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第2講 3DCG制作の流れと3DCG制作用ソフトウェアについて


1.3DCG(静止画像)制作の流れ


モデリング(対象物体の形状をコンピュータ内で表現)
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投影(視点位置や注視点、視野を設定しスクリーンに投影
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隠面(隠線)消去(視点から見て本来隠れて見えない面や線を消去
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シェーディング(陰影処理)(光源を設定し陰(Shade)や影(Shadow)を表現)
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マッピング(物体表面の色(模様)や凹凸、光沢を設定)

2.モデリング


基本立体を組合せて形状を作っていく作業です。
基本立体には「球」「円柱」「立方体」「円錐」「トーラス」などがあります。
これらを引き伸ばしたり、切ったり、さまざまな加工をして形状を作成することができます。
ほかに回転体、掃引体などを使って形状を作ることもできます。

3.投影


カメラの位置を決めると3DCGでは、カメラの位置(視点といいます)から、物体に対して視線を引きます。視線とスクリーン(投影面)との交点をプロットしてスクリーン上に形状を写しとります。この作業を投影といいます。

4.隠面(隠線)消去


スクリーンに投影して写し取った図形は、全ての面、線が描かれています。本来、その角度から見たら、見えるはずのない面、線も描かれていることがあります。その視点から見たら遮蔽されて見えないはずの面、線を消去する作業を隠面(隠線)消去といいます。

5.シェーディング(陰影処理)


隠面(隠線)消去された図形に立体感を設定するために、光源からの光によって物体表面にできる陰や、物体によって遮られて光が届かなくなった空間にできる影を描いていきます。 この作業をシェーディング(陰影処理)といいます。

6.マッピング


物体の表面に木目や石の模様を設定したり、凹凸を設定したり、光沢を設定したりすることができます。これらの処理をマッピングといいます。

7.3DCG制作用ソフトウェアについて


今回の講義で使用するソフトウェアはメタセコイアといいます。
メタセコイア(Metasequia)は株式会社テトラフェイス(tetraface)が開発・販売する3DCG制作用ソフトウェアです。