◇ 指導教員・小原英隆の紹介


小原 英隆 【おはら ひでたか】 明治大学商学部教員
担当科目: 金融総論(和泉1,2年)、金融論(駿河台3, 4年)

経歴
1998年 明治大学商学部専任講師 
2001年 明治大学商学部助教授(現在の准教授に相当):小原ゼミ開始
2006年 明治大学商学部教授   
2008年 金融総論 開始。

学部学生へのメッセージ
就職は、これを暗記すれば良いということがない、意味でつかみ所が難しく、大学受験の1000倍難しい。厳しい時代を勝ち残れ!サバイバル
就職は、大学受験のさらに難問を解くという意味ではなく、別に机に向かった勉強が さらに要求されるわけではありません。(安心して下さい。) しかし、多次元で総合的に評価されます。 入試のように、明確なこの定番問題集をやれば受かるというものがない意味で難しいと書いて言います。 就活は捉えどころがない、人物の総合評価です。
厳しい世の中になりました。大学に入ると、高校と違って、授業を選べますし、出席をとらない授業も多く、 自由になります。しかし、大学の時間をどう使うかは、皆さんの自己責任となります。 受験と違って、決められた範囲をとにかく暗記する競争ではなく、 学業、サークル、アルバイトで卓越した経験(ただ遊んでいるだけではダメです)など、 大学生活全体が問われる長距離走となります。 半年単位の活動を自分でデザインして、積み重ねることが必要です。
入試と違うのは、直前に、定番問題集をやりこんでスパートをかけることができないことです。
就活では皆さんの人間性全体が問われます。あなたが企業や社会に貢献する人材であることを全体として 自力で表現しないといけません。学校の推薦入試の面接のように、企業の面接官から、あなたの良いところを好意的に引き出すと言うことはありません。 企業面接は落とすための面接です。
また、入試の日本史と違って、知識(年号や人名)をバラバラに覚えてもダメです。
自分で知恵を絞って、あなたという人間全体を組み立てて、表現しないと行けません。 大学受験まで優等生でも、依存心が強い人は就活で不利になることがあります。 企業は、高校までの先生とは違う。就活面接で受け身の立場で、 面接官は質問で、あなたの魅力を引き出すよう質問を 誘導してくれると思ったら大間違い。就活面接は、落とすための面接です。 敵の攻撃をかわしながら、いかに自分の人間としての魅力を表現するかの勝負です。
今までの入試とは基準が全く異なります。 入試の暗記などではない、意表を突かれた、未知の質問をされ、 真の知的能力、 面接官の問いに即座に頭を働かせて、自分の実情に合った、当意即妙な返答をすることが必要とされます。 誰にでも通用するような客観的な模範解答はありません。あなたに合った、あなたの体験に基づいた回答が求められます。 受験勉強のような事前の答え暗記勉強は通用しません!
事前に、面接マニュアル本を丸暗記してそのまま言っても、会社への一般的な模範的な志望動機を丸暗記して、スムースに言えたとしても、 得点にはなりません。あなたの人生経験や個性と合って、なおかつ、会社にとって必要な人材だと判断されないといけません。l ウソは、論外です。
そのような意味で、就活では、大学入試の歴史のような暗記とは全く違う考える力が問われるのです。 大学生活全体で、ゼミで、講義で、サークル、あるいは友人関係、アルバイト全てにおいて、 こうした総合的な知力を養う必要があります。
これには、社会の大きな変化が影響しています。 いくらまじめでも、ただ、指示待ち族=言われたことしかできないとか、丸暗記ならば、現在では、そういう仕事は非正規社員やアルバイトにやらせます。 あるいは単純作業ならば、コンピューターが正確無比にやってくれます。 正社員として高い給与をもらうためには、定型的ではない思考力、多くの分野の知見を総合して応用する、 非正規の社員を率いて、人を動かすリーダーシップが求められているのです。
会社では、一人でできる仕事などありません。チームワークが必要です。これに対して、入試は徹底的に個人的なものです。 入試の感覚、自分が高得点取れれば、他人のことは知ったこっちゃないという精神では、就活に一社も受かりません。 公共心、会社全体、企業全体を考えて、行動できる人が求められています。 ゼミやサークルでは、率先して役職を経験しましょう。
大学での4年間は、二度と取り戻せない貴重な時間です。 大学生活は、とりあえずアルバイトとか、漫然と過ごしているとあっという間に終わってしまいます。 アルバイトも協業、協力、リーダーシップの経験など、社会経験としてした方がよいと思いますが、程度の問題で、 アルバイトだけの大学生活では就活に通用しません。全国の大学生もアルバイトをしているからです。
アルバイトは少なくともお金になるって? お金を稼ぎたければ、大学に来ずに就職したらよかったのです。 大学に来たのは、カレッジプレミアムと呼ばれますが、人間力を上げてより高い給与をもらうための戦略のはずです。 来る就活で、内定が取れないと、一生何十年も響くのです。一度、非正規プールに入ってしまうと正規社員へはほとんど這い上がれません。 生涯年収で、2億円は違ってきます。
どうか大きな視点で、本質的な勉強を大学時代にしてください。自分の専門を極めるのもよいですし、 今の世の中を規定している西洋思想の重厚な本を読んでみるのもよいでしょう。 多くのOB・OGが、社会人になってみると、学生時代に、もっと学習しておけばよかったと言っています。 働くとなかなか骨のある本を読む時間がなくなってしまいます。
また、頭が成長期の1時間の学習は、年取ってからの1時間の学習の何倍もの効果があります。 特に語学の音声面。 漫然と受身で全ての講義に出席するのは、貴重な時間の浪費です。
大学では、授業時間だけ教室に居ればよいだけではなく、 授業時間外にも、自主的な勉強が必要です。 メリハリを付けて、 よい先生に出会ったら、とことん集中的に学習する、 興味のあるテーマに出会ったら、宿題、課題でなくとも!  自主的にその分野の本をとことん読んでみることが必要だと思います。
なお、以下との絡みで、もし大学4年で、就活が意に沿わなかった場合、 大学院には行かず、単位を意図的にT(試験未受)にして自主留年して、 もう一回、新卒として就活をした方が良いです。 就職キャリア支援室もそう言っています。 (企業への、大学の成績証明書に、T(未受)は載りませんので、 安心してください。) 元博報堂の有名マーケティング専門家、、 原田曜平氏もおっしゃってますが、日本の大企業は実力と言うより、 社風に合った、「仲間」を求めています。日本は、内々の仲間だけの村社会なのです。
また、日本の大企業の本音は、入試評価の地頭が良いが、まっさらで何も染まっていない 若者を採用して、企業色に染めたいというもの。 だから、文系で大学院に入るのは変な色がつくことになり、かえってマイナスなのです。
なお、推薦状は、下記の国際的学者、林文夫先生基準により、当ゼミゼミ試験に合格し、少人数教育したゼミ生以外に、奨学金なども、推薦状は書きません。 あなたのゼミの教員が書くべきです。 大講義の受講生とか、あなたのことは、期末試験の点数をつけるだけで、 何も知りませんから、推薦状は林基準で、書けません。 国際的に、詳しく指導もしていないで適当に褒めそやす推薦状は 逆に良くないです。 ゼミ生であっても、真面目に勉強しない学生には推薦状を書きません。
以上、学部生へのメッセージ終わり。下は、大学院留学入試を受ける人のみです。

