ四人の男子は皆病死してしまった。
孝文帝立數月,公卿請立太子,而竇姫長男最長,立為太子。立竇姫為皇后,女嫖為長公主。其明年,立少子武為代王,已而又徙梁,是為梁孝王。
文帝が即位して数か月後、公卿たちは太子を立てることを請願した。 竇姫の長男(劉啓。後の景帝。前188-前141)が最年長であったため、彼が太子に立てられた。竇姫は皇后に立てられ、娘の劉嫖は長公主となった。 その翌年、末子の劉武が代王に立てられ、その後さらに梁に遷され、梁孝王となった。
竇皇后親蚤卒,葬觀津。於是薄太后乃詔有司,追尊竇后父為安成侯,母曰安成夫人。令清河置園邑二百家,長丞奉守,比靈文園法。
竇皇后の親は若くして亡くなり、観津に葬られていた。そこで薄太后は有司に命じて、竇皇后の父を安成侯に追尊し、母を安成夫人と呼ぶようにした。 また、清河に園邑(供養のための土地)を二百家置き、長と丞を配置して奉仕させ、霊文園の制度に倣わせた。
竇皇后兄竇長君,弟曰竇廣國,字少君。少君年四五歳時,家貧,為人所略賣,其家不知其處。 傳十餘家,至宜陽,為其主入山作炭,(寒)[暮]臥岸下百餘人,岸崩,盡壓殺臥者,少君獨得脱,不死。 自卜數日當為侯,從其家之長安。聞竇皇后新立,家在觀津,姓竇氏。廣國去時雖小,識其縣名及姓,又常與其姉採桑墮,用為符信,上書自陳。 竇皇后の兄は竇長君で、弟は竇広国、字は少君と言った。竇少君(竇広国)が四、五歳だったころ、家は貧しく、人に略取されて売られ、家族はその所在を知らなかった。 少君は十数軒に渡って転売された。宜陽にたどり着き、主人に従って山で炭焼きに従事した。 ある晩、百人余りとともに岸の下で寝ていたところ、岸が崩れて皆が押し潰されたが、少君だけが脱出して九死に一生を得た。 彼は自ら占い、自分が数日後に侯となる運命だと知り、家族を探して長安に向かった。 竇皇后が新たに立てられたことを聞いた。皇后の実家は観津にあり、姓が竇であった。 竇広国は幼少期の記憶で郡の名前や姓を覚えており、またいつも姉と一緒に桑の実を拾っていた記憶もあった。手紙を書いて、みずからの身の上を陳述した。
竇皇后言之於文帝,召見,問之,具言其故,果是。又復問他何以為驗? 對曰:「姉去我西時,與我決於傳舍中,丐沐沐我,請食飯我,乃去。」於是竇后持之而泣,泣涕交下。侍御左右皆伏地泣,助皇后悲哀。乃厚賜田宅金錢,封公昆弟,家於長安。
竇皇后は文帝にこれを伝え、竇広国を召し出して面会した。 彼が詳細を話すと、どれも事実だった。さらに他に証拠がないかどうか、たずねると、彼は言った。 「姉さんが私を置いて西へ行ったとき、駅舎で私の髪を米のとぎ汁で洗ってくれて、ご飯を食べさせてくれて、そのあと分かれました」。 竇皇后は、生き別れた弟だとわかり、手を握って涙を流した。 左右の侍者たちも伏してもらい泣きした。 その後、弟には田宅や金銭が豊かに与えられ、長安に居住することとなった。
絳侯、灌將軍等曰:「吾屬不死,命乃且縣此兩人。兩人所出微,不可不為擇師傅賓客,又復效呂氏大事也。」於是乃選長者士之有節行者與居。竇長君、少君由此為退讓君子,不敢以尊貴驕人。
(高祖劉邦の死後、呂后の専横で苦労した、前漢の功臣である)絳侯(周勃=しゅうぼつ。?-前169)や灌将軍(灌嬰=かんえい。?-前176)らは言った。 「我々が畳の上で死ねるかどうかは、皇后陛下の兄と弟しだいだ。二人とも出自は卑しい。師傅や賓客を慎重に選ばねば。さもないと呂太后の再来になっちまうぞ」と語った。 そのため、品行の良い人物を選び、皇后の兄と弟の二人と共に暮らさせた。竇長君と少君はこれにより謙虚な人物となり、尊貴な立場を誇ることはなかった。
竇皇后病,失明。文帝幸邯鄲慎夫人、尹姫,皆毋子。 孝文帝崩,孝景帝立,乃封廣國為章武侯。長君前死,封其子彭祖為南皮侯。 呉楚反時,竇太后從昆弟子竇嬰,任侠自喜,將兵,以軍功為魏其侯。竇氏凡三人為侯。 竇皇后は病を患い、失明した。文帝の寵愛は邯鄲慎夫人や尹姫に移ったが、いずれも子供は産まなかった。 (前157年に)文帝が崩じ、(文帝と竇太后のあいだの子である)景帝が即位すると、竇広国は章武侯に封じられた。 竇長君はそれ以前に亡くなっており、その子である彭祖が南皮侯に封じられた。 呉楚七国の乱(前154年)の際、竇太后の年下のいとこである竇嬰は侠気を好み軍を率いて戦い、軍功により魏其侯に封じられた。かくて、竇一族からは、あわせて三人が侯となった。
竇太后好黄帝、老子言,帝及太子諸竇不得不讀黄帝、老子,尊其術。 竇太后は、黄帝(asahi20201008.html#01)と老子(asahi20241010.html#01)の言説(黄老思想)を好んだ。景帝や太子、および竇一族の者たちも、黄老思想の書を学びその術策を学ばざるを得なかった。
竇太后後孝景帝六歳(建元六年)崩,合葬霸陵。遺詔盡以東宮金錢財物賜長公主嫖。 竇太后は、息子である景帝が死去してから六年後(建元六年。前135年)に崩じ、文帝の霸陵に合葬された。遺言により、東宮の金銭と財宝はすべて長公主・劉嫖に与えられた。
○略年表
○その他


