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中国歴史人物列伝 7

最新の更新2024年8月7日   最初の公開2024年8月7日

  1. 10/10木曜 老子 行方知れずになったタオイズムの開祖
  2. 10/31木曜 張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者
  3. 11/14木曜 鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム
  4. 11/28木曜 北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝
  5. 12/12木曜 朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人
  6. 12/26木曜 老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死
  7. 参考 今までとりあげた人物 実施順 時代順
以下、https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7295345より引用。引用開始
 歴史を理解することは、人間を理解すること。ヒストリー(歴史)とストーリー(物語)は、もとは同じ言葉でした。中国の伝統的な「紀伝体」の歴史書も、個々人の伝記を中心とした文学作品でした。
 本講座では、日本にも大きな影響を残した中国史上の人物をとりあげ、運や縁といった個人の一回性の生きざまと、社会学的な法則や理論など普遍的な見地の両面から、人生を紹介します。豊富な図像を使い、予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。(講師・記)


老子 行方知れずになったタオイズムの開祖
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-maeWeX63Z1yb4qc6ipTMeZ

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明
○略年表 ○その他

以下は『老子』という書物についての補足。
cf.20190110.html#03
 『老子』は、『荘子』『列子』と並ぶ道家思想の古典。二巻、八一章、約五〇〇〇字で、それほど長くない。語彙も文体もやさしいが思想的には深い。また、南方の大河を示す「江」という単語を除き、固有名詞が出てこないのも特徴である。
 説話では老子の著とされるが、実際には、戦国時代の世代累積型集団創作的な道家思想の言説を、前漢の始めのころにまとめたものとされる。
 内容理解の鍵となる言葉は、以下のとおりである。形而上学的な思考と、世俗的な処世術がつながっているのが特徴である。
道・・・英語ではTaoと言う。日本語では「みち」。老子の「道」は、宇宙的な天然自然の理法であり、自然の一部である人間もそれに従うべきだ、と考えられている。
足るを知る・・・欲望に歯止めをかけ、自分を他人と比較せず、世の中に絶対的なものはなく相対的なものばかりであることを諦観する。
無為自然・・・「有為」や「人工」の対概念。あるがままがよい、人間の浅知恵や作為で介入するのはよくない、という考え方。
処世術・・・「韜光養晦(とうこうようかい)」「卑弱謙下」を旨とし、水のように柔軟でへりくだる処世術を推奨する。
逆説・・・しばしば逆説的なレトリックを好む。
小国寡民・・・大きな政府を否定し、原始的で素朴な小規模村落共同体を理想とする。

 一般的には、孔子の儒教はエリート主義的・現実主義的だが、老子は弱者に寄り添う隠遁者的だ、と思われている。しかし、よく読むと『老子』も非常に中国的であり、以下の点では『論語』と共通する。
・「神」ではなく「聖人」が出てくる
・死後の世界や宇宙論への関心は薄い
・形式論理よりも具体的な比喩を多用
・政治のあり方について積極的に提言
・レトリック的には『荘子』や『韓非子』ほどには巧みではない。

〇『老子』選読
第一章
 道可道、非常道。名可名、非常名。無名天地之始、有名萬物之母。故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼。此兩者同出而異名。同謂之玄。玄之又玄、衆妙之門。
 道(みち)の道とすべきは、常(つね)の道に非(あら)ず。名(な)の名とすべきは、常の名に非ず。名無きは天地の始めにして、名有るは万物(ばんぶつ)の母なり。故に常に無(む)は以(もっ)て其(そ)の妙(みょう)を観(み)んと欲(ほっ)し、常に有は以て其の徼(きょう)を観んと欲す。此の両者、同じきより出(い)でて名を異(こと)にす。同じきは之を玄(げん)と謂(い)う。玄の又玄、衆妙の門なり。
 「道」とみなせる道は、本当の道ではない。名づけることのできる「名」は、本当の名ではない。名が無い状態が天地の始めであり、名が有る状態が万物の母である。まことに「永遠に欲望が無い者には『妙』が見えるが、永遠に欲望にしばられる者には末端しか見えない」。この両者は同じものから出てくるにもかかわらず、名を異にする。この同じものを「玄」と言う。玄のまた玄なるものは、衆妙の門である。
cf.Taoism、非即の論理・即非の論理

