■ 神奈川県相模原市との共同研究について (2006.6.29)
神奈川県相模原市と明治大学危機管理研究センターは、2005年4月からの1年間、同市の「都市防災基本計画」策定に係わる共同研究を実施してきました。2006年3月末をもって、この共同研究は終了し、その研究成果の報告会を、2006年6月30日に相模原市役所にて行いました。相模原市側からは、加山助役、宮崎助役、座間都市部長をはじめとする同市幹部が、本センターからは市川宏雄 危機管理研究センター副所長(明治大学大学院ガバナンス研究科長)、研究助手等が出席しました。
今回の共同研究では、特に、政治学や行政学の分野で近年注目されているソーシャルキャピタル理論(人間関係資本論)を応用し、地域コミュニティーの結束度や住民の防災力を数値化や、地域のソフトな防災力を比較対象する試みを行いました。また、その結果をいかにして都市防災基本計画に取り込んでゆく手法について、同市とセンターの間で検討を続けてきました。
今回の研究結果を参考に同市は、平成18年度から19年度に市町村合併後の新市域全体の計画の素案を作成し、地域住民の意見を反映しつつ、平成20年度に計画を策定する予定です。

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