Menu

第13講 実際の形状の制作


面張り機能を使って「靴」を作ってみましょう。


1.底部の制作

1.モードを「モデリング(文字)」に切替えます。
2.「コマンド」の「基本図形」を選択します。
  「平面」を選択し「詳細設定」で分割数を横方向2、縦方向5に設定して「作成」を押します。
3.上(X-Z平面)からの図に切替えるために「透視」タブをクリックし「上」を選択します。
4.メッシュの倍率をスクロールボタンを回して調整します。
5.「透視」タブ隣の「点」「辺」「面」タブが押し込まれているかどうか確認します。緑になっていない時はクリックして緑にします。
6.「コマンド」の「選択」で頂点を選択し「移動」をクリックして頂点を移動します。
7.外周となる頂点を移動し足の裏の形にします。
8.「コマンド」から「選択」を選び、Shiftキーを押しながら頂点を選択します。
9.「コマンド」の「移動」でかかとが高くなるようにY軸上方向に頂点を移動します。

これで底の部分ができました。




ここまでの、「底部の制作」の動画はこちら(作業画面キャプチャ動画)


2.側面部分の制作

1.「コマンド」から「選択」を選び、Shiftキーを押しながら外周となる辺を選択していきます。
2.「コマンド」の「面張り」でShiftキーを押しながらY軸上方向に靴底から繋がるようにして面を生成して側面を作ります。
3.作成した側面のつま先部分となる4つの辺をShiftキーを押しながら選択します。
4.先ほどと同様に「コマンド」の「面張り」でShiftキーを押しながら面を生成します。
5.「コマンド」の「選択」を選び、Shiftキーを押しながら作成した面を選択します。
6.「コマンド」の「移動」で少し斜めに面を移動しましょう。
7.「コマンド」の「面張り」→「三角形」で頂点をクリックして側面と繋がった三角面を張ります。
8.かかとの部分の2つの辺を、「コマンド」から「選択」を選び、Shiftキーを押しながら選択していきます。
9.「コマンド」の「面張り」でShiftキーを押しながらY軸上方向に靴底から繋がるようにして面を生成して側面を作ります。
10.「コマンド」の「選択」を選び、Shiftキーを押しながら作成した面を選択します。
11.「コマンド」の「移動」で少し斜めに面を移動しましょう。
12.「コマンド」の「面張り」→「三角形」で頂点をクリックして側面と繋がった三角面を張ります。

これで側面部分ができました。



ここまでの「側面部分の制作」の動画はこちら(作業画面キャプチャ動画)


3.形状の曲面化

1.かかとの部分の2つの面を、「コマンド」から「選択」を選び、Shiftキーを押しながら選択していきます。
2.「コマンド」の「押出」でY軸方向に押出します。
3.「コマンド」の「選択」でかかとの2つの面を選び、「拡大」の「詳細設定」でX方向、Z方向に0.7倍を設定しましょう。
4.再び「コマンド」の「押出」でY軸方向に押出します。
5.かかとの高さを調整しましょう。



形状の調整をしましょう。
6.「コマンド」の「選択」でつま先部分を選択し「移動」でつま先部分を前に大きく伸ばしましょう。
7.メニューの「オブジェクト」→「面の方向を統一する」で面の方向を揃えておきましょう。
8.オブジェクトパネルでオブジェクト名を右クリックし、Catmull-Clark曲面」→「2」と選択します。
9.オブジェクトパネルの「設定」→「スムージング」→角度の値を例えば80にします。
10.曲面化で丸くなった靴底の縁を鋭くしましょう。
  「コマンド」の「選択」で靴底の縁の辺を選択しましょう。
11.メニューの「選択部属性」→「曲面にエッジを付ける・消す(Catmull-Clark)を実行します。



   これで靴がひとつできました。

ここまでの、「形状の曲面化」の動画はこちら(作業画面キャプチャ動画)

4.ミラーリング

1.Ctrl+Bキーを押し、靴全体を選択します。
2.「コマンド」の「移動」でX軸マイナス方向に移動します。
3.オブジェクトパネルでオブジェクト名を右クリックし、「左右分離鏡面」を有効にします。
   X軸の反対側にミラーリングが生成されます。

4.必要に応じて位置を微調整しましょう。



   最後に材質の設定をします。
5.材質パネルで「設定」をクリックし、「色」を設定します。
  また、反射光のスライドを中央くらいに、反射の強さをやや左の位置にします。
  材質パネルで一番上段の「名前」の中の「両面表示」にチェック「✔」が入っていることを確認
  しましょう。





以上で完成です。

ここまでの、「ミラーリング」の動画はこちら(作業画面キャプチャ動画)

[参考文献] 海川メノウ 「メタセコイア4 マスターブック」 株式会社カットシステム(2013)


4.今週の課題

「面張り」などの機能を使って作成した物体のあるシーンを作成し、メタセコイアのファイル(.mqo)と画像ファイル(.jpg)を指定のOh-o! Meijiへ転送せよ。

今週の課題(学生作品)























































last update 2024.07.14