第二章
 天下皆知美之爲美、斯惡已。皆知善之爲善、斯不善已。故有無相生、難易相成、長短相形、高下相傾、音聲相和、前後相隨。是以聖人、處無爲之事、行不言之教。萬物作焉而不辭、生而不有、爲而不恃、功成而弗居。夫唯弗居、是以不去。
 天下、皆、美(び)の美為(た)るを知る、斯(こ)れ悪(あく)なるのみ。皆、善(ぜん)の善為るを知る、斯れ不善なるのみ。故に有無(うむ)相(あい)生(しょう)じ、難易(なんい)相成り、長短相形(あらわ)れ、高下相傾き、音声相和し、前後相随う。是(ここ)を以て聖人は、無為の事に処(お)り、不言の教えを行なう。万物作(おこ)りて辞せず、生じて有せず、為(な)して恃(たの)まず、功成りて居らず。夫(そ)れ唯(ただ)居らず、是を以て去らず。
 天下の人がみな美が美であることを知る。これこそ、みにくいことだ。みなが、善が善であると知る。これこそ、不善なことだ。まことに、有無は互いに生じ、難易は互いに生まれ、長短は互いにあらわれ、高下は互いにはっきりし、音声は互いに和し、前後は互いにくっついている。それゆえに聖人は、無為の事におり、不言の教えを行うので、万物は働かされても労苦を厭わない。聖人は作っても所有せず、為しても恩を着せず、功を立てても居座らない。そもそもはじめから居座らぬからこそ、その地位を去ることもないのだ。
第六章
 谷神不死。是謂玄牝。玄牝之門。是謂天地根。綿綿若存、用之不勤。
 谷神(こくしん)は死せず。是(こ)れを玄牝(げんぴん)と謂(い)う。玄牝の門、是れを天地の根(こん)と謂う。綿綿として存するが若(ごと)く、之(これ)を用うれども勤(つ)きず。
 谷神(こくしん)は死なない。これを玄牝(げんぴん)と言う。玄牝の門、これを天地の根と言う。綿々と存続するようであり、いくら用いても尽き果てることはない。

第八章
 上善若水。水善利萬物而不爭。處衆人之所惡。故幾於道。居善地、心善淵、與善仁、言善信、正善治、事善能、動善時。夫唯不爭、故無尤。
 上善(じょうぜん)は水の若し。水は善く万物を利して争わず。衆人の悪(にく)む所に処(お)る。故に道に幾(ちか)し。(以下略)
 上級の善は水のようだ。水は万物に利益を与えてくれるが、万物と功を争わない。みながにくむ、低い場所へ、低い場所へと居続ける。だから道に近い存在と言える。

第九章
 持而盈之、不如其已。揣而鋭之、不可長保。金玉滿堂、莫之能守。富貴而驕、自遺其咎。功成名遂身退、天之道。
 持(じ)して之を盈(み)たすは、其の已(や)めんに如(し)かず。揣(きた)えて之を鋭くするは、長く保つべからず。金玉(きんぎょく)堂(どう)に満つれば、之を能(よ)く守る莫(な)し。富貴(ふうき)にして驕れば、自(みずか)ら其の咎(とが)を遺(のこ)す。功成り名遂げて身退くは、天の道なり。
 満ちた状態を持続させるのは、やめた方がよい。刃を鋭くしても、その状態は長くは保てない。黄金や宝玉が堂宇に満ちれば、守りきれない。富貴で傲慢になれば、おのずと咎(とが)を残すことになる。功名を遂げたら身を退けるのが、天の道である。

