91年5月25日。京劇界の伝説的存在だった翁偶虹(おう・ぐうこう)先生の御自宅にて。


91,6,17・北京の海淀影劇院にて。北京大学留弁の「大王老師」の御指名で、私も出ることになりました。出し物は「京劇の弾き語り」。歌ったのは裘派(きゅうは)の「姚期(ようき)」の一節。遊びなので、衣装は日本風にしました。
 あとでこのときの私の舞台写真が新聞に載り「日本人のイメージをこわさないでくれ」と留学仲間から言われてしまいした。




 同じ日・楽屋にて。左から、青い目の中国語漫才師・大山(ダーシャン)氏、漫才師・丁広泉(ていこうせん)氏、京劇の名優・李欣(りきん)先生、私。
 丁さんいわく「外人は中国語を喋ると芸になる。しかし日本人は、中国語がうまいと中国人になってしまう。あんたも大変だね」
 李欣先生は正統派の名優でいらっしゃるのに、私のこんなどうしようもない演目のため、一週間も自宅で特訓してくださったうえ、当日はわざわざ楽屋まで私の顔のメイクを描きに来てくださいました。ちなみに、市川猿之助のスーパー歌舞伎「リューオー」などで日本でも知られている李光さんは、李欣先生の実兄。


91年6月20日、魏公村にて。左から許俊徳氏、筆者、李祖銘氏(李慕良氏の息子)





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