以下、研究大学院について。 2023年3月7日更新。
以下は、日本の大学院への進学、留学を考えている人へ注意 For inbound graduate school applicants only 転ばぬ先の杖. 大学は学部の延長線上で、遊びながら、適当に学位がもらえる場所ではない! 大学学部のように、適当に遊んで、期末試験で単位を取れば取れるような代物ではない! 修士論文という、大変な思いで作成する学術的論文が審査を通って初めて、学位が盛られる。
<注意>この日本語WEBの以下のページの情報は、研究大学院の 当研究室に関する個別記述であり、所属組織や組織的見解ではありません。
研究大学院は学部教育とは内容が全く違います。
大学院では、学部のゼミ教育を受けることができません。聴講も一切禁止です。当研究室では、学部教育と研究大学院でやる内容と水準は、 全く異なります。研究大学院では、純粋学問しかやりません。指導教授は変えられません。
本大学院研究室は、キャリアアップ、セカンド・キャリア、 リスキリングなどに一切対応していません。 セカンド・キャリアのために実務知識をつけたい場合や、 なんとなく、学部より高度な金融を勉強してみたいの場合は、 各大学のビジネススクール(経営学大学院、専門職大学院、独立大学院) へ行ってください。 研究大学院と全く異なるビジネススクールは、 実際のビジネスを題材に、初学者を含み、実務的な教育をするので、 入学志願時に指導教授を決める必要がありません。
<-- 日本の三大銀行の新規採用者数変化(2016卒→2023卒)
三菱UFJ銀行 (1,386人→320人)
三井住友銀行(1,916人→400人)
みずほ銀行(1,920人→380人)
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卒業後の出口戦略からの専攻は、IT、情報科学系、データサイエンス
労働需要から考えて、 唯一、世界的にIT技術が伸びているので、IT技術者になることが 生き残り策だ。アメリカのCS コンピュータ・サイエンス専攻が最先端だが、 日本でも、2020年代新設のデータサイエンス学部、大学院に行くべきだ。
一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部・研究科 (東大と並ぶ社会科学専門大学)
上智大学データサイエンス学部
東京大学大学院情報学環(情報の総合専攻)、大学院修士課程。
東京大学大学院情報学環、入試問題過去問!
明治学院大学 情報数理学部 2024年設置予定
 東京地区の私立 武蔵野大学データサイエンス学部
横浜市立大学データサイエンス学部
滋賀大学データサイエンス学部 創設時の学部長は、東大の統計学の泰斗竹村先生でした。

研究大学院では、入学前に指導教員を決めないといけません。出願後、指導教授は変えられません。 学部のように、2年間好き勝手に、ふらふら、いろいろな授業を聞いて、 ゼミを決めるというわけには行きません。 指導教員は、学部のゼミの担当教員以上、 大学院での研究をほとんどを決定づける重たい選択です。
後で、指導教員を変えることはできません。サービス業ではないので、あなたにはこの教員が良いでしょうからと、紹介変更など、 全くありません。全ては自己責任です。
研究大学院志望者は、大学では、大学院のシラバスのみ、 researchmap などの学問業績情報を見て、 徹底的に調べてから、 自分の専門とぴったり合う大学、教授を研究細目、ピンポイントで、慎重に選び、 志願票、学習計画を立てること。
研究大学院では、教授の専門が非常に細分化されるので、 ピンポイントで自分の研究テーマがぴったり合った指導教授を選ばないと、試験の点数が良くても、地頭があっても落とされます。 大学院選びは、大学学部選びのように、偏差値、ランク、社会的地位で選んではいけません。自分の研究細目を決めて、 合う学科、研究室単位でピンポイントにやらないといけません。 あなたの研究細目に合う教授がいない大学院は、大学院レベルだと、 普通にあります。自分の研究細目を指導できる教授の大学院を選ぶこと。
後は、研究大学院入試では、学部入試のように、Marchレベルで併願とかしても意味がない。 上記のように、筆記試験が合格レベルでも、面接試験で、志望理由、研究計画、研究細目が 合っていなければ、そして、筆記試験にかかわらず、少人数ゼミでの学習、卒論など、 あなたがの学部時代の、 その細目での研究レベルが大学院の授業について行けるレベルでないと、研究大学院には合格しないからだ。
もちろん、1からジェネラル、一般的なこと、 実践的なことをを教えるビジネススクールは、併願して良い。
本研究室は、実務家養成に対応しません。 実務家用の他の研究室、ビジネススクール、他大学へ 行って下さい。
適当に金融一般について教えてほしい、は、大学院当研究室では対応しません。
お金儲けや実務、セカンドキャリアの踏み台目的、 キャリアアップ目的、リスキリングDX希望の人は、 【リンク:経営学研究科マネジメントコース】 (社会人向け大学院)か、 リンク:【明治大学ビジネススクールMBS】 へ行くこと。
明治大学ビジネススクールMBSの特長は、女子比率が36%と高いこと(早稲田などは2割程度)、 税理士試験一部科目免除の対象となっていること、 税理士志望者が多いこと。
MBAビジネススクールの威力。実務的なことを学ぶので、日本企業に勤めていて 雇用保険料を一定、払っている人は、キャリアアップのために貢献するとして、厚生労働省がMBAを認定して、教育訓練給付金 がもらえるのです!  なんと、その額、合計で、最大の条件で、112万円!ももらえます。
対して、商学研究科など普通の研究大学院は、実務ではない学問的追求を行うので、 教育訓練給付金の対象外です。雇用保険からは何ももらえません。
コラム:税理士試験科目免除について
大学院修士による税理士試験科目免除には厳しい条件があり、 ただ、大学院どこでも、税法科目をとり、修士論文を書けば良いわけではありません。
国に認められた大学院で、税法の研究室で、税法に関する修士論文を書き、 口頭試問合格、修了するだけでもダメで、指導教授がこの修士論文は税法試験免除に値すると 特別の合格を出す必要があり、その後、修士論文を国の国税審議会に提出して、 認められて、初めて税法科目一部試験免除となります。
現在、明治大学では、商学研究科など研究大学院では、 国から税法科目試験免除教育機関として認められていません!  明治大学では、明治大学ビジネススクールMBSと 会計専門職大学院(アカウンティング・スクール)のみが、税理士一部科目免除の対象教育機関となっています。 その他、税理士一部科目免除の指定大学院のリストは、河合塾などが出しています。
後は親切で書きますが、税理士志望者は、大学院による試験免除で受かっても、(一発試験ではない安定性はあるもの) 後に、税理士会内のつきあい、士業同士の仕事のコラボの時、試験合格組から、低く見られるから、 実務上も一生、不利なことも、事前によく考えておくべきです。 税理士は、科目合格を積み上げられるので、安易に大学院、科目免除に頼ることもないと思います。
指定の大学院に入るための入試勉強、学費、大学院の授業にかかる予習、復習(ほとんどが2,3人で毎週発表があります)、 以下のように、修士論文にかかる時間と労力 を考えると、大きなマイナスです。
また、ベテラン税理士は、税理士を始めると顧客対応の実務に追われて勉強する暇がないので、 せめて試験勉強の時は、 税法の主要科目の内容をじっくり勉強した方が良いともおっしゃっています。 税理士資格をとれれば、何でも良いというわけではないのです。
(大学院に頼る唯一のケースは、親が税理士事務所を開業して地盤を継げるのだが、本人が 筆記試験では何年やっても受かりそうもない場合。とにかく税理士免許だけは欲しい。)

当研究室では、セカンドキャリアのための踏み台として、 研究大学院を「利用」すること、 単に冠、大学院の学位が欲しい、形だけ研究など、 というのは一切、対応しません。
研究大学院では、院生を含めて、純粋に研究をする所です。 お金と関係なく、真実追究で、純粋学問を 狭く、深く修業する所で、金融の中でも、教授ごとの専門を細目(ピンポイント!)で、 調べないといけません。学部のように、金融ならば、何でも教えてくれると思うのは大間違い。


