HOME > 授業教材集 > このページ

中国歴史人物列伝 11

最新の更新2025年10月7日   最初の公開2025年10月7日

  1. 褒姒(ほうじ) 微笑みで国を滅ぼしたファム・ファタール 前790年代?-前771?
  2. 韓非子(かんぴし) 故事成語の宝庫は中国のマキャヴェリ 前280頃-前233
  3. 関羽(かんう) 道教の神として祭られる三国志の義の武将 160頃-220
  4. 楊貴妃(ようきひ) 史上まれな美女の知られざる真実とは 719-756
  5. マテオ・リッチ 西洋から中国に渡来したイタリア人宣教師 1552-1610
  6. 梁啓超(りょうけいちょう) 日本とも縁が深い近代言論人 1873-1929
  7. 参考 今までとりあげた人物 実施順 時代順

以下、朝日カルチャーセンター公式サイトのhttps://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=8399844より引用。
講座番号:4584576 新宿教室 教室・オンライン自由講座 見逃し配信あり 中国歴史人物列伝 加藤 徹/明治大学教授
木2025/10/9, 10/23, 11/13, 11/27, 12/11, 12/25 指定木曜日 10:30〜12:00
 歴史を理解することは、人間を理解すること。ヒストリー(歴史)とストーリー(物語)は、もとは同じ言葉でした。中国の伝統的な「紀伝体」の歴史書も、個々人の伝記を中心とした文学作品でした。
 本講座では、日本にも大きな影響を残した中国史上の人物をとりあげ、運や縁といった個人の一回性の生きざまと、社会学的な法則や理論など普遍的な見地の両面から、人生を紹介します。豊富な図像を使い、予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。(講師・記)


褒姒(ほうじ) 微笑みで国を滅ぼしたファム・ファタール
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-ns3Y25DFA3dmswxstXRKCo

