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[平成11年版] 京劇公演・イベント・カレンダー
1999年1月6日開設 11月23日更新
ここでは1999年に日本国内で行われる京劇公演や、京劇関係のイベント、TV放送等ついての情報などを、終了したものも含め、日付順に掲載します。
内容は多少「京劇ニュース」と重複します。
ここに載っていない京劇イベント関連情報については、「京劇掲示板」にお書き込みくださるか、メールで私・加藤徹(cato@ipc.hiroshima-u.ac.jp)(クリック)までお気軽に御寄せください。その際は「お問い合わせ先」を明記してください。
各イベントに行かれる際は、かならず事前にそれぞれの「問い合わせ先」に直接連絡して、主催団体に細部をご確認ください。
1/15(金)「京劇を楽しむ講座」京劇ビデオ鑑賞と現代革命京劇についてのお話
- 日時:1月15日(祝)(毎月第三金曜日夜)
- 13:00〜16:00 ビデオ「智取威虎山」
- 19:00〜20:45 講 義「現代革命京劇(1)」
- 講 師: 樋泉克夫先生(「京劇と中国人」新潮選書著者)
- 場 所: 川崎市麻生区民館視聴覚室 (小田急線新百合が丘駅北口下車)
- 問い合せ: 川口さん TEL 044−953−3622
京劇をいろんな角度から楽しむ「京劇を楽しむ講座」は、原則として毎月第三金曜日夜に行われます。受講会費1ヶ月1500円(当会会費を含む。3ヶ月分4500円前納) 。見学者(初めて参加)は1回1500円で受講出来るそうです。詳しくは「わんりぃ」のホームページ(クリック)参照。
1/30(土)、大阪・狭山市で無料京劇公演
- 出演: 東方文化芸術団 (代表は田偉さん: 078-242-5132)
- 演目: 「貴妃酔酒」「覇王別姫」
- 日時: 1999年1月30日(土)午後6時開場・午後6時30分開演
- 会場: 大阪狭山市立公民館
- 入場料: 無料
- 問い合わせ: 大阪狭山市立公民館(〒589-0021大阪狭山市今熊1-106)
tel.0723-66-0070 / fax.0723-66-0081
- 詳しくはここをクリック。
(戯迷MLでKさんが提供した情報)
1月-2月・京劇「三国志」日本公演
民音創立35周年記念・中華人民共和国建国50周年記念
「三国志」と珠玉の古典名品の世界
- 第一部「三岔口」「覇王別姫」
第二部「借東風・焼戦船・華容道」(=「三国志」の赤壁(せきへき)の戦い)
-
- 料金:S席6900円、A席5900円、B席4900円
- お問い合わせは民音(電話03-3226-9999)まで。
上記のほかにも広島県などいろいろな地方をまわる予定。覇王別姫は例の二人のところ、三岔口も例によって三人しか登場しませんが、俳優・楽士・舞美など総勢47人という大規模な訪日公演団だそうです。(以上、平林さんからの情報)
恒例の「京劇振興協会によるチケット割引サービス」については同協会の波木さん(03-3842-1315 ENカンパニー)まで。
2/18-2/19、NHK衛星放送で京劇
2月18日(木)・19日(金)、NHK・BSで午後2時頃から北京京劇院の京劇公演を放映するようです。昨年6月の三国志公演です(「戦馬超」他)---S木さんからの情報。
2/19〜2/21、神戸の中華街で京劇
神戸の中華街の今年の「春節」(旧正月)祭は平成11年2月19日(金)〜2月21日(日)に行われます。南京町春節祭の呼び物のひとつである中国雜技にかわり、今回は京劇(台湾国立復興劇芸実験学校)を取り入れるそうです。また同期間中、「南京町特設放送局」(インターネット)は、龍踊りや獅子舞、京劇など多彩な演目を放送します。
詳しくはこちらをクリック。
(孔貴さんによる1/24付「京劇掲示板」投稿記事より)
2/21 BSハイビジョン放送で台湾京劇