杜甫 詩聖とたたえられた社会派の詩人
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-lHLN4153FdrpAVpjzlMqDQ

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明
○略年表  杜甫(712-770)の同時代人


○その他


朱子 東アジアの官学を創出した儒学者
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-kgUEK_915OS1eapuID9pCZ

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明
○略年表
 同時代人


○その他


張献忠 無差別大量殺人の残虐な反逆者
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-mGBkEGJd2_1qsXi1gTLh1r

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明

○張献忠(1606-46)の同時代人

○略年表
張献忠の事跡は、正史『明史』巻309・列伝197や、『蜀碧』(しょくへき。平凡社東洋文庫『蜀碧・嘉定屠城紀略・揚州十日記』に日本語訳を収録)に詳しい。
参考 https://zh.wikisource.org/zh-hans/明史/卷309

○その他


張作霖 馬賊あがりの奉天派軍閥の総帥
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-nczlPwzwL2_YGLD8q70-E8

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明

○略年表
張作霖の同時代人


○その他


【参考】 今まで取り上げた人物
★講座の実施日順
  1. 秦の始皇帝
  2. 前漢の高祖・劉邦
  3. 宋の太祖・趙匡胤
  4. 清末の西太后
  5. 中華人民共和国の毛沢東
  6. 共通祖先の作り方 黄帝
  7. 東アジアに残した影響 漢の武帝
  8. インフラ化した姓 後漢の光武帝
  9. 汚れた英雄のクリーニング 唐の太宗
  10. 史上最強の引き締めの結末 明の洪武帝
  11. 打ち破れなかった2つのジンクス 蒋介石
  12. パワーゲーマーの栄光と転落 唐の玄宗
  13. 織田信長もあこがれた古代の聖王 周の文王
  14. 「19浪」の苦節をのりこえた覇者 晋の文公
  15. 早すぎた世界帝国 元のクビライ
  16. 中国統治の要道を示した大帝 康煕帝
  17. 21世紀の中国をデザイン ケ小平
  18. 魏の曹操 漢・侠・士の男の人間関係
  19. 殷の紂王 酒池肉林の伝説の虚と実
  20. 斉の桓公 中国史上最初の覇者
  21. 唐の武則天 中国的「藩閥」政治の秘密
  22. 清の乾隆帝 世界の富の三割を握った帝王
  23. 周恩来 失脚知らずの不倒翁
  24. 古代の禹王 中華文明の原体験
  25. 蜀漢の諸葛孔明 士大夫の典範
  26. 宋の徽宗 道楽をきわめた道君皇帝
  27. 明の永楽帝 世界制覇の見果てぬ夢
  28. 清の李鴻章 老大国をささえた大男
  29. 臥薪嘗胆の復讐王・勾践
  30. 始皇帝をつくった男・呂不韋
  31. 劉邦をささえた宰相・蕭何
  32. チンギス・カンの側近・耶律楚材
  33. 大元帥になった国際人・孫文
  34. 清と満洲国の末代皇帝・溥儀
  35. 太古の堯と舜 「昭和」の出典になった伝説の聖天子
  36. 蜀漢の劉備 「負け太り」で勝ち抜いた三国志の英雄
  37. 明の万暦帝 最後の漢民族系王朝の最後の繁栄
  38. 袁世凱 83日間で消えた「中華帝国」の「洪憲皇帝」
  39. 劉少奇 21世紀も終わらない毛沢東と劉少奇の闘争
  40. 楚の荘王――初めは飛ばず鳴かずだった覇者
  41. 斉の孟嘗君――鶏鳴狗盗の食客を活用した戦国の四君
  42. 呉の孫権――六朝時代を創始した三国志の皇帝
  43. 梁の武帝――ダルマにやりこめられた皇帝菩薩
  44. 南唐の李U――李白と並び称せられる詩人皇帝
  45. 台湾の鄭成功――大陸反攻をめざした日中混血の英雄
