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第10講 アーマチュアの設定

1.アーマチュアについて

Armature(アーマチュア)とは骨格のことです。3DCGでは、Bone(骨)を組合せてArmature(骨格)を作ります。組合せる際は親子関係を設定します。アーマチュアを設定しておくと骨格の動きに連動して物体を動かすことができるようになります。



2.物体へのアーマチュアの設定

縦長の円柱にアーマチュアを設定してみましょう。
1.予め表示されている立方体をDELキーで削除します。
2.左の作成(Create)のタブをクリックし、表示される基本立体の中から円柱(Cylinder)をクリックします。

円柱の表示されている画面の中でキーボードの「S」(拡大)→「Z」(Z方向)→「4」(4倍)と押します。マウスの左ボタンをクリックして確定します。

3.Ctrl+Alt+Q を押して4分割画面にします。ViewPointShading(ObjectModeボタンの隣)をクリックしてワイヤーフレーム(WireFrame)を選択します。(なお、もし、4分割画面を元に戻したい場合は、もう一度 CtrL+ Alt + Q を押すと戻ります。)

編集モード(EditMode)に切替えます。

円柱を選択した状態で「W」→「細分化(Subdivide)」→「W」→「細分化(Subdivide)」で細分化しておきます。
これで縦長の円柱が完成しました。

この円柱にアーマチュアを設定していきましょう。
4.オブジェクトモード(ObjectMode)に戻します。円柱の近辺でShiftキーを押しながらAを押します。表示されるメニューの真ん中くらいにあるアーマチュア(Armature)→一つのボーン(Single Bone)を選択しクリックします。

5.表示されるBoneを移動して円柱の最下面に配置します。

6.「S」を押してからマウスをドラッグしてBoneを拡大して先端が円柱の半分くらいまでくるようにします。マウスの左ボタンをクリックして確定します。

Tabキーを押してBoneの先端にカーソルを変更します。「E」を押してドラッグし円柱の最上面まで移動します。


作成したアーマチュアと物体を関連付けしましょう。
7.オブジェクトモード(ObjectMode)でShiftキーを押しながらCylinder(物体)を右クリックします。
8.さらにShiftキーを押しながら円柱の内部のBoneを右クリックします。
9.Ctrlキーを押しながらPを押し、表示されるメニューからアーマチュア変形(Armature Deform)→自動のウェイトで(With Automatic Weight)選択します。

10.ポーズモード(PoseMode)に変更し、右のoutlineの中からArmatureを選択します。さらに上部のBoneを選択します。

「R」キーを押してマウスを移動してみましょう。円柱が折れ曲がり変形するのが確認できます。


マウスの右ボタンを押すと物体の折れ曲げを解除できます。
これでアーマチュアと物体の関連付けができました。

3.今週の課題

「物体をモデリングしアーマチュアを設定した」Blenderのファイル(.blend)を指定のOh-o! Meijiへ転送せよ。

last update 2021.11.21