ビジネススクール(MBA経営大学院)と研究大学院の比較表
ビジネススクール(専門職大学院) 研究大学院
目的 セカンド・キャリア、専門職、経営者、起業家養成 学術研究者の養成
入試の筆記試験 小論文のみ 専門科目と専門に関する全文訳英語試験
志願必要条件 他専攻、初学者歓迎。 整合性が大事。経済学部、経営学部で専門の基礎を終えていること
主な修了要件 あってもリサーチレポート程度 学術的修士論文。極めて長文。発表会、口頭試問あり
授業、学習形態 協力、グループワーク課題多い。ゼミもある。* 孤独な研究・訓練。演習形式は議論、たたき合い
教員組織 実務経験ありで研究もできる教員がほとんど 実務経験なしの、大学の純粋研究者がほとんど
* ビジネススクールは社会人経験者も多いことから、人的ネットワークが豊富である。 社交パーティーも非常に多い。 学内のレストラン貸切も、ビジネススクールのクラス利用が多い。
女子アナのMBAブーム。社外取締役へのステップアップにらみ。 したがって、早慶以上のビジネススクールだと、女子アナと クラスメイトになって一緒に勉強できるかも。 テレビ東京の相内アナが早稲田大学ビジネススクールをフル単位で修了したのは有名な話。 また、元日本テレビアナウンサーの宮崎宣子アナが早稲田大学ビジネススクール に22年入学。TBS出水麻衣アナが2021年から学校名は明かしていないが、 ビジネススクールに通っている。
研究大学院には、何のメリットもないので、 女子アナレベルは来ない。
【重要】ここ、誤解が多いところですが、 学会の研究で新しいことと、世間一般で目新しいこととは全く異なります!
世間で目新しく見える、仮想通貨とかNFTとか、電子マネー、 キャッシュレス、 フィンテックとか流行ものを調べてみたいなどと言うのは、 以下のように、学術研究の世界では、 全く価値が認められません。研究大学院の対象外です。対応外となります。
学会の研究で新しいこと=オリジナリティとは、 壮大にそびえ立つ既存学問体系に対して、 新しい理論を構築したり、オリジナリティを出したり、 定理を証明したり、 新しいアプローチを考え出したり することであります。 「そんなつまらないことを」と思う方は健全です。普通です。 そのまま、現実の面白いビジネスの世界で御活躍ください。
学問、学会とは、非常に特殊な世界で、狭い専門家の間で、学問を究めるものです。 学者だけでは、社会は成立しませんので、 普通の方々は、どうぞ現実社会で御活躍ください。 ちょっと調べたいとか言う場合は、下記のように、現代は独学が有利ですので、 自分で、本や電子ブックを作り世に問うのが良いです。
研究レベルでは、教授は教師ではなく、一研究者であり、現代の専門化された学問では、 狭い研究細目以外は、大学院レベルで教えることができません。 万能教師のように、何でも教えてくれる、金持ちになりたいから起業のための良い事業を教えて欲しいと言われても、 答えません。そのような広く浅くの大学院は、専門職大学院のビジネススクールです。 また、有効な起業はあなた自身で考えるしかありません。


※ 現在、本研究室では外国人研究生、聴講生の受け入れはしていません。
※ セカンド・キャリアの踏み台目的、キャリアアップのためとか金儲け目的の入学者を禁止します。 不合格とします。本研究室は、一切、ビジネス実務、セカンド・キャリア、金儲け、起業に関することをしません。 研究大学院の授業では、院生からのリクエストには一切応じません。授業内容は、シラバスに開示された、 こちらが決めた通りとします。 他を当たってください。
※ この研究室では博士後期課程が存在しない、したがって博士号が取れません。したがって、学振の特別研究員も絶望です。 博士後期課程終了しないと、大学への就職も不可能です。 入試出願後、指導教授、研究室の変更は出来ません!

※ 出願書類は推薦状以外全部、必ず独力で書くこと。あなたの所属学部の教員、 大学院予備校、その他、母国の知り合いなどによる、あなたの実力を超えた記述から、 他人の入れ知恵の徴候が少しでもあった場合には、不正として即、落とします。
(大量の志願生を送り込む、特定の大学はこちらの情報網で、すでにブラックリストに入っています)。

【重要】大学院入試と大学入試の決定的違い
日本の大学は高校生を前提として、英語、国語、社会(または数学)の合計点数の上位を 定員まで採りますが、大学院は、研究室単位です。 筆記試験の点数だけでは受かりません。
以下のように、大学院入試では、研究計画書、志望理由、推薦状、 学部時代の成績証明書などの書類選考、 それを試験する面接試験と筆記試験、 この3つ一つでも適合しない場合、合格しません。 研究大学院での学術研究能力を問うので、 こうした志願書類や、書類を本当に自分で考えて書いたのか、授業について来られるか、 日本語の即答能力を厳しく試験する面接が、重要となってきます。 中でも、受験生で、軽視されているのが、以下で述べる書類選考です。
大学院入試では、推薦状は決定的に重要である。学部の推薦入試と違って、 推薦状は、適当に褒めれば良いものではありません!  本研究室志願の推薦状は、国際ルールに基づいたものでなければ、ならない。 以下の国際的な経済学者林文夫先生の、厳格で客観的な学生評価基準に則ること。
推薦状の基準
アジア的な、あなたをろくに指導したことがない教員が適当に褒めそやすような形式的な 推薦書では、失格である。 大学学部の経済学か金融の少人数クラス、卒業論文(下記参照)や複数の講義を受け持ち、 あなたの経済学の実力をよく知る教員が書いた、客観性のある事実が書かれた ものでないと無効となる。 推薦状を書く教授は、研究が国際的水準であり、あなたの経済学の実力を、 「史上最も優秀な学生」とか「盛らないで」、 その先生のクラスで、歴代平均で上位何%に入るのか、など、客観的に、正直に書かないといけない。 あなたの経済学系の学習能力を良く知らない教員が、ただ適当にあなたを褒めている推薦状は失格となる。
【重要】書類の中の学部時代の成績証明書も極めて重要だ!GPAよりも、 本研究室の必須前提として、Prerequisites and Registration Requirementsとして、 まず、大学学部時代が経済学部で、マクロ経済学か金融専攻であること。
また、書類選考において、提出義務がある、学部時代の 成績表はくまなく厳格にチェックし、以下の条件を満たさないものは、 不合格とする。
学部レベルのミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学、ファイナンス、金融論などの主要科目 を履修し、かつ、全ての科目で、、S, A+など最高グレードの成績を取っているのをpre-requisite必須条件とする。 ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学、ファイナンス、金融論などの主要科目で、1科目でも、F, Cがあれば、 失格。研究大学院は学部の何倍もレベルが高く、1年9ヶ月締め切りでプロレベルの修士論文を書く能力がないといけないので、 超平易な学部レベルの講義で、F, Cを取っているようでは、大学院での研究は、到底、無理だからである。
修士論文などの文系、研究大学院の学位論文は、あなた自身が独力で書くものだ。
大学学部までのように、教室に出席して、お客様のように座っていても、ダメ。
毎日図書館に籠もり、正規の学術研究が載っている先行研究など論文の狩猟 (学術研究で、ネット検索はクソ情報ばかりで、無効) 、研究のためのデータ探索、収集、データ整備、データ分析、論文の執筆、 全部、あなた!院生1人でやるのだ。サービス業じゃないから、あなたの他にやってくれる人などいない。それが研究大学院だ。
研究大学院では、大学入試のような、単なる暗記、記憶力、答えがある問題の瞬発力といった頭の良さではなく、 1年、2年と言った長期で、「ひとつの問題について、粘り強く探求し続けられる」といった持久系技能が必要になります。 ですので、大学の入試偏差値が上の人でも、下位校でも、苦戦することがあります。求められる能力が異なるのです。
本研究室では、学部時代の卒業論文(graduation thesis)も要求する。 卒業論文は、単著に限る。大学、指導教員によっては、 グループ共同論文が許される場合があるが、 ここでは失格となる。高度な研究大学院に来るのだから、 学部の卒業論文くらいは、自分で志願して、単著で書かないと行けない。 また、卒業論文が必修でない大学でも、同じ理由で、 自分で志願して、卒業論文を書きなさい。研究大学院に来たいのであれば。 卒論を自主的に書いてダメだという大学はない。
また、修士論文で、規定上、単著であり、学部の甘いゼミのようなグループ論文や教授との共同論文は許されない! 教員頼みも許されないのだ。
また、本研究室の必須前提の、Prerequisites and Registration Requirementsとして、 大学学部での「情報科目」、統計学などを習得して、PC,コンピューターの高度な使用能力、データ分析の能力がなければならない。 シニアの方など、会社でどんなに偉くても、研究大学院では、一兵卒に戻ります。 研究大学院では、あなた自身が、学術論文を図書館で探してコピーを取り、 研究対象のデータ、資料を探し、集め、整形して、分析しないといけないのです。 研究大学院は、サービス業ではありません。会社のように、一般職に面倒なことを任せることもできません。大学の事務は、大学の運営で、多忙に尽くされており、 院生の研究の下請けをするものではありません。 本学には、教授ですらも、秘書などはいません。DIY,全部自分でやるのです。
会社で偉いかたが、面倒なことなく、王道が学べるのが、 アメリカや早慶のEMBA、エグゼクティブMBAプログラムです。サービスとしてのMBAです。 ビジネススクールの特別プログラムですので、ぜひご検討ください。
早稲田大学EMBA、エグゼクティブMBAプログラム