○ポイント、キーワード
○辞書的な説明

○略年表 以下は、司馬遷『史記』周本紀の記載である。
【原漢文】四十六年、宣王崩、子幽王宮湦立。幽王二年、西周三川皆震。伯陽甫曰、 「周将亡矣。夫天地之気、不失其序。若過其序、民乱之也。陽伏而不能出、陰迫而不能蒸、於是有地震。今三川実震、是陽失其所而填陰也。陽失而在陰、原必塞。 原塞、国必亡。夫水土演而民用也。土無所演、民乏財用、不亡何待!昔伊洛竭而夏亡、河竭而商亡。 今周徳若二代之季矣、其川原又塞、塞必竭。夫国必依山川、山崩川竭、亡国之徴也。川竭必山崩。若国亡不過十年、数之紀也。天之所棄、不過其紀。」 是歳也、三川竭、岐山崩。
 三年、幽王嬖愛褒姒。褒姒生子伯服、幽王欲廃太子。太子母申侯女、而為后。 後幽王得褒姒、愛之、欲廃申后、并去太子宜臼、以褒姒為后、以伯服為太子。周太史伯陽読史記曰、「周亡矣。」
 昔自夏后氏之衰也、有二神龍止於夏帝庭而言曰、「余、褒之二君。」夏帝卜殺之与去之与止之、莫吉。 卜請其漦而藏之、乃吉。於是布幣而策告之、龍亡而漦在、櫝而去之。夏亡、伝此器殷。殷亡、又伝此器周。比三代、莫敢発之。 至脂、之末、発而観之。漦流于庭、不可除。脂、使婦人裸而譟之。漦化為玄黿、以入王後宮。 後宮之童妾既齔而遭之、既笄而孕、無夫而生子、懼而棄之。宣王之時童女謠曰、「檿弧箕服、実亡周国。」於是宣王聞之、有夫婦売是器者、宣王使執而戮之。逃於道、而見郷者後宮童妾所棄妖子出於路者、聞其夜啼、哀而収之、夫婦遂亡、奔於褒。褒人有罪、請入童妾所棄女子者於王以贖罪。棄女子出於褒、是為褒姒。
 当幽王三年、王之後宮見而愛之、生子伯服、竟廃申后及太子、以褒姒為后、伯服為太子。太史伯陽曰、「禍成矣、無可奈何!」
 褒姒不好笑、幽王欲其笑万方、故不笑。幽王為烽燧大鼓、有寇至則挙烽火。諸侯悉至、至而無寇、褒姒乃大笑。幽王説之、為数挙烽火。其後不信、諸侯益亦不至。
 幽王以虢石父為卿、用事、国人皆怨。石父為人佞巧善諛好利、王用之。又廃申后、去太子也。申侯怒、与署シ夷犬戎攻幽王。幽王挙烽火徴兵、兵莫至。遂殺幽王驪山下、虜褒姒、尽取周賂而去。於是諸侯乃即申侯而共立故幽王太子宜臼、是為平王、以奉周祀。
以下は訳である。
 周の宣王46年(紀元前782年)、第11代宣王(在位前828年 - 前782年)が死去し、息子の幽王が即位した。
 幽王の二年、洛河流域の三つの川がすべて枯渇した。伯陽甫は予言した。
「周は滅びるであろう。天地の気には順序があり、それが乱れると民が乱れる。今、陽の気が陰の気に閉じ込められ、蒸発できずにいる。そのため地震が起きる。 今の三川の枯渇は、陽の気が本来あるべき場所を離れて陰の気の中に閉じ込められている状態だ。陽の気が陰の中に閉じ込められれば、川の源も塞がれてしまう。 川の源が塞がれれば、国土も滅びる。水と土は民の生活を支えるもの。土が水を支えなければ民の財力は尽き、滅亡を待つだけだ。 昔、伊洛の川が枯渇して夏が滅び、黄河が枯渇して殷が滅んだ。今の周の衰えは二つの時代の末期に似ている。 そして三つの川も再び塞がれ、必ず枯渇するであろう。国家は山川に依存する。山崩れと川の枯渇は、滅亡の兆候である。 川が枯渇すれば、必ず山が崩れる。このままでは、十数年以内に国は滅亡する。天に見捨てられるまで、それほど年月はなかろう」
 この年、三つの川は枯渇し、岐山は崩れた。
 幽王の三年、幽王は褒姒を寵愛した。褒姒は王子・伯服を産んだ。 幽王は太子を廃しようと考えた。太子・宜臼(ぎきゅう)の母は申侯(しんこう)の娘で、王后であった。 幽王はあとから迎えた褒姒を寵愛するあまり、申后と太子の宜臼を退け、褒姒を王后とし伯服を太子にしようとした。 周の太史(たいし)である伯陽は歴史書を読んで予言した。「周は滅ぶ」と。
