Webページのファイル名
コンピュータで作業するときの基本的前提であり、ユーザの自由に任されるのであるが、HTMLファイル名について多くの注意が必要だ。
ファイルの命名規則
ファイル名には全角文字は使わず、しかも空白文字は使わないこと。 より正確には次のことを理解しておかねばならない。
- 255バイト(半角255文字)を越えてはいけない(1バイト=ASCII文字1字分)
- アルファベットの大文字。小文字は区別される
- 日本語は極力使わない(理論的には禁止されないが多くのトラブル起因となり得る)。
- 同一フォルダ内に、大文字・小文字が異なるファイルが複数あるようにしない。大小文字は区別されるが、余計な混乱を招きやすい。
- 次の文字はファイル名には使えない。
- ファイル名の最後にピリオドは付けてはいけない
/ | スラッシュ | " | 2重引用符 | , | アスタリスク |
---|---|---|---|---|---|
: | コロン | < | より小さい | > | より大きい |
? | 疑問符 | \ | バックスラッシュ | space文字 |
また次の文字もファイ名では使うべきではない。
& | アンパサント | ' | 2重引用符 | , | カンマ |
---|---|---|---|---|---|
$ | コロン | | | 縦棒 | ; | セミコロン |
~ | チルダ | { | 中括弧開き | } | 中括弧閉じ |
ファイルの命名法
また、ファイル名の付け方では、ファイル名とコンテンツ内容とが容易に推察できるようにして、記憶に頼らずに目的のファイルを探し出せるようにしておくことも大切な心構えだ。 たとえば、this_is_a_pen.html のように、多少ファイル名が長くなったとして内容が分かるように命名しよう(file1.htmlや doc2.html では中身が推測できない)。
ファイル名によってユーザの「何か」が測られてしまうものだ(特にHTMLファイルは不特定に知られてしまう)。このことを理解して、システマチックな命名基準を設けて自分自身の利便性を向上させユーザへの配慮も考えよう。
ファイル拡張子
HTMLファイルの冒頭を次のように記述
<!DOCTYPE html> <html lang="ja">や
<!DOCTYPE html> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" lang="ja" xml:lang="ja">
した場合には、拡張子 .html を付ける。 また、EPUBコンテンツ作成を意識して冒頭でXML宣言して
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE html> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" lang="ja" xml:lang="ja">
のように記述を始めたファイルには .xhtml を付けてXHTMLファイルとする。