BSハイビジョン放送で、きたる2月21日(日)16:40-17:00、台北新舞台京劇団(台湾)による三国志「空城計」・水滸伝「野猪林」を放映。(戯迷MLで流れていたSさんよりの情報)
2/21・2/22新潮京劇院、横浜で公演
2/27-2/28、京劇ワンダーランド'99
東京京劇団と、日本人の京劇女優である市村潔子さんとの共演。
- 日時:99年2月27日(土)午後5時開演
28日(日)午後1時開演
- 会場 芝メルパルクホール大ホール(03-3459-5501)
- 料金 大人 S7,000円 A5,000円/小人(小学生以下) S3,000円 A2000円
- 演目: 楊家武将伝より「三岔口」/京劇ワンダーランド'99「中国魔界物語」
- お問合せとチケット・実行委員会03-5459-6832/Fax03-5459-6831
コスチュームデザインは京劇マンガで有名な「皇名月」さんです。詳しくは「中華週報」をどうぞ。(十河さん・河村さんからの情報)
2/27-3/14、池袋で「覇王別姫(はおうべっき)」
大連京劇団による「覇王別姫---漢楚(かんそ)の戦い」二幕八場(通し上演)。主演は「京劇のアカデミー賞」たる梅花賞(ばいかしょう)を受賞した二人の名優、楊赤(ようせき。男)と李萍(りへい。女)。この演目の通し上演は、現在、中国本土でもなかなか見る機会がありません。
- 2月27日(土)から3月14日(日)まで
- 東京・池袋・サンシャイン劇場(TEL03-3987-5281)にて
- S席9450円、 A席7350円、 B席4200円
- お問い合せ先 オーロラ・オーバル社(03-5280-1085)の河野真南(こうのまなみ)さん(他の人でもOK)
恒例の「京劇振興協会によるチケット割引サービス」については同協会の波木さん(03-3842-1315 ENカンパニー)まで。
3/6、広島市「ハイビジョン京劇シアター」
まるで映画館のように大きなハイビジョンテレビで、超高画質・高品位音声の京劇「貴妃酔酒」(日
本語字幕付き)を楽しむ会です。放映前に「京劇ミニ講座」があります。司会は波多野雅子さん(NHK
)、解説(講師)は不肖・加藤徹です。ちなみに映像は、NHKが1991年に北京・恭王府の古風な劇場で撮影したものです。
- 主催: NHK広島放送局
- 日時: 3月6日(土)の午後に2回。第一回は午後1時-2時15分、第二回は3時-4時15分。開場はそれぞれの30分前。
- 会場: 広島放送センタービル4F「ハイビジョンシアター」にて(広島市中区大手町2-11-10。広電「袋町」下車徒歩1分)。
- 料金: 入場無料。ただし事前に整理券を申し込む必要あり。
- 放映演目: 「貴妃酔酒」(絶世の美女・楊貴妃が酒に酔う、という内容の舞踊劇。陳凱歌監督の映画『覇王別姫---さらばわが愛』でも劇中劇で出てきた演目です)
出演: 沈健瑾(しんけんきん)ほか中国京劇院スタッフ。
ちなみに沈さんは、李光さん(市川猿之助と「リュウオー」で合作した京劇俳優)の夫人です。
- お問合せ・申し込み: NHKちゅうごくソフトプラン「ハイビジョン京劇シアター」係(電話082-244-1125)
4/3、東京で「魯大鳴京劇専場」
日本在住の京劇俳優・魯大鳴(ろ・だいめい)さんによる京劇公演。(魯大鳴さんについては「京劇カフェ」参照)
- 日時: 1999年4月3日(土)18:00開場 18:30開演
- 会場: 中野ゼロホール大ホール(JR、地下鉄東西線・中野駅南口徒歩5分)03-5340-5000
- 演目: 京劇「打抱不平」・新京劇「桃太郎」
- 出演: 魯大鳴、魯大鳴京劇教室
- 前売: チケットぴあ03-5237-9999 魯大鳴京劇教室047-475-7473
- 料金: ☆全自由席 前売1,000円 当日1,500円
- 問い合わせ: 魯大鳴京劇教室(上記へ)
(「京劇掲示板」2月28日の投稿記事より)
4/4深夜、BS2で映画『さらば、わが愛/覇王別姫』放映
