時代 | 年代 | 特徴 | 代表例 |
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江戸時代 | 〜1867 | 初期。素朴な刊本が少数、流通。 リズム表記や歌詞の唐音のフリガナは、後から手書きで書き込む。 | 1860観生居月琴譜 |
明治前期 | 明治元年(1868)〜 明治15年(1882) |
流行期。清楽譜の大量印刷時代。 歌詞の唐音のルビも印刷されるようになる。 近代的な金属活字本と旧来の木版印刷本が併存。 まだ清楽譜イコール月琴譜であった。 | 1877月琴楽譜 |
明治中期 | 明治16年(1883)〜 明治30年(1897) | 全盛期。清楽譜の多様化の時代。 独習の便のため、リズム表記もあらかじめ印刷される。 清楽曲を五線譜や数字譜で収録する洋楽器の本も刊行された。 月琴音楽の日本俗曲化が進み、清楽譜と月琴譜が分かれ始める。 | 1888清楽の栞 |
明治後期 | 明治31年(1898)〜 明治45年(1912) | 衰退期。刊行点数も、収録曲の種類も減少。 | 1900明笛胡琴月琴 |