明治大学 非営利・公共経営研究所

イベント

社会価値評価研究セミナー in京都(同時通訳付き)
「NPO・社会的企業等の社会的価値評価への挑戦~英国版SROI入門」
2011年1月25日(火)18:30-20:30
コープイン京都2階 2012会議室
テーマ
「NPO・社会的企業等の社会的価値評価への挑戦~英国版SROI入門」
近年、NPO・社会的企業等、「サード・セクター」の社会的インパクトをどのようにしてより積極的に表現することができるのか、あるいは、定量的に評価することができるのか、といった「社会的価値への見える化」に関心が高まっています。特に、欧米では、SROI(Social Return On Investment、社会的投資収益)をはじめ、新たな評価手法が実用化されてきました。英国では、非営利系シンクタンクのNEF(New Enonomics Foundation)が、米国のREDFで開発されたSROIを進展させ、2009年、内閣府から「SROIのガイドブック」を公表し、一部のNPOや自治体での導入が進められています。 この度、この分野の議論と実践をリードしてきたジェレミー・ニコルス氏を招聘し、SROIを用いた社会的インパクト測定の入門的解説と、具体的にSROIという手法が直面している課題等についてお話いただきます。
【ジェレミー・ニコルス(Jeremy Nicholls)氏】
SROIネットワーク代表 ジェレミー・ニコルス氏は、2008年からSROIネットワークの代表(the chief executive)を務めている。
会計士としての仕事を開始して以降、彼の関心の焦点は、組織がその生み出す社会的価値をよりよく理解しマネジメントす る方法を見つけ出すという仕事にますます向けられるようになった。
2000年に社会的企業を支援し、政策提言を行うためにthe Cat’s Pyjamasを設立後すぐ、SROIの発展させるための仕事に着手。NEFのSROI関連レポート等の作成に深くかかわっていることで知られるが、最近 では『SROI入門』(Guide to SROI)を執筆し(共著)内閣府から刊行している。

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明治大学経営学部公共経営学科公開講座(同時通訳付き) 「成功するソーシャル・ビジネスの条件」
2010年12月2日(木) 19:00-21:20
明治大学駿河台キャンパス リバティータワー2階 1022教室
テーマ
「成功するソーシャル・ビジネスの条件」
-環境をテーマに人間と社会の変革と地域活性化をめざす 英国「エデン・プロジェクト」と「グラウンドワーク三島」の実践から学ぶ-
 本講座のねらいは、日英の「ソーシャル・ビジネス」の先進事例を通じて、成功するソーシャル・ビジネスの条件について考え、日英のソーシャル・ビジネスや社会的企業実践に関する相互理解を促進することにあります。環境をテーマに、地域再生にパートナーシップで取り組む日英のソーシャル・ビジネスやCSRの第一線で活躍されているリーダーをお招きし、ソーシャル・ビジネスが社会的成果をあげつつ、同時にビジネスとして持続的に成長していくための戦略的課題について考え、成功の鍵を探ります。
【ハワード・ジョーンズ(Howard Jones)】
 エデン・プロジェクト(The Eden Project)の人的ネットワーク担当ディレクター(現職以前は組織開発、ICT開発、新規事業開発を担当)。
 現在、ソーシャル・ビジネスとしての発展を含む、エデンのアジェンダである社会・人間・コミュニティ開発のリーダー役を担う。特に、エデン・プロジェクト がグローバルな教育的・社会的インパクトを発揮するために必要な機会、権威や規模を備えたプログラムや関係構築戦略を開発し、実施する責任を負っている。 こうした事業には、大規模ソーシャル・ビジネス・ネットワークであるLiving Networksの創造、Growing for Life(技能、事業経営手法、生計手段の開発)のような一連のプログラムの主催、Garden for Life(グローバル教育プログラム)、SuperSkills(21世紀型の雇用とイノベーション)、その他、社会的公正、社会的包摂、地域再生、教 育、技能訓練や雇用創出に関するプログラムが含まれる。
 イギリス陸軍将校というユニークな経歴の持主。世界中で多様かつ特殊な環境のもとで活動。歩兵将 校、、落下傘部隊や軽装甲師団の司令官などを務める。軍務には、国内のテロ対策や、アメリカ合衆国や国連軍と協力した海外展開も含まれる。イラク・バク ダットでは、UN Special Commissionのメンバーも務めた。

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