 その昔、夏(か)王朝の末(紀元前17世紀の末頃)。二匹の神龍が夏の帝の庭に降りてきて、「我々は褒の二人の君主である」と言った。 夏の帝は、龍を殺すか、立ち去らせるか、留まらせるかを占ったが、どれも不吉だった。 龍の流した唾液(つばき)を箱に納めて保存する、と占うと、ようやく吉と出た。 そこで夏の帝は幣帛(へいはく)を供えて龍に告げたところ、龍は姿を消したが、その唾液の泡は残ったので、箱に納めて保管した。 夏の滅亡後、この箱は殷(いん)に伝えられた。殷が滅びると、この箱は周に伝わった。三代にわたり誰もあえてこの箱を開けなかった。 周の脂、(れいおう 第10代周王 在位前877年 - 前841年)の末年、この箱を開けてしまった。 龍の泡は庭に流れ出し、取り除けなくなった。 脂、は女官たちに裸にして叫び騒がせた。すると、その唾液は黒いイモリ(黒い亀、ないし黒いスッポンという説もある)になって、王の後宮に入り込んでいった。 後宮にいた、ちょうど歯が生え替わったばかりの幼女の召使いが、イモリに触れた。 彼女は笄(かんざし)を挿す年頃になると妊娠し、夫がいないまま子を産んだ。 恐れてその子を捨ててしまった。 宣王(せんおう)の時代に、童女たちのあいだで不思議なわらべうたか流行した。
「檿弧箕服(えんこきふく。ヤマグワで作った弓と箕という竹で作った四角い箙=えびら)で周は滅びる」
 この歌を知った宣王が調べさせると、民間人の中に、ヤマグワの弓と箕の矢筒を売る夫婦がいた。役人に命じて夫婦を捕らえて殺そうとした。 夫婦は夜道を逃げた。道ばたで泣いている捨て子を見つけた。後宮の召使いの娘が捨てた子だった。夫婦は哀れに思ってこの子を拾い、そのまま褒の地に逃げ込んだ。 その後、褒のある人物が罪を犯した。 彼は罪を償うために、捨て子だった美しい女の子を王に差し出すことを願い出た。 褒の出身なので名を「褒姒(ほうじ)」と呼ばれた。
 幽王の三年。幽王は後宮に来た褒姒を寵愛した。伯服(はくふく) という男児が生まれた。 幽王は、正妻である申后(しんこう)と太子(宜臼)を廃位して、 褒姒を王后に、伯服を太子とした。 太史の 伯陽 は言った。「もはやこの災いは、いかんともしがたくなった」
 褒姒はついぞ笑わなかった。幽王はあの手この手で彼女を笑わせようとした。それでも褒姒は笑わない。 あるとき、幽王は敵襲の狼煙(のろし)をあげた。 諸侯はみな駆けつけた。到着してみると敵はいなかった。褒姒は初めて笑った。 幽王は喜んだ。その後、何度も敵襲の烽火を上げた。諸侯は信用しなくなり、駆けつける者は減っていった。
 幽王は虢石父(かくせきほ)を 卿(けい。大臣) に任命して政務を行わせた。 国中の人々 はみな彼を恨んだ。 虢石父は、へつらい がうまく利欲を貪る小人だったが、王は彼を用いた。
 申后の父である申侯は、自分の娘と孫を廃位されて激怒した。 申侯は反乱を起こして、曙(そうこう)と、西方の異民族である 犬戎(けんじゅう) とともに幽王を攻めた。 幽王は狼煙をあげて諸侯の兵を招集したが、 誰も駆けつけなかった 。 反乱軍は驪山(りざん) のふもとで 幽王を殺害 し、褒姒を捕虜とし、周の財宝を ことごとく奪って 去った。
 こうして諸侯は申侯のもとに集まり、幽王の元太子であった宜臼を天子として擁立した。 これが平王(へいおう 第13代王 生年不詳。在位前771 - 前720)で、彼が周の祭祀を継承した。


