文字列操作
ポイント
- セルの文字列データを様々に加工・利用する。
- 学生番号から、クラス名を求める。
利用する関数と機能
関数名 | 記述 | 意味 |
---|---|---|
LEFT | LEFT(文字列, 文字数) | 文字列の先頭から指定された数の文字を返す。 |
表計算では次の文字列操作関数が使われている。
種類 | 関数 | 機能 |
---|---|---|
文字列の比較 | EXACT | 2 つの文字列が等しいかどうかをテスト |
LEN | 文字列の文字数を返す | |
MID | 文字列の指定した位置から指定した数の文字を返す | |
文字列や数値の変換 | CLEAN | 文字列からプリントできない文字を削除 |
DOLLAR | 数値を四捨五入し、ドル書式を設定した文字列に変換 | |
FIXED | 数値を四捨五入し、書式設定した文字列に変換 | |
LOWER | 文字列に含まれる英字をすべて小文字に変換 | |
PROPER | 文字列に含まれる英単語の先頭文字だけを大文字に変換 | |
T | 引数を文字列に変換 | |
TEXT | 数値を書式設定した文字列に変換 | |
TRIM | 文字列から余分なスペースを削除 | |
UPPER | 文字列に含まれる英字をすべて大文字に変換 | |
VALUE | 文字列を数値に変換 | |
YEN | 通貨書式 ¥(円) を使用して数値を文字列に変換 | |
文字列の検索 | CHAR | 数値をASCIIまたはJISコードの番号と見なし、それに対応する文字を返す |
CODE | 文字列の先頭文字に対応するASCIIまたはJISコードを返す | |
FIND | 指定した文字列を他の文字列の中で検索。大文字と小文字は区別 | |
LEFT | 文字列の先頭 (左端) から指定した数の文字を返す | |
RIGHT | 文字列の末尾 (右端) から指定した数の文字を返す | |
SEARCH | 指定した文字列を他の文字列の中で検索。大文字と小文字は区別 | |
文字列の置き換えと結合 | CONCATENATE | 複数の文字列を結合して 1 つの文字列にまとめる |
REPLACE | 文字列中の指定した数の文字を他の文字に置き換える | |
REPT | 文字列を指定された回数だけ繰り返して表示 | |
SUBSTITUTE | 文字列中の指定した文字を他の文字に置き換える | |
全角文字の使用 | ASC | 文字列の全角の英数カナ文字を半角文字に変換 |
JIS | 文字列の半角の文字を全角の英数カナ文字に変換 | |
FINDB | 指定した文字列を他の文字列の中で検索し、開始位置の数値をバイト単位で返す。大文字と小文字は区別 | |
LEFTB | 文字列の先頭 (左端) から指定したバイト数の文字を返す | |
LENB | 文字列のバイト数を返す | |
MIDB | 文字列の任意の位置から指定したバイト数の文字を返す | |
PHONETIC | ふりがなの文字列を返す | |
REPLACEB | 文字列中の指定されたバイト数の文字を他の文字に置き換える | |
RIGHTB | 文字列の末尾 (右端) から指定したバイト数の文字を返す | |
SEARCHB | 指定した文字列を他の文字列の中で検索し、その文字列が最初に現れる位置の文字番号をバイト単位で返す。大文字と小文字は区別 |
ここで利用する表データ:result.xls
課題
- 成績結果シートのクラスフィールドを完成する。
- 学生番号フィールドにある文字列の左から1文字目がクラス名でることに注意して、文字列操作関数 LEFT を使う。
- 全学生のクラス名を求めて、保存する。