Meiji Mizutani Masahiro(水谷 正大) http://www.isc.meiji.ac.jp/~mizutani/

データを検索して集計する

ポイント

利用する関数と機能

関数名 記述 意味
VLOOKUPVLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, [検索の型]*) 指定された"範囲"の左端の列で"検索値"を検索し、"範囲"内の対応するセルの値を返す。

*)検索の型はTRUE または FALSE を指定する。省略した場合にはTRUEとみなされる。

注意1)検索される値は指定範囲の左端の列に入力されていなければならない。列番号は、指定範囲の左端の列を1、指定範囲の左端から2列を2,というように指定する。
注意2)比較する値が目的のデータと同じ列にある場合は、HLOOKUP 関数を使用する。
注意3)検索の型に、TRUE または「省略」すると、検索値 が見つからない場合に、検索値未満で最も大きい値が使用される。FALSE を指定すると、検索値 と完全に一致する値だけが検索され、見つからない場合は エラー値 #N/A が返される。

機能名 メニュー 意味
シートの集計*[データ][集計]*ワークシートの値を、数式を設定して各列のデータを集計したり、ツールを使用して、リスト内のデータを集計するレポートを生成したりする。

注意) OpenOfficeでは『小計』(Subtotal)と称し、メニュー [データ][小計] から選択する。


ここで利用する表データ:ad_step10.xls, ad_step03.xls
注意: Webブラウザ内で開かないで、一旦ダウンロードしてファイルとして保存してから、そのファイルをOpenしてください。

課題

  1. ファイルad_step10.xls で、売上に基づく人気ランキングを完成せよ。 vlookup関数を使った処理をする場合には、元データの格納法についての配慮が必要なことを理解しなさい。
  2. ファイルad_step03.xlsで、管理台帳のデータを検索して、売上管理表を完成させよう。
  3. 完成した表を使って、集計を行ってみよう。ここでは、商品名をもとにして各店ごとの売り上げ合計を求めてみる。
  4. まず、商品名で完成した表を昇順に並べ替える。 表の全範囲 A1 : K11 を選択した状態で、[データ][並べ替え]メニューを選ぶ。最優先のキーを「商品名」とし、昇順であることをチェックしてOK。
  5. ふたたび、全データ範囲を指定してから、[データ][集計]メニューを選ぶ。
  6. グループの基準に「商品名」、集計の方法に「合計」、集計するフィールドの「金額」を指定してOK。 すると全ての商品の商品別集計と総計が表示される。
  7. 集計表を解除するには[データ][集計]から、「すべて削除」ボタンを押す。作表したデータは失われずにそのままである。

研究