4月4日の深夜0時15分から、NHKの衛星放送BS2で『さらば、わが愛/覇王別姫』(1993年香港。監督:陳凱歌、出演:張國栄・張豊毅)を放送します。
4/9から、よみうり文化センターで京劇講座
東京京劇団(03-3373-7785)の張紹成さんが文化センターで京劇講座を担当します。
- タイトル:京劇に親しむ
- 日時:第2金曜日 18:30〜20:00
- 場所:よみうり文化センター大森(JR京浜東北線大森駅ビル「プリモ」6階)
- 受講料:6ヶ月(5回)10000円(ほかに入会金5000円)
- プログラム:
- 4月9日/京劇の歴史・役柄
- 5月14日/演技要素
- 6月11日/約束事
- 7月9日/衣裳
- 9月10日/メイク
- 実演・スライド・VTR・実物を見せながらのお話になります。
(戯迷MLで流れていた情報)
4月11日、テレビで京劇
4月11日にテレビ朝日「新題名のない音楽会」(午前9時から9時30分)に中国民族歌舞団が出演します。音楽に合わせて舞踊や京劇、雑技も取り入れています。京劇は「盗仙草」からクライマックスの戦いの場面です。(戯迷MLで流れていた情報)
4/14・4/15、東京京劇団第10回公演「京劇名作選」
- 4月14日(水) 「御馬監」「音楽演奏」「覇王別姫」
15日(木) 「拾玉[金蜀]」「音楽演奏」「挑滑車」
- 日本語字幕スーパー付・生演奏
- 場 所:なかのZERO小ホール(中野駅下車徒歩7分)
- 開 演:午後7時 (開場:午後6時半)
- 前売り:4,500円(全席指定)当日:4,800円(全席指定)
- お問い合せ先:チケットぴあ TEL03-5237-9988 東京京劇団 TEL03-3373-7785
同時開催
- 井田裕明・木村武司による写真展「東京京劇団を追って」
- 東京京劇団の活動を、初期から今日まで7年間に渡り撮り続けてきた両氏の作品30点余りを展示。
- 日 時:4月14日(水)〜18日(日)10:00〜19:00(最終日のみ16:00まで)
- 場 所:なかのZERO西館 美術ギャラリー2階
- 18日(日)13:00より井田、木村両氏と張団長が来館し作品の解説を行う(入場無料)
(戯迷MLで流れていた情報)
4/16、テレビで京劇
4月16日(金)21時テレビ東京系「たけしの誰でもピカソ」で京劇の紹介がされるようです。(戯迷・S木さんからの情報)
4/27、テレビで京劇
BS9ch(ハイビジョンチャンネル)のデイリーの情報生番組「ハイビジョンときめきワイド」で、今回「京劇」が取り上げられることになりました。
- 番組名「ハイビジョンときめきワイド」(京劇を取り上げるのは、番組内の「もっと知りたい」という
コーナー)
- メディア BS9ch(ハイビジョンチャンネル)
- 放送日 4月27日(火)11時〜11時50分(京劇を取り上げるコーナー「もっと知りたい」は11時30分頃から11時42分頃に放映予定)
- コーナー内容: 今月東京で上演される「東京京劇団」の舞台紹介から、「東京京劇団」の張招成さんを師に迎えてのレポーター京劇一日体験、そして実際スタジオに「東京京劇団」の皆さんをお招きして、実演をしていただく、という盛りだくさんの内容12分(になる予定)
(「京劇掲示板」に書かれた、番組制作の小沢寛さんの投稿記事=4月10日<土>00時06分より)
4月-10月、市川猿之助さんのスーパー歌舞伎「新・三国志」に京劇のタテ
スーパー歌舞伎「新・三国志」が新橋演舞場(4月)、名古屋中日劇場(6月-7月)、大阪松竹座(9月-10月)で上演されます。内容は、黄巾(こうきん)の乱から劉備(りゅうび)が倒れるまでを三幕に仕立て、関羽(かんう)の生涯を中心に、全篇を関羽(猿之助)と劉備(笑也)のラブロマンス、しかもプラトニックなシークレットラブに徹底して、痛快娯楽大作に仕上げるそうです。桃園でのちぎり、三顧の礼、石壁の戦い、関羽の死、白帝城での劉備の最後など、大きなポイントは、原作の流れのままとのこと。本水使用、宙乗りもあるそうです。
