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これまでの主な研究活動
◆行政組織における危機と危機管理に関する理論化作業 |
ルーチン業務を特徴とする行政組織が、非ルーチンな状況である危機に対応するために求められるシステムの確立に関し、その理論的な枠組みの構築作業を行う。作業経過は、危機管理研究会議にて報告される。 |
◆危機管理に関する住民の意識調査(フォーカス・グループ・インタビュー調査) |
市民が、危機に対してどのようなイメージを持ち、対策を講じているのかを、フォーカス・グループ・インタビュー法を用いて調査を行なう。2003年度は、首都圏近郊に在住のサラリーマン、自営業者、主婦、学生、計50名を対象として調査を行なった。対象グループにより、危機のイメージや対応策に差異があることが明らかとなった |
◆地方自治体へのヒアリング調査 |
基礎自治体における危機管理政策に関し、市町村の防災対策部局職員に対して、ヒアリング調査を行なう。各自治体が想定する危機の内容、それら危機に対するシステム構築に関して、情報の収集を行なう。 |
◆GISによる災害に関するデーターベースの構築及びシミュレーション |
首都圏A県内19の市の統計情報や、自然・社会環境の情報を収集し、データベースを構築した。また、これらの情報を、GIS(地理情報解析システム)を用いて解析し、災害時の被害状況などのシミュレーションを行なう。2003年度は、主として自然工学的なハード要因に関する解析を行ったが、2004年度以降は、行政対応や住民・コミュニティの意識、活動に関する情報も組み合わせ、ソフト要因に関する解析も行っていく。 |
◆海外の危機管理に関する調査(及び、危機管理研究を行なう研究所に関する調査) |
欧米における危機管理研究の現状に関する現地調査を行なう。また危機管理研究者との意見交換、関連研究機関と共同研究の可能性などについて折衝を行なう。
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◆危機管理関連の資料収集 |
@危機管理関連書籍及び論文の収集とデータベース化(国内、国外)
A地方自治体の地域防災計画の収集
B他の研究機関に関する資料、及びそれらの機関が作成した資料の収集
C危機管理に関連する行政機関の資料
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