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明治大学 教養デザイン研究科 特定課題講座「地域環境と人」
Lecture on the Special Topic "Local Environment and Human-beings", presented by Graduate School of Humanities, Meiji University

動物人間3万年

最新の更新2023年1月20日    最初の公開2022年12月15日

キーワード:表象文化 アニミズム 美術 アニメ 妖怪 宗教
おかげさまで無事に終了しました。
当日の様子は下記のYouTubeビデオでご視聴いただけます。 2023年1月20日 加藤徹

【拡散希望】明治大学 特定課題講座「動物人間3万年」2023年1月20日 参加費無料 チラシの文言に小修正を加えました(学外者のかたはZOOMでお願いします、とか)。https://t.co/SAu7pnTUbU
 お正月のあいだに、上記の特設ページを作ります(^0^;) ZOOMでよいので、ぜひ冷やかしでのぞいてください?? pic.twitter.com/Iw3dJcOW7u

— 加藤徹(KATO Toru) (@katotoru1963) December 23, 2022
日時 2023年1月20日(金曜・明治大学の補講日)
場所 明治大学 和泉(いずみ)キャンパス ラーニングスクエアLS101教室
コーディネーター 加藤 徹(明治大学法学部教授・教養デザイン研究科「文化」コース) ←つまり私です(^0^;)
 住所は東京都杉並区永福1-9-1です。京王線・井の頭線「明大前駅」から徒歩8分です。
 明大の正門を入って左の奥です。[和泉キャンパスマップ])
 参加費無料、事前申し込み不要です。どなたもご参加いただけます。
(1)明治大学の学生・教職員など内部の方・・・対面またはZoomで受講できます。
(2)明治大学以外の方・・・Zoomでのご参加をお願いします。
ZoomのURLは下記をご覧ください。当日までアクセスしないでください。
(Zoomの性質上、もし数百人以上の参加者が殺到すると、つながりにくくなる可能性があります。事前にご了承ください)
 ご質問・お問い合わせは、私・加藤徹までメールでご連絡くださるか、教養デザイン研究科の事務室(電話 03-5300-1529)にお問い合わせください。
 加藤徹のメールアドレスはです。
2023年1月20日金曜のタイムスケジュール
第1部10:50-12:30(大学の2限目)
趣旨説明兼座談会「動物人間3万年」
院生研究紹介「異類婚姻譚研究をめぐる諸問題」

第1部のZoomミーティングに参加する
https://zoom.us/j/97【終了しました】09
ミーティングID: 97【終了しました】92
パスコード: 1【終了しました】8
昼休み 60分 (12:30-13:30)
※第2部の開場は会場準備のため(関係者以外は)13:15からになります。
第2部13:30-15:10(大学の3限目)
研究発表「スフィンクスと人面狛犬のユーラシア ―― ヨーロッパから花巻まで」 +質疑応答

第2部のZoomミーティングに参加する(第1部のURLと違います)
https://zoom.us/j/94【終了しました】09
ミーティングID: 94【終了しました】44
パスコード: 9【終了しました】2
休憩 10分 (15:10-15:20)
第3部15:20-17:00(大学の4限目)
参考上演「なめとこ山の熊(宮沢賢治)」(講談芝居)
総合討議 「人間性とその適正な環境の探求」のための「知の創造(デザイン)」

第3部のZoomミーティングに参加する(第1部・第2部のURLと違います)
https://zoom.us/j/96【終了しました】09
ミーティングID: 96【終了しました】46
パスコード: 2【終了しました】8
参考YouTubeビデオリスト
YouTube https://www.youtube.com/playlist?list=PL6QLFvIY3e-mq0w-S0H8bgsk2JZMGnG09

第1部  10:40-11:40 趣旨説明と座談会「動物人間3万年」、院生の研究紹介
第1部のZoomミーティングに参加する
https://zoom.us/j/97【終了しました】09
ミーティングID: 97【終了しました】92
パスコード: 19【終了しました】88