第十八章 
 大道廢、有仁義。智惠出、有大僞。六親不和、有孝慈。國家昬亂、有忠臣。
 大道(だいどう)廃(すた)れて、仁義有(あ)り。智恵出(い)でて、大偽(たいぎ)有り。六親(りくしん)和(わ)せずして、孝慈有り。国家昏乱して、忠臣有り。
 大道が廃れ、仁義があらわれる。知恵が出て、大偽があらわれる。六親が不和のとき、孝子があらわれる。国家が混乱するとき、忠臣があらわれる。
cf.「英雄がいない国は不幸だ」・・・「違うぞ、英雄を必要とする国が不幸だ」(ブレヒト)

第二十五章
 有物混成、先天地生。寂兮寥兮。獨立而不改、周行而不殆。可以爲天下母。吾不知其名。字之曰道。強爲之名曰大。大曰逝。逝曰遠。遠曰反。故道大。天大。地大。王亦大。域中有四大、而王居其一焉。人法地、地法天、天法道、道法自然。
 物有り、混成し、天地に先だちて生ず。寂(せき)たり寥(りょう)たり。独立して改めず、周行して殆(とど)まらず。以て天下の母為(た)るべし。吾、其の名を知らず。之に字(あざな)して道という。強(し)いて之に名づけて大と曰(い)う。大を逝(せい)と曰い、逝を遠と曰い、遠を反(はん)と曰う。故に道は大なり。天は大なり。地は大なり。王も亦た大なり。域中に四大あり、而うして王はその一に居る。人は地に法(のっと)り、地は天に法り、天は道に法り、道は自然に法る。
 ある「物」が混成し、天地に先だって生じた。それは寂寞(せきばく)寥々(りょうりょう)として、独立不変、周行しても力が衰えることはなく、この世界の「母」となることができた。私たちはその名前を知らないが、仮に「道」というあざなを付ける。しいて名前をつければ「大」と言う。「大」は「行く」ことであり、「行く」ことは「遠ざかる」ことであり、「遠ざかる」ことは「反る」ことである。それゆえ、道は大、天も大、地も大、「王」も大である。世界に四つの「大」があり、「王」はその一つを占めている。人は地にのっとり、地は天にのっとり、天は道にのっとり、道は「自然」にのっとる。
第四十七章
 不出戸、知天下、不闚牖、見天道。其出彌遠、其知彌少。是以聖人不行而知、不見而名、不爲而成。
 戸を出でずして天下を知り、牖(まど)より闚(うかが)わずして天道を見る。其の出づること弥いよ遠ければ、其の知ること弥いよ少し。是を以て聖人は行かずして知り、見ずして名(あきらか)に、為さずして成る。
 戸外に出ることなく天下を知り、窓からのぞかずに天道を見る。出てゆくことが遠ければ遠いほど、知ることは少なくなる。それゆえ聖人は行かずに知り、見ずして名づけ、為さずして成る。

第六十三章
 爲無爲、事無事、味無味。大小多少、報怨以徳。圖難於其易、爲大於其細。天下難事必作於易、天下大事必作於細。是以聖人終不爲大。故能成其大。夫輕諾必寡信、多易必多難。是以聖人猶難之。故終無難。
 無為を為(な)し、無事(ぶじ)を事とし、無味を味わえ。小を大とし少を多とし、怨(うら)みに報ゆるに徳を以てす。難きを其の易(やす)きに図(はか)り、大を其の細に作(な)す。天下の難事は必ず易きより作(おこ)り、天下の大事は必ず細より作る。是を以て聖人は終(つい)に大を為さず。故に能く其の大を成す。それ軽諾(けいだく)は必ず信寡(すくな)く、易きこと多ければ必ず難きこと多し。是を以て聖人すら猶(なお)之(これ)を難(かた)しとす。故に終に難きこと無し。
 無為を為せ。無事を事とせよ。無味を味わえ。小を大とし少を多とせよ。怨みに報いるのに徳をもってせよ。困難は安易なところで解決を図れ、大事は細部で成し遂げよ。天下の難事は必ず簡単なことから起り、天下の大事は必ず些細なことから始まる。それゆえに聖人は、最後まで大事を為そうとせず、だからこそ大事を成し遂げる。およそ軽々しく承諾する者は必ず信用が少なく、安易に考えることが多いと必ず困難が増す。それゆえ、聖人でさえ困難とすることがらはある。かつ、だからこそ、最後は困難がなくなるのである。

