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清楽「韻頭」「散花楽」「如意串」
「補矼匠」 「将軍令」「徳健流水」
「久聞」「久聞歌」 「西皮調」
「二凡調」「厦門流水」「月花集」
「平板調」「櫓歌」「嗩吶皮」
「親母鬧」「胡蝶飛」「蓬莱島」
最初の公開2011-7-4 最新の更新2011-7-9
目次 [
韻頭・韻頭連
] [
散花楽
] [
如意串
] [
補矼匠
] [
将軍令
] [
徳健流水
] [
久聞
] [
久聞歌
] [
西皮調
] [
二凡調
] [
厦門流水
] [
月花集
] [
平板調
] [
櫓歌
] [
嗩吶皮
] [
親母鬧
] [
胡蝶飛
] [
蓬莱島
]
韻頭
いんとう
(簡)
工尺譜の画像は
『清風雅譜』1992年版
。
韻頭(本によっては「員頭」とも)は、合奏隊のウォーミング・アップを兼ねて、合奏の冒頭に演奏されたので、「操音」とも呼ばれた。 しばしばこれに続けて「韻頭連」(員頭連)などを演奏した。
下の画像は『
月琴詞譜
』1860の「操音」(=韻頭)。「上尺上尺…」という工尺譜の右横に朱墨で読みがなが振ってある。
『
清楽指南
』1892の「員頭連」(=韻頭連)の工尺譜。
散花楽
さんからく
(簡)
(和)
タイトルを「粲瓦礫」とする本もある。
如意串
にょいせん/にょいかん
(簡)
(和)
「串」という漢字には、「カン(漢音)・ケン(呉音)・guan4(現代中国語)」と「セン(呉音・漢音)・chuan4(現代中国語)」の二つの 読音がある。貫通を意味する「串通(カンツウ)」、人を笑わせるためのおどけた芝居を意味する「串戯(カンギ)」、 慣の意味の「串狎(カンコウ)」などはカン。気脈を通じあってぐるになる意味の「串通(センツウ)」「親串(シンセン)」はセン。 現代中国語では、「串」をguan4(日本語のカンに当たる字音)という読みかたはすたれ、 意味の違いにかかわらず「串」をchuan4(日本語のセンに当たる音)と読むのが普通。
補矼匠
ほこうしょう
(簡)
(和)
「矼」の字音はコウ(呉音・漢音)。中国語では、gang1と読むと「水面上に飛び石のようにしつらえた石橋」、qiang1と読むと「かたい」の意味。 「補矼」は、乱弾戯の演目名にもなっている単語「補缸」(缸の字音はコウ、gang1。筒形の陶器製のかめの意)の当て字かもしれない。
将軍令
しょうぐんれい
(簡)
(和)
徳健流水
とくけんりゅうすい
(簡)
日本に清楽をもたらした長崎来舶唐人の一人、林徳建の器楽曲。
久聞
きゅうもん/きゅうぶん
(簡)
(和)
『
月琴詞譜
』1860より。
以下の「久聞歌」と似た旋律を部分的に含むが、別の曲である。
久聞歌
きゅうもんか
(簡)
(和)
西皮調
せいひちょう
(簡)
(簡)
西皮調は、中国の民間音楽の音階の一種。「ラドレミソラ」。
参考:西皮調の調弦。図は『
清楽曲牌雅譜
』(1877)より。低音弦と高音弦の開放弦のときの音高を、 それぞれ「四」(ラ)と「工」(ミ)に合わせる。
二凡調
にぼんちょう
(簡)
二凡調は「二黄調」の意で、中国の民間音楽の音階の一種。「ソラドレミソ」。
参考:二凡調の調弦。図は『
清楽曲牌雅譜
』(1877)より。 低音弦と高音弦の開放弦のときの音高を、 それぞれ「合」(ソ)と「尺」(レ)に合わせる。
厦門流水
(夏門流水) かもんりゅうすい
(簡)
『
清楽指南
』1892
『
月琴詞譜
』1860の、手書きの書き込み。
月花集
(月下集) げっかしゅう
(簡)
『
清楽指南
』1892
平板調
へいばんちょう
(簡)
(和)
『
清楽指南
』1892
櫓歌
ろか
(簡)
(和)
『
清楽曲譜
』1893より
嗩吶皮
さとつひ
(簡)
(和)
『
清楽曲譜
』1893より
親母鬧
しんぼとう
(簡)
(和)
『
月琴楽譜
』1877より。
胡蝶飛
こちょうひ
(簡)
(和)
『
清楽曲譜
』1893より
蓬莱島
ほうらいとう
(簡)
『
清楽指南
』1892より
『
洋峨楽譜
』1898より
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