ゼミ概要 ◇ 小原ゼミ概要: 2つの特徴
第一の特徴は、活動→2年生、3年生と、明大生は、 秋に正式配布される公式のゼミ『募集案内』 冊子の小原ゼミページをよく読んでください。 SNSとかは、学生が勝手に書いているので、当てになりません。
1) ディベート&グループワーク: 発信力重視
一方的に教員が話して、知識を効率的に吸収するのは、講義でやるので、少人数のゼミの方では 教員でなく、学生が発言するアウトプット、すなわち、プレゼンテーション、本格ディベート討論(下記参照)やグループワークが 中心となります。こうすることで、講義とゼミの相乗効果を生みます。 また、ゼミでは、どの業界でも通用するビジネスパースンとして不可欠なコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力をつけます。
小原ゼミの専門テーマのファイナンシャル・プランナー(FP)資格の意味とは。 FPの学習範囲は、広く金融業界の実務を学ぶための好適な「教材」「題材」として利用します。 ただし、誤解して欲しくないのは、資格予備校のような資格合格対策はゼミでは一切やりません。 予備校のように、資格試験に受かれば良いと、試験に出ない所は一切やらないとか、 論理構造がわからなくても、正解できれば良いというような 合格対策のようなことは一切ゼミではやりません。
ゼミは大学教育の一貫なので,予備校と違って,受験合格テクニックの丸暗記をやるのではなく、金融実務の現場でどのようにFPの知識を生かすか、またなぜそうなるのかという論理を重視します。合格サポートは一切行ないませんが,本質的でより深く,真の実力がつくのが目標です。その上で、資格を受けるのは各自の自由となっています。
FPを題材として学ぶことは、住宅ローンとか、年金とか、 自分の将来の人生にも確実に役立ちますし、 会社で、顧客のアドバイスにも役立ちます。
下の活動内容を見てもらえばわかりますが、広い意味での総合金融の学習ということで プログラムが「一貫」しています。2年次では、初歩から基本内容をプレゼン、レポーター方式で押さえてから、 秋学期は、FP実務最大のテーマ「住宅購入」(賛成VS反対 [賃貸])において、 本格的なアメリカ式競技式ディベートで発信力を養います。先輩達は非常に力がついたと言っています。
当ゼミの本格ディベートの特徴。
当ゼミのディベート学習は、一石三鳥の効果があります。昨年は家の購入(賛成側)VS賃貸(否定側)で二手に分かれて討論を行いました。
1.家は人生最大の買い物なので、FPの中心テーマであり、住宅ローンの組み方、金利は金融政策も関係し、準備自体が金融の総合学習になります。
一部のゼミのような、ゼミ内で即興でやるディベート、あるいは、他のゼミと対戦するインゼミであると、どうしても、 「ゆとり教育の是非」など、内容が薄まった、社会的一般的テーマになってしまいます。 これでは、飛行機の片翼飛行のように、ディベートの効果を生かしているとは言いがたいです。 小原ゼミでは、金融の中心テーマで行い、準備にはとても時間をかけます。
2.準備の過程の議論や本番の作戦タイムにおいて、メンバーで力をあわせるとはどういうことか、 グループワークの練習となります。 現代の就活では、GD グループディスカッションや集団面接など、グループワークでのパフォーマンスが問われることが多くなっているので、それに対応します。 就職しても、仕事はチームワークでやるものです。
3.本番において、リアルタイム性、相手チームの発言に応じて、その場で論理的に考えて発言する練習となります。 日本人は恥ずかしがり屋が多いですが、発信力をつけることが大事です。 あと、就活では、面接官から予期せぬ、深掘りした質問をされるので、リアルタイムで考えて、論理的に答える訓練をしておいた方がよいのです。