研究大学院入試では、予備校を頼った対策では、本研究室には合格しない。 学部の入試とは違うのだ。 学部入試では、予備校有利となった。出題範囲が高校までと狭く浅く、 資金と模試のデータを大量に持ち、入試問題を1年中研究しているからだ。
しかし、研究大学院では、上記のように、専門科目の筆記試験や 研究計画書、口頭試験では、それぞれ教授の選考する学問の先端がもろに問われる。 予備校のスタッフが、細かく分かれた専門に対応できるわけがない。 予備校の一般的な形式張った書類作成とか、下手な面接テクニックは 本番では、むしろマイナスとなり得ることを指摘しておく。
出身学部が、ビジネス情報学部とか、怪しげな学部出身は全部失格。 正式な大学の学問分野を専攻とする経済学部に入り直してから受験してください。
金融の分野は、商学部、商学研究科でも特殊で、 経済学の応用一分野であるので、経済学の高度な素養が大学院 研究には不可欠である。
したがって、大学学部undergraduate歴が 経済学でのマクロ経済学専攻、金融専攻以外の学部卒は、資格外である。 % また、建築科とか心理学科とか、他分野からの転入は、 一切、認めない。研究大学院は最高学府であるから、他専攻で、いきなり研究レベルの大学院で、 学習に追いつけるほど甘くはないのである。入学してから頑張りますは、 研究大学院では通用しない。
また、意外にも、日本語学科、日本文化学科(cultural study of Japan)も認められない。 日本の研究大学院では、「日本語で」、経済学、経営学を研究するので、 日本語自体は、前提、単なる道具に過ぎないから、学部時代、母国で、日本語という語学だけを 専攻していましたでは、失格。 日本語で、経済学、経営学の学部レベルをマスターしているレベルでないと研究大学院は無理であるからだ。 国際的には学部と研究大学院の整合性、連続性が必要であり、 日本語学科、日本文化学科(cultural study of Japan)など専攻の人は、連続性からは、 日本の文学研究科に留学するしかない。
1年9ヶ月で、修士論文を書き上げるためには、学部段階で、 相当に学問の基礎を固めていないといけない。
→ では、現状の学部と大学院の専攻が異なる場合にどうすれば良いか? 研究大学院受験の前に、経済学部に編入ないしは学士入学して、 学部レベル上級までの経済学を十分、習得してから来て下さい。
学部入試は、高校卒業を念頭に置いているので、 上記のような、研究大学院のような、学問的に厳格な教授推薦状が 不要なのも、大きなメリットです。学部は、初学者前提の教育です。
また、例えば、経済系の学部卒でも、会計学をやりましたでは、本研究室は対象外。
研究大学院では、「専攻の連続性」が最も重要であるので、会計の大学院に行くこと。 また、金融について、学部時代、1科目半年だけ取りました、とかいうのも、失格。 専門外の初学者が、セカンドキャリアやキャリアアップのために入る大学院は、 繰り返すが、MBAビジネススクールである。
志望動機が、漠然と研究者になりたいから、で終わっていては失格です。 学問とは大学院の2年間だけではなく、一生かけて修行するものであり、 知的情熱を持って研究したい学問分野、経済学、経営学の中での 細目がはっきりとしていない人は、 失格となります。
あと、時間的ブランクの問題。20年、30年前の経済学と今の経済学とは進歩が違うので、 昔に大学を卒業した方は、 大学院受験の前に、学部に編入ないしは学士入学して、経済学をリフレッシュしてから来て下さい。 学部に入ると若返りますよ。社会経験者として、学生から恋愛相談を受けたりして。
また、科目修得の前提としては、学部上級レベル(Advanced Level)の金融論, ファイナンス論、コーポレートファイナンス、ミクロ経済学,マクロ経済学、計量経済学、統計学の知識を前提とする。 数学(ファイナンスのための数学とも異なる)の知識を前提として要求する。
また、本学商学部卒業生については,学部での金融総論A,B,金融論A,Bも必須の前提とする。本学商学部以外の場合には、それらと同等の、金融論、金融経済論、 Money and Banking, Monetary Economics などを習得済みを必須の前提とする。
大学院の授業初回に、上記、経済学、統計学、経済数学、学部レベルの金融論の履修・理解度状況について、 アンケート調査を行う。
また、初回に、学部時代の卒業論文(Your undergraduate graduation thesis)の方法論、具体的内容について,アンケート調査を行う。 経済学、金融分野の卒業論文である必要がある。フルペーパーと日本語か英語で書かれた要旨、 指導教授superviserの講評が必要である。大学院入試の推薦状も、 経済学の基礎を教え、卒業論文を詳しく指導した指導教授superviser に書いてもらうことが必要である。
これが必要な理由は、 研究大学院は実質1年9ヶ月で修士論文という学術論文を書いて、提出しないといけない。
研究大学院の修士論文の大変さは、書けないほど大変である。学部時代のレポートや卒業論文とは桁が違う大変さである。
修士論文は学位論文、したがって、学術論文でなければならない。 独創的な研究テーマの発想力、先行研究の調査能力と読解力、 一次資料、データを自ら探しだし、それらにアクセスする能力と粘り強さ、 データ分析の技法能力、説得的な文章の執筆能力(研究室では日本語に限る)、 全てが必要である。
分量が違う。本研究室では、A4で、50枚以上である。 研究の学術論文なので、オリジナリティーがなければならない。ただ、調べましたとか、先行研究の展望論文では失格である。 しかし、オリジナリティーを証明するためには、その研究分野の全ての先行研究をマスターし尽くさないといけない。 図書館を駆けずり回って、膨大な数の英語学術論文を読まなければならない。 学部時代のように、先生の授業や本や先行論文の、繰り返し、マネでは、大学院を卒業できないのだ。 まさに、修行であり、全力を尽くして、自分の思考をしなければならない。
文系大学院は、学部までと違って、みんなでワイワイ楽しくやる雰囲気は皆無、修行僧として、孤高の訓練をしなければならない。 修士論文、学位論文で、グループ論文、共同論文は許されない。あなたが全部書くのです!  文系の学習は、まだまだ個人の行為です。 個人が透徹した心境で、集中して本を読むことが第一のトレーニングです。 大学院のゼミ形式で、議論やディベートをやるにしても、個人で、本を予習して事前に準備をしておかないと、大学院の高度な学問では有意義な発言はできません。 スポーツだって、名選手は、華やかな試合での活躍の影で、日々一人で、自主トレ、猛練習しているのです。
研究大学院での研究は、最上級に「孤独な」行為だ。 研究大学院では、馴れ合いは一切通用しない。 大学学部までのように、答えが一つではなく、 院生ごとに研究内容は全く異なるので、 どこかに集まって、つるんで、答えを教えてもらうこともできない。
したがって、研究大学院は、入ってから教えてもらえば良いではダメで、 修士論文は、その前の学部段階で、ある程度の高いレベルの論文を書いていないと、とても追いつかないからだ。
学部時代の卒業論文(Your undergraduate graduation thesis)は、 国際レベルの経済学教授か、ファイナンス教授のsuperviseを受けたものに限る。専攻違いや我流で、勝手に書いたのは失格。 また、建築科とか心理学科とか、他分野からの転入は、一切、認めない。却下する。
そういう人は、同じ専攻を継続して、その大学院に進学するか、 初学者、他分野の学生も歓迎して、1から教える ビジネススクール(経営大学院、専門職大学院)に行くこと。 研究大学院で、学部と専攻分野を変えたい場合には、一旦、あなたの母国か日本で、経済学、金融専攻で、 学部に編入学ないしは、学士入学して、学部上級の知識を身につけ、卒業論文を書いてから来て下さい。
大学編入試験合格法を、あなたにだけ特別に教えよう!
文系編入試験過去問集

