ushi 日本、北アメリカ、そして、ハワイで、文化人類学と言語人類学を機軸にした国際法の施行と運用をめぐる調査・研究、その中でも法律の翻訳に焦点をあてた研究に取り組んでいます。国際法は幅広い地域での運用を目的として書かれている反面、必然的に曖昧な用語と表現を内包しています。そのため、国際法の運用過程には、複雑な法的・文化的翻訳の作業が必要となり、予期しない法の作用が引き出されることがしばしば起こります。

この法的・文化的翻訳の過程に焦点をあて、主に世界遺産条約、生物多様性条約、そして、女性差別撤廃条約(女子差別撤廃条約)などの地域社会レベルでの国際法の運用に関する調査・研究に取り組んでいます。