  46. 趙の藺相如――国を守った刎頸の交わり
  47. 前秦の苻堅――民族融和を信じた帝王の悲劇
  48. 北魏の馮太后――欲深き事実上の女帝
  49. 隋の煬帝――日没する処の天子の真実
  50. 明の劉瑾――帝位をねらった宦官
  51. 林彪――世界の中国観を変えた最期
  52. 項羽――四面楚歌の覇王
  53. 司馬仲達――三国志で最後に笑う者
  54. 太武帝――天下を半分統一した豪腕君主
  55. 憑道――五朝八姓十一君に仕えた不屈の政治家
  56. チンギス・カン――子孫は今も1600万人
  57. 宋美齢――英語とキリスト教と蒋介石
  58. 平原君―食客とともに乱世を戦う
  59. 陳平―漢帝国を作った汚い政治家
  60. 秦檜―最も憎まれた和平主義者
  61. 曽国藩―末世を支えた栄光なき英雄
  62. 汪兆銘―愛国者か売国奴か
  63. 江青―女優から毛沢東夫人へ
  64. 孔子 東洋の文明をデザインした万世の師表
  65. 司馬遷 司馬遼太郎が心の師とした歴史の父
  66. 玄奘 孫悟空の三蔵法師のモデルはタフガイ
  67. 李白 酒と旅を愛した詩人の謎に満ちた横顔
  68. 岳飛 中華愛国主義のシンボルとなった名将
  69. 魯迅 心の近代化をはかった中国の夏目漱石
  70. 扁鵲 超人的な医術を駆使した伝説の名医
  71. 孟子 仁義と王道政治を説いた戦国の亜聖
  72. 達磨 中国禅宗の祖師はインド人の仏教僧
  73. 白居易 清少納言と紫式部の推しの大詩人
  74. 鄭和 大航海時代を開いたムスリムの宦官
  75. 李小龍 哲学と映画に心血を注いだ武術家
  76. 夏姫 衰えぬ美貌で多くの君臣と関係した美魔女
  77. 孫子 戦争哲学を説いた春秋と戦国の二人の孫子
  78. 張騫 武帝の命令で西域を探検した前漢の冒険家
  79. 慧能 日本・中国・韓国・ベトナムの禅僧の源流
  80. 洪秀全 清末の太平天国の乱を起したカルト教祖
  81. 梅蘭芳 毛沢東が「私より有名だ」と言った名優
  82. 趙飛燕 ― 妹とともに皇帝を虜にした舞姫
  83. 阮籍 ― 三国志の乱世を生きた竹林の七賢
  84. 後周の世宗 ― 五代一の名君となった養子
  85. 魏忠賢 ― 明王朝を傾けた史上最悪の宦官
  86. ダライ・ラマ5世 ― チベット統一の英主
  87. 林則徐 ― アヘン戦争で善戦した欽差大臣
  88. 伍子胥――祖国を滅ぼし死屍に鞭打った復讐者
  89. 冒頓単于――東ユーラシアのもう一人の始皇帝
  90. 鳩摩羅什――日本人が読むお経を作った訳経僧
  91. 郭子儀――中国を滅亡から救った遅咲きの名将
  92. 蘇軾――書道と豚の角煮でも有名な文豪政治家
  93. 李徳全――平塚らいてうとも対談した女性大臣
  94. 屈 原 毛沢東が田中角栄に本を渡した意味
  95. 朱全忠 中世と貴族制を終わらせた反逆者
  96. 李清照 戦争に引き裂かれたおしどり夫婦
  97. マルコ・ポーロ 世界史を変えた大旅行家
  98. 王陽明 知識と実行は一体と説いた思想家
  99. 順治帝 中国本土を征服した皇帝の死の謎
  100. 老子 行方知れずになったタオイズムの開祖
  101. 張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者
  102. 鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム
  103. 北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝
  104. 朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人
  105. 老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死
  106. 張良 劉邦の天下取りをささえた名軍師
  107. 竇皇后 前漢の基礎を確立した影の主役
  108. 杜甫 詩聖とたたえられた社会派の詩人
  109. 朱子 東アジアの官学を創出した儒学者
  110. 張献忠 無差別大量殺人の残虐な反逆者
  111. 張作霖 馬賊あがりの奉天派軍閥の総帥