○その他
[一番上]


韓非子(かんぴし) 故事成語の宝庫は中国のマキャヴェリ
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=あいでぃー

○ポイント、キーワード

○辞書的な説明

○略年表

○その他
[一番上]


関羽(かんう) 道教の神として祭られる三国志の義の武将
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=あいでぃー

○ポイント、キーワード

○辞書的な説明

○略年表

○その他
[一番上]


楊貴妃(ようきひ) 史上まれな美女の知られざる真実とは
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=あいでぃー

○ポイント、キーワード

○辞書的な説明

○略年表

○その他
[一番上]


マテオ・リッチ 西洋から中国に渡来したイタリア人宣教師
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=あいでぃー

○ポイント、キーワード

○辞書的な説明

○略年表

○その他
[一番上]


梁啓超(りょうけいちょう) 日本とも縁が深い近代言論人
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=あいでぃー

○ポイント、キーワード

○辞書的な説明

○略年表

○その他
[一番上]

[一番上]



【参考】 今まで取り上げた人物
★講座の実施日順
  1. 秦の始皇帝
  2. 前漢の高祖・劉邦
  3. 宋の太祖・趙匡胤
  4. 清末の西太后
  5. 中華人民共和国の毛沢東
  6. 共通祖先の作り方 黄帝
  7. 東アジアに残した影響 漢の武帝
  8. インフラ化した姓 後漢の光武帝
  9. 汚れた英雄のクリーニング 唐の太宗
  10. 史上最強の引き締めの結末 明の洪武帝
  11. 打ち破れなかった2つのジンクス 蒋介石
  12. パワーゲーマーの栄光と転落 唐の玄宗
  13. 織田信長もあこがれた古代の聖王 周の文王
  14. 「19浪」の苦節をのりこえた覇者 晋の文公
  15. 早すぎた世界帝国 元のクビライ
  16. 中国統治の要道を示した大帝 康煕帝
  17. 21世紀の中国をデザイン ケ小平
  18. 魏の曹操 漢・侠・士の男の人間関係
  19. 殷の紂王 酒池肉林の伝説の虚と実
  20. 斉の桓公 中国史上最初の覇者
  21. 唐の武則天 中国的「藩閥」政治の秘密
  22. 清の乾隆帝 世界の富の三割を握った帝王
  23. 周恩来 失脚知らずの不倒翁
  24. 古代の禹王 中華文明の原体験
  25. 蜀漢の諸葛孔明 士大夫の典範
  26. 宋の徽宗 道楽をきわめた道君皇帝
  27. 明の永楽帝 世界制覇の見果てぬ夢
  28. 清の李鴻章 老大国をささえた大男
  29. 臥薪嘗胆の復讐王・勾践
  30. 始皇帝をつくった男・呂不韋
  31. 劉邦をささえた宰相・蕭何
  32. チンギス・カンの側近・耶律楚材
  33. 大元帥になった国際人・孫文
  34. 清と満洲国の末代皇帝・溥儀
  35. 太古の堯と舜 「昭和」の出典になった伝説の聖天子
  36. 蜀漢の劉備 「負け太り」で勝ち抜いた三国志の英雄
  37. 明の万暦帝 最後の漢民族系王朝の最後の繁栄
  38. 袁世凱 83日間で消えた「中華帝国」の「洪憲皇帝」
  39. 劉少奇 21世紀も終わらない毛沢東と劉少奇の闘争
  40. 楚の荘王――初めは飛ばず鳴かずだった覇者
  41. 斉の孟嘗君――鶏鳴狗盗の食客を活用した戦国の四君
  42. 呉の孫権――六朝時代を創始した三国志の皇帝
  43. 梁の武帝――ダルマにやりこめられた皇帝菩薩
  44. 南唐の李U――李白と並び称せられる詩人皇帝
  45. 台湾の鄭成功――大陸反攻をめざした日中混血の英雄
  46. 趙の藺相如――国を守った刎頸の交わり
  47. 前秦の苻堅――民族融和を信じた帝王の悲劇
  48. 北魏の馮太后――欲深き事実上の女帝
  49. 隋の煬帝――日没する処の天子の真実
  50. 明の劉瑾――帝位をねらった宦官
  51. 林彪――世界の中国観を変えた最期
  52. 項羽――四面楚歌の覇王
  53. 司馬仲達――三国志で最後に笑う者
  54. 太武帝――天下を半分統一した豪腕君主
  55. 憑道――五朝八姓十一君に仕えた不屈の政治家
  56. チンギス・カン――子孫は今も1600万人
