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第1回例会 図書館オリエンテーションの指導法を考える

2009年11月21日(土)、明治大学アカデミーコモンにおいて、「2009年度明治大学図書館情報学研究会例会」が開かれました。6月に本研究会が発足して第1回の例会となります。テーマは「図書館オリエンテーションの指導法を考える」とし、卒業生の江竜珠緒氏(明治大学付属高等学校中学校司書教諭)と小野翼氏(私立東野高等学校学校司書)のお二人に、実際の指導法について発表いただきました。参加者は、本学の卒業生や司書講習修了生を中心に、現職の学校司書など11名に上り、質疑応答を含めた活発な意見交換が行われました。

小野氏の発表では、生徒たちの興味を惹く3冊の図書に関する紹介や、オリエンテーションの際に取り上げるべきいくつかのポイントが指摘されました。続いて江竜氏の発表では、毎春に中学1年生や高校1年生に向けて行われているオリエンテーションが実演されたほか、さまざまな図書館で作成された「図書館案内」の比較検討や、付属校の生徒たちが制作した図書館案内DVDの紹介などが行われました。

意見交換では、教科と学校図書館の連携の必要性や、学校図書館における情報発信の必要性などについて話し合われました。

第2回例会 図書館オリエンテーションの指導法を考える Part 2

2010年3月23日(火)、明治大学アカデミーコモンにおいて、「2009年度明治大学図書館情報学研究会第2回例会」が開かれました。昨年11月以来の2回目の開催となります。テーマは第1回に続き、「図書館オリエンテーションの指導法を考えるPart2」とし、卒業生の葛野律仁氏(明治大学付属中野中学校高等学校専任学校司書)に、自身の勤務校の高校1年生を対象に、図書館での実施を想定したオリエンテーションを実演していただきました。参加者は、本学の卒業生や司書講習修了生を中心に、現職の司書教諭、学校司書ならびに、明大中野中学高校の司書教諭など11名に上り、実演内容を踏まえた実践的な意見交換がなされました。

オリエンテーションは、①図書館での本の見つけ方、②レポート作成に際しての情報収集のしかた、③高校生への推薦図書の内容紹介の3点を柱として実演されました。内容は、実際に数冊の図書を取り上げながら進められ、高校での学習・課外活動に即したものとなっていました。

参加者との意見交換では、「生徒に書架まで図書を取りに行かせるなど、図書館内でオリエンテーションを行っているメリットを生かしてはどうか」「本を見つけるにあたり、グループワークをさせてはどうか」「クイズ形式を取り入れてはどうか」など、多数の建設的な意見が出されました。

参加者たちは、学校図書館、公共図書館、公民館などに勤務しており、それぞれの経験をもとに意見交換を行うことで仕事をしていくうえでのヒントを得られ、有意義な機会をもつことができました。

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