ライフスタイル・マネジメント研究室

明治大学 経営学部 鈴井正敏 

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3. 慢性運動の影響 

(1)体力レベル・運動習慣と上気道感染罹患期間

(2)強度の高いトレーニングがNK細胞におよぼす影響

fitness and uri

 激しいトレーニングがNK細胞に影響することが、私たちの研究でも明らかとなっています。大学バレーボール選手が1ヶ月の強化合宿(5時間/日×6日/週)を行った場合、NK細胞の主要分画である傷害活性の高いCD56dim 細胞の数は変化しませんでしたが、傷害活性の低いCD56bright 細胞はトレーニングの終りに増加しました。総NK細胞活性は低下し(左の図)、さらに計算上のNK細胞ひとつ当たりの活性も低下しました。検体採取はすべて早朝の起床直後で、他のリンパ球分画や白血球分画、カテコールアミンの濃度も安静の基準値から変わっていませんでした。

(3)運動と免疫の関係

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