  57. 宋美齢――英語とキリスト教と蒋介石
  58. 平原君―食客とともに乱世を戦う
  59. 陳平―漢帝国を作った汚い政治家
  60. 秦檜―最も憎まれた和平主義者
  61. 曽国藩―末世を支えた栄光なき英雄
  62. 汪兆銘―愛国者か売国奴か
  63. 江青―女優から毛沢東夫人へ
  64. 孔子 東洋の文明をデザインした万世の師表
  65. 司馬遷 司馬遼太郎が心の師とした歴史の父
  66. 玄奘 孫悟空の三蔵法師のモデルはタフガイ
  67. 李白 酒と旅を愛した詩人の謎に満ちた横顔
  68. 岳飛 中華愛国主義のシンボルとなった名将
  69. 魯迅 心の近代化をはかった中国の夏目漱石
  70. 扁鵲 超人的な医術を駆使した伝説の名医
  71. 孟子 仁義と王道政治を説いた戦国の亜聖
  72. 達磨 中国禅宗の祖師はインド人の仏教僧
  73. 白居易 清少納言と紫式部の推しの大詩人
  74. 鄭和 大航海時代を開いたムスリムの宦官
  75. 李小龍 哲学と映画に心血を注いだ武術家
  76. 夏姫 衰えぬ美貌で多くの君臣と関係した美魔女
  77. 孫子 戦争哲学を説いた春秋と戦国の二人の孫子
  78. 張騫 武帝の命令で西域を探検した前漢の冒険家
  79. 慧能 日本・中国・韓国・ベトナムの禅僧の源流
  80. 洪秀全 清末の太平天国の乱を起したカルト教祖
  81. 梅蘭芳 毛沢東が「私より有名だ」と言った名優
  82. 趙飛燕 ― 妹とともに皇帝を虜にした舞姫
  83. 阮籍 ― 三国志の乱世を生きた竹林の七賢
  84. 後周の世宗 ― 五代一の名君となった養子
  85. 魏忠賢 ― 明王朝を傾けた史上最悪の宦官
  86. ダライ・ラマ5世 ― チベット統一の英主
  87. 林則徐 ― アヘン戦争で善戦した欽差大臣
  88. 伍子胥――祖国を滅ぼし死屍に鞭打った復讐者
  89. 冒頓単于――東ユーラシアのもう一人の始皇帝
  90. 鳩摩羅什――日本人が読むお経を作った訳経僧
  91. 郭子儀――中国を滅亡から救った遅咲きの名将
  92. 蘇軾――書道と豚の角煮でも有名な文豪政治家
  93. 李徳全――平塚らいてうとも対談した女性大臣
  94. 屈 原 毛沢東が田中角栄に本を渡した意味
  95. 朱全忠 中世と貴族制を終わらせた反逆者
  96. 李清照 戦争に引き裂かれたおしどり夫婦
  97. マルコ・ポーロ 世界史を変えた大旅行家
  98. 王陽明 知識と実行は一体と説いた思想家
  99. 順治帝 中国本土を征服した皇帝の死の謎
  100. 老子 行方知れずになったタオイズムの開祖
  101. 張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者
  102. 鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム
  103. 北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝
  104. 朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人
  105. 老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死
  106. 張良 劉邦の天下取りをささえた名軍師
  107. 竇皇后 前漢の基礎を確立した影の主役
  108. 杜甫 詩聖とたたえられた社会派の詩人
  109. 朱子 東アジアの官学を創出した儒学者
  110. 張献忠 無差別大量殺人の残虐な反逆者
  111. 張作霖 馬賊あがりの奉天派軍閥の総帥
  112. 晏嬰 孔子と同時代の名宰相だった小男 あんえい
  113. 呂后 三大悪女と称される史上初の皇后 りょこう
  114. 周瑜 孫権を補佐し曹操を破った貴公子 しゅうゆ
  115. 文天祥 歴史を変えた科挙の首席合格者 ぶんてんしょう
  116. 秋瑾 和服と日本刀を愛した女性革命家 しゅうきん
  117. 川島芳子 謀略と謎に満ちた男装の麗人 かわしまよしこ
  118. 蘇秦 舌先三寸だけで戦国を動かす遊説家 ?-前284年
  119. 荊軻 始皇帝暗殺未遂事件の伝説的な刺客 ?-前227年
  120. 阿倍仲麻呂 中国史の一部となった日本人 698−770
  121. 黄巣 唐に引導を渡した科挙落第者の怨念 835ごろ-884
  122. 呉三桂 明清交替戦争の決定票を握る将軍 1612−1678