猿之助の機関誌『おもだかニュース』1999年2月号(おもだか会事務所 電話03-3359-5205,5206)によれば
「第一幕では黄巾の乱と、群雄割拠の戦場を表す大立ち回りに京劇のタテを取り入れます。中国から京劇団12名と設計師の任鳳坡氏、白継雲氏計14名(団長・呂瑞明氏)が来日して出演し、猿之助にからんで華麗で躍動的な立廻りを見せます」
だそうです。2月12日には制作発表記者会見もある予定と、同紙に書いてありますので、新聞にも出るととと思います。なお、団長の呂瑞明氏は元中国京劇院院長、舞打設計師の任鳳坡氏・白継雲氏は、「龍王」にも舞打設計師として来日しています。
(「京劇掲示板」に書き込まれていた吉田登志子様からの情報)
4月、静岡で川劇
川劇(せんげき)は、中国の四川省(しせんしょう)に伝わる伝統劇です。静岡で開催される第2回シアターオリンピックスのオープニングで、川劇の「聶小倩」が上演されます。お問い合わせは、シアターオリンピックス実行委員会まで 。(網絡海報)
5/15・5/16、東京で「99 日中演劇人シンポジウム」
5月15日(土)、16日(日)の二日間、東京両国のコミューンX(カイ)で、中国戯劇家協会訪日代表団を招いて「99日中演劇人シンポジウム」という会合が行われます。中国戯劇家協会は中国共産党宣伝部直轄の全国規模の演劇人団体で、今回は話劇・現代劇関係で活躍されている中国芸術研究院の田本相氏等4名が来日します。司会は話劇研究者の瀬戸宏・飯塚容の両氏、テーマは「演劇のリアリズム」、時間は午前10時から、入場は無料とのことです。詳しいお問い合わせは話劇人社(03-3208-5874)まで。
(「戯迷ML」での、平林さんからの情報)
5/26-7/7、関東・近畿地方ほかで「京劇三国志II(ツー)」
北京京劇院による三国志もの京劇日本公演、第二弾。
(「京劇掲示板」での吉田登志子さまからの情報により公演日程追加)
*印のチケットは直接オーロラオーバル社(03-5280-1085)で扱っているそうです。その他の公演のチケットについてもオーロラオーバル社に問い合わせれば、教えてくれるとのことです。
恒例の「京劇振興協会によるチケット割引サービス」については同協会の波木さん(03-3842-1315 ENカンパニー)まで。
- *5月26日(水) 大阪市 大阪厚生年金会館 19:00開演 A
- 5月27日(木) 大阪市 大阪厚生年金会館 19:00開演 A
- 5月29日(土) 香川県 丸亀市民会館 18:30開演 A (こちらをクリック)
- 6月 2日(水) 大阪府 岸和田市立文化会館 18:30開演 A
- 6月 8日(火) 大阪府 八尾プリズムホール 19:00開演 A (こちらをクリック)
- *6月16日(水)-20日(日) 東京都 池袋・東京芸術劇場中ホールにて AB
- *6月24日(木) 栃木県 野木町文化会館 18:30開演 A
- 6月26日(土) 栃木県 益子町民会館 15:00開演 A
- 6月30日(水) 神奈川県 南足柄市文化会館 18:30開演 A
- 7月 2日(金) 神奈川県 よこすか芸術劇場 19:00開演 A
- 7月 3日(土) 東京都 かめありリリオホール 14:30開演 A
- 7月 3日(土) 東京都 かめありリリオホール 18:30開演 B
- *7月 4日(日) 愛知県 名古屋市公会堂 15:00開演 A
- 7月 7日(水) 三重県 名張市青少年センター 19:00開演 A
6/20(日)NHKで京劇を放送
演目は、台北新舞台京劇団の京劇「三国志」「水滸伝」です。
6/20(日)22:30〜0:45(135分)NHK教育chで放送予定です。(6月7日「京劇掲示板」に書き込まれていた十河都さんからの情報)
6/25-27、東京で新潮京劇院自主公演
- 演目「打魚殺家」「戯曲樂の演奏」「鐘馗嫁妹」
