データベース処理(4) 承前
関数DSUMを使って、複数の条件を満たすレコードのフィールド値を合計、あるいは平均を求める
ポイント
- 「得点表」データベースから、指定した(複数の)条件に合致するレコードのフィールド値の合計および平均を計算するために関数 DCOUNT および DAVERAGE を使う。
- 関数 DSUM, DAVERAGE の使い方は、関数 DCOUNT と似ている。
- 複数の条件は、各条件を縦書き2行で書いて、横に並べる。
利用する関数
関数名 | 記述 | 意味 |
---|---|---|
DSUM | DSUM(DB名, フィールド名, 条件設定のセル範囲) | データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの中で、指定したフィールドに入力されている"数値"の合計を返す。 |
DAVERAGE | DAVERAGE(DB名, フィールド名, 条件設定のセル範囲) | データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの中で、指定したフィールドに入力されている"数値"の平均を返す。 |
*注意2)フィールド名には半角のダブル クォーテーション (") で囲んだ文字列、またはDB内でフィールド(列)位置を示す番号、たとえば、先頭のフィールドなら 1、2 番目のフィールドなら 2 を指定。
ここで利用する表データ:step_6_7_8.xls
注意: Webブラウザ内で開かないで、一旦ダウンロードしてファイルとして保存してから、そのファイルをOpenしてください。
課題(承前)
- 数学が50点以上の生徒の英語得点の平均値を求め、クラスの科目平均と比較しなさい。
- 数学が50点以上の"男"と"女"について、それぞれ英語得点の平均値を求め、比較検討しなさい。
研究
- 数学を合格得点(たとえば50点以上)取った生徒は英語得点の様子はどうだろうか。 一方、英語を合格得点取った生徒は数学得点の様子を計算すると、どのようなことが分析できるだろうか。
- データseiseki_sample.xlsを使って、さまざまな条件を設定して、成績分析を行ってみなさい。
- 数学と英語の間には何らかの得点傾向(相関)が「ある」のか/「ない」のかを分析するにはどんな方法があるだろうか。