大学編入試験専門予備校
ECC編入学院
一般の経済大学院を目指す人、公務員試験上級で高得点を目指す人へ
ミクロ経済学の中級以上への橋渡しの教科書としては、 『ミクロ経済学』 芦谷 政浩 (神戸大学) 有斐閣、が良いと思います。
理由は、著者が頭が良く経済学を理解しているので、 練習問題などがツボを突いているから。マクロは、学問自体が混迷していて、定番の教科書がない。

※ 研究室訪問は禁止である。大学院入試筆記試験問題の事前情報に関して、旧帝大系による誤情報が流れているようだが、 本研究室は、大学院探しの段階から大学院入試合格確定まで、 一切の事前コンタクトを認めない。
受験生、部外者の研究室訪問は一切、認めない。「面会」はもちろん、 手紙もメールもSNSも全てである。 コンタクトを求めた時点で、入試不正と見なして不合格とする。
理由は、昔と違い、大学院入試も、志願者100人レベルを超え、publicな、公的性格を持っているからである。 公平性が何より大事なのである。日本の入試で公平性を犯す者は罰せられる。
国家的行事である日本の学部入試で、志望大学の先生に会って、 試験に受かるにはどうしたらとか相談すると言うことは、不正であるように、大学院入試でも不正となる。
(あの帝大教授は学部時代からいろいろな先生に会ったと吹聴しているが、 例外であり、自分の母校歴の自慢がしたいだけ。 同じ大学の少人数の、極めて特殊な学部で、複数のゼミに自主聴講を許されていたからに過ぎない。)
現在は、多くの大学で過去問も公開されており、昔と違って、 学部入試のように、出題も、大学や教員の講義特殊な趣味的学説ではなく、 標準的な学部上級レベルの実力があれば、 誰でも合格できるような、癖のない問題になっている。 だから、自分だけ、内部教員のインサイダー情報を得ようとしても無駄だ。
また、どの教授についたらわからないから、相談したいというのも失格。 研究大学院で、自分のやりたい研究をどの教授についたら良いのかわからないようでは、研究大学院は無理である。 上記、面接、研究計画書のための教員情報も、大学院ハンドブック、市販の専門書、論文など公開情報から判断すること。
理由は、会ってすがりついて、専攻を決めるようでは、研究大学院ではやっていけないからだ。 研究大学院での研究(義務である修士論文執筆でも使う)は、 先行研究の、公開論文に表現された著者との会話・対話であり、 プロの研究者は、足場は取り去られた完成品としての活字論文が後世に残す全てであるから、 大学院生としての資質は、 ケインズなど活字に残された筆者のメッセージがくみ取れるかどうかであり、 リアルに会って、依存して、ごちゃごちゃ相談しないと決められないようでは、研究大学院は無理だからである。
それに、現代は、インターネット時代、公開情報だけで、研究テーマは、 いくらでも情報収集は出来る。
例外として、学部のゼミ生がそのまま大学院進学する場合や 大学院説明会など大学から提供するオープンイベントでの相談は可となる。
また、正規の大学院生でない者が、大学院の授業に一日見学したり、勝手に参加したり、聴講することは一切、許可しない。
したがって、現代の大学院入試は、「情報戦」ではないのだ。ネットに公開された東大、慶應、早稲田の過去問を見て欲しい。 ネットに公開され、学部の入試のように、 普段の講義で、何先生に習ったという内部依存性なしに、 客観的な、標準的な経済学のレベルを問うような問題に緻密に工夫されている。 どこの大学でも、標準的な教科書で、標準的な基礎を押さえていれば受かる問題となっている。
現在の東大の経済学大学院に関しては、教員固有の研究内容、トピックというのは出さない。 本気で、研究の最先端問題などを出せば、志願者も、誰も解けなくなることは教授もわかっている。 東大の場合、国内王者として、他大学のお手本となるべく、癖のない正当な出題となっている。 やは難しい問題といっても、よく考えれば、基礎知識の応用で解けるスタンダードな問題ばかりです。マクロ経済学の場合、ミクロ的基礎と言っても、 DSGEを必要とするレベルまでは出さず、 2期間の消費問題、企業の生産問題とか、ちょっとした動学ミクロ的基礎までしか出ず、 学部の応用で解けるレベルなので、二神マクロ経済学の教科書を マスターすれば、十分受かると、2019年度合格者さんが行っています。東大は、近年、ケインズ的なIS-LMモデルの 比重は下がり、出題されたとしても、他の大学院と異なり、 設定された状況での計算問題を解くのではなく、 モデルを使って、○○を説明しなさいのような問題が出ます。
東大、ミクロは世界的なゲーム論学者が集積しているだけに、 院試でも、ゲームは多少、踏み込んだ問題が出ます。 しかし、いわゆる岡田ゲーム論の難解書をやる必要はないと、 合格者は言っています。ミクロも、神取ミクロ経済学のチカラ、 奥野のミクロなど、標準的な公刊された学部レベルの教科書で、 合格できます。
また、一橋大学経済学研究科入試問題や早稲田大学商学研究科の経済学分野の問題を見ても、やはり、DSGEを必要とする問題は出ず、 IS-LMの複雑な応用問題や2期間の一番簡単な動学的消費問題が 出る感じである。
だから、経済大学院試験に受かりたいなら、学部の間に、経済学の正統派の教科書内容を地道にひたすら勉強すること。 学部上級レベルadvancedの標準的なことがマスターしてあれば筆記試験に受かるし、そうでなければ落ちる。 それだけのこと。
【重要pre-requisite前提科目】本研究室では、面接試験は顔合わせ確認ではなく、厳格な口頭試験である! 筆記試験だけでなく、 面接の段階で、学部レベルのミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学、ファイナンス、金融論などの主要科目 を履修し、かつ、全ての科目で、、S, A+など最高グレードの成績を取っているのをpre-requisite必須条件を 保証するための口頭での質問を行う。 ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学、ファイナンス、金融論などの主要科目で、1科目でも、F, Cがあれば、 失格。研究大学院は学部の何倍もレベルが高く、1年9ヶ月締め切りでプロレベルの修士論文を書く能力がないといけないので、 超平易な学部講義で、F, Cを取っているようでは、到底、無理だからである。
筆記試験だと、過去問解答のピンポイント暗記で、偏った山を張る不当なやり方で、 実力ではない高得点をとることがあるから、口頭試験では、 より厳しく、問うのだ。 口頭試験では、経済学全般について、修士論文を書けるだけの基礎能力があるか、さらに広く厳しい問いを行う。 上記卒業論文の質についても、口頭試験を行う。
研究大学院の入試は別格であり、たとえ、筆記試験が満点でも、落ちる仕組みになっている。筆記試験と面接試験の合計ポイント制では、 ない。どちらか一方でもダメだと、失格となる。 だから、予備校とか他人の過去問模範解答を 暗記して、一発バクチで、筆記試験で高得点をとっても、全く無駄なのだ。

※ この研究室では博士後期課程が存在しない、したがって博士号が取れません。したがって、学振の特別研究員も絶望です。 博士後期課程終了しないと、大学への就職も不可能です。 指導教授、研究室の変更は出来ません。