- 日時:6月25日(金)19:00開演 26日(土)18:30開演 27日(日)14:00開演
- 場所:両国シアターXカイ (JR両国駅3分)
- 入場料:前売り S4300円 A4000円 当日はそれぞれ300円増し。小中学生1000円引き。高齢・身障・遠方からの方には席確保(劇団受付のみ)
- 問い合わせ:新潮劇院03−3484-4832 シアターX(カイ)03−5624−1181
あるいはメールでshincyo@mtc.biglobe.ne.jpまで。
- くわしくは新潮京劇院のHP参照
6/27、東京で京劇俳優の講演
6月 27日(日)「 葉金援さんによる関羽のすべて 」
講 師 : 葉金援(北京京劇院・中国国家第一級俳優)
羅長徳(北京京劇院・中国国家第一級俳優)
通 訳 : 張紹成(東京京劇団団長)
会 場 : 多摩市民館・大会議室(小田急線向ヶ丘遊園駅北口下車徒歩5分)
時 間 : P.M.19:00-20:45
参加費 : 一般2,000円 会員1,500円
問合せ&予約: 川口さん・Fax 0449533622
オーロラ・オーバル社主催の北京京劇院公演「京劇三国志」で関羽を演じて大活躍の葉金援さんと、同じく隈取り役で高名な曹操の羅長徳さんをお迎えして、今回葉金援さんが演じている関羽のメイク、衣装、その独特の動き、関羽を演じる時の心構え等、関羽に関する事を中心にして、京劇の美しさ及びその神髄をお二人に語り実演していただきます。
詳しくは「わんりぃ」のホームページ(クリック)参照。
7/2、神奈川県で京劇の講演会
7月2日(金)「激動の中国半世紀における京劇の変遷」
講 師 : 張 宝華(中国国家第一級芸術家)
通 訳 : 張 春祥(新潮劇院主催者)
会 場 :(財)川崎市生涯学習振興事業団・第三研修室
(小田急線新百合ヶ丘駅北口下車徒歩2分、新百合21ビル地下2階)
時 間 : P.M.19:00-20:45
参加費 : 1,500円
問合せ&予約: 川口さん・Fax 0449533622
1930年生まれの張宝華さんは、かつて北京市天橋を拠点にして活動した「鳴華京劇団」(現在の風雷京劇団)の2代目で、6歳から舞台に上がり引退までの55年間、立ち回り役から道化役まで幅広く活躍されました。今回息子さんの春祥さんが主催する新潮劇院公演への出演と演出のために来日されました。宝華さんが実際に体験なさった半世紀にわたる京劇の変遷の様子を宝華さん自身からお話いただきます。
詳しくは「わんりぃ」のホームページ(クリック)参照。
7/31、関西で「中国現代演劇研究会」第二回研究会
- 7月31日(土)午後6時より8時
- 場所 大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第三ビル16階 電話06−6344−5425)
- 報告1.田村容子(神戸大院生)「程硯秋の京劇改革」
- 報告2.藤野真子(大谷大学)書評:井口淳子『中国北方農村の口承文化−語り物の書・テキスト・パフォーマンス』風響社 1999年3月
この研究会は、現代劇・伝統劇(京劇を含む)を問わず「現在上演されている中国演劇」の研究者が交流し、日本における中国演劇研究の水準を向上させていくことを目的として、さる6月、関西で設立されました。当面は関西地区の研研者の交流の場として運営されるそうです。摂南大学の瀬戸宏(せと・ひろし)先生(代表)、大阪市立大学の松浦恒雄(まつうら・つねお)先生、大谷大学の藤野真子さんらが主要メンバーとして名前を連ねています。
(「京劇掲示板」に書き込まれていた瀬戸宏先生の投稿記事より)
8/12・13、NHKテレビのBS放送で京劇と昆劇を放送
- 8月12日(木)今年2月-3月に池袋で行われた大連京劇団 の「 覇王別姫 」。 出演は楊赤(ようせき)・李萍(りへい)ほか。
- 8月13日(金)昨年12月に行われた狂言と昆劇(こんげき)の共演舞台。昆劇「痴夢(ちむ)」、狂言「附子(ぶす)」、共演「秋江」。日本側出演は野村万作さんほか。
