Meiji Mizutani Masahiro(水谷 正大) http://www.isc.meiji.ac.jp/~mizutani/

マクロ(1) 操作の記録

表データに関する一連の操作をマクロとして記録し、記録した操作をマクロプログラムとして一気に実行させる。

ポイント

注意

利用する機能

機能 メニュー 意味
マクロ[ツール] [マクロ][新しいマクロの記録]Excelの操作手順を記録する
マクロセキュリティ[ツール] [マクロ][セキュリティ]*マクロを有向にするには[中]に設定
*)MacintoshのExcelでは[Excel][環境設定][セキュリティ]で、「マクロを含むファイルを開くときに警告を表示する」のチェックの[On] / [Off]で制御する([On]にしたままでよい)。
ここで利用する表データ:seiseki.xls
注意: Webブラウザ内で開かないで、一旦ダウンロードしてファイルとして保存してから、そのファイルをOpenしてください。

MS Excelの場合


課題

  1. シート[得点]に学生番号、性別、英・国・数・社・理科の科目得点からなる表データが与えられている。
  2. マクロを有効にするために、Excelのセキュリティを[中]にして(Windowsの場合、Macintoshの場合には上記参照)、マクロの実行が可能な状態にしておく。
  3. 以下、英語の得点、学生番号での並べ替え、および性別から男または女レコードの抽出(オートフィルタ)をマクロに登録する。
  4. [ツール] [マクロ][新しいマクロの記録]で、マクロ名「英語並べ替え」を入力
  5. [記録終了]ツールバーが現れるのを確認してから、3行目(項目フィールドの行)の適当なフィール名のセルをクリック
  6. [データ][並べ替え]で「最優先されるキー」を "英語" として[OK]
  7. [記録終了]ツールバーの終了ボタン"■"を押して、マクロ「英語並べ替え」の記録を終了
  8. 次に、マクロ名として「元に戻す」として、上と同様な操作(3行目のセルをクリックすることから始める)をして、学生番号を最優先されるキーとして並べ替え操作を記録する(最後に、終了ボタン"■"を押す)。 このマクロの記録操作によって、再び、レコードは学生番号順に並んだ。
  9. 同様に、マクロ名「国語並べ替え」として、国語得点を最優先されるキーとして並べ替え操作を記録する。
  10. マクロ名「元に戻す」を実行する。
  11. 次に、マクロ名「男抽出」として、3行目(項目フィールドの行)の適当なフィール名のセルをクリックしてから、[データ][フィルタ][オートフィルタ]として、性別フィールドで▼から「男」を選択して男を含むレコードを抽出する操作を記録し、終了ボタン"■"を押す。
  12. いったん、[データ][フィルタ][オートフィルタ]を選択して、オートフィルタ機能を止める。
  13. 同じく、マクロ名「女抽出」として、オートフィルタを使って性別フィールドで▼から「女」を選択して男を含むレコードを抽出する操作を記録する。
  14. オートフィルタ機能をキャンセルしておく。
  15. マクロ「男抽出」を実行し、さらに続けてマクロ「英語並べ替え」を実行してみよ。どんなデータが得られたかを確認してみよ。
  16. さらに続けて、マクロ「国語並べ替え」を実行してみよ。どんなデータが得られたか確認してみよ。
  17. さらに続けて、マクロ「女抽出」を実行してみよ。どんなデータが得られたか確認してみよ。

研究

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