第七十六章
 人之生也柔弱、其死也堅強。草木之生也柔脆、其死也枯槁。故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。是以兵強則滅、木強則折。強大處下、柔弱處上。
 人の生(い)くるや柔弱(じゅうじゃく)、其の死するや堅強(けんきょう)。草木(そうもく)の生くるや柔脆(じゅうぜい)、其の死するや枯槁(ここう)。故に堅強は死の徒(と)、柔弱は生の徒なり。是を以て兵強ければ則(すなわ)ち滅び、木強ければ則ち折らる。強大は下に処(お)り、柔弱は上に処る。
 生まれたばかりの人は柔弱であり、死ぬと堅強である。生きている草木は柔脆(じゅうぜい)であり、死ぬと枯れて固まる。ゆえに堅強なものは死の仲間であり、柔弱なものは生の仲間である。これゆえに、兵器は強すぎると勝てないし、木は強すぎると折れる。強大なものは下にあり、柔弱なものは上にある。

第八十章
 小國寡民、使有什伯之器而不用。使民重死而不遠徙。雖有舟轝、無所乗之、雖有甲兵、無所陳之。使民復結繩而用之、甘其食、美其服、安其居、樂其俗。鄰國相望、雞犬之聲相聞、民至老死不相往來。
 小国寡民(しょうこくかみん)には、什伯(じゅうはく)の器(うつわ)ありて而(しか)も用いざらしむ。民をして死を重んじて遠くに徙(うつ)らざらしむ。舟轝(しゅうよ)有りと雖(いえど)も之に乗る所無く、甲兵有りと雖も、之を陳(つらぬ)る所無し。民をして復(ま)た縄を結びて之を用いせしめ、其の食を甘しとし、その服を美とし、その居に安んじ、その俗を楽しましむ。隣国(りんごく)相望み、鶏犬(けいけん)の声相聞(あいき)こゆるも、民は老いて死するに至るまで相往来せず。
 国を小さくし民も少なくしよう。軍隊の兵器はあっても使わないようにさせ、民に死を重んじて遠くに移動させぬようにしよう。舟や車はあっても乗ることがなく、鎧や兵器があっても陳列する機会もないようにしよう。結縄(けつじょう)を復活させ人間を無文字時代に帰らせ、自分の食事をうまいと思い、自分の服を美しいと思い、自分の居場所に満足し、自分の日常を楽しむようにさせ、隣の国どうしが互いに見えて鶏や犬の声が互いに聞こえても、民が死ぬまで国境を往来することがないようにさせよう。
cf.丁抒(著)・森幹夫(訳)『人禍 1958~1962―餓死者2000万人の狂気』(学陽書房、1991)第21章 pp.280-281 安徽省の72歳の老人と、雲南省の中国残留日本人孤児の実例


張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-msjjFCK1PuBXKxsR3dHV-k

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明
○略年表 ○その他


鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-nCSRAyWKOcrOAoaZDn9gDE
参考 中国・江蘇省泰州市の寺院 https://x.com/katotoru1963/status/1849421442708066526

中国仏教の僧侶の読経は音楽的ですね。日本の寺と違って床は石なので、声の反響もいい。江蘇省泰州市の南山寺にて。 pic.twitter.com/zAhrY7nXek

— 加藤徹(KATO Toru) (@katotoru1963) October 24, 2024


○ポイント、キーワード
○辞書的な説明
○略年表
○その他


北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-k5oXErM8bdCZpbfZ7zIn4f

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明
○略年表
五代十国時代の「五代」
後梁(907年-923年) 後唐(923年-936年) 後晋(936年-946年) 後漢(947年-950年) 後周(951年-960年)
参考 五代十国から北宋にかけての人物
○その他


朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-kdQhkqR5Jab_OulJ4-83af

○ポイント、キーワード
  • 亡命中国人
    古来、祖国に対する複雑な思いを抱きながら海外に出る中国人は、多い。 日本に政治亡命した朱舜水は、海外に出た中国人にとって大先輩であり、象徴的存在であった。 魯迅 asahi20230413.html#06 も、自伝的な短編小説「藤野先生」の中で朱舜水に言及した。
    我就往仙台的医学専門学校去。
    従東京出発、不久便到一処駅站、写道:日暮里。不知怎地、我到現在還記得還名目。其次却記得水戸了、這是明的遺民朱舜水先生客死的地方。
    仙台是一个市鎮、并不大;冬天冷得利害;還没有中国的学生。
    で、仙台の医学専門学校へ行くことにした。東京を発ち、すぐにとある駅に着いた。日暮里と書いてあった。なぜか今もその名を覚えている。
    その次に覚えているのはもう水戸だけだ。明の遺民、朱舜水先生が客死された地だ。 仙台は町だが、さして大きくはなない。冬は寒さが厳しい。まだ中国からの学生はいなかった。
    注:魯迅の「藤野先生」は自伝ではなくて自伝的小説なので、フィクションや事実誤認がある。「日暮里」駅は造成中でまだ存在しなかった。 朱舜水が亡くなった地は江戸の水戸屋敷であり、現在の東京大学農学部の敷地内である。加藤徹著『漢文で知る中国 名言が教える人生の知恵』(NHK出版)参照。
    ○辞書的な説明

    ○略年表 ○その他


    老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死
    YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-nTNeVj9G7JURlnPan1Zcn5

    ○ポイント、キーワード
    ○辞書的な説明
    ○略年表 ○その他

  • 老子 行方知れずになったタオイズムの開祖
  • 張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者
  • 鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム
  • 北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝
  • 朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人
  • 老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死


