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在学生

在学生からのメッセージ

座学で学んだ理論について自ら実験することでさらに理解を深める
坂中 鈴実
応用化学科2年
坂中 鈴実
熊本県立第一高等学校卒業

人にやさしく環境にも配慮した持続可能な研究・開発に携わりたいと考え、化学を専門的に学ぶために応用化学科への進学を決意。柔軟な思考と広い視野を大切に、様々な授業の中で知識を吸収しています。将来は、人にも環境にも良い影響を与える持続可能なものづくりで豊かな社会を実現する研究者になることが目標です。

Q応用化学科の魅力は?

Answer
化粧品や医薬品など、私たちの生活はたくさんの応用化学の知識を用いて作られたものによって支えられています。応用化学科は、こうした製品の開発に応用されている知識や技術について、基礎から丁寧に深く学べることが魅力です。

Q印象的だった授業は?

Answer
実験の授業です。予想と違う実験結果が出た場合には、様々な理論や知識に立ち返り、原因を考えます。そうして原因が判明した時こそが、化学の面白さを一番感じられる瞬間です。自分で事象に疑問を見出して答えを探求することは、難しいですがとてもやりがいを感じます。

Qどのように成長できましたか?

Answer
座学に加え、自分の手を動かして実験に取り組むことで反応や原理を理解でき、知識を深めることができました。実験の授業はレポート作成に苦労することもありますが、実験結果に対する理由の究明をすることで論理的思考力の成長につながっていると思います。

自ら課題を発見し、解決方法を考える姿勢が養われました
石川 愛理
応用化学科2年
石川 愛理
愛知県立岡崎高等学校卒業

化学の魅力といえばやはり、基となる考えがシンプルであることだと思います。一見複雑そうに見える反応でも、プラスとマイナスは引き合う、プラスとプラスは反発しあうなど、とても単純な理由で説明できてしまうのです。特に大学の授業では、高校の化学のように暗記ばかりではなく、結果に至るまでの過程を詳しく学びます。そのため、高校の化学は暗記ばかりで嫌いだという人も、大学の化学は楽しめるかもしれません。また、一言に化学と言ってもさまざまな分野があるので、学んでいるうちに自分の好きな分野がきっと見つかるはずです

Q印象に残っている授業は?

Answer
実験の授業です。教科書や問題集でしか見なかった反応を実際に自分の手を動かしてやってみることで理解も深まりますし、教科書通りにならないことがあるのもわかります。なぜそうなったのか、他に考えられる反応はないかなどを考えることで思考力を養えると思っています。

Qこの学科に入ってどう成長しましたか?

Answer
課題解決力が身についたことです。実験のレポートに書く考察には答えがありません。自分で問題を見つけ、文献などを調べて自分なりに解釈する必要があります。高校までのように問題集があってそれに解答がついているわけではないので、自分で課題を見つけて解決するという、この先どの場面でも役に立つ力が培われると思います。

Q将来の目標は?

Answer
有機化学に興味があるので、将来は薬などの有機化合物の合成に携わりたいと思っています。座学と実験の授業で得た論理的でかつ実践的な技術を活かし、人のためになるような有機化合物をデザイン・合成できるようになりたいと思っています。そして有機化学だけでなく他の分野で学んだ知識も活用することであらゆる視点から議論できるような研究者になることが私の目標です。

論理的な思考力と課題決力が、鍛えられました
柴原 晴香
応用化学科2年
柴原 晴香
愛知県立刈谷高等学校卒業

高校では化学の面白さを感じながらも、暗記に終始してしまったという思いがありました。大学へ進学し、どうしてそのような反応や結果になるのかというところまで探究したいと考えたことが、本学科を選んだ理由です。私たちの身のまわりの物は、どんな物質でできているのか、なぜその物質が選ばれているのかということを考えたり、人々の暮らしを豊かにする新しい物質について研究することに魅力を感じ、学びに取り組んでいます。

Q印象に残っている授業は?

Answer
先生から、普段聞くことのできない研究内容について教えていただける授業が印象的でした。単純に研究の内容と結果だけではなく、その経緯まで伺うことができるなど、興味深い授業になっています。さまざまな分野の先生からお話を聞けることも魅力です。

Qこの学科に入って成長した事は?

Answer
実験のレポートを書く際には、いつも「どうしてこのような結果が得られたのだろう」と考えるようにしています。これを習慣のように繰り返すことで、何事にも「なぜ?」と疑問をもって思考する力や、それを解決しようとする力を身につけられました。

Q将来の目標は?

