未来の社会基盤を創り支える
明治大学総合数理学部
ネットワークデザイン学科
Meiji Univ. School of Interdisciplinary Mathematical Sciences, Dept. of Network Design
ネットワークデザイン学科とは?
成り立ち
2013年4月、明治大学総合数理学部ネットワークデザイン学科は、同じく新設された中野キャンパスに開設されました。
世の中のシステムの多くは「ネットワーク」として表現できます。コンピューターネットワークはもちろんですが、電力や交通などの社会インフラ、さらには生命システムまでも「ネットワーク」といえます。このような幅広い「ネットワーク」を理解し、設計、構築していくことができる人材は、社会から強く求められています。
ネットワークデザイン学科は、このような背景のもとで誕生したのです。
数理×情報×工学
明治大学総合数理学部3学科共通のキーワード「数理」「情報」に加え、ネットワークデザイン学科では、電気、通信、制御といった「工学」を学びます。
情報(コンピュータ)技術、電気通信工学、知能数理システムをベースとして、様々な専門知識を身につけ、それらを応用していく力をつけるためのカリキュラムが用意されています。
社会から求められるネットワークデザイン学科の学び
コンピューター・ネットワークは、過去の想像を超えて広がっています。
あらゆるモノがネットワークでつながり、大量のデータが生み出され、それを数理的に分析してサービスを実現していく、そのような現代そして未来の情報通信システムの最前線で活躍していくためには、分野が細かく縦割りされた従来型の理工系学部の枠組みでは適応できなくなりつつあります。
明治大学総合数理学部ネットワークデザイン学科の学びの根幹である「数理」「情報」「工学」の横断的な基礎知識を持ち、それを統合する「デザイン思考」ができる人材が求められています。
現在、ビジネスで大注目の
- 「ビッグデータ」
- 「モノのインターネット(IoT)」
- 「人工知能」
これらはすべてネットワークデザイン学科の学びの中心です。ネットワークデザイン学科では、社会に先駆け、学科開設の構想時からこれらに着目してカリキュラムをつくっています。
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Q&A
ここまでは真面目な話です。もう少し噛み砕いて、明治大学総合数理学部ネットワークデザイン学科のことを説明します!
総合数理ですから、ネットワークデザイン学科も「数学」を専門的に学ぶのですよね?
いいえ、違います。社会において実用的な数理科学は学びますが、数学はあくまでもツールです。
ネットワークというからには、情報系の学科ですか?
情報技術はキチンと学びます。しかし、パソコンの専門家になることが目標ではありません。正しく理解し、ツールとして高度に使えるようにします。
それじゃ、何が本当の目標なの?
目指すのは、情報技術や数理科学をツールとして駆使して、実社会のネットワークシステムを創造して支えていくことのできる、工学的なデザイン思考を身につけた人材の育成です。物理・電気・通信・制御といった工学の基礎も時間をかけて学びます。
実世界のネットワークシステムって何のこと?聞いたこと無いけど。
インターネット検索、ネットショッピング、LINEやtwitterのようなSNS、携帯電話・スマートフォン、電力・交通のような社会インフラなど、実際に社会で使われているシステムのことを指しています。普段あまり意識しませんが、このようなシステムも、企画する人、設計する人、開発する人、運用する人がいるから使えているのです。
よく分からないですが、なんだか固そうな学科ですね。男しか集まらないイメージですが。
そうです。結構固い学科なんです。派手で楽しいだけでは、世の中成り立ちませんからね。ちなみに、男女比は4:1くらいで、一般の工学系学科(電気・機械など)よりは女子の比率は多めです。
ということは、女子が多い工学系学科というのが最大の特徴ですか?
それも一つの特徴ですが。。。社会との関わり、情報発信能力など、従来の理工系では軽視されていた部分も強化しています。
数理と情報と工学って、いろいろ出てくるけど、結局どれも中途半端になりそうですね。
数学、情報、電気などの専門的な学科と比べれば、それぞれの内容は少ないのは間違いないです。しかし、中途半端ということはありません。ポイントはキチンとおさえて学習します。昔と違って、今はどんな分野でも、大学で学ぶだけで全てを網羅することはできません。新しい内容もどんどん生まれてきます。一生勉強は続くのです。大学での学びに求められているのは、様々な分野について自分の力で深めていけるような、知の土台づくりです。高いけど狭くて不安定な土台よりも、広く安定した土台をつくりたいですね。
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