◇ 3年生プロゼミ活動内容

3年生活動内容は、グループ研究です。 準備の過程で、グループワークやチームワークの練習にもなります。
第二に、発表本番で、プレゼンの練習になります。 第三に、発表後、十分時間をとって、学生間の質疑応答を十分行います。
他のゼミのように、教員の補足を頼りに、教員の顔色をうかがいながら、発表するのではなく、 ゼミ生の質問には、発表者が、リアルタイムで思考して、答える練習をします。 小原ゼミは、全員参加型のゼミを目指します。 発表者と教員だけの掛け合いで、当番でないゼミ生は寝ているのではダメです。 発表の番ではないゼミ員の活性化を重視してます。就活のフレキシブルGD対応で、 発表しない番のゼミ員は、全員、一回のゼミにつき、2回以上の質問、コメントをするようになっています。
4年になるまでに、何度も何度も人前で発言の機会があるため、話すことが苦手な人でも、みな自然と成長して、話すことが上達します。
一般に、よく、ゼミでの教員が物知りで、補足説明がすごいとか、 それは、プロなんだから当たり前でしょう。 少人数のゼミ生限定だけに知識を話すと言うことは、逆に、一般の講義のレベルが低すぎて、出し惜しみしていると言うこと。 ゼミという形式を生かすには、一方的に教員の話を聞いて知識を覚えるのではなく( それでは大教室講義と変わらない)、学生同士が本気で議論して、動態的ノウハウを習得するのを目指さないと意味がないと思います。
ゼミでは、教員は、アメリカの大学の、発言重視のダイナミックなクラス運営における、ファシリテーターを目指すべきで、学生間の議論をギリギリまで見守って、 自力で議論してもらい、明らかに議論がはずれたら、教員が出動するくらいが良いのではないでしょうか。
教員が、補足として、知識をとうとうと話すのは、逆に、ゼミという少人数でも、大教室講義と同じように、学生は、一方的に聞いている(あるいは寝た状態)だけで、 むしろ。学生がリアルタイムで頭をフル回転させて、何かを発言する機会を失っているのではないでしょうか。
主に、金融経済に関するテーマで自由研究を行います。 内容は、理論的なものよりも、実務的なもの、現実的なものがほとんどなので、興味を持って論文を書くことができます。
ただし、テーマは完全自由ではありません。プロ野球の分析とかは却下です。 具体的には、前期は、テーマに関する基礎的なことを調べて、プレゼンし、後期は、実践的な発表を行います。
任意で、外部の論文コンテストに応募します。
グループ研究に関しては、マーケティングのゼミではないので、メリット、デメリットを両方挙げて、 国民目線で、冷徹に、 検討することがルールです。「○社のキャッシュレスはすごいから、みんなで使いましょう!」では、大学で研究する意味がない。 日本は、ITセキュリティが甘くて、キャッシュレスで不正出金が何回あったことか。 宣伝は、企業に任せればおけば良い。
他に、項目としては、全員参加で、ビブリオバトル(書評プレゼンコンテスト)を、金融のゼミらしく、投資本、投資のベースとなる大局的歴史本に 限定して行います。(一般のビブリオは、選書がジャンルも自由、ライトノベルとかもありとするのは、遊びに過ぎないので。)
並行して、3年春学期は、日経新聞主催の学生対抗円ダービーに全員参加します。 適当に予想するのではなく、機関投資家のような、チーム予想を手法を取り入れます。
希望者は、任意で、金融プロ端末のブルームバーグ社のグローバル投資コンテストや日経ストックリーグに出場します。
ブルームバーグ・グローバル投資コンテスト 日経ストックリーグ
仮想資金額 100億円 500万円
対象市場 全世界 日本株と一部アジア株のみ
銘柄数 100銘柄 20銘柄
参加校 いわゆる一流大学の金融・会計・経営ゼミがほとんど*1 中学、高校なども参加*2
チーム人数 3人から9人 3人から5人
運用成果も考慮 運用成績全く関係なし。テーマのみ
*1 会社側が制限しているわけではないが、内容や条件が高度なので、 事実上そうなっています。
*2 近年、中学、高校、大学を通じた最優秀賞は、高校ばかりであり、 大学を軽視していると言われている。
以上で、外部コンテストの項、終わり。


合宿は一切行いません。
先輩達の論文の具体的テーマの例に関しては
グローバル投資
資産運用(NISA,IDECOなどの制度面中心)
資産運用(アクティブ運用 VS パッシブ運用論争)
人工知能、ロボ・アドバイザー
日本における投資教育の発展の方策
クラウド・ファンディング
地域通貨の発展
リレーショナル・バンキング、動産担保融資などの地域金融の新たな展開
などです。他のテーマも、提案可能です。ただし、金融経済のまともなテーマで、承認されれば、可能です。

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