メンバー・関連学生たちの活躍

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本クラスターのもう一つの目標:「ヒトを育てるクラスター」

 本クラスターは「ライフイノベーションの推進に資する研究であり、このクラスターを核として、本学の研究力の向上に微力ながら貢献していきたいと思っている。それは前節までの話であり、このクラスターには「もうひとつ別の目標」がある。

 世界的に認められる研究を推進するには、研究者個人の能力とは別にいくつかの不可欠な要素が4つあると思う。それらは、「お金(研究費)」、「モノ(研究設備)」、「スペース(研究場所の広さ)」および「ヒト」である。前者の3つについては、個人レベルではどうにもならないことが多く、報われないことを覚悟の上で与えられた環境で最大限の努力を継続するしかない。一方、「ヒト」については、教員という立場上、努力の余地が残されている。 本学は「学科目制」であるため、教員が一つの独立研究室を運営している。多くの教員は講義や学生実験、研究室配属学生への研究指導、校務、学会関連の業務などを抱えており、自分自身で手を動かして実験を行なうことは難しい状況にある。そのため、本学では「大学院生が研究の担い手になっている。このような状況では、大学院生とともに歩む研究スタイルを実践し、「ヒトを育てる」ことが最も重要であると思う。

 そこで、当該クラスターでは、「研究プロセスを実践できる「自分自身で考えられる研究者の育成」にも注力していきたいと考えている。なお、ここで述べている「研究プロセス とは、「研究の立案・調査」 →「実験方法の確立」→「データの収集と検証」→「学会での発表」→「論文投稿」の一連の流れのことである。

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