明治大学知的財産法政策研究所

Intellectual Property Law and Policy Institute (IPLPI) at Meiji University

*議事録等の資料についてはArchiveのページをご覧ください。

2016年3月22日 

明治大学知的財産法政策研究所(IPLPI)シンポジウム

しなやかな著作権制度に向けて
―権利制限・利用許諾を中心に―

文部科学省科学研究費補助金基盤研究A 平成23-27年度
「コンテンツの創作・流通・利用主体の利害と著作権法の役割」

* 基調講演の追加等に伴い、プログラムを一部修正しました(2016年3月15日)
* 基調講演③の資料へのリンクを追加し、論文集の表題を変更しました(2016年3月17日)
* 基調講演③のスライドを追加しました(2016年3月21日)
* 論文集に関する情報及び先行公表について、別ページに記載しました(2016年11月30日)
* 議事録の公開にあわせて、基調講演③の資料・スライドのリンクも議事録のページに移動しました(2017年4月7日)


【開催の趣旨・目的】

 現在の著作物の創作・利用に関わる環境は、現行著作権法が前提としていた状況とは大きく異なり、現行著作権法の規定は、著作物に関わる多種多様な利害を適切に調整するためには硬直的に過ぎると指摘されることが増えています。
科研費による研究プロジェクト「コンテンツの創作・流通・利用主体の利害と著作権法の役割」では、そのような現状を踏まえて、著作物の創作と利用に関わる多種多様なプレイヤーの利害とフィールドの変化に「しなやかに」対応可能な著作権制度のあり方や、その分析の枠組み等について検討をしてきました。現在、その検討成果をまとめた論文集『しなやかな著作権制度に向けて―コンテンツと著作権法の役割』の出版に向けた準備を行っています。
 本シンポジウムでは、しなやかな著作権制度の構築に向けた、いくつかの解釈論・立法論上の提言(特に著作権の制限規定(一般条項の導入等)、利用に係る制度設計(新たな方式主義の構想等)、同一性保持権の解釈等を中心に)と、その是非についての議論を行います。

【日時・会場】

2016年3月22日(火) 13:00~17:00 (開場12:30)
明治大学駿河台キャンパスリバティタワー1階 1012教室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

【プログラム】

13:00~13:10 研究代表者挨拶・趣旨説明
 中山信弘 (明治大学研究・知財戦略機構特任教授)

13:10~13:15 研究プロジェクトと論文集の概要
 金子敏哉 (明治大学法学部准教授)

第一部 基調講演 13:15~14:35
① 上野達弘(早稲田大学大学院法務研究科教授)
 「権利制限の一般規定 ―受け皿規定の意義と課題―」

② 金子敏哉(明治大学法学部准教授)
 「同一性保持権侵害の要件としての『著作物の改変』の解釈―改変を認識できれば『改変』にあたらない説―」

③ 田中辰雄(慶應義塾大学経済学部准教授)
 「ぼくのかんがえたさいきょうのちょさくけんせいど~新たな方式主義の構想~」

第二部 パネルディスカッション 「しなやかな著作権制度に向けて」 14:50~17:00

上野達弘(早稲田大学大学院法務研究科教授)
田中辰雄(慶應義塾大学経済学部准教授)
福井健策(弁護士・日本大学芸術学部客員教授)
前田健(神戸大学大学院法学研究科准教授)
司会 金子敏哉(明治大学法学部准教授)

定員 250名

* 議事録・資料はこちら

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