(丸山さんからお寄せいただいた情報)
9/4-9/26 梅蘭芳京劇団 日本各地で公演
9月4日(来日) - 9月26日(帰国)の予定表(8月1日現在。予定変更の可能性あり)
9月8日・9日は一日一回公演に変更になりましたのでご注意くごさい。
公演のお問い合わせ先:日中芸協の永井さんまで(電話03-3587-0571)
恒例の「京劇振興協会によるチケット割引サービス」については同協会の波木恵美さん(03-3842-1315 ENカンパニー)まで(割引できる日とできない日があります)。
- 演 目 「貴妃酔酒」「覇王別姫」「虹橋贈珠」「天女散花」
- 出演者 梅葆玖(メイ・バオジュウ) 梅葆[王月](メイ・バオユエ) 李玉芙(りぎょくふ) 李紅艶(りこうえん) 董円円(とうえんえん)
- 梅葆[王月](王ヘンの右横に月という一文字]の演目については、目下、一人で演じる演目を考慮中、とのことです。
日時 | 公演地 | 回数 | 開演時間 | 主催者 |
---|
9月4日(土) | 来日 |
5日 |
6月 | 東京 国立劇場 | 1 | 18:30 | 東京放送 日中芸協 03-3587-0571 (永井・中村) |
7火 | 東京 国立劇場 | 1 | 18:30 | 東京放送 日中芸協 |
8水 | 東京 国立劇場 | 1 | 18:30 | 東京放送 日中芸協 |
9木 | 東京 国立劇場 | 1 | 18:30 | 東京放送 日中芸協 |
10金 | 東京 国立劇場 | 2 | 14:00/18:30 | 東京放送 日中芸協 |
11土 | 横浜 関内ホール | 1 | 18:30 | ハマ音・(財)横浜市文化振興財団
045-242-1155 |
12日 | 横浜 関内ホール | 1 | 14:00 | ハマ音・(財)横浜市文化振興財団 |
13月 |
14火 | 仙台 宮城県民会館 | 1 | 18:30 | 仙台放送エンタープライズ
022-215-4455 |
15水 | 秋田 秋田市文化会館 | 1 | 18:30 | 秋田テレビ
0188-66-6126 |
16木 |
17金 | 郡山 郡山市民文化センター | 1 | 18:30 | 福島民報社
024-531-4171 |
18土 |
19日 |
20月 |
21火 | 盛岡 盛岡市民文化ホール | 1 | 18:30 | めんこいテレビ
019-626-6555 |
22水 |
23木 | 山形 山形県県民会館 | 1 | 14:00 | 山形新聞社 0236-42-7955 |
24金 | 長野 長野県民文化会館 | 1 | 18:30 | テレビ信州
026-227-5511 |
25土 |
26日 | 帰国 |
(吉田登志子さんからの情報)
9/22-9/26、池袋で「楊門女将(ようもんじょしょう)」
山東省京劇院、煙台(イェンタイ)京劇団、青島(チンタオ)京劇団など、山東省全域から選りすぐった選抜合同京劇団による公演。
- 9月22日(水)から26日(日)まで
- 東京芸術劇場中ホールにて
- 演目は「楊門女将」(「楊家将」の中の一演目)
- S席8500円、A席7500円
- お問い合せ先 オーロラ・オーバル社(03-5280-1085)の河野真南(こうのまなみ)さん(他の人でもOK)
- 上記はあくまでも「予定」です。公演日時までまだ間がありますので、細部が変更になる可能性もあります。ご注意ください。
恒例の「京劇振興協会によるチケット割引サービス」については同協会の波木さん(03-3842-1315 ENカンパニー)まで。
9/24-9/26、東京で京劇合宿
9月24日(金)-26日(日)東京・中目黒青少年プラザにて京劇研究会主催の合宿があります。来年二月の公演にむけての練習がメインですが、初心者の見学(見るだけならもちろん無料)も歓迎。お問い合わせは、京劇研究会会長・塩沢さんまで(電話044-799-5875)。
