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日本は資源に乏しい国でありながら、知恵を絞って発展してきた国です。また、世界に目を向けてみても、人口増加、産業の発展、新興国の勃興により、資源の枯渇および環境汚染が大きな問題となっています。二酸化炭素などの温室効果ガスの放出による地球温暖化も、人類にとって解決すべき最も重要な問題の1つです。
一方で、我々の便利で安全、豊かな暮らしを止めることは不可能でしょう。私たちは、新しい環境技術を創出することで、環境負荷を低減しつつ、現代社会に欠かせない資源やエネルギーを生み出していきたいと考えています。

詳しくはブログに書いています。
http://environbiotechnology.blogspot.jp/

小山内研究室の様子「研究室を希望する学生へ」
よくある質問
Q. 研究内容は?
A. シアノバクテリアや真核藻類を使った基礎・応用研究です。特にバイオプラスチックの原料となるポリヒドロキシ酪酸(PHB)、コハク酸、乳酸の生産法の開発を行います。また、光合成や転写の制御メカニズム、顕微鏡を使った細胞観察などの基礎研究もテーマとなります。

Q. テーマはいつ決定しますか?
本学科では3年生から実験がスタートします。まず3月に数日基礎実習を行います。その後、4月、5月に基礎・専門実習(培養や機器分析など)を行います。これまでは4月か5月に仮テーマの相談を行い、それをもとに自分たちに必要な技術の習得を行います。そのテーマが合っていれば、そのまま研究を進めることになります。

Q. 研究の時間や休みはどのようになっているか?
A. ゼミや掃除当番などを除いて、ほぼ自由です。アルバイトも多くの人がしています。研究室では、研究、進学の勉強、就活、資格の勉強、休暇など本人に任せています。これは楽であるという意味ではなく、すべて自己責任で進めてほしいという気持ちから成り立っています。
また、本研究室では夜遅くおよび徹夜の実験は推奨していません。限られた時間の中で成果を出していくことが大事ですので、いたずらに長い時間実験をすることは、むしろ避けてもらいます。

Q. 自分の研究はどのくらいできるでしょうか?
最初の2〜4ヶ月を除けば独立した個人の研究を進めます(もちろん、他の人のテーマとも関連はしています)。最初の2〜4ヶ月くらいは基礎・専門実習で先輩などと一緒に進めることがあるかと思いますが、少なくとも夏から秋には個人で研究を進めることになります。理想的には、遺伝子Xの変異株はA先輩、遺伝子Yの変異株は私が研究を進めると設定すると,結果は個人でも実験手法は共通になりますので、無理なく進められると思います。

Q. 大学院進学、就活の割合は?
A. 1期生8人は学部卒業後、4人が大学院進学、残りの4人が就職の予定です。大学院進学は、もちろん研究室に残ってくれると嬉しいですが、他の研究室を志望しても不利益になることは絶対にありません。

Q. ゼミの形式は?
A. 3年生はまず日本語の遺伝子工学の教科書のゼミを行います。これは3年生だけで、1章ずつ日本語の教科書を発表する形式です。その後、他のメンバーと混じって、Progress Report(PR)すなわち研究の進捗の発表、英語論文ゼミへと進んでいきます。

Q. 研究室の特徴は?
A. 研究のレベルの高さを維持するようにしています。学部生だからといって、研究の練習では無く、本当の最先端の研究を進めてもらいます。すでに学部生(1期生)の筆頭著者の論文が出始めました。
また、特許出願や学会発表、企業との共同研究もぜひ参画してもらい、これらを通して成長して欲しいと思っています。