ASTROPHYSICS LAB

2024年度 卒研配属

[New] 配属を希望する人は、コチラ にある配属希望アンケートに回答して、研究室訪問をしてください。今年度は、配属説明会 (11/8) 後の期間で研究室訪問を対応できる日が限られているので、説明会前のアンケート回答・研究室訪問も歓迎します。

2023年度 卒研配属

2023年度は、力学1を教えていない学年なので、下の配属基準とは異なる基準を設けています。2023年度の定員は4名です。下記リンクの「2023年度 卒研配属0次希望調査」に内容が書いてあります。配属を希望する場合は、0次希望調査をして下さい。2023年度の卒研配属説明会資料(11/17開催)は コチラ

2023年度 卒研配属0次希望調査

順位確定後まとめ: 面談後の得点順位を成績点で上位6名まで並べると、9点>7点>6点>7点>5点=8点 となりました。 今年度は、何人かは面談で区別できなかったため、数人には物理科目の成績 (電磁気1・2, 力学1・2, 物理数学1・2, 熱力学, 統計1, 量子1) を提出してもらい、それらの科目で計算できる GPA (GP) で順位付けをしました。最終的に一対一の面談 (研究室訪問) に来てくれた人は9人でした。

卒業研究の配属基準

配属人数は最大4-5名程度 (毎年の卒研配属可能人数で変動) ですが、 定員を超えない場合は全員配属 してもらいます。定員を超える希望があった場合は下記の成績点で配属を決定します。物理学科全体の配属希望調査の提出段階で、順位は確定します。

1. 力学1 が A = 1点, S = 2 点
2. 力学1 演習 が S = 1 点
3. 三年実験(春学期)が A = 1 点, S = 2 点
4. GPA が ~2.7 (成績が全体の 1/2 程度) 以上 = 1 点
5. 宇宙物理ゼミへの参加 (開催していたら) or 大学院の講義「宇宙物理学特論 (春学期3限 @ A309)」を聴講 (一回以上の参加でよい) = 1 点
6. 相対論が C 以上 = 1 点
7. 宇宙科学 (三年春学期 共通科目) を履修 & 単位取得 = 1 点
● 研究室訪問 = 追加で成績点 Max 2.0 点

合計 11 点で点数が良い人から順で配属を決定します。研究室訪問はしなくても良いのですが、やらない場合はその得点が 0 点となります。 研究室訪問で追加される成績点は、A. 力学1の期末試験の点数 (100点満点), B. 力学1演習の得点率 (100点満点), C. 三年実験春学期の素点 (100点満点) として、((A+B)/2 + C)/100 を計算して、最大 2.0 点とします。研究室訪問の内容によって、この Max 2 点の間で加点する場合があります。名前は伏せた状態で希望者の点数は公開し、希望調査の段階で、順位が分かるようにします。

講義資料・宇宙物理ゼミの資料

資料置き場

他大学院を目指す人へ: 研究室のオススメ

(詳細は矢印クリック) 研究環境が良いと思う研究室を並べます。外部の人気研究室 (特に理論) を目指したい人は、まず ここ (東北大 冨田賢吾さん「学生さんへ」) を一読しておくと雰囲気が分かります。これを読んで気合いが入る人は理論系をオススメしますし、自信がなくなる場合は実験・観測系をオススメします。

1. 東京大学 大学院総合文化研究科 宇宙地球部会 (駒場) 諏訪雄大さん 研究室 (理論) : 諏訪さんは、超新星や星の理論研究者で、研究者として本当に凄く、人望もあり、とてもオススメです。

2. 京都大学大学院 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 物理学第二分野 宇宙線研究室 榎戸輝揚さん 研究室 (実験・観測) : 超強磁場の中性子星「マグネター」の世界的研究者であり、かつ地上では雷からのガンマ線観測をしている、とても凄い研究者。

3. 京都大学 理学研究科・宇宙物理学教室 前田啓一さん 研究室 (理論+観測) : 超新星の理論界隈では、間違いないです。突発天体(いきなり明るくなる天体)全般を幅広く研究していて、観測データから理論的に解釈する系の理論研究がメインです。僕もよく一緒に研究させて頂いていますが、とてもいい人だし、学生さんも活発で楽しそう。

4. 東北大学 天文学教室 田中雅臣さん 研究室 (理論+観測) : 田中さんは超新星理論の界隈では、トップスターの一人で、かつ仏のように優しいです。観測データから理論的に解釈する系の理論研究がメインで、世界最先端を目指せます。

5. 東京大学 宇宙理論研究室 (理論) : 宇宙論をはじめとして、何でも出来ると思います。日本全国の物理分野のトップ層が目指す研究室の一つ。バケモノが集まるので東大の院試9割以上を目指した方が良いです。(噂だと、「こんな試験で差がつくんですか?」という学生がいるレベルで、院試レベルの範囲を遥かに超えた知識を持っている人が集まると思った方が良いです)

6. 京都大学 天体核研究室 (理論) : 好きなことを何でも出来ると思います。最近は、重力波分野が強い。日本全国の物理分野のトップ層が目指す研究室の一つ。(試験に関しては、上記の東大宇宙理論研究室と同等以上の実力が必要)

7. 東京大学 宇宙線研 観測論的宇宙論グループ (観測) : 観測的宇宙論をやりたかったら、おそらくここが一番。僕は、大内さんと接したことは無いですが、評判は良いですし、今一番おもしろい分野かと思います。世界のトップで戦えます。

8. 埼玉大学 宇宙物理実験研究室 (実験・観測) : 僕の研究室と同じX線天文学関連の研究室ですが、スタッフもたくさんいて、様々なテーマを出来ると思います。研究室の雰囲気も昔からとても良くてオススメ。

9. 東京大学 天文学専攻 戸谷友則さん 研究室 (理論) : 突発天体から宇宙論、人間原理、宇宙における生命の起源など、幅広い理論研究をしています。

10. JAXA宇宙科学研究所 山口弘悦さん 研究室 (東京大学大学院理学系研究科物理学専攻) (観測・実験) : 超新星残骸の観測的研究で世界的な研究者で、最近は地上のプラズマ実験と超新星残骸を繋げる研究をしています。

11. 東北大学 樫山和巳さん 研究室 (理論) : 突発天体系でとても面白い研究をしています。白色矮星・中性子星・ブラックホールなどのコンパクト天体が絡む天体物理。

12. 名古屋大学 天体物理研究室 (実験・観測) : 星形成、分子雲、遠方銀河などの観測研究が強い。

13. 総合研究大学大学院大学 天文学科コース (実験・観測・理論) : 光赤外、電波観測から理論シミュレーションまで、幅広い分野と教員がいます。環境はとても良いと思います。

14. 大阪大学 宇宙進化グループ (理論) : 宇宙物理系の理論では、国内でとても有名な研究室。銀河形成やブラックホール形成、高エネルギー宇宙物理学に関わる内容の研究が可能。

15. 東北大学 野田博文さん 研究室 (実験・観測) : 超巨大ブラックホールの観測とX線観測機器の観測が可能。

16. 東京工業大学 地球惑星科学系 奥住研究室 (理論) : 惑星形成に関する理論の研究室。

17. 筑波大学 宇宙観測研究室 (実験・観測) : 星形成、分子雲、遠方銀河などの観測研究が強く、望遠鏡や検出器の開発も可能。

18. 千葉大学 宇宙物理学研究室 (理論) : 観測的宇宙論や宇宙線粒子加速の理論研究で強い。

19. 名古屋大学 堀田英之さん 研究室 (理論) : 太陽シミュレーションで世界的研究が可能。