★時代順
先秦時代(三皇五帝、夏・殷・周、春秋・戦国)
  1. 共通祖先の作り方 黄帝
  2. 太古の堯と舜 「昭和」の出典になった伝説の聖天子
  3. 古代の禹王 中華文明の原体験
  4. 殷の紂王 酒池肉林の伝説の虚と実
  5. 織田信長もあこがれた古代の聖王 周の文王
  6. 斉の桓公 中国史上最初の覇者
  7. 「19浪」の苦節をのりこえた覇者 晋の文公
  8. 夏姫 衰えぬ美貌で多くの君臣と関係した美魔女
  9. 楚の荘王――初めは飛ばず鳴かずだった覇者
  10. 孫子 戦争哲学を説いた春秋と戦国の二人の孫子
  11. 老子 行方知れずになったタオイズムの開祖
  12. 孔子 東洋の文明をデザインした万世の師表
  13. 伍子胥――祖国を滅ぼし死屍に鞭打った復讐者
  14. 扁鵲 超人的な医術を駆使した伝説の名医
  15. 臥薪嘗胆の復讐王・勾践
  16. 孟子 仁義と王道政治を説いた戦国の亜聖
  17. 屈原 毛沢東が田中角栄に本を渡した意味
  18. 斉の孟嘗君――鶏鳴狗盗の食客を活用した戦国の四君
  19. 平原君―食客とともに乱世を戦う
  20. 趙の藺相如――国を守った刎頸の交わり
秦・漢・三国(漢末)
  1. 秦の始皇帝
  2. 始皇帝をつくった男・呂不韋
  3. 前漢の高祖・劉邦
  4. 項羽――四面楚歌の覇王
  5. 劉邦をささえた宰相・蕭何
  6. 張良 劉邦の天下取りをささえた名軍師
  7. 陳平―漢帝国を作った汚い政治家
  8. 冒頓単于――東ユーラシアのもう一人の始皇帝
  9. 竇皇后 前漢の基礎を確立した影の主役
  10. 東アジアに残した影響 漢の武帝
  11. 張騫 武帝の命令で西域を探検した前漢の冒険家
  12. 司馬遷 司馬遼太郎が心の師とした歴史の父
  13. 趙飛燕 ― 妹とともに皇帝を虜にした舞姫
  14. インフラ化した姓 後漢の光武帝
  15. 張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者
  16. 魏の曹操 漢・侠・士の男の人間関係
  17. 蜀漢の劉備 「負け太り」で勝ち抜いた三国志の英雄
  18. 蜀漢の諸葛孔明 士大夫の典範
  19. 司馬仲達――三国志で最後に笑う者
  20. 呉の孫権――六朝時代を創始した三国志の皇帝
魏晋南北朝(五胡十六国時代、六朝時代)
  1. 阮籍 ― 三国志の乱世を生きた竹林の七賢
  2. 前秦の苻堅――民族融和を信じた帝王の悲劇
  3. 鳩摩羅什――日本人が読むお経を作った訳経僧
  4. 北魏の太武帝――天下を半分統一した豪腕君主
  5. 北魏の馮太后――欲深き事実上の女帝
  6. 梁の武帝――ダルマにやりこめられた皇帝菩薩
  7. 達磨 中国禅宗の祖師はインド人の仏教僧
隋・唐から宋・元
  1. 隋の煬帝――日没する処の天子の真実
  2. 汚れた英雄のクリーニング 唐の太宗
  3. 玄奘 孫悟空の三蔵法師のモデルはタフガイ
  4. 唐の武則天 中国的「藩閥」政治の秘密
  5. 慧能 日本・中国・韓国・ベトナムの禅僧の源流
  6. パワーゲーマーの栄光と転落 唐の玄宗
  7. 鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム
  8. 郭子儀――中国を滅亡から救った遅咲きの名将
  9. 李白 酒と旅を愛した詩人の謎に満ちた横顔
