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第11講 スケルトン・アニメーション 1

1.スケルトンアニメーションについて

Armature(アーマチュア)を使ってアニメーションを作成する場合、親のボーンの角度や位置を決め、その先に接続されている子のボーンの角度や位置を決め、さらにその先に接続されている子のボーンの角度や位置を決めるということを繰り返して動きを作ります。



スケルトンアニメーション


2.Boneを利用したスケルトンアニメーションの作成

前回アーマチュアを設定した物体を使ってBoneを利用したスケルトンアニメーションを作成してみましょう。
1.以前アーマチュアを設定した物体のファイルを読込みます(例えば kadai10-1.blend)。
2.アーマチュアが確実に設定されているか確認します。Pose Modeに変更し、右のoutlineの中からArmatureを選択します。さらに上部のBoneを選択します。

Rキーを押してマウスをドラッグしてみましょう。円柱が折れ曲がり変形するのが確認できましたか。

マウスの右ボタンを押すと物体の折れ曲げを解除できます。


ではBoneを利用したキーフレームアニメーションを作ってみましょう。
3.メニューの横にあるCheese Screen lay out の▼をクリックしてScreen lay out のタイプをAnimationに切替えます。

4.まず、作成するアニメーションのフレーム数を設定します。最下段のEndの枠の中に例えば100を設定してみましょう。
5.次に作成したアニメーションの保存場所やファイルタイプ等を設定します。右下のPropertiesの中のResolutionで出力画面のサイズを入力します。例えばX 320px Y 240px と設定してみましょう。

さらにFrame Rate を設定します。例えば30fpsと設定してみましょう。

少し下に移動してOutputのところで保存先を設定します。右端のボタンを押して開くウィンドウからUSB内の適当なフォルダを指定しましょう。
その下にある▼をクリックしてFile format を設定します。例えばAVI Raw を設定してみましょう。


それではキーフレームを設定して動きを指定していきましょう。5つのキーフレームを設定してみましょう。
6.PoseModeに変更します。画面下の方のTimeline上で緑の縦線をドラッグして1フレーム目に合せます。
7.右の真ん中のoutlineからPoseの左端の+をクリックしてBoneを表示し、さらにBoneの左端の+をクリックして全てのBoneを表示します。
8.付け根のBoneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動してBoneの角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。

さらにその先の子Boneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動して角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。全部のBoneの角度を設定し終えたら、Aキーを押してすべてのBoneを選択します。(もう一度、Aキーを押すと全解除です。)全部のBoneが水色になっていない場合(全選択されていない場合)は、もう一度、Aキーを押しましょう。左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目のRotationをクリックします。

これで1フレーム目に現在の角度が登録されました。
9.画面下の方のTimeline上で緑の縦線をドラッグして25フレーム目に合せます。
10.右の真ん中のoutlineから先ほどと同様に付け根のBoneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動してBoneの角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。さらにその先の子Boneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動して角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。全部のBoneの角度を設定し終えたら、Aキーを押してすべてのBoneを選択します。左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目のRotationをクリックします。
これで25フレーム目に現在の角度が登録されました。
11.画面下の方のTimeline上で緑の縦線をドラッグして50フレーム目に合せます。
12.右の真ん中のoutlineから先ほどと同様に付け根のBoneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動してBoneの角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。さらにその先の子Boneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動して角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。全部のBoneの角度を設定し終えたら、Aキーを押してすべてのBoneを選択します。左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目のRotationをクリックします。
これで50フレーム目に現在の角度が登録されました。
13.画面下の方のTimeline上で緑の縦線をドラッグして75フレーム目に合せます。
14.右の真ん中のoutlineから先ほどと同様に付け根のBoneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動してBoneの角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。さらにその先の子Boneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動して角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。全部のBoneの角度を設定し終えたら、Aキーを押してすべてのBoneを選択します。左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目のRotationをクリックします。
これで75フレーム目に現在の角度が登録されました。
15.画面下の方のTimeline上で緑の縦線をドラッグして100フレーム目に合せます。
16.右の真ん中のoutlineから先ほどと同様に付け根のBoneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動してBoneの角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。さらにその先の子Boneを選択し、Rキーを押し、マウスを移動して角度を設定し、マウスの左ボタンを押して確定します。全部のBoneの角度を設定し終えたら、Aキーを押してすべてのBoneを選択します。左の物体の描かれているウィンドウ内で I キーを押して、上から2番目のRotationをクリックします。
これで100フレーム目に現在の角度が登録されました。
17.Timelineの右の方にある右向き三角形▸をクリックして再生し、動きを確認します。
18.右真ん中のoutline の中のCameraをクリックします。右上のCamera Viewを見ながらCamera位置を決めます。
19.メニューのRender→Render Animationでレンダリングを開始します。
20.USB内の完成したアニメーションをクリックし再生し確認しましょう。

3.今週の課題

「Boneを利用した物体のスケルトンアニメーションを作成」しBlenderのファイル(.blend)と動画ファイル(.avi)を指定のOh-o! Meijiへ転送せよ。

今週の課題(学生作品)


作品01

作品02

作品03

作品04

作品05

作品06

作品07

作品08

作品09

作品10

作品11

作品12

作品13

作品14

作品15

作品16

作品17

作品18



last update 2024.12.08