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 農学部農芸化学科
 土壌圏科学研究室 Laboratory of Soil Science


(1)当室へ配属・進学を希望される方へ
 
 研究室では,土壌において物質がどのように移動するか,土壌に混合した資材と物質との反応,資材からの物質の溶解,植物への物質の供給など基礎的な研究を行っています.また同時に得られた知見を,資源最小投入量による食糧生産への貢献,汚染土壌の環境修復とその再利活用へ活かすことを目指しています.

 1人1テーマを基本に研究活動を進めています.各テーマには,それぞれ基礎的内容(土壌での物質挙動・反応解明)と応用的内容(得られた成果を何に活かすか)を含んでいます.各自が基礎的内容・応用的内容を理解し,考え,研究を進めていただきたいと思っています.

 研究は,植物の栽培,培養実験あるいは現地調査などが中心です.ですので,実際に手足を動かして研究に取り組んでいます.最近は,容易に数多くの情報を得ることができます.情報を得ることは誰でもできます.得られた情報をどのようにまとめ,考え,行動に移すかが重要だと思います.手足を動かし,汗をかくことで成長すると思います.

 本研究室では,多種多様な企業(製造業,ゼネコン,コンサル,肥料メーカー),大学(工学部,農学部,理学部),研究機関(国立,財団)と共同研究,連携しています(共同研究先の了承を得ていないので,具体的名前は挙げられませんが).これら共同研究先と学生さんとの接点を多く提供したいと思っています.様々な環境の方々との会話や議論は,学生さんの刺激になると考えているからです.

 大学卒業(修了)後,すべての人が研究と関連のある職に就くことはないと思います.ただ,どのような職種に就いても以下のことは必要なことだと考えています.すなわち,壁にぶち当たったとき,何が課題か考え・見出すこと,その課題を解決するための手段を考えること・探すこと,最適な(と思う)解決策を考え,行動に移すこと,です.研究室活動でこれらのことができるようになっていただきたいと思っています.また,自分の身の回りのこと,悩みなど,先輩,教員に自分の考えをわかりやすく,伝えられる能力を身に付けてもらいたいとも思っています.


以下は,2016年度以降の当室卒業生の進路です.

〇修士
・進学:明治大
・農業生産:全国農業協同組合連合会(JA全農)
・環境・ゼネコン:(株)大林組,(株)奥村組,清水建設(株),(株)ダイセキ環境ソリューション
・公務員・独法・国開法:神奈川県(農業職),新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO),農林水産消費安全技術センター(FAMIC)
・化学工業・分析:中野製薬(株),ライオン(株)

〇学部生
・進学:明治大
・農業生産:JAとうかつ中央,全国農業協同組合連合会(JA全農),北興化学工業(株)
・環境・ゼネコン:宇部マテリアルズ(株),東京パワーテクノロジー(株),日本国土開発(株),ライト工業(株)
・公務員:群馬県(農業職,農林大学校),栃木県(農業職:農試),松戸市(行政),横浜市(衛監)
・食品:(株)いなげや,東京青果(株),松谷化学工業(株),三菱食品(株),山崎製パン(株)
・化学工業・分析:(一財)食品環境検査協会,積水化学工業(株),武田薬品工業(株),藤森工業(株)
・人材開発:レバレジーズ(株)






土壌圏科学研究室

〒214-8571
神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1
明治大学農学部農芸化学科

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