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第4講 回転する物体のアニメーション

1.公転と自転について

公転・・・ある物体、または軸を中心に指定された半径で周りを回る回転運動

公転

自転・・・ある軸を中心に半径ゼロでその場で回る回転運動

自転

2.公転する物体のアニメーション

 予め表示されている立方体を公転させてみましょう。
1.メニューの横にあるスクリーンレイアウトを選択 の▼をクリックしてスクリーン のタイプをAnimationに切替えます。
2.まず、作成するアニメーションのフレーム数を設定します。最下段の終了の枠の中に例えば30を設定してみましょう。
3.次に作成したアニメーションの保存場所やファイルタイプ等を設定します。右下のプロパティの中の解像度で出力画面のサイズを入力します。例えばX 320px Y 240px と設定してみましょう。

さらにフレームレイト を設定します。例えば30fpsと設定してみましょう。

少し下に移動して出力のところで保存先を設定します。右端のボタンを押して開くウィンドウからUSB内の適当なフォルダを指定しましょう。

その下にある▼をクリックしてフォーマットを設定します。例えばAVI Raw を設定してみましょう。


それではキーフレームを設定して動きを指定していきましょう。5つのキーフレームを設定し、それらを滑らかな曲線で結ぶ動きで回転(公転)する物体の設定をしてみましょう。
4.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして1フレーム目に合せます。

5.画面右下のプロパティからオブジェクトを選択します。
6.トランスフォームの位置でY -5 を設定します。
左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して一番上の「位置」をクリックします。

これで1フレーム目に現在の位置が登録されました。
以下同様にして
7.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして8フレーム目に合せます。
8.トランスフォームの位置でY 0 に戻し X 5 を設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、一番上の位置をクリックします。
  これで8フレーム目に現在の位置が登録されました。

9.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして16フレーム目に合せます。
10.トランスフォームの位置でX 0 に戻し Y 5 を設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、一番上の位置をクリックします。
  これで16フレーム目に現在の位置が登録されました。

11.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして24フレーム目に合せます。
12.トランスフォームの位置でY 0 に戻し X ー5 を設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、一番上の位置をクリックします。
  これで24フレーム目に現在の位置が登録されました。

13.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして30フレーム目に合せます。
14.TransformのLocationでX 0に戻しY -5 を設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、一番上の位置をクリックします。
  これで30フレーム目に現在の位置が登録されました。

15.タイムラインの右の方にある右向き三角形▸をクリックして再生し、動きを確認します。
16.右真ん中のoutline の中のCameraをクリックします。
  右上の透視投影を見ながらCamera位置を決めます。
17.メニューのレンダー→Render Animation でレンダリングを開始します。
18.USB内の完成したアニメーションをクリックして再生し確認しましょう。

3.自転する物体のアニメーション

 予め表示されている立方体を自転させてみましょう。
    先ほどと同様の手順でアニメーション制作の下準備をしましょう。
1.メニューの横にあるスクリーンレイアウトを選択 の▼をクリックしてスクリーン のタイプをAnimationに切替えます。
2.まず、作成するアニメーションのフレーム数を設定します。最下段の終了の枠の中に例えば30を設定してみましょう。
3.次に作成したアニメーションの保存場所やファイルタイプ等を設定します。右下のプロパティの中の解像度で出力画面のサイズを入力します。例えばX 320px Y 240px と設定してみましょう。
さらにフレームレイト を設定します。例えば30fpsと設定してみましょう。
少し下に移動して出力のところで保存先を設定します。右端のボタンを押して開くウィンドウからUSB内の適当なフォルダを指定しましょう。
その下にある▼をクリックしてフォーマットを設定します。例えばAVI Raw を設定してみましょう。

それではキーフレームを設定して動きを指定していきましょう。5つのキーフレームを設定し、それらの状態を滑らかに接続する動きで回転(自転)する物体の設定をしてみましょう。
4.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして1フレーム目に合せます。
5.画面右下のプロパティからオブジェクトを選択します。
6.トランスフォームの回転でZ 0 に設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目回転をクリックします。
  これで1フレーム目に現在の回転角が登録されました。

7.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして8フレーム目に合せます。
8.トランスフォームの回転でZ 45 に設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目の回転をクリックします。
  これで8フレーム目に現在の回転角が登録されました。
9.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして16フレーム目に合せます。
10.トランスフォームの回転でZ 90 に設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目の回転をクリックします。
  これで16フレーム目に現在の回転角が登録されました。

11.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして24フレーム目に合せます。
12.トランスフォームの回転でZ 135 に設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目の回転をクリックします。
  これで24フレーム目に現在の回転角が登録されました。
13.画面下の方のタイムライン上で緑の縦線をドラッグして30フレーム目に合せます。
14.トランスフォームの回転でZ 180に設定します。
  左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目の回転をクリックします。
  これで30フレーム目に現在の回転角が登録されました。

15.タイムラインの右の方にある右向き三角形▸をクリックして再生し、動きを確認します。
16.右真ん中のoutline の中のCameraをクリックします。
  右上の透視投影を見ながらCamera位置を決めます。
17.メニューのレンダー→Render Animation でレンダリングを開始します。
18.USB内の完成したアニメーションをクリックして再生し確認しましょう。

4.補足

メタセコイアとの連携(春学期に作成したメタセコイアのファイルをBlenderで読み込んで活用する方法)
この作業は有償版のメタセコイアで行いましょう。
自習室のPCでは有償版のメタセコイアが利用できます。

メタセコイアで作成したオブジェクトをブレンダーで読込む方法について見てみましょう。
1.メタセコイアを起動します。
2.ブレンダーで読込ませたいオブジェクトを開きます。
3.メニューのファイル→名前をつけて保存をクリックします。
4.ファイル名を付けて、ファイルの種類を例えば「3D Studio DOS(*.3ds)」とします。
5.保存をクリックします。
6.ブレンダーを起動します。
7.メニューのファイル→インポートをクリックします。
8.「3D Studio (.3ds)」をクリックします。
9.読込むフォルダを指定し、メタセコイアで保存した「○○.3ds」ファイルを読込みます。
10.これでブレンダーには「obj1」の名前のオブジェクトで読込まれました。

テクスチャなどは、上手く反映されないことがあります。適宜、Blenderのマテリアルで設定し直し
ましょう。お手数をおかけします。

5.今週の課題

「公転する物体または自転する物体のアニメーション」を作成し、ブレンダーのファイル(.blend)と動画ファイル(.avi)を指定のOh o!-Meijiへ転送せよ。

今週の課題(学生作品)


作品01

作品02

作品03

作品04

作品05

作品06

作品07

作品08

作品09

作品10

作品11(mkvファイル)

作品12

作品13

作品14

作品15

作品16

作品17

作品18

作品19

作品20

作品21

作品22(mkvファイル)

作品23

作品24

作品25

作品26(mkvファイル)

作品27


last update 2024.10.13