また、下記に書くように、仮想通貨(暗号資産)、フィンテック、キャッシュレス、電子マネーのような、 学問的ではない、流行りもの、 MMT,リフレ派などの政策論は、本研究室では、一切、認められません。失格となる。 他を当たること。研究大学院は、下記のように、興味のおもむくままに、自由研究をする所ではありません。
入試時点では修士論文のテーマが決まっていなくて、後で上記のようなテーマに変えるのも、不合格、一切認められません。 修士論文が通らないと、大学院は卒業となりません。後から、指導教員は変えられません。
これらは、親切で書いています。経済学の原理として、最初の出願の前に、 事前に情報を開示して、 お互いに合理的な意思決定をすべきだからです。お金を大量に払って、日本に来てから、ダメだったというのをなくしたい。 他に使えない日本語と大量のお金と数年間を使って、役に立たないのではどうしようもないからだ。 これはあなたのためです。
※ また、この研究室では、村田研に習い、卒業に必須の修士論文は、調べただけの サーベイ論文(展望論文)では、失格となり卒業出来ません。
研究大学院では、単位を取っただけでは卒業できません。総仕上げの修士論文、 学位論文の内容と質が修了のほとんどを占めます。 総合的な学問的努力の結晶である修士論文の質で、 ほとんど決まります。 研究大学院の卒業は、修士論文の質が大宗を占め、 研究学会での審査に耐えるものでなければなりません。 研究とは、新しい知見を発見すること、考え出すことであり、 大学学部までのレポートのような、 先生の言うことや教科書、本を疑いもせず、書き写す、暗記する、盲従するのでは、 全く通用しません。 修士論文を2年で書き上げることは、日本で言う大学学部入学試験の100倍大変です。受験のように、先生の言うことを鵜呑みにして無思考で、覚えるだけ、 参考書の答えや決まった解法パターンを暗記しただけでは、 全く不合格だからです。修士論文には、自分で考えた 独創性が必要であり、受験のような、先生の言ったことをメモして覚える、参考書を真似して丸暗記するのでは、卒業できません。
論文とはレポートとは異なり、 論文が既存の学問体系に自分オリジナルの知見を加える 創造的な作業であります。
といっても、オリジナルな実務体験を文章にすれば、 オリジナルな学術論文になるのとも違います。 学問的オリジナリティとは、自分の考えをひたすら書くのとも違い、 論文が、先行研究、既存の学問体系との「差分」として、 定義されます。 別に、あなたの実務からのオリジナルな見識の価値は十分社会的に大きいので、 下記のように、独学形式で、ブログや、ブログ出版などで、 社会に還元することをオススメします。 修士論文は、非公開で、ブログや本の方が、社会の人に 見てもらえます。ブログは、コツコツやっていると、小さなブログでも、 1日100ビューはありますので、1年で、36000ビュー見てもらえることになります。
大学学部のレポートように、他人の研究を写すだけ、 今まで議論されたことを繰り返して、まとめただけでは失格です。 入試、大学学部までのような、答えを覚えるだけではなく、 学問では、答えのない問題に取り組むことが必要です。
したがって、甘い、楽な遊べる学生生活を続けたい人は、学部編入とか、 学士入学制度を使って、ダブルディグリーで、学部に入ること。 文系でも修士論文は、研究に全精力を注いで、 やはり本気で書かないと、不合格となり、 2年間が本当に無駄になります。
アルバイトとか、遊びとかしながらのヘラヘラした大学学部生活は、研究大学院にはありません。禁欲、修行が研究大学院生活です。
学部レベルのグループ論文の単に、「検索する」「調べる」よりも、 大学院では、自分で「考える」「データ分析で命題を証明する」 ことが圧倒的に重視されます。
学位論文を自力で書いて、発表会、口頭試問などの審査に通らないと、 研究大学院は、卒業できません。
その前に難関はたくさんあり、修士論文の中間発表や進捗状況の報告をして、指導教授が妥当と判断しないと、 修士論文の提出候補にもなれません。
2年目のクリスマスと正月は、地獄のラストスパートだ。 2年目の正月明けに一秒も遅れることができない締め切りがあり、 提出後も、 修士論文の口頭試問と審査は、指導教授以外2名の教員が当たり、 めちゃ厳しい指摘が飛んできます。 学位論文発表会は、学内オープンで、他の研究室の教員、大学院生、OBOGが 勢揃いした中で、厳しい質問がたくさん飛んできます。 優秀な先輩でも苦戦するほど厳しいです。
また、本研究室の修士論文のテーマは、 「あなたの母国の○○について、調べます」、とかそういうのは、全て失格。 ただ、調べるだけならば、高校、学部レベルであるし、あなたの母国のことならば、あなたの母国の大学院で、 研究しなければならない。わざわざ日本に来る必要性ゼロだからだ。また、データ資料の関係上、母国でないと得られない資料が多い。 今、アジアも発展し、いい教授が母国に居ると思います。
また、あなたの母国と日本の比較という安易なテーマも一切認めない! 日本の金融政策の声明や議事録や論文や統計データは、 日本銀行BOJなど、現代は、英語でインターネット上に全て公表されているので、わざわざ日本に来る必要性ゼロ。
Bank of Japan English page 日本銀行英語ページリンク

あなたの母国の政策やデータは、母国の大学院で、研究しなければならない。 コロナで、データ収集のための帰国が両国の国境閉鎖でできずに、 学位論文計画が崩壊した人もいる。
世界で通用しない日本語を学び、日本語学校でのロスタイムもある日本留学の時間を惜しんで、 愛国のため、母国のためにすぐに研究を進めるべきだ。
日本の研究室は、多彩な留学生の母国にいちいち対応しない。 母国を発展させたければ、母国の大学院に行き、 あなたの国にたくさんいる 欧米帰りの教授は、レベルが高い。 アメリカの大学院は、有名校でなくても、教育の質の保証があるからだ。 あるいは、レベルが高い欧米の大学院にダイレクトに留学すること。
アメリカの大学院は、最先端の研究情報が、日本とは格段に選べる。 アメリカの教授自体が研究の最先端におり、また、 ワークショップと呼ばれる、最先端の研究者の研究報告を 討議する研究会(学内の教員と院生のみが参加できる)が、 アメリカの一流大学では、毎日ある。 これで、公刊前の研究の最先端情報を得ることが出来る。
経済学では、審査システムが時代遅れで、 一流誌だと公刊までに数年かかってしまう。
日本では、最大の東大でさえ、ワークショップはミクロとマクロ別に週1回だ。 日本は、アメリカと時差もあり、航空機の旅費も高いので、 日本までロードショーをする最先端研究者はすごく数少ない。 最先端の研究情報を知っていれば、あなたが学位論文を書くも格段に有利となる。
一つの理由は、以下に書いたように、アメリカの研究大学院生は、 TA、ティーチング・アシスタントなどの学内の仕事で、高収入の 給料がもらえるし、 アメリカではTAセッションとして、 補習授業教壇に立って教育経験もつく。
【重要】なお、日本では、修士課程2年(博士前期課程)、博士後期課程3年と時間を通じて、分かれているいる(修士をとらないと博士後期に行けない)が、 アメリカでは、修士と博士は別のプログラムとなっており、 学部からいきなり博士課程に入ることができる。
卒業生の寄附の文化がすごい。好循環で、 卒業生almuniの寄附金で、より充実した教育研究ができ、 さらに卒業生が活躍して、寄附金が増える仕組み。
また、アメリカでは、層が厚く、ブラウンバッグセミナーと言って、 ブラウンバッグとは、スターバックスのなどの軽食とコーヒーを持って、 昼休みに、若手研究者や大学院生が、第2のワークショップとして、 自主的に、研究発表をし合って、研究の研鑽を深める会がたくさんある。
日本では、上記、国立大学を中心に、 大学院、教員主催のワークショップはあるが、数が少なく、 ブラウンバッグセミナーは、一時期、アメリカ帰りの 林先生が主催されていた他は、聞いたことがない。
アメリカの大学は、起業面でも、ベンチャー起業で実際に成功した実務家がしょっちゅう来る。 日本では、1年に一度もない。
以下、金融実務を金融市場実務経験のある教授から習えるプログラムがある 世界的な大学院の一覧。

1) Wealth Management Institute in Singapore. (WMI)
金融実務と富裕層バンキングに特化したユニークな大学院。 アメリカの証券アナリスト資格も関連し、 プライベートバンカー養成、ファンドマネジャー養成、 アナリスト養成、金融トレーダー・ディーラー養成など。

2) Swiss Finance Institute. もう一つ、プライベートバンカー養成の 世界的拠点。 なんといっても、スイスは、プライベートバンクの祖国である。 真のプライベートバンカーが数多くいる。 PhD programもある。
Swiss Finance Institute

3) Golden Gate University, サンフランシスコ
とても金融実務が強い大学で、Master of Finance, Financial analyst, fund manager program.アメリカのCFP資格にも強い。 オンラインの通信教育もある。