  10. 杜甫 詩聖とたたえられた社会派の詩人
  11. 白居易 清少納言と紫式部の推しの大詩人
  12. 朱全忠 中世と貴族制を終わらせた反逆者
  13. 憑道――五朝八姓十一君に仕えた不屈の政治家
  14. 後周の世宗 ― 五代一の名君となった養子
  15. 南唐の李U――李白と並び称せられる詩人皇帝
  16. 宋の太祖・趙匡胤
  17. 北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝
  18. 蘇軾――書道と豚の角煮でも有名な文豪政治家
  19. 宋の徽宗 道楽をきわめた道君皇帝
  20. 李清照 戦争に引き裂かれたおしどり夫婦
  21. 秦檜―最も憎まれた和平主義者
  22. 岳飛 中華愛国主義のシンボルとなった名将
  23. 朱子 東アジアの官学を創出した儒学者
  24. チンギス・カン――子孫は今も1600万人
  25. チンギス・カンの側近・耶律楚材
  26. 早すぎた世界帝国 元のクビライ
  27. マルコ・ポーロ 世界史を変えた大旅行家
明・清
  1. 史上最強の引き締めの結末 明の洪武帝
  2. 明の永楽帝 世界制覇の見果てぬ夢
  3. 鄭和 大航海時代を開いたムスリムの宦官
  4. 明の劉瑾――帝位をねらった宦官
  5. 王陽明 知識と実行は一体と説いた思想家
  6. 明の万暦帝 最後の漢民族系王朝の最後の繁栄
  7. 魏忠賢 ― 明王朝を傾けた史上最悪の宦官
  8. 朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人
  9. 張献忠 無差別大量殺人の残虐な反逆者
  10. ダライ・ラマ5世 ― チベット統一の英主
  11. 台湾の鄭成功――大陸反攻をめざした日中混血の英雄
  12. 順治帝 中国本土を征服した皇帝の死の謎
  13. 中国統治の要道を示した大帝 康煕帝
  14. 清の乾隆帝 世界の富の三割を握った帝王
  15. 林則徐 ― アヘン戦争で善戦した欽差大臣
  16. 曽国藩―末世を支えた栄光なき英雄
  17. 洪秀全 清末の太平天国の乱を起したカルト教祖
  18. 清の李鴻章 老大国をささえた大男
  19. 清末の西太后
  20. 清と満洲国の末代皇帝・溥儀
民国・中華人民共和国
  1. 大元帥になった国際人・孫文
  2. 袁世凱 83日間で消えた「中華帝国」の「洪憲皇帝」
  3. 張作霖 馬賊あがりの奉天派軍閥の総帥
  4. 魯迅 心の近代化をはかった中国の夏目漱石
  5. 汪兆銘―愛国者か売国奴か
  6. 打ち破れなかった2つのジンクス 蒋介石
  7. 中華人民共和国の毛沢東
  8. 梅蘭芳 毛沢東が「私より有名だ」と言った名優
  9. 李徳全――平塚らいてうとも対談した女性大臣
  10. 周恩来 失脚知らずの不倒翁
  11. 宋美齢――英語とキリスト教と蒋介石
  12. 老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死
  13. 劉少奇 21世紀も終わらない毛沢東と劉少奇の闘争
  14. 21世紀の中国をデザイン ケ小平
  15. 林彪――世界の中国観を変えた最期
  16. 江青―女優から毛沢東夫人へ
  17. 李小龍 哲学と映画に心血を注いだ武術家

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