★時代順
先秦時代(三皇五帝、夏・殷・周、春秋・戦国)
  1. 共通祖先の作り方 黄帝 前2717?-前2599?
  2. 太古の堯と舜 「昭和」の出典になった伝説の聖天子
     堯:前2356?-前2255? 舜:前2294?-前2184?
  3. 古代の禹王 中華文明の原体験 前2123?-前2025?
  4. 殷の紂王 酒池肉林の伝説の虚と実 前1105?-前1046?
  5. 織田信長もあこがれた古代の聖王 周の文王 前1152?-前1056?
  6. 褒姒(ほうじ) 微笑みで国を滅ぼしたファム・ファタール 前790年代?-前771?
  7. 斉の桓公 中国史上最初の覇者 前716-前643
  8. 「19浪」の苦節をのりこえた覇者 晋の文公 前697-前628
  9. 夏姫 衰えぬ美貌で多くの君臣と関係した美魔女 前630頃-?
  10. 楚の荘王――初めは飛ばず鳴かずだった覇者 前613-前591
  11. 孫子 戦争哲学を説いた春秋と戦国の二人の孫子
     孫武:前544?-前496? 孫臏:前380頃-前320頃
  12. 老子 行方知れずになったタオイズムの開祖 前571頃?-前471頃?
  13. 晏嬰 孔子と同時代の名宰相だった小男 前578-前500
  14. 伍子胥――祖国を滅ぼし死屍に鞭打った復讐者 前559?-前484
  15. 孔子 東洋の文明をデザインした万世の師表 前552/551-前479
  16. 扁鵲 超人的な医術を駆使した伝説の名医 前407頃?-前310頃?
  17. 臥薪嘗胆の復讐王・勾践 前520頃-前465頃
  18. 斉の孟嘗君――鶏鳴狗盗の食客を活用した戦国の四君 前391頃-前305頃
  19. 孟子 仁義と王道政治を説いた戦国の亜聖 前372-前289
  20. 蘇秦 舌先三寸だけで戦国を動かす遊説家 ?-前284年
  21. 屈原 毛沢東が田中角栄に本を渡した意味 前340頃-前278頃
  22. 平原君―食客とともに乱世を戦う 前308-前251
  23. 趙の藺相如――国を守った刎頸の交わり 前305頃-前240頃
秦・漢・三国(漢末)
  1. 秦の始皇帝 前259-前210
  2. 始皇帝をつくった男・呂不韋 前292-前235
  3. 韓非子(かんぴし) 故事成語の宝庫は中国のマキャヴェリ 前280頃-前233
  4. 荊軻 始皇帝暗殺未遂事件の伝説的な刺客 ?-前227年
  5. 劉邦をささえた宰相・蕭何 前257?-前193
  6. 前漢の高祖・劉邦 前256/247―前195
  7. 張良 劉邦の天下取りをささえた名軍師 前250頃-前186
  8. 陳平―漢帝国を作った汚い政治家 前250頃-前178
  9. 冒頓単于――東ユーラシアのもう一人の始皇帝 ?-前174
  10. 呂后 三大悪女と称される史上初の皇后 前241?-前180
  11. 項羽――四面楚歌の覇王 前232-前202
  12. 竇皇后 前漢の基礎を確立した影の主役 前205?前135
  13. 張騫 武帝の命令で西域を探検した前漢の冒険家 前164?-前114?
  14. 東アジアに残した影響 漢の武帝 前156-前87
  15. 司馬遷 司馬遼太郎が心の師とした歴史の父 司馬遷:前145?-前86?
  16. 趙飛燕 ― 妹とともに皇帝を虜にした舞姫 趙飛燕:前32?-前1?
  17. インフラ化した姓 後漢の光武帝 5-57
  18. 張衡 天文学や地震も研究した古代の科学者 78-139
  19. 魏の曹操 漢・侠・士の男の人間関係 155-220
  20. 関羽(かんう) 道教の神として祭られる三国志の義の武将 160頃-220
  21. 蜀漢の劉備 「負け太り」で勝ち抜いた三国志の英雄 161-223
  22. 周瑜 孫権を補佐し曹操を破った貴公子 175-210
  23. 司馬仲達――三国志で最後に笑う者 179-251
  24. 蜀漢の諸葛孔明 士大夫の典範 181-234
  25. 呉の孫権――六朝時代を創始した三国志の皇帝 182-252
魏晋南北朝(五胡十六国時代、六朝時代)
  1. 阮籍 ― 三国志の乱世を生きた竹林の七賢 210-263
  2. 鳩摩羅什――日本人が読むお経を作った訳経僧 344-413 (350-409)
  3. 前秦の苻堅――民族融和を信じた帝王の悲劇 338-385
  4. 北魏の太武帝――天下を半分統一した豪腕君主 408-452
  5. 北魏の馮太后――欲深き事実上の女帝 442-490
  6. 梁の武帝――ダルマにやりこめられた皇帝菩薩 464-549
  7. 達磨 中国禅宗の祖師はインド人の仏教僧 ?-532?
隋・唐から宋・元
  1. 隋の煬帝――日没する処の天子の真実 569-618
  2. 汚れた英雄のクリーニング 唐の太宗 598-649
  3. 玄奘 孫悟空の三蔵法師のモデルはタフガイ 602-664
  4. 唐の武則天 中国的「藩閥」政治の秘密 624?-705
  5. 慧能 日本・中国・韓国・ベトナムの禅僧の源流 638-713
  6. パワーゲーマーの栄光と転落 唐の玄宗 685-762
  7. 阿倍仲麻呂 中国史の一部となった日本人 698−770