○趣旨説明
 教養デザイン研究科教員(アイウエオ順) 
浅賀宏昭  岩野卓司  加藤徹(司会進行)  川野明正  丸川哲史 他
 ヒトは、目の前に存在しないモノやコトを想像する「表象能力」とそれを他者に伝える表現能力を獲得することで、「人間」になりました。今から3万2千年前にドイツで作られた彫刻「ライオン人間」は、ライオンの頭部とヒトの体を組み合わせた立像ですが、「人間」が創造した最古の作品の一つです。
 ヒト、動物、人間のせつない関係は、石器時代から現代まで続いています。動物を萌え擬人化した「ウマ娘」やチアガールが踊る「きつねダンス」は、岩手県花巻市の鹿踊など伝統舞踊ともつながっています。 「ライオン人間」を彫った石器時代人も、特別養護老人ホームの「看取り犬」に死を看取ってもらう現代人も、動物の中に「人間」を見る心は同じです。
 この講座で、人間が人間らしく生きるための教養を、いっしょにデザインしてみませんか。
【趣旨説明のポイント】
  1. 「地域環境と人」
     ヒトも動物<自然界、野生界の一部のはずだが・・・
     「人間」とは何か。心、命、人間らしく、とは?
     人間がもつ「表象能力(representational ability )」から人間を考える。
     人類が表象能力を発揮した最古の作品は、現在確認されている限りでは、3万2千年前のライオン人間(【中】史前獅子人雕像、【英】Lion-man、【独】Löwenmensch)である。
    以下、更科功『絶滅の人類史』(NHK出版新書、2018)p.25より引用
    (前略)空を飛べる能力さえ、昆虫と翼竜と鳥とコウモリという複数の系統で進化しているのだ。 ところが直立二足歩行は、気が遠くなるほど長い進化の歴史を見渡しても、人類でしか進化していない。 少し不思議な感じがするが、人類以外に直立二足歩行をする動物はいないのだ。
     ドイツのシュターデル洞窟で発見された「ライオン人間」と呼ばれる彫刻がある。 高さは30センチメートルほどで、およそ3万2000年前のものと考えられている。 この彫刻は、頭がライオンで体がヒトという半人半獣像だ。 実際には存在しないものを想像する能力を、ヒトが獲得したことを示す、最古の証拠の1つとされる。 この彫刻の顔は確かにライオンに見えるが、首から下はやや造りが粗くて、形からだけでは何の動物かわかりにくい。 それでも一目見ただけで、この彫刻の首から下はヒトだと、私たちにははっきりわかる。 なぜならこの彫刻は、2本足で直立しているからだ。
     cf.ライオン、獅子、狛犬・・・
    "No beast so fierce but knows some touch of pity." "But I know none, and therefore am no beast." Richard III, Act 1, Scene 1 - William Shakespeare.
    「熊。おれはてまえを憎くて殺したのでねえんだぞ。おれも商売ならてめえも射たなけぁならねえ。ほかの罪のねえ仕事していんだが畑はなし木はお上のものにきまったし里へ出ても誰も相手にしねえ。仕方なしに猟師なんぞしるんだ。てめえも熊に生れたが因果ならおれもこんな商売が因果だ。やい。この次には熊なんぞに生れなよ」――宮沢賢治「なめとこ山の熊」
  2. 過去や伝統は、現在の私たちとつながっている。
     雅と俗の区別や、メインカルチャーとサブカルチャーの違いは、便宜的なものにすぎない。
     地球のある地域は、他の地域とつながっている。
     学問の目的は、自分を知ることである。
     「およそ人間に関することで、自分と無関係なものは何もない」(Homo sum, humani nil a me alienum puto.)
  3. 明治大学教養デザイン研究科 特定課題講座のあゆみ
    第一弾 2015年度-2018年度 風に吹かれて―テントが世界を包む― [こちら(2015)]
    第二弾 2019年度 シンポジウム「未来のアニミズム」 [こちら(2019)]
    第三弾 2022年度 動物人間3万年(本講座)
  4. 大学院の「見える化」
     今回の特定課題講座では、教養デザイン研究科の雰囲気を見て感じていただく。
     文字で知りたい人には、[教養デザイン研究科の公式サイト]、書籍『野生の教養』(2022年11月刊)、『いすみあ : 明治大学大学院教養デザイン研究科紀要』、紀要『教養デザイン研究論集』、[教養デザイン ブック・レビュー]他