4) Wharton School of Business in Philadelphia.
金融が強いビジネススクールとして有名。 ハーバードを追いつき追い越せのハングリー精神旺盛である。
5) Stern School of Business, New York University. 世界の金融の中心であるニューヨークの中心部にあり、 ウォール街の実務とも最も密接なビジネススクールである。 ウォール街の実務家が、最先端の実務を教えに来る。
金融専攻に限らず、北米枠、カナダも、公立大学がほとんどで、 教育の質が高い割に学費が安いとされます。
カナダの大学は、アングロサクソン系の中で、 第二に、ほとんどが公立大学で学費が安い。 第三、教育レベルは高い。
トロント大学、カナダ経済の中心トロント市にある総合大学
ヨーク大学、York University、中規模大学で、極めて 教育がきめ細やかで、評価が高い。
UBC, 西海岸バンクーバー市にあるブリティッシュコロンビア州の トップ大学。キャンパスは市内要所にあるが、 極めて広大で、ゴルフ場があるほど。
マギル大学、カナダのフランス語圏、ケベック州モントリオール市にある大学, 英語での授業プログラムもある。

繰り返しとなりますが、修士論文とは学問的研究論文でなければならず、 研究大学院での研究は、大学学部までの勉強と全く性質が異なります。 研究大学院での研究は、 学部までの勉強のように、先生の言うことを真面目に聞いて覚えれば良いというものではありません。 自分で考えて、思考格闘して、先行研究にないオリジナリティが必要とされます。 学部までのように、誰でも卒業できるわけではなく、プロとして一定の才能も必要とされますし、 プロとしての努力も並大抵のことではありません。 研究大学院では、ただ先生に教わるのではダメで、自ら主体的に研究を進める力が必要です。
研究の面白さがわからない人は、研究大学院に来ても、お金と時間の無駄だ。学問的修士論文が書けないと、 大学院を卒業できない。
別にサボっているわけではない人もであるが、近年、修士論文が2年という年限で書けない院生が非常に増えている。 学位やキャリアアップや金儲けのために2年間我慢してなんて学位をもらおういう邪悪な心では、修士論文が合格しない。 我慢して、2年間授業に居ただけで、単に時間が流れただけでは、修士号は得られない。
研究対象に情熱を持って、自発的な、ひたむきな、前向きな知的努力、修行、禁欲をしないとダメだ。 基本的に、睡眠時間以外は、研究論文のことを考えたり、作業をしたりするイメージだ。 学部の遊びとは違うのだ。
お金儲けが目的とか、箔を付けて、キャリアアップや、大学学部(undergraduate)のような一方的な知識吸収が目的の人は、繰り返しになるが、 ビジネススクールに行くしかない。研究大学院とビジネススクールとで、単位互換や聴講制度は一切ないので、 最初からビジネススクールに入学すること。
修士論文とは学問分野で、先行研究を全て消化した上での自分で必死に考えた考察、データ分析、 付加価値、オリジナリティが要求されます。知的格闘の末にしか、大学院レベルの論文はできない。 ただ「調べました」というのは、レポートであり、論文ではない。
そのため、 アルバイトや遊んでいる暇はありません。
※ この研究室では、時間割も実質的に強制です。研究大学院では、時間割は、学部時代のように、 気ままに自由選択ではなく、制約が多い。 指導教授の承認が必要です。
親切で、あなたがきちんと修士論文を書いて卒業できるように、大学院レベルの 計量分析、統計学、ミクロ、マクロ経済学、日本語学術ライティングなど、 上記の修士論文が書けるような多数の分野の基礎科目を、実質、必修で取ることになります。
会計、経営、マーケティングなど、自由気ままにビジネスの広い他分野を学びたい人は、 繰り返しになりますが、学部に編入するか、ビジネススクール(独立大学院、専門職大学院)に行くこと。
※ 日本では、文系で研究大学院に行くと、企業への就職は著しく狭まり、圧倒的に不利となります。 これは、日本人でもそうです。日本では、学歴で大事なのは、入試で決まる学部(Undergraduate)段階でのレベルです。 日本企業は、入試歴社会です。 日本では、文系は学部卒が最強なのです(ガラパゴス)。
とりあえず大学院に入ってから考えようは絶対ダメ。文系で、大学院に行くと、 就職と進路に不可逆的マイナスを生んでしまう。 日本人の場合、学部就職の時期に、徹底的に情報収集をして、 熟慮をして、全力で決断すべき。
※ 私の信条として、絶対に企業や院生との共同研究は一切、行いません。企業のアドバイザリーもやりません。 上記、下記のように、ネットに研究材料があふれている独学、在野研究の黄金時代ですので、自分らで自由にやってください。
以前に、共同とは名ばかり、 全く知らないOBの作った企業だから、クソみたいな事業を顧問として、無料で手伝えとか、 無料の手伝いの駒扱い、第二次世界大戦の兵隊のような「動員」呼ばわりされ、人権を、ないがしろにされた私の経験によります。 二度とやらない!
したがって、日本企業への就職を考える場合は、研究大学院ではなく、 学士入学、編入で学部に入り、ダブルディグリーが良いです。 本学も、法学部・文学部・農学部・情報コミュニケーション学部は受け入れています。
慶應義塾大学経済学部、中央大学法学部は、安い通信制もあり、 東洋大学などは夜間部もあるので、働きながら、学位を取ることも可能です。 日本の学部の方が、自由な時間が圧倒的に多いですし、 卒業論文などテーマは、広く自由に出来ます。フィンテックなど自由研究がしたいならば、 むしろ、学部に行って下さい。 日本の学部は緩いので、アルバイトや遊ぶ暇もあります。
他大学では、京都大学などが編入を受け入れていますので、調べてください。
文系編入試験過去問集
Tuition, 学費、資金面での問題。
日本留学前に、十分な学費、生活費を確保しておくこと。 特に、本研究室では上記のように、授業時間以外も、研究をしなければならないので、 アルバイトで稼ぎながらの院生生活は無理です。 本研究室では、「走りながら考える」、つまり、バイトで働きながら、研究するは認めません。 学位論文はそれほど甘いものではありません。無限に時間がかかります。
日本の奨学金のほとんどは、給付ではなく、学生ローン(借金)に過ぎないので、将来、返済がきついです。
アドバイス。 一般的に、セカンドキャリアやキャリアアップを目指したり、金融や経営全般を講義で、効率的に学びたい場合は、 後述の経営大学院(MBAが取れるビジネススクール)が適しています。 仕事に行き詰まり、キャリアアップしたい、視野を広くしたい場合は、ビジネススクールに行くしかないです。 研究大学院では、学問研究として、すごくすごく狭い研究細目に集中するので、視野はむしろ狭くなります。
対して、ビジネススクールの場合、専門職大学院なので、経営の王道を広く、1からやるので、視野が広がり、実務にも役立ちます。
研究の中でも、例えば、欧米とは異なる、アジア独特な特徴があるマーケティングやトヨタ自動車が世界をリードしている 「生産管理」を学びに日本に学びに来るのは正解です。
あるいは、下記で繰り返し述べるように、独学、在野研究が自由で良いです。
また、キャリアアップの場合、大学院修士課程に来ても、 ほとんど暇がありません。理由は以下の通り。日本の場合、就職活動は、 2年前の3年生から始まります(インターンシップなど)。 4年制大学の3年生なので、2年間は余裕があったのですが、 大学院修士は2年間しかなく、以下のカレンダーのように、 そこから逆算すると、入学当初から、就活も しないといけないのです。 それと並行して、研究活動、修士論文提出と 各科目が大学院の発表形式の厳しい中、 32単位以上を取らないと行けない。

【大学院生イベントカレンダー】
学部4年 大学院
春・夏 大学院試験勉強 
  冬 卒論 かかりきり。
修士1年 6月 就活イベント開始 
修士1年冬 就活本格化(早い業界から内内定が出始める)
修士2年目 修論執筆にかかりきりで、就活も本当の本格化。
修士2年1月 修士論文提出。
修士2年2月 修士論文口頭試験。


