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研究成果の公開 | Disclosure of research results

科研費・基盤研究(C) | Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

研究課題:生活困窮者困窮者支援におけるフードバンク活動の役割

(科学研究費補助金・基盤研究C 研究代表者:佐藤順子、2015〜2017年度)

研究計画書

2015年度

貧困研究会 第8回研究大会(2015年12月)


2016年度

■日韓フードバンク・シンポジウム「生活困窮者とフードバンクの役割――韓国の最新事例から――」

<開催概要>

2016年11月27日(日)13:00開会 (17:50終了予定)
明治大学駿河台キャンパス リバティタワー14階 1146教室
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
参加費:無料 / 日韓通訳付き

パネリスト・報告者
・江南フードバンク・フードマーケット美所(ミソ) チーム員 Jang Ji-Duk氏
・聖公会フードバンク 代表 Kim Han-Seung氏
・フードバンク関西 理事長 浅葉 めぐみ氏
・日本学術振興会 特別研究員 角崎 洋平
・佛教大学福祉教育開発センター 専任講師 佐藤 順子(コーディネーター)
・明治大学経営学部 准教授 小関 隆志

主催
・学術研究助成基金助成金 基盤研究(C)「社会的排除に対する社会的連帯経済の役割に関する日韓比較研究」(研究代表者 柳澤敏勝)
・学術研究助成基金助成金 基盤研究(C)「生活困窮者支援におけるフードバンク活動の役割」(研究代表者 佐藤順子)
・科学研究費補助金 特別研究員研究奨励費「貸付と給付のリンケージ構造の研究」(研究代表者 角崎洋平)

※おかげさまで盛況のうちにシンポジウムは終了しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

■投稿論文

小関隆志「生活困窮者支援とフードバンク活動」『貧困研究』第17号(明石書店)2016年11月
貧困研究会のサイト) (明石書店のサイト
※2015年フランスでのフードバンク訪問調査をもとに、2015年12月の貧困研究会第8回研究大会で報告し、さらに推敲を重ねて論文を執筆しました。


■韓国フードバンク調査報告書の発行(2017年1月)

表紙・目次
はじめに/1.韓国フードバンク訪問調査(1〜68ページ)
2.日韓フードバンク・シンポジウム(前半)(69〜126ページ)
2.日韓フードバンク・シンポジウム(後半)(127〜136ページ)
3.韓国フードバンクの論文(137〜160ページ)
4.参加者のレポート(161〜170ページ)
報告書 編集・執筆・翻訳・協力者紹介/奥付(171〜174ページ)

■『フードバンク――世界と日本の困窮者支援と食品ロス対策』を発刊(2018年5月)

佐藤順子編著『フードバンク――世界と日本の困窮者支援と食品ロス対策』明石書店刊
・内容紹介(明石書店サイトより引用):日本でも急速に増えているフードバンクは、「食品ロス削減」の観点から、 近年では食料困難経験者に対する食料支援を目的とする活動にシフトしてきている。アメリカ、フランス、韓国等海外 の先行事例との実証的な国際比較をもとにした、本邦初の研究書。
・定価 本体2,500円+税

・目次
  • はじめに――本書の意義と各章の概要
  • 第1章 世界の食品ロス対策とフードバンクの多様性[小林富雄]
  • 第2章 社会保障システムにおけるフードバンクの意義と役割[角崎洋平]
  • 第3章 日本のフードバンクと生活困窮者支援[佐藤順子]
  • コラム 熊本地震においてフードバンクはどのような役割を果たしたのか――フードバンクかごしまの事例をもとに[後藤至功]
  • 第4章 フランスのフードバンク――手厚い政策的支援による発展[小関隆志]
  • 第5章 アメリカのフードバンク――最も長い実践と研究の歴史[小関隆志]
  • 第6章 韓国のフードバンク――政府主導下での急速な整備[小関隆志]
  • 第7章 食料等の現物寄付の評価――アメリカのフードバンクとアカウンタビリティ[上原優子]

■『フードバンク』出版記念シンポジウム報告(2018年7月)

明石書店から5月に刊行された『フードバンク――世界と日本の困窮者支援と食品ロス対策』の出版記念を兼ねて、 執筆者一同に加え、現場の支援者・研究者のゲストを迎え、この分野の全体像と課題点が網羅されたシンポジウムを 開催いたしました。

シンポジウムのチラシはこちらから

日 時
・2018年 7月22日(日) 13時30分〜17時40分

会 場
・明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー9階 1096教室
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1−1 (御茶ノ水駅下車徒歩約3分)

主 催 明石書店/『フードバンク』執筆者一同

 2018年7月22日(日)、明治大学駿河台キャンパスにて、『フードバンク』出版記念シンポジウムを開催しました。
酷暑にもかかわらず、フードバンク団体の方やジャーナリスト、NPO、研究者など45名の多彩な参加者にお越しいただき、 フードバンクが注目されていることを改めて実感しました。遠方からご参加の方が多いのが印象的でした。
 司会は、一般社団法人生活サポート基金常勤理事の清原公美子様にお務めいただきました。生活サポート基金は フードバンクと連携しており、相談に訪れた生活困窮者に当面の食料を渡しているのだそうです。
 第一報告は、一般社団法人全国フードバンク推進協議会事務局長の米山広明様に「全国フードバンク推進協議会の 取り組みについて」という題でお話しいただきました。各地に新設されるフードバンク団体へのサポート、食品ロ ス削減推進法案の制定に向けたアドボカシー活動、食品企業との連携など、幅広い活動を展開しておられるとのことです。
 第二報告から第六報告までは、このたび刊行した『フードバンク』の執筆者から、この本の内容を簡単に紹介するもの でした。第二報告の小林富雄先生からは食品ロス削減の観点からフードバンクの意義をお話しいただき、第三報告の角 崎洋平先生からは社会保障システムの観点からフードバンクの積極的意義を論じていただきました。第四報告の佐藤順 子先生からは、日本のフードバンクの現状、第五報告の小関からは海外のフードバンクの紹介、第六報告の上原優子先 生は会計の観点から食品という現物寄付をどう価値づけるのかをお話しいただきました。
 金城学院大学の大山小夜先生にはコメントをお願いしました。大山先生は、ご専門である多重債務者問題の観点からフ ードバンクに寄せる期待をお話しいただきました。
 参加者の皆様からは活発な質問・感想を出していただきました。シンポジウムの時間が限られており、議論の時間を充分 に確保できなかったことを申し訳なく思いますが、皆様のご協力に感謝申し上げます。
版元の明石書店様には、本シンポジウムの会場費や謝金などの費用をご負担いただきました。この場を借りてご協力 に御礼申し上げます。
 シンポジウム終了後は、大学の近くにあるレストランで懇親会を開き、約20名の参加者を得て、盛会のうちに終わりました。
報告のスライドを掲載いたします(報告者の意向により、報告用のスライドと掲載用のスライドが一部変わっているこ とをご了承ください)。
小関 隆志




開会あいさつ・司会(清原公美子氏)


第1報告(米山広明氏)


第2報告(小林富雄氏)


第3報告(角崎洋平氏)


第4報告(佐藤順子氏)


第6報告(上原優子氏)


コメント(大山小夜氏)


閉会のあいさつ(明石書店・神野斉氏)