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スラムダンクな友情論
『スラムダンクな友情論』 齋藤孝 著
(文春文庫,2002,\505)

「理想の国語教科書」「声に出して読みたい日本語」の原点
〜ニーチェ、小林秀雄から松本大洋まで。
古今東西の名著で読み解く「スラムダンク」の熱き青春〜

はじめに 友情は、「張り」のあるクリエイティブな関係だ

第一章 張り合いのない相手じゃ、力が出せない!

力は、相手次第で出方が変わる
「クリエイティブな関係」へのジョーダンのこだわり
言葉にしなくても意図を察知し合う関係
関係のユニークさが大事

第二章 友情は、「アイデンティティ」を目覚めさせる

「アイデンティティ」とはどういうものか
「アイデンティティ」という言葉をマスターする
桜木花道は、「アイデンティティ」の天才だ
「アイデンティティ」にもがく三井寿
「天才・桜木花道」という「アイデンティティ」
「アイデンティティ」の反復による「自己肯定パワー」
「化ける」
自分の大事な何かを他者と分かち合う
「インディアン」という「アイデンティティ」
名前を奪われることは「アイデンティティ」を奪われることだ
他の人の「アイデンティティ」を奪うことは許されない
「出会いが「アイデンティティ」を育てる
ともへの贈り物『影との戦い ゲド戦記』
「アイデンティティ」を自分で変えていく
ノー・ダメージという構え

第三章 友情は、向上心を刺激し合う関係だ

志を同じくする友だちだ
新しいものを生み出すクリエイティブな仕事をした藤子不二雄
ニーチェの言葉「戦場のかたいベッドとなれ」
若い仲間の高速回転が次の時代の文化を生む
ばかばかしい時間とともに生きた仲間
群れから離れるというテーマ・山田詠美『放課後の音符』
氷室冴子の「友情の解説文」
ジョーVS.金竜飛・友を背負っている意識
佐藤忠良と船越保武の友情「ぼくの左前方三〇度をあるく男」
「なれ合わない距離感」
「長いこと、ぼくの中にいてくれてありがとう」

第四章 友情は、「あこがれにあこがれる」関係だ

偏愛マップで自分のスタイルがわかる
小林秀雄の言葉「命の持続感」
「あこがれ」を伝染させる坂口安吾の力
「あこがれにあこがれる」ベクトル
自分にとっての古典をつくる
『行け!稲中卓球部』の「同性同年輩関係」
「出会い」という関係のあり方
「あこがれ」の人との対話
緊張感のある対話は残る

第五章 友情は、技とスタイルを磨く

プレイスタイルと自分の得意技
癖を「技」にする
正反対のスタイルは刺激し合う
山本周五郎『さぶ』の関係パワー
真似から自分のスタイルを作る
プロ意識・勝負意識とスタイル
天職意識とプライド
プロ意識の共有
反復練習が得意技を磨く
繰り返すことで「技」になる

第六章 友情の関係を祝うとき

一番いいところを知っているのが友情だ
友情の関係を祝うー村上春樹『ニューヨーク炭鉱の悲劇』
友情の関係を祝うー松本大洋『ピンポン』のペコとスマイル
「三日会わざれば刮目して待つべし」
自分のかかわる場をクリエイティブにしていく