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第13講 編集作業準備

1.自宅での編集作業の準備

 第14講 編集作業 で利用する編集用ソフトウェアの準備をします。
第14講のメディア授業では、Adobe Premiere というソフトウェアを利用して編集作業を行う説明を行います。自宅で編集作業を行なっていただく場合、自宅のPCに無料体験版のAdobe Premiereをインストールして利用していただくか、Windowsの人は、以下で説明するAviUtilを、Macの人は、iMovieなどを利用していただきます。なお、Adobe Premiereの無料体験版は、7日間の無料期間を過ぎると有料になります。必ず、次回のメディア授業の(12月23日(月))以降にインストールして利用を開始するようにしましょう。そして7日間の無料利用期間が過ぎたら、有料になりますので、注意しましょう。無料体験版Adobe Premiereのインストールの方法は、次回、ご案内します。
なお、大学の自習室では、Adobe Premiere有償版が使えます。ぜひ、自習室のAdobe Premiere有償版もご活用下さい。

1.1 AviUtlのインストールについて

 Windowsの人は、無料で提供されているAviUtlを利用できます。以下の手順でインストールを行い、最終課題などの編集に利用しましょう。

1.1.1 インストール先のフォルダを準備する

 最初にAviUtlをインストールするフォルダを準備します。例えば、ローカルディスク(C:)の直下に「AviUtl」という名前のフォルダを作成しましょう。

1.1.2 AviUtlのダウンロードページからダウンロードする

 次のAviUtlのお部屋にアクセスし「aviutl110.zip」をクリックし、「開く」でzipファイルを展開しましょう。

1.1.3 AviUtlをインストール先フォルダにコピーする

 展開したすべてのファイルを選択し、最初に作成したインストール先フォルダ(例えば「AviUtl」)にコピーしましょう。「aviutl」というファイルを右クリックして「送る」→「デスクトップ(ショートカット作成)」としてAviUtl起動用のショートカットをデスクトップに作成しておくと便利です。

1.2 AviUtlのプラグインをインストールする

 AviUtlには、いくつかの便利なプラグインという追加ソフトが用意されています。ここでは代表的な3種類のプラグインをインストールしましょう。「L-SMASH Works」「x264guiEx」「拡張編集Plugin」の3つです。

1.2.1 プラグインのインストール先のフォルダを準備する

 AviUtlインストール先のフォルダ「AviUtl」のフォルダの中に「Plugins」という名前をフォルダを作成しましょう。(フォルダ名の大文字・小文字の区別、スペルに注意しましょう。)

1.2.2 L-SMASH Worksをインストールする

 L-SMASH Worksは、入力プラグインと呼ばれているプラグインで、このプラグインを使うことでさまざまな形式の動画ファイルをAviUtlで読み込んで編集できるようになります。
 次のL-SMASH Worksのダウンロードページにアクセスし、「L-SMASH Works r940 release1」をクリックし、「開く」でzipファイルを展開しましょう。
展開されたファイルのうち
「lwcolor.auc」
「lwdumper.auf」
「lwinput.aui」
「lwmuxer.auf」
の4つファイルを選択し、「Plugins」フォルダにコピーしましょう。

1.2.3 x264guiExをインストールする

 x264guiExは、AviUtlで編集した動画ファイルを保存するときに利用する出力プラグインです。このプラグインを使うことで編集済みの動画をさまざまな形式の動画ファイルに保存できるようになります。
次のx264guiExのダウンロードページにアクセスし、ページ右の「x264guiEx_3.xx」をクリック、表示されるファイルの中から「x264guiEx_3.16.zip」をクリックしダウンロードします。
ダウンロードした「x264guiEx_3.16.zip」をダブルクリックし、表示されるフォルダ「x264guiEx_3.16」をダブルクリックします。
※ 下記リンク先では図も使用して説明していますので、よりわかりやすいかもしれません。
【導入方法】
1. ダウンロードしたx264guiEx_3.xx.zipを開きます。
2. zipファイル内のフォルダすべてをAviutlフォルダにコピーします。
3. Aviutlを起動します。
4. 環境によっては、ウィンドウが表示され必要なモジュールのインストールが行われます。
  その際、この不明な発行元のアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか? と出ることがありますが、「はい」を選択してください。
5. 「その他」>「出力プラグイン情報」にx264guiEx 3.xxがあるか確かめます。

ここでx264guiExの表示がない場合、
- zipファイル内のフォルダすべてをコピーできていない
- 必要なモジュールのインストールに失敗した
- この不明な発行元のアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか? で 「はい」を選択しなかった
- (まれなケース) ウイルス対策ソフトにより、必要な実行ファイルが削除された
などの原因が考えられます。

1.2.4 拡張編集Pluginをインストールする

 拡張編集Pluginは、AviUtlのメインウィンドウでは行なえない高度な編集機能を提供するプラグインです。
 先ほどのAviUtlのお部屋にアクセスし、画面をスクロールして「exedit92.zip」をクリックし、「開く」でzipファイルを展開しましょう。
 すべてのファイルを選択し、「Plugins」のフォルダーにコピーします。

以上で、無料編集ソフトAviUtlの準備が完了です。詳しい使い方は次回の編集の授業の際にページ内で説明します。今週は、Windowsの人はAviUtlの準備までを完了しましょう。
なお、Macの人は次の【Mac版】imovieの使い方と編集のテクニックを解説などを参考にiMovieの使い方を慣れておきましょう。

[参考文献] オンサイト 「AviUtl 動画編集 実践ガイドブック」 株式会社技術評論社(2018)

2.最終課題の説明

本講義も残すところあと2回です。最終課題について説明します。

テーマ:自由
いままでに学んだことを活用して3DCGアニメーションを制作してください。

音声、タイトル、字幕、複数のアニメーションをつないだアニメーションとしましょう。これらの編集作業は次回のメディア授業で説明します。

提出期限:2025年1月31日(金) 18:00まで
ファイル名:kadai-saisyu.avi (Macの人は.movでも可)
     (アニメーションサイズ:640px × 480px)
      kadai-title.txt(タイトルと工夫した点、苦労した点、感想等をメモ帳で入力)
提出方法:Oh-o! Meiji またはGoogleDriveなど(GoogleDriveを利用した大きなファイルの
     転送方法は別途指示します。)



last update 2024.12.16