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多変数の微分積分学1演習
●授業の概要・目的
多変数の微分積分学1に並行して,その問題演習を行う。演習を通じて微分法に現れる諸概念の理解を深め,計算力の向上を目指す。
●授業内容
[第1回] 1年次の復習
実数に関する基礎知識を復習する。
[第2回] n次元ユークリッド空間の位相的性質
距離空間について解説し,ユークリッド空間の位相的性質を紹介する。
[第3回] ユークリッド空間の点列とその収束
ユークリッド空間内の点列を考え,その収束について定義する。その上で,完備性などユークリッド空間の性質を解説する。
[第4回] 多変数の連続関数
多変数関数とは何か解説した上で,多変数関数の極限および連続性について定義を与える。
[第5回] 多変数連続関数の性質
1変数の連続関数について成立していた性質を,多変数連続関数のそれに拡張することを目指す。
[第6回] 偏微分の定義
多変数関数における偏微分法を解説する。与えられた多変数関数の偏微分を計算する方法を習得することも重要な目標である。
[第7回] 多変数関数の微分法
前回の議論を踏まえ,全微分という概念を導入する。
[第8回] 合成関数の微分法
1変数関数の合成関数の微分を拡張する。特に「連鎖律」について理解することが重要である。
[第9回] テイラーの定理
多変数実数値関数をテイラー展開する方法を学ぶ。
[第10回] テイラー展開の応用(極値問題)
前回の内容を利用して,与えられた多変数関数が極値をとるための十分条件は何か検証する。
[第11回] 陰関数定理
陰関数定理について解説する。
[第12回] 逆関数定理
逆関数定理について解説する。
[第13回] 条件付き極値問題(Lagrangeの未定乗数法)
条件の与えられた多変数関数について,極大値および極小値を求める方法を論ずる。
[第14回] まとめ
●履修の注意点
(1) 多変数の微分積分学1もあわせて履修すること。本講義のみ履修することは認められない。
(2) 基礎数学1〜4,基礎数学演習1〜4,数学演習1, 2の内容を仮定する。必要に応じて復習すること。
●教科書
特に指定しない。必要に応じてプリントを配布する。
●成績評価の方法
期末試験70%,レポート20%,講義内演習10%で評価する。
集合距離位相1
集合距離位相2
代数学1
代数学2
代数学2演習
外国語演習 II(ドイツ語)
外国語演習 II(フランス語)
外国語演習 I(ドイツ語)
外国語演習 I(フランス語)
多変数の微分積分学1
多変数の微分積分学1演習
多変数の微分積分学2
多変数の微分積分学2演習
数学と計算機・演習 I
曲線曲面論
関数論1
関数論1演習
関数論2
関数論2演習
関連リンク
学部1年
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理工学研究科総合講義C
大学院課題研究
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