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明治に消えた幻の日本音楽――1曲マスター 漢詩を歌おう

最新の更新 2022年10月18日    最初の公開 2022年9月1日

以下、明治大学リバティアカデミー公式サイトのhttps://academy.meiji.jp/course/detail/6158/より自己引用。
2022年10月20日木曜 13:00〜14:30
※本講座はZOOMによるリアルタイム配信型(見逃し配信付き)のオンライン講座です。 お申し込み方法などの詳細は[こちらをご覧ください]。
講座趣旨
古来、日本人にとって、漢詩のボーカリゼーション(音声化)には、
(1) 朗読 (漢文訓読)
(2) 詩吟 (漢文訓読)
(3) 歌唱 (字音直読)
の3種類がありました。1894年に日清戦争が勃発し、日本人の中国観が激変すると、(3)の漢詩をメロディーに乗せて歌う文化だけがすたれ、幻の音楽となってしまいました。
 この講座の前半では、江戸時代から明治までの日本人が漢詩をどのように歌っていたかを、豊富な映像や図版を使い、わかりやすく説明します。後半では、19世紀の日本で流行した「明清楽」(みんしんがく)の曲「紗窓(さそう)」を練習します。歌詞の七言絶句にはフリガナがふってあり、メロディーも短いので、とても簡単です。YouTubeにこの曲の「カラオケ」も公開します。
 戦争と日本文化の知られざる歴史と、宴会芸のネタの両方を同時に学べる、お得な教養講座です。

YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-nn0mv4ZbCtmaegI77Dz4PK

ポイント、キーワード

日清戦争中に刊行された #詩吟 剣舞の本。
 来週10月20日のオンライン講座 https://t.co/yVqBrX5ZLm では、近代日本のナショナリズムの高揚が、漢文訓読と明清楽にもたらした影響について、予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。
 岡本半渓著『討清剣舞』明治27年(1894)11月27日発行 pic.twitter.com/SzcDst8XGF

— 加藤徹(KATO Toru) (@katotoru1963) October 13, 2022

辞書的な説明
続きは、加藤徹の次の頁をご覧ください。
「紗窓(明清楽資料庫)」https://www.isc.meiji.ac.jp/~katotoru/singaku-07.html
この楽譜については上記の頁をご覧ください。


ミニリンク 内部リンク
  1. 紗窓(明清楽資料庫) > 明清楽資料庫
  2. 漢詩を歌う
  3. 全国漢文教育学会 第24回 漢文教育研修会 教養講座「漢詩を唱う」 2008
  4. 漢詩を中国語で読む 2005
  5. 第5回「福井県白川文字学ゼミ」公開講座 漢詩のさまざまな音読法 〜生徒の 興味をかきたてる声の出し方〜 2018
外部リンク
  1. 加藤徹「漢詩賞玩と中国伝来音楽 -日本人は漢詩をどう歌ってきたか-」 2017 明治大学リポジトリ
  2. 愛知県知立市 「インタビュー 稲見惠七(いなみ けいしち)さん 明清楽の魅力にとりつかれて」、『Patio』2022年秋冬号
  3. 斗酒庵茶房
  4. Twitter 「永田斉子 リュート奏者&月琴奏者」 @seikolute
  5. 東京音楽大学「伊福部昭(いふくべあきら)明清楽コレクション
  6. 長崎市「長崎明清楽 県指定無形文化財
  7. Cinii 検索結果 「https://cir.nii.ac.jp/all?q=明清楽

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