 |
|
 |
|
 |
『三色ボールペンで読む日本語』 齋藤孝 著 |
(角川書店,2002,\1,500) |
|
 |
新しい技の誕生! 〜まず読みたい本に、三色ボールペンで線を引こう〜
|
|
|
 |
 |
はじめに シンプルだから応用が利く三色ボールペンの引き方の基本
1.脳を鍛える三色方式
三色ボールペン方式とはどういうものか
線を引かない子どもたち/線を引くには勇気がいる/「読むこと=考えることの技化/本は思考のバッティングマシーン/本は身銭を切って買うもの/三色方式は、国語の九九/要約力・コメント力を向上させる/曖昧は区別がミソ/緑はオープン/青でリードし赤で決める/三色方式に至るまでの試行錯誤/三色の使い勝手の良さ/研究的な読み方/緑は、癖を出すところ/主観と客観の切り替え(スイッチ)が最大のねらい/カチカチは、脳をリラックスさせる/絞り込まれた「型」の威力/要約力は客観的なもの/要約力のタコツボ図/試験方式としての三色方式/読書とは他人の思考に寄り添う訓練である/コミュニケーションの基礎としての読書/「意味の含有率」の高い会話/失敗しない読書会/人に言われておもしろさに気づく
2.三色を技化する
まずは慣らし運転 …星新一 人がどこに線を引いたのかを聞くのは楽しい 新書に線を引く …内田義彦 『読書と社会科学』 著者独自の表現にレスポンスする/緑は自分を知る道/小説を三色ボールペンで読む/ 三色は深みに潜る命綱/小説に線を引く 小説にもかまわず線を引く …山折哲雄 『「坐」の文化論』 引きまちがえやすい文章 …三島由紀夫 「日本人の誇り」 赤をひいてはいけないケース
気楽に緑線を引いてみよう 1 …アーヴィン・ウェルシュ 『トレインスポッティング』 本の球種を三色で見分ける
気楽に緑線を引いてみよう 2 …ラブレー 『パンタグリュエル物語』 小論文の書き方/緑線が小論文をおもしろくする/書きは読みの氷山の一角/難しい本は三色で解剖する/対話力をアップさせる
スタンダードな論説文に線を引いてみよう 1 …網野善彦 『日本論の視座』
スタンダードな論説文に線を引いてみよう 2 フランチェスコ・アルベローニ …『他人をほめる人、けなす人』 線を引く勇気を与えてくれる文章 …坂口安吾 「いずこへ」 「わかった気分」はあやしい 安吾のパワーを乗り移らせる 含蓄の深い名文を読む …夏目漱石「子規の画」 感動が線を引かせる 力強く線を引く …ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』 迷い、そして賭ける 読書の身体感覚を技化する
三色方式体験者の感想
あとがき |
|
|