ディベートについて、詳しくは、 [プロゼミ活動2年次] をご覧ください。

小原ゼミの2番目の特徴としては、3,4年次のグループ研究を行います。金融の実務面、現実面を重視した自由研究論文を作成し、以下のような外部の論文コンテストで、めざましい活躍をしています。 なお、卒論、ゼミ論は必修ではありません。自主性に任されています。
小原ゼミの研究成果 主な入賞歴
ブルームバーグ投資コンテスト、レポート賞。8位以内。
日経新聞 学生対抗円ダービー ぴたり賞一位が、2回。  (日経新聞に掲載されました!)
三井住友信託銀行 論文コンテスト 一等 賞金50万円! 2連覇
日銀グランプリ 準優勝1回、入賞2回。全国104校が参加。
世界の投信王 運用コンテスト優勝 

なお、外部のコンテスト参加は、チームごとの任意で、強制ではありません。
また、3年次には、実践プログラムとして、日経新聞主催 学生対抗 円ドルダービーに参加して、 金融機関のチーム予想に近い形で円ドルレートの予想を行っています。 こうして、変動の激しい現代金融市場を体感します。
4年生による最新就活報告会を行います。

それでは、ゼミ全体の成果、就職先はどうなのかというと、良いです。個人情報の関係で、ここでは詳細を公開できません。
就職活動は、完全に個人の自由で、ゼミが金融だからと言って、金融関連業界には全く縛られません。 近年の就職先は、時代を反映して、IT系の方が、金融系より多いです。 また、近年、運用会社(アセットマネジメント、証券会社のように販売するのではなく、投資信託を作る方の専門会社) に就職する人も少数います。 メーカーも多いですし、製薬会社、専門商社などもいて、多彩な就職先です。 地方公務員、国家公務員になった人も少数います。 電博の広告専門会社以外は、行っている感じです。
金融と言っても、メガバンクに限られず、 大手信託銀行、地方銀行、政府系金融機関なども含みます。
保険のゼミではないですが、生保、損保など保険会社にも、就職できます。

なお、ゼミは、地域フィールドワークの類いは一切行いません。 これも、フラットな棲み分けモデルです。ゼミ一般で、善し悪しでも、偏差値のような上下ではなく、 横並びの選択の問題です。
当該テーマをやるゼミ、他のゼミへ行って下さい。
<注意>このゼミ情報は、学部小原ゼミに関する記述です。学術研究専門の商学大学院では、上のようなディベート、就活行事は行ないません! 日本企業では、理系修士以外、文系で大学院に行くと、学部より就職が、狭まり、 著しく不利になります。
大学院商学研究科のクラスに関しては、実務的なことは一切やらず、学術研究専門となります。 キャリアアップ、セカンド・キャリアや金融の実務一般を講義することが目的ではなく、学問的真実追究です。 実務もFPもやらず、貨幣に関する純粋学術研究、研究者養成に絞った全く異なる内容です。 大学院は、学部の延長線上ではなく、暗い学者養成の修行の世界です。
院生は一人いるかいないかなので、マンツーマンで宿題 homework, assignmentをたくさん出して、 学者としてのトレーニングを行います。A4用紙50枚以上からなる修士論文も条件であり、アルバイトを行う暇もありません。
大学院は、すでに大学学部課程において金融を選考し、研究者限定で、具体的な学問テーマが決まっている人が行くところです。 漠然と金融一般や実務について、勉強したい場合は、 就職にプラスな大学院は、アメリカや日本の経営大学院(ビジネススクール)のみです。ビジネススクールと大学院の違いなどに関しては、 英語でよく読んでおいてください。
心からのアドバイスですが、移民したいならば、現代は有能なIT技術者になることが一番です。技能はほぼ世界共通ですので、世界中どこでも食って行けます。 コンピューターは「言語」なので、文系出身でも、 大学学部でサイエンスをやっていなくても、努力次第で上達します。勉強は欧米への留学でも、あなたの国でも、できます。 例えば、MOOCSというオンライン大学講義センターで、 シリコンバレーのスタンフォード大学などの一流の教授の講義を無料で受講できます。 対して、金融業界は、技能、就職の基準が大変曖昧で困難です。








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