    【参考】 今まで取り上げた人物
    ★講座の実施日順
    1. 秦の始皇帝
    2. 前漢の高祖・劉邦
    3. 宋の太祖・趙匡胤
    4. 清末の西太后
    5. 中華人民共和国の毛沢東
    6. 共通祖先の作り方 黄帝
    7. 東アジアに残した影響 漢の武帝
    8. インフラ化した姓 後漢の光武帝
    9. 汚れた英雄のクリーニング 唐の太宗
    10. 史上最強の引き締めの結末 明の洪武帝
    11. 打ち破れなかった2つのジンクス 蒋介石
    12. パワーゲーマーの栄光と転落 唐の玄宗
    13. 織田信長もあこがれた古代の聖王 周の文王
    14. 「19浪」の苦節をのりこえた覇者 晋の文公
    15. 早すぎた世界帝国 元のクビライ
    16. 中国統治の要道を示した大帝 康煕帝
    17. 21世紀の中国をデザイン ケ小平
    18. 魏の曹操 漢・侠・士の男の人間関係
    19. 殷の紂王 酒池肉林の伝説の虚と実
    20. 斉の桓公 中国史上最初の覇者
    21. 唐の武則天 中国的「藩閥」政治の秘密
    22. 清の乾隆帝 世界の富の三割を握った帝王
    23. 周恩来 失脚知らずの不倒翁
    24. 古代の禹王 中華文明の原体験
    25. 蜀漢の諸葛孔明 士大夫の典範
    26. 宋の徽宗 道楽をきわめた道君皇帝
    27. 明の永楽帝 世界制覇の見果てぬ夢
    28. 清の李鴻章 老大国をささえた大男
    29. 臥薪嘗胆の復讐王・勾践
    30. 始皇帝をつくった男・呂不韋
    31. 劉邦をささえた宰相・蕭何
    32. チンギス・カンの側近・耶律楚材
    33. 大元帥になった国際人・孫文
    34. 清と満洲国の末代皇帝・溥儀
    35. 太古の堯と舜 「昭和」の出典になった伝説の聖天子
    36. 蜀漢の劉備 「負け太り」で勝ち抜いた三国志の英雄
    37. 明の万暦帝 最後の漢民族系王朝の最後の繁栄
    38. 袁世凱 83日間で消えた「中華帝国」の「洪憲皇帝」
    39. 劉少奇 21世紀も終わらない毛沢東と劉少奇の闘争
    40. 楚の荘王――初めは飛ばず鳴かずだった覇者
    41. 斉の孟嘗君――鶏鳴狗盗の食客を活用した戦国の四君
    42. 呉の孫権――六朝時代を創始した三国志の皇帝
    43. 梁の武帝――ダルマにやりこめられた皇帝菩薩
    44. 南唐の李U――李白と並び称せられる詩人皇帝
    45. 台湾の鄭成功――大陸反攻をめざした日中混血の英雄
    46. 趙の藺相如――国を守った刎頸の交わり
    47. 前秦の苻堅――民族融和を信じた帝王の悲劇
    48. 北魏の馮太后――欲深き事実上の女帝
    49. 隋の煬帝――日没する処の天子の真実
    50. 明の劉瑾――帝位をねらった宦官
    51. 林彪――世界の中国観を変えた最期
    52. 項羽――四面楚歌の覇王
    53. 司馬仲達――三国志で最後に笑う者
    54. 太武帝――天下を半分統一した豪腕君主
    55. 憑道――五朝八姓十一君に仕えた不屈の政治家
    56. チンギス・カン――子孫は今も1600万人
    57. 宋美齢――英語とキリスト教と蒋介石
    58. 平原君―食客とともに乱世を戦う
    59. 陳平―漢帝国を作った汚い政治家
    60. 秦檜―最も憎まれた和平主義者
    61. 曽国藩―末世を支えた栄光なき英雄
    62. 汪兆銘―愛国者か売国奴か
    63. 江青―女優から毛沢東夫人へ
    64. 孔子 東洋の文明をデザインした万世の師表
    65. 司馬遷 司馬遼太郎が心の師とした歴史の父
    66. 玄奘 孫悟空の三蔵法師のモデルはタフガイ
    67. 李白 酒と旅を愛した詩人の謎に満ちた横顔
    68. 岳飛 中華愛国主義のシンボルとなった名将
    69. 魯迅 心の近代化をはかった中国の夏目漱石
    70. 扁鵲 超人的な医術を駆使した伝説の名医
    71. 孟子 仁義と王道政治を説いた戦国の亜聖
    72. 達磨 中国禅宗の祖師はインド人の仏教僧
    73. 白居易 清少納言と紫式部の推しの大詩人
    74. 鄭和 大航海時代を開いたムスリムの宦官
    75. 李小龍 哲学と映画に心血を注いだ武術家
    76. 夏姫 衰えぬ美貌で多くの君臣と関係した美魔女
    77. 孫子 戦争哲学を説いた春秋と戦国の二人の孫子
    78. 張騫 武帝の命令で西域を探検した前漢の冒険家
    79. 慧能 日本・中国・韓国・ベトナムの禅僧の源流
    80. 洪秀全 清末の太平天国の乱を起したカルト教祖
    81. 梅蘭芳 毛沢東が「私より有名だ」と言った名優
    82. 趙飛燕 ― 妹とともに皇帝を虜にした舞姫
    83. 阮籍 ― 三国志の乱世を生きた竹林の七賢
    84. 後周の世宗 ― 五代一の名君となった養子
    85. 魏忠賢 ― 明王朝を傾けた史上最悪の宦官
    86. ダライ・ラマ5世 ― チベット統一の英主
    87. 林則徐 ― アヘン戦争で善戦した欽差大臣
    88. 伍子胥――祖国を滅ぼし死屍に鞭打った復讐者
    89. 冒頓単于――東ユーラシアのもう一人の始皇帝
    90. 鳩摩羅什――日本人が読むお経を作った訳経僧
    91. 郭子儀――中国を滅亡から救った遅咲きの名将
    92. 蘇軾――書道と豚の角煮でも有名な文豪政治家
    93. 李徳全――平塚らいてうとも対談した女性大臣
    94. 屈 原 毛沢東が田中角栄に本を渡した意味
    95. 朱全忠 中世と貴族制を終わらせた反逆者
    96. 李清照 戦争に引き裂かれたおしどり夫婦
    97. マルコ・ポーロ 世界史を変えた大旅行家
    98. 王陽明 知識と実行は一体と説いた思想家
    99. 順治帝 中国本土を征服した皇帝の死の謎
    100. 老子 行方知れずになったタオイズムの開祖
    101. 張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者
    102. 鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム
    103. 北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝
    104. 朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人
    105. 老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死