10/9、大阪で中国現代演劇研究会第三回例会
今回は話劇系の報告が主です。日時10月9日(土)午後二時より、高槻市立総合市民交流センターにて(JR高槻駅東口を南に出て京都方面に徒歩1,2分。前回までと場所が変わっています)。
報告 石井康一(甲南大学)「外国人による古典劇の上演」
瀬戸宏(摂南大学)「曹禺『雷雨』の近代性」
(「京劇掲示板」瀬戸宏先生の投稿記事より)
10/19-12/12、「京劇を楽しむ」講座
東京都江東区豊州文化センター主催「京劇を楽しむ」。中国の伝統芸能である京劇を、毎回映像資料や実演デモなどをふんだんに取り入れて、わかりやすく解説します。
- 講師:山下輝彦(慶応義塾大学教授)、邱雪痕、殷秋瑞、張春祥、他
- 第1回:京劇についての解説
- 第2回:「生」(男姓役)の衣装及び仕草、台詞など演技について
- 第3回:「旦」(女性役)の衣装及び仕草、台詞など演技について
- 第4回:「浄」(隈取り)の演技及び京劇のメーキャップについて
- 第5回:京劇の打楽器及び劇の進行を指導する「鼓師」の役割について
- 第6回:京劇の弦楽器及び京劇の音楽、歌について
- 第7回:京劇における「票友」(アマチュア)について
- 第8回:ワークショップ
- 日程:平成11年10月19日(火)から12月12日(日)(全8回)
- 毎週火曜日 午後7時から8時45分
- 但し、最終回のみワークショップに参加予定(浜松町にて)
- 受講料;8,000円教材費:7,000円(ワークショップ参加費を含む)
- 申し込み:9月10日(金)から18日(土)但し、定員に満たない場合は19日以降も受け付けます。13日(月)休館 。土日祝を含め夜10時まで受け付け。各文化センター窓口・葉書・電話・FAXなど。
- 江東区豊洲文化センター(郵便番号135−0061江東区豊洲2−2−188営団地下鉄有楽町線豊洲駅下車徒歩3分)電話:03−3536−5061 FAX:03−5560−0505
(「戯迷ML」での、Mさんからの情報)
10/26、東京で「能楽・バレエ・京劇」夢の合同舞台
新作「西遊記・孫悟空」〜能楽とバレエと京劇の共演〜
新作京劇「西遊記・孫悟空」は中国建国50周年を記念しての日本公演です。中国の伝統的な舞台芸術の京劇と日本の古典劇能・狂言そして西洋のバレエこれら分野の違う芸術を一堂に会して、日中の文化を融合し開花させるという世界初の試みです。中国から中国戯曲学院名優、葉蓬教授や山東省京劇院名優、逢煥亮氏など30名の一流京劇俳優、18名の音楽演奏者、4名の舞台関係者が来日しこの果敢な試みに取り組んでいます。
※全編字幕スーパーあり
- 10月26日(火) メルパルクホール(東京03-3459-5501)にて
18:30開場 19:00開演
入場料 S席10,000円 A席8,000円 B席6,000円
- <出演>深見東州、程波、程孫運、逢煥亮、劉東風、陳滄桑、葉蓬、劉妍、王利国、孫国康、車 大軍、冠然、曹理、中国山東省京劇院、渡邊他賀男、エクステンシブバレエカンパニー
- <スタッフ> 総監督:深見東州 脚本:第一幕 程波・趙暁群 第二幕 榛谷泰明
演出:石宏図 伊藤大 美術・衣装:胡暁丹 照明:胡暁丹 宮野和夫
振り付け:渡邊他賀男 三宅右近 中島伸欣
- 主催/世界芸術文化振興協会 共催/中国文化芸術センター(株) 後援/中国大使館・(社)日中協会・(財)日中友好会館・日中友好協会全国本部・産経新聞社 協力/全日本空輸株式会社ANA
- お申し込み先 世界芸術文化振興協会(03-3506-7885)
CAC中国文化芸術センター(03-3592-0661)
(「京劇掲示板」99年9月30日<木>13時42分坂元祐一さんの投稿記事を転載)
10/17-11/23、山東省京劇院公演
山東省京劇院が、「孫悟空 地獄を騒がす」「秋江」「穆桂英(ぼくけいえい)の戦い〜楊門女将(ようもんじょしょう)より」を公演します。