  8. 鑑真 日本に移住した史上初のビッグネーム 688-763
  9. 郭子儀――中国を滅亡から救った遅咲きの名将 697-781
  10. 李白 酒と旅を愛した詩人の謎に満ちた横顔 701-762
  11. 杜甫 詩聖とたたえられた社会派の詩人 712-770
  12. 楊貴妃(ようきひ) 史上まれな美女の知られざる真実とは 719-756
  13. 白居易 清少納言と紫式部の推しの大詩人 772-846
  14. 黄巣 唐に引導を渡した科挙落第者の怨念 835頃-884
  15. 朱全忠 中世と貴族制を終わらせた反逆者 852-912
  16. 憑道――五朝八姓十一君に仕えた不屈の政治家 882−954
  17. 後周の世宗 ― 五代一の名君となった養子 921-959
  18. 南唐の李U――李白と並び称せられる詩人皇帝 937-978
  19. 宋の太祖・趙匡胤 927-976
  20. 北宋の太宗 日本を羨んだ兄殺し疑惑の皇帝 939-997
  21. 蘇軾――書道と豚の角煮でも有名な文豪政治家 1037-1101
  22. 宋の徽宗 道楽をきわめた道君皇帝 1082-1135
  23. 李清照 戦争に引き裂かれたおしどり夫婦 1084-1155
  24. 秦檜―最も憎まれた和平主義者 1090-1155
  25. 岳飛 中華愛国主義のシンボルとなった名将 1103-1142
  26. 朱子 東アジアの官学を創出した儒学者 1130-1200
  27. チンギス・カン――子孫は今も1600万人 1162-1227
  28. チンギス・カンの側近・耶律楚材 1190-1244
  29. 早すぎた世界帝国 元のクビライ 1215-1294
  30. 文天祥 歴史を変えた科挙の首席合格者 1236-1283
  31. マルコ・ポーロ 世界史を変えた大旅行家 1254-1324
明・清
  1. 史上最強の引き締めの結末 明の洪武帝 1328-1398
  2. 明の永楽帝 世界制覇の見果てぬ夢 1360-1424
  3. 鄭和 大航海時代を開いたムスリムの宦官 1371-1433
  4. 明の劉瑾――帝位をねらった宦官 1451-1510
  5. 王陽明 知識と実行は一体と説いた思想家 1472-1529
  6. マテオ・リッチ 西洋から中国に渡来したイタリア人宣教師 1552-1610
  7. 明の万暦帝 最後の漢民族系王朝の最後の繁栄 1563-1620
  8. 魏忠賢 ― 明王朝を傾けた史上最悪の宦官 1568-1627
  9. 朱舜水 水戸黄門が師とあおいだ亡命中国人 1600-1661
  10. 張献忠 無差別大量殺人の残虐な反逆者 1606-1647
  11. 呉三桂 明清交替戦争の決定票を握る将軍 1612−1678
  12. ダライ・ラマ5世 ― チベット統一の英主 1617-1682
  13. 台湾の鄭成功――大陸反攻をめざした日中混血の英雄 1624-1662
  14. 順治帝 中国本土を征服した皇帝の死の謎 1638-1661
  15. 中国統治の要道を示した大帝 康煕帝 1654-1722
  16. 清の乾隆帝 世界の富の三割を握った帝王 1711-1799
  17. 林則徐 ― アヘン戦争で善戦した欽差大臣 1785-1850
  18. 曽国藩―末世を支えた栄光なき英雄 1811-1872
  19. 洪秀全 清末の太平天国の乱を起したカルト教祖 1814-1864
  20. 清の李鴻章 老大国をささえた大男 1823-1901
  21. 清末の西太后 1835-1908
近現代
  1. 大元帥になった国際人・孫文 1866-1925
  2. 袁世凱 83日間で消えた「中華帝国」の「洪憲皇帝」 1859-1916
  3. 梁啓超(りょうけいちょう) 日本とも縁が深い近代言論人 1873-1929
  4. 張作霖 馬賊あがりの奉天派軍閥の総帥 張作霖:1875-1928
  5. 秋瑾 和服と日本刀を愛した女性革命家 1875-1907
  6. 魯迅 心の近代化をはかった中国の夏目漱石 1881-1936
  7. 汪兆銘―愛国者か売国奴か 1883-1944
  8. 打ち破れなかった2つのジンクス 蒋介石 1887-1975
  9. 中華人民共和国の毛沢東 1893-1976
  10. 梅蘭芳 毛沢東が「私より有名だ」と言った名優 1894-1961
  11. 李徳全――平塚らいてうとも対談した女性大臣 1896−1972
  12. 周恩来 失脚知らずの不倒翁 1898-1976
  13. 劉少奇 21世紀も終わらない毛沢東と劉少奇の闘争 1898-1969
  14. 宋美齢――英語とキリスト教と蒋介石 1898-2003
  15. 老舎 満州人の世界的作家と文革での謎の死 1899-1966
  16. 21世紀の中国をデザイン ケ小平 1904-1997
  17. 清と満洲国の末代皇帝・溥儀 1906-1967
  18. 川島芳子 謀略と謎に満ちた男装の麗人 1907-1948
  19. 林彪――世界の中国観を変えた最期 1907-1971
  20. 江青―女優から毛沢東夫人へ 1914-1991
  21. 李小龍 哲学と映画に心血を注いだ武術家 1940-1973

HOME > 授業教材集 > このページ