    ★時代順
    先秦時代(三皇五帝、夏・殷・周、春秋・戦国)
    1. 共通祖先の作り方 黄帝
    2. 太古の堯と舜 「昭和」の出典になった伝説の聖天子
    3. 古代の禹王 中華文明の原体験
    4. 殷の紂王 酒池肉林の伝説の虚と実
    5. 織田信長もあこがれた古代の聖王 周の文王
    6. 斉の桓公 中国史上最初の覇者
    7. 「19浪」の苦節をのりこえた覇者 晋の文公
    8. 夏姫 衰えぬ美貌で多くの君臣と関係した美魔女
    9. 楚の荘王――初めは飛ばず鳴かずだった覇者
    10. 孫子 戦争哲学を説いた春秋と戦国の二人の孫子
    11. 老子 行方知れずになったタオイズムの開祖
    12. 孔子 東洋の文明をデザインした万世の師表
    13. 伍子胥――祖国を滅ぼし死屍に鞭打った復讐者
    14. 扁鵲 超人的な医術を駆使した伝説の名医
    15. 臥薪嘗胆の復讐王・勾践
    16. 孟子 仁義と王道政治を説いた戦国の亜聖
    17. 屈原 毛沢東が田中角栄に本を渡した意味
    18. 斉の孟嘗君――鶏鳴狗盗の食客を活用した戦国の四君
    19. 平原君―食客とともに乱世を戦う
    20. 趙の藺相如――国を守った刎頸の交わり
    秦・漢・三国(漢末)
    1. 秦の始皇帝
    2. 始皇帝をつくった男・呂不韋
    3. 項羽――四面楚歌の覇王
    4. 前漢の高祖・劉邦
    5. 劉邦をささえた宰相・蕭何
    6. 陳平―漢帝国を作った汚い政治家
    7. 冒頓単于――東ユーラシアのもう一人の始皇帝
    8. 東アジアに残した影響 漢の武帝
    9. 張騫 武帝の命令で西域を探検した前漢の冒険家
    10. 司馬遷 司馬遼太郎が心の師とした歴史の父
    11. 趙飛燕 ― 妹とともに皇帝を虜にした舞姫
    12. インフラ化した姓 後漢の光武帝
    13. 張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者
    14. 魏の曹操 漢・侠・士の男の人間関係
    15. 蜀漢の劉備 「負け太り」で勝ち抜いた三国志の英雄
    16. 蜀漢の諸葛孔明 士大夫の典範
    17. 司馬仲達――三国志で最後に笑う者
    18. 呉の孫権――六朝時代を創始した三国志の皇帝
    魏晋南北朝(五胡十六国時代、六朝時代)
    1. 阮籍 ― 三国志の乱世を生きた竹林の七賢
    2. 前秦の苻堅――民族融和を信じた帝王の悲劇
    3. 鳩摩羅什――日本人が読むお経を作った訳経僧
    4. 北魏の太武帝――天下を半分統一した豪腕君主
    5. 北魏の馮太后――欲深き事実上の女帝
    6. 梁の武帝――ダルマにやりこめられた皇帝菩薩
    7. 達磨 中国禅宗の祖師はインド人の仏教僧
    隋・唐から宋・元
    1. 隋の煬帝――日没する処の天子の真実
    2. 汚れた英雄のクリーニング 唐の太宗
    3. 玄奘 孫悟空の三蔵法師のモデルはタフガイ
    4. 唐の武則天 中国的「藩閥」政治の秘密
    5. 慧能 日本・中国・韓国・ベトナムの禅僧の源流
    6. パワーゲーマーの栄光と転落 唐の玄宗
    7. 鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム
    8. 郭子儀――中国を滅亡から救った遅咲きの名将
