開催要旨
戦間期の社会主義運動・労働運動は、「マルクス主義=コミンテルン=共産党」という特殊な枠組みの下、弾圧と暗黒の時代と目される傾向が強い。猪俣はこの枠組みの中で独自性を貫き、生き生きと闘われていた社会運動に着目し未来を託した。その独自性とは何だったのか、運動はどう引き継がれていったのか── その「戦略的思考」を今日的コンテクストで考える。
テーマ | 「戦略的思考」の復権 ~猪俣津南雄・闘いの軌跡~ |
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講師 | 龍井 葉二 氏(明治大学国際労働研究所 客員研究員・元連合総研副所長) |
日時 | 2023年6月10日(土) 14:00〜17:00 開場:13:30 【予約不要・入場無料】 |
場所 | 明治大学 駿河台校舎 リバティタワー7階 1075教室 |
プログラム | ○ 14:00-15:30 司会あいさつと講演 石井 知章 氏(明治大学商学部教授) ○ 15:30-15:45 休憩 ○ 15:45-16:00 コメント 山本 義彦 氏(静岡大学名誉教授) ○ 16:00-17:00 討論と総括 |
主催 | 明治大学国際労働研究所 |
問い合わせ先 | 電話:03-3296-1862 メール:itls@meiji.ac.jp |
1949年東京生れ。東京経済大学卒業。日本労働組合総評議会(総評)本部勤務 を経て、1989年より日本労働組合総連合会(連合)にて、総合労働局長、総合政策局長、総合男女平等局長、非正規労働センター長などを歴任。連合総研・副所長(2009~2014年)。主な著作として、共著『「解雇・退職」対策ガイド』(緑風出版)、『日中の非正規労働をめぐる現在』(御茶の水書房、2019年)など。