出版物

現代中国の精神史的考察――繁栄のなかの危機

現代中国の精神史的考察――繁栄のなかの危機 2023/9/1

栄剣(著)、石井知章(監修)、阿古智子(翻訳)、及川淳子(翻訳)、古畑康雄(翻訳)、大熊雄一郎(翻訳)、村上太輝夫(翻訳)、麻生晴一郎(翻訳)、劉燕子(翻訳)
白水社 日本語 単行本(ソフトカバー)256ページ
ISBN-10:4560094837 ISBN-13:978-4560094839 寸法:18.8×13×2.1cm
刊行日:2023/9/1 定価:3,000円+税

ハンナ・アーレント、ハイデガーの思索を導きに、あるいはロナルド・コースの経済学を頼りに、現代中国を俯瞰する、精神史的考察

猪俣津南雄――戦略的思考の復権

猪俣津南雄――戦略的思考の復権 2023/8/4

龍井葉二(著)
同時代社 単行本(ハードカバー) 336ページ
ISBN-10:4886839509 ISBN-13:978-4886839503 寸法:21.6×15.5×2.3cm
刊行日:2023/8/4 定価:2,800円+税

戦前期の社会主義運動において、セクト主義や教条主義を批判し、独自の戦略論・組織論を提起するとともに、日本資本主義論争を尻目に農村踏査を行い、反ファッショの統一戦線を模索し続けた猪俣津南雄――。 その闘いの軌跡は、いま困難に立ち向かう人々に対する熱いメッセージだ。

一八世紀の秘密外交史

一八世紀の秘密外交史 2023/3/28

カール・マルクス(著)、カール・アウグスト・ウィットフォーゲル(序)、石井知章(編訳)、福本勝清(編訳)
白水社 日本語 単行本(ソフトカバー)264ページ
ISBN-10:4560094942 ISBN-13:978-4560094945 寸法:18.8×13.2×2cm
刊行日:2023/03/28 定価:2,500円+税

タタールの軛からクリミア戦争へ
タタールの軛がもたらしたものは? なぜロシアは膨張したのか? クリミア戦争下構想され、数奇な運命を辿ったマルクスによるロシア通史。

西暦二〇三〇年における協同組合 コロナ危機と社会的連帯経済への道

ダルマ舎叢書 3
西暦二〇三〇年における協同組合
-コロナ危機と社会的連帯経済への道-

柏井宏之/樋口兼次/平山昇(著/文 | 編集) まえがき 柳沢敏勝
発行:社会評論社 A5判 352ページ 
定価 2,500円+税 ISBN978-4-7845-1369-7

1992年の地球サミット(国連環境開発会議)において明らかとなった福祉国家の限界、すなわち無限の経済成長を暗黙の前提とする20世紀後半の福祉国家の限界と、他方で1989年のベルリンの壁崩壊で露呈した国家社会主義の限界とにより、21世紀初頭の今日は目指すべきモデルが失われた時代であり、海図なき時代の近未来社会における協同組合の役割について様々に考察を加えた書。

日中の非正規労働をめぐる現在

日中の非正規労働をめぐる現在 2018/11/27

石井 知章(編著) 御茶の水書房 日本語 単行本 271ページ ISBN-10: 4275020979 ISBN-13: 978-4275020970
刊行日: 2018/11/27 定価:4,900円 +税

日中双方の研究者によるネット経済下の非正規労働分析。日中間で共通して抱える非正規労働問題を考え、将来に向けた処方箋と、その打開策を、社会的連帯としてお互いに模索する。

ストする中国;非正規労働者の闘いと証言

ストする中国 非正規労働者の闘いと証言 2018/11/13

郝 仁(編集)、石井 知章(その他)、レイバーネット日本国際部(翻訳) 彩流社 日本語 単行本(ソフトカバー)228ページ ISBN-10: 477912400X ISBN-13: 978-4779124006 寸法: 18.8 x 12.8 x 1.5 cm 刊行日: 2018/11/13 定価:2,500円 +税

官製労働組合しか認められておらず、「スト権」や結社の自由が保障されていない名ばかりの社会主義国・中国で、非正規労働者たちが下から求める集団的・「合法的」なストライキをした!
底辺においやられた労働者たちが次々に展開した抗議行動を、労働者自身の言葉で語った貴重な本。
支援者たちによるていねいな聞き取りを通し、ストの原因、状況、結果、そして影響をあきらかにする。
広東省のホンダ部品工場など、日本に関わりの深い企業も含む労働の実態と闘いをつぶさに見ていく。
中国の現代史における労働運動の位置づけも詳しく解説。