    9. 李白 酒と旅を愛した詩人の謎に満ちた横顔
    10. 白居易 清少納言と紫式部の推しの大詩人
    11. 朱全忠 中世と貴族制を終わらせた反逆者
    12. 憑道――五朝八姓十一君に仕えた不屈の政治家
    13. 後周の世宗 ― 五代一の名君となった養子
    14. 南唐の李U――李白と並び称せられる詩人皇帝
    15. 宋の太祖・趙匡胤
    16. 北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝
    17. 蘇軾――書道と豚の角煮でも有名な文豪政治家
    18. 宋の徽宗 道楽をきわめた道君皇帝
    19. 李清照 戦争に引き裂かれたおしどり夫婦
    20. 秦檜―最も憎まれた和平主義者
    21. 岳飛 中華愛国主義のシンボルとなった名将
    22. チンギス・カン――子孫は今も1600万人
    23. チンギス・カンの側近・耶律楚材
    24. 早すぎた世界帝国 元のクビライ
    25. マルコ・ポーロ 世界史を変えた大旅行家
    明・清
    1. 史上最強の引き締めの結末 明の洪武帝
    2. 明の永楽帝 世界制覇の見果てぬ夢
    3. 鄭和 大航海時代を開いたムスリムの宦官
    4. 明の劉瑾――帝位をねらった宦官
    5. 王陽明 知識と実行は一体と説いた思想家
    6. 明の万暦帝 最後の漢民族系王朝の最後の繁栄
    7. 魏忠賢 ― 明王朝を傾けた史上最悪の宦官
    8. 朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人
    9. ダライ・ラマ5世 ― チベット統一の英主
    10. 台湾の鄭成功――大陸反攻をめざした日中混血の英雄
    11. 順治帝 中国本土を征服した皇帝の死の謎
    12. 中国統治の要道を示した大帝 康煕帝
    13. 清の乾隆帝 世界の富の三割を握った帝王
    14. 林則徐 ― アヘン戦争で善戦した欽差大臣
    15. 曽国藩―末世を支えた栄光なき英雄
    16. 洪秀全 清末の太平天国の乱を起したカルト教祖
    17. 清の李鴻章 老大国をささえた大男
    18. 清末の西太后
    19. 清と満洲国の末代皇帝・溥儀
    民国・中華人民共和国
    1. 大元帥になった国際人・孫文
    2. 袁世凱 83日間で消えた「中華帝国」の「洪憲皇帝」
    3. 魯迅 心の近代化をはかった中国の夏目漱石
    4. 汪兆銘―愛国者か売国奴か
    5. 打ち破れなかった2つのジンクス 蒋介石
    6. 中華人民共和国の毛沢東
    7. 梅蘭芳 毛沢東が「私より有名だ」と言った名優
    8. 李徳全――平塚らいてうとも対談した女性大臣
    9. 周恩来 失脚知らずの不倒翁
    10. 宋美齢――英語とキリスト教と蒋介石
    11. 老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死
    12. 劉少奇 21世紀も終わらない毛沢東と劉少奇の闘争
    13. 21世紀の中国をデザイン ケ小平
    14. 林彪――世界の中国観を変えた最期
    15. 江青―女優から毛沢東夫人へ
    16. 李小龍 哲学と映画に心血を注いだ武術家

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