公演日時・会場・問い合わせ先電話番号(会場の番号ではない)・料金、の順に書いておきます。
上記以外にも、学校等で非公開の公演が行われるようです。(東京の吉田登志子様からお送りいただいたFAXより転記)
11/5-11/9、馬祥麟(ばしょうりん)先生逝去五周年記念 + 日本人崑劇(こんげき)公演
11月5日〜7日、中国・北京の人民劇場にて《馬祥麟先生逝去五周年記念公演》が行われます。海外での公演ですが日本人も多数が出演するので、本欄でも紹介します。
- 11月5日《牡丹亭・遊園驚夢》《西遊記・借扇》《漁家樂・刺梁》詩吟舞踊《青塚記・昭君出塞》
- 11月6日《義侠記・武松殺嫂》《衰C記・思凡》《南柯記・瑶台》《雷峰塔・金山寺》
- 11月7日《蝴蝶夢・説親回話》《牡丹亭・春香閙学》詩吟舞踊《棋盤会・点将》
- 当日劇場入り口で「京劇城掲示板を見ました」と言うと入れるそうです。
- 11月5日と6日は日本側と中国側の合同公演になりますので、この2日間は主演も含めたくさんの日本人が出演します。
日本人学生の崑劇発表会(「京劇掲示板」11月1日<月>23時47分投稿記事より転記)
第十八回日本人留学生崑劇発表会が下記の日程、内容で行われます。もし、この時期北京にいらっしゃるかたは是非「湖廣会館」まで足をお運び下さい。入り口で京劇城見ましたといっていただければ入場できます。入場無料です。
- 11月8日午後2時30分〜
《西廂記・佳期》 紅娘:伊藤治奈、崔鶯鶯:三野雄一郎、張生:邵崢
《爛柯山・痴夢》 崔氏:山田淳子
《奇双会・写状》 李桂枝:福永美菜、趙寵:邵崢
《青塚記・昭君出塞》 王昭君:馬錦玲(馬祥麟氏の次女)、王龍:田信国、馬童:曹宝堂
- 11月9日午後2時〜
《牡丹亭・遊園驚夢》 杜麗娘:三野雄一郎、春香:下部早苗
《衰C記・思凡》 趙色空:伊藤治奈
《長生殿・小宴》 楊貴妃:山田淳子、唐明皇:邵崢
(「京劇掲示板」「前田と山田J」さん投稿記事より)
11/14、11/20、京劇研究会がミニ公演
以下の二回、 京劇「廉錦楓(れんきんふう)」より「刺蚌」を上演。
- 11月14日(日)東京・麻布区民センター「ふれあい祭り」にて。入場無料。時間未定。
- 11月20日(土)東京・赤坂区民センター「ふれあい祭り」にて。入場無料。時間未定。
お問い合わせは京劇研究会会長・塩沢さんまで(電話044-799-5875)。
12月名古屋で崑劇(こんげき)
12月に名古屋能楽堂で「崑劇」上演があるそうです。
さる4月19日、中国江蘇省芸術文化協会代表団の一行が中日新聞社を表敬訪問し会場の視察や演目の打ち合わせがされました。
『中国江蘇昆劇団名古屋公演』
- 12月11日(土)午後6時(開場午後5時)
12月12日(日)午後2時(開場午後1時)
- [会 場] 名古屋能楽堂
- [入場料] 5,000円(全自由席)
- [演 目]
- 『 夜 奔 』 ( 李開先「寶劍記」より)出演 柯軍
- 『 游 街 』 ( 沈王景「義侠記」より )出演 張寄蝶、李鴻良
- 『 尋 夢 』 ( 湯顕祖「牡丹亭」より )出演 胡錦芳
- 『 訪鼠、測字 』( 朱素臣 「十五貫」より )出演 林繼凡、黄小午
- 『 秋 江 』 ( 高濂「玉簪記」より)出演 石小梅、孔愛萍、張寄蝶、趙堅、李鴻良
- [歓迎公演] 和泉流狂言『船渡聟』
出演 野村又三郎、野村小三郎、井上祐一、松田高義
- [お問い合わせ先]
愛知芸術文化協会事務局 052―231―0955
名古屋市文化振興事業団文化事業部 052―265―2141
- [チケットお申し込み先]
上記ほか、チケットぴあ 052―320―9999
愛知芸術文化センタープレイガイド 052―972―0430
(「戯迷ML」での、M田さんからの情報)
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