Answer
座学では多くの知識を、実験では実践的な技術と事象に対する論理的な思考力を身につけられていると感じています。卒業後は、その力をさらに高め、人々の日常生活の向上に貢献できる研究ができるようになることが目標です。

豊富な実験で確かな思考力が身についた
萩尾 葵
応用化学科2年
萩尾 葵
愛媛県立新居浜西高等学校卒業

応用化学科で無機化学や有機化学、物理化学などのさまざまな分野を学ぶうちに、高校では暗記にとどまっていた化学反応や作用の原理を理解できて、知識が深まる実感にうれしくなりました。実験の授業ではレポート作成に苦労することもありますが、起こった事象に思考を巡らせ、理論づけする作業は、学びが身につく何よりの勉強法だとやりがいを感じます。3年次からはさらに専門性の高い学びを身につけ、それをいかせるような職業に就きたいと思っています。

Q応用化学科を選んだ理由は?

Answer
目に見えない分子レベルの組み変わりで構造が変化したり、大きな力を生んだりする化学に興味がありました。また高校で物理の面白さに目覚めたので、理学と工学の両分野を学びたいと考えて応用化学科を選択しました。卒業後に幅広い分野で活躍できる点も魅力です。

Q応用化学科の魅力とは?

Answer
応用化学科は実験授業が豊富にあり、教科書で勉強するだけでは得られない経験を数多く得られます。化学は社会の発展に欠かせないものであり、広範囲にわたる分野を含んだ学問です。私は学びを進めるほどに化学の奥深さを知り、入学前よりも化学が大好きになりました。

Q印象に残っている授業は?

Answer
実験の授業です。主に化合物の合成やその測定を行いました。化合物になるまでのプロセスに関する予習、また実験後のレポート提出が大変でしたが、知識を実践する作業がとても楽しく、思考力も鍛えられました。座学だけでは得られない多くのことを学べた授業です。

多面的な視点と学びへの主体性が身についた
大貫 秀太
応用化学科2年
大貫 秀太
静岡県立浜松北高等学校卒業

応用化学科で分析化学や無機化学、有機化学、物理化学などさまざまな分野を学ぶうちに、それらが関連し合っていることがわかり、各分野を多面的にとらえられるようになりました。自分なりに考えて知識を吸収することで、それまで受け身がちだった勉強への姿勢が主体的になったと感じます。学びの中で身につけた主体性や周りの人と協力して実験を進める能力は、将来就職してからの仕事やグループワークにきっといかせると思います。

Q応用化学科を選んだ理由は?

Answer
明治大学の応用化学科には、興味のある有機化学を取り扱う研究室が多くあったからです。高校の時から、将来は新しい味や匂いなどを生み出す食品開発の仕事をしたいという漠然とした夢があり、自分がやりたいことを研究できる環境は夢の実現の一助になると思いました。

Q応用化学科の魅力とは?

Answer
応用化学科での実験は、どれも座学による授業と密接に関連しており、反応や理論について深く学ぶことができます。また、卒業後の進路が幅広い点も魅力。大学に入ってからでも自分のやりたいことを見つけ、将来の夢のために必要な力を身につけられます。

Q印象に残っている授業は?

Answer
「有機立体化学」です。高校での有機化学は反応を覚えるだけでしたが、授業を通してそれらがすべて電子移動によって説明できることがわかり、初めて見る反応でも反応結果を予測できるようになりました。有機化学への理解が深まり、面白さを知るきっかけにもなりました。

早期卒業の卒業生からのメッセージ

藤木 政志
藤木 政志 (ライオン株式会社 研究員)

私は、就職活動を通じて早期卒業制度のありがたみを強く実感しました。
早期卒業制度を設けている大学は数少なく、社会人になった今でも周りから“ちょっと変わった経歴の持ち主”として見られます。だからこそ、就職面接でのアピール力は絶大でした。面接で、学業のことをアピールしようと「学科で成績が上位です!」と言ってもなかなか面接官には響きません。しかし、「明治大学独自の早期卒業に挑戦して、みんなよりも1年早く大学院を修了します!」と言うと、面接官は毎回興味を示してくれました。現在、私が当時第1志望の会社で働くことができているのも、早期卒業に挑んできた努力を認めてもらえたからだと思っています。
もちろん、早期卒業で修了過程を1年短縮する分、その中身は濃密な時間になります。それでも、早期卒業に向けて学業や研究活動に奮闘してきたことを世の中の人はきっと評価してくれます。