教養教育の象徴「START LINE 0m / GOAL LINE 40000000m-1m」at 明治大学 和泉キャンパス。学問の目的は自分を知ること。自分から始まり、世界を巡って自分に戻る。This artwork symbolize the purpose of liberal arts. You must learn and study the world to know yourself. Izumi Campus. pic.twitter.com/26ruapiI9s

— 加藤徹(KATO Toru) (@katotoru1963) September 26, 2021

○院生の研究紹介
 「異類婚姻譚研究の諸問題」
 岩井晴子(いわい・はるこ 院生)、李夢秋(り・むしゅう 院生)、李瑀h(り・うき 院生)、他
参考

昼休み(60分間) 12:30-13:30
午後の部は、13:15から開場です。温かいロビーでお待ちいただけます。

第2部  13:30-15:10 研究発表「スフィンクスと人面狛犬のユーラシア ―― ヨーロッパから花巻まで」
発表者 川野明正(KAWANO Akimasa)(教員)
コメンテイター 岩野卓司(IWANO Takuji) (教員)
第2部のZoomミーティングに参加する(第1部のURLと違います)
https://zoom.us/j/94【終了しました】QT09
ミーティングID: 94【終了しました】344
パスコード: 9【終了しました】42
資料 パワポを使用します。以下の(1)と(2)の内容は同じです。
(1)パワポPDF(21.6 MB)は[
https://xgf.nu/NhyU](ギガファイル便)からダウンロードしてください(ダウンロード期限:2023年4月27日木曜)。
(2)パワポ動画(YouTube、無音) https://youtu.be/CwOuwEdz53A



↑川野教授の講演の冒頭画像(縮小加工版)

【拡散希望】講演「スフィンクスと人面狛犬(じんめんこまいぬ)のユーラシア ――ヨーロッパから花巻(はなまき)まで」by 川野明正・明治大学教授 2023年1月20日金曜13:30-15:10 ネットでも無料で視聴できます。コメンテイターは岩野卓司教授。詳細は https://t.co/SAu7pnUs1s pic.twitter.com/Yj7yEyLGeK

— 加藤徹(KATO Toru) (@katotoru1963) January 12, 2023
 明治大学の教員紹介のサイト(1)
 明治大学の教員紹介のサイト(2)
 『アジアの街並−東南アジア旧市街・中国古鎮・日本昔町』─川野明正の研究室

第3部  15:20-16:00 参考上演と総合討議
第3部のZoomミーティングに参加する(第1部・第2部のURLと違います)
https://zoom.us/j/969【終了しました】T09
ミーティングID: 9【終了しました】46
パスコード: 20【終了しました】8

参考上演のパートの映像(外部の業者による撮影と編集)
https://youtu.be/pOfWu8Mi988

○参考上演「なめとこ山の熊(宮沢賢治)」
講談:盧織迅(ろしきじん / 丸川哲史。教員)
演者:魯大鳴(ろ・だいめい / Lu Daming。京劇俳優)
うた:盧佳世(nokayo / ノカヨ。シンガー・ソングライター)

【拡散歓迎】講談芝居「なめとこ山の熊」 ZOOMでも生放送無料配信します。2023年1月20日金曜 15:20より。#明治大学 大学院 教養デザイン研究科 特定課題講座「動物人間3万年」参考上演。
ぜひご覧ください。詳細はhttps://t.co/k0UHVa8j57
講談:盧織迅(丸川哲史)
演技:魯大鳴
うた:盧佳世 pic.twitter.com/ORE23aOM5n

— 加藤徹(KATO Toru) (@katotoru1963) January 12, 2023

○総合討議 「人間性とその適正な環境の探求」のための「知の創造(デザイン)」
登壇者(対面+オンライン)
 教養デザイン研究科教員(アイウエオ順)  
浅賀宏昭  岩野卓司  加藤徹(司会進行)  川野明正  丸川哲史 他


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