また、大学院ほど、国際的に、超学歴社会ですので、少しでも上の学校に行かないと著しく不利です。 修士号、「博士号は世界共通であり、ひとたび取得すれば諸外国で通用する」というのは間違いです。 まず、日本の文系の博士号のほとんどは、カリキュラムが国際的にaccreditedされておらず(国際認証)、 日本でしか通用しません。国際的にaccrediteされていない場合、英語訳も、doctor of なんとかで、 日本ローカルの博士号で、正式なPh.Dではありません。東大のように、国際的に名が知れていれば、通用しましょうが
アメリカの海外留学したところで、ハーバード大学でのPh.D博士号とアリゾナ州立大学のPh.D博士号とでは、 実質的に、全く価値が違います。学位論文のあなたの担当のSupervisorsがどれだけの学問的業績があるかも重要です。 その後の学問研究上の人脈も大きく違ってきます。 最大のアメリカ経済学会(AEA)の後の懇親会では、ハーバード大学、イェール、シカゴなど出身校ごとに分かれます。
実践的なビジネススクールの場合、有力な国際認証と取っている国内MBAは、 慶應、早稲田(2020年AACSB)、国際大学(オール英語)、名古屋商科大学、立命館大学アジア太平洋です。 (東大に現在、ビジネススクールはありません。)
(何か研究の口実を作って、実は日本のアニメやサブカルチャーの本場を体感したいとか言うのはやめた方が良いです。 日本のアニメなどは、旅行やロングステイ、インターネットで十分体験できます。)
もう一つは、学部とは全く異なる、大学院の科目シラバスのみをよく調べて、よく読んでから志願してください。
【注意】例えば、特に私の場合、学部と大学院では、教育内容が著しく異なります。
当大学院研究室への志望理由で、ディベートをやりたいからとか、学部教育の内容を書いたら、即落とします。
大学院レベルでは、一切ディベート教育は行わないので勘違いしないように。
また、学部のゼミへの聴講は一切認められません。学部のゼミは、 厳しいゼミ試験(日本語長文作文)に合格した人だけの限定メンバーシップだからです。 学部1年生のゼミ試験で受からない限り、受講、聴講は一切、できない制度となっている。
研究大学院本研究室で、MMT、リフレ派など金融政策がらみや仮想通貨、キャッシュレス、電子マネーなどの、学術的ではない、 安易な応用的、時論的研究テーマは一切、認めません。他やビジネススクール、カルチャースクールに行ってください。 このようなテーマに関心を持つのは良いことですが、この研究室では対象としません。下記のように、独学で、自由に調べたら良いと思います。 研究大学院は、学問の伝統的・正統的テーマしか認められません。自分で適切な研究テーマを設定するには、 経済専攻か金融専攻の学部での熱心な学習で鍛えた基礎がないと不可能なのです。

したがって、研究大学院本研究室で、日本銀行の研究、金融政策の研究は、失格となる。
また、行動経済学、行動ファイナンスも、 本研究室では失格です。
近年、大元の基礎研究自体に、ダン・アリエリーの研究不正など、 再現性がないとの最新研究が続出、 確固とした学問分野として認められないからです。
(理系の心理学専攻と行動経済学は、学問体系として、全然別物です。 経済学とは、行き来、統合に欠ける。しかし、 心理学専攻は確固たる学問分野なので、 心理学をやりたい人は、心理学専攻を受験すること。 心理学のディシプリンを身につけて、でしっかりと博士号をとってから、 経済学への応用を考えること。)
また、「環境と金融」も、本研究室では却下する。 まず、メインは地球環境の理系分析となるので、 理系の環境学を修めないといけないので、 他の大学で、環境学の研究室で学習してください。
<2021年追記>キャッシュレスで、全く使ったこともない場所で、41万円もの不正利用の被害に遭った。 それはサブカードであり、ネット通販では一度も使っていない。
犯人はわかっている。絶対に許さない!
日本は、キャッシュレスのセキュリティが弱すぎて、話にならない。 セブンHD,ドコモ、ゆうちょの電子マネーで、セキュリティミスで莫大な被害が出ている。
キャッシュレスに関心を持っても良いが、 「日本で」キャッシュレスを研究しよう、などという人間は、社会問題を把握する能力、社会科学研究のセンスが全くないので、即落とす。
それでも、フィンテック、キャッシュレスをどうしても研究したいのであれば、欧米に留学するしかない。

ビジネスを深めたい、何らかのブレークスルーを得たい場合、独学、在野研究が良い理由
元祖独学の大家 野口悠紀雄先生の『人生を変える「超」独学勉強法』の貴重なアドバイス。
「多くの人は、(研究)大学院や専門学校や英会話学校に通いさえすれば、 自動的に学力がつくような錯覚に陥(おちい)っている。:
独学を阻害する「思い込み」を抜け出す。学校に入って先生に教わらないと何もできないという幻想を打破する。
最悪の思い込みは、「勉強のためには、学校に通わなければならない。 あるいは、先生につかなければ身につかない」という考えである。 これは絶対に間違いない思い込みだ。
社会人以降の学びは、大学入試までのように、 先生の言ったことを暗記すれば良いというものではなく、 先生についたからとすいすい身につくものではない。 基本、独学、自分で考えて、身につけるしかないのだ。
つまり、研究大学院に行っても、学部までのように、 教員の言葉を受動的に覚えればよいのではなく、 結局、専門書を割り当てられて、自分でもがき苦しみながら、 意味・解釈や数式を解釈して、授業で発表して、上記、教員や先輩、同級生に突っ込まれて、 学問体系を習得するしかないのだ。

先生に教えてもらわないと何もできないという人は、 研究大学院に来ても、何もできません。 上記のように、時間とお金の無駄。
とにかく、先生に教えてもらいたい人は、 上記、専門課程3,4年に学士入学、編入を利用して、 学部に入り直しましょう。今、世界的に、 複数の専攻学位を持つダブルディグリーが流行しております。
例えば、法学部卒が経済学、経営学を学び直すことは意義深い。
学部のゼミは、自由研究ができます。 何よりも、日本の大学学部は、遊び場。楽しいです。 研究大学院は全く違います。
では、どうしても、大学院レベルで、先生に 教えてもらいたい人は、ビジネススクールに行くしかない。
ビジネススクール(経営大学院)は、 学部の上にある研究大学院ではなく、 独立した大学院、専門職大学院で、 実務家養成が使命なので、教えるのが中心で、 授業も企業の実例(ケース)を扱い、 あなたにぴったりだ。学問研究ではないので、 院生を悩ませる修士論文も修了義務ではない。
早慶明など、主要大学には、ビジネススクールがある。 社会人用に、仕事を休職せず、夜間と土曜だけで卒業出来る所もある。

同様に、人生100年時代Life Shiftだからといって、研究大学院 に通うにはならない。
人生100年Life Shiftと言われ、時代の変化が速い中、 人生の寿命は、一部で長くなったと言われ、 アップデートが必要とされます。
アップデート、向学心自体には賛成致しますが、 それが、日本の研究大学院で解決しようというのは違うと思います。 繰り返しになりますが、研究大学院は、学問体系の修行の場なので、 社会人とは目的が違います。
上と同様に、社会人の方は、ビジネススクールか学部編入か、 下で述べるような、独学、在野研究が良いということになります。
知識のアップデートならば、大学の学部時代の学びの方法論を使って、 現代、ネットの知識ベースや、「読書猿」のように、 ネットで、その分野の良書が、 いくらでも紹介されているので、それを読む方が、安いし、速いし、 柔軟。大学院に行くと2年間、拘束されてしまいます。
社会人は、独学か、ビジネススクールがベストな理由。
「営業面で実務的ノウハウをたたき上げたが、 それを系統立てて、文章化して世に伝えたい」と感じている人がいたとします。
それは、社会的、実務的に、意義深いことです。ただ、学問が偉いとか、そういうことではなく、 比較でなく、両者は、全くの別世界であり、価値観が違います。学問でやると、正統派のそびえ立つ理論体系、 先行研究の蓄積に、どうしても縛られてしまう面があるのです。 上記のように、自分の実務のオリジナリティを 世に示すには、非公開の修士ではなく、独学、本、ブログなどでの公開の方が、適していると言うことです。 学問と実務の融和、統合は、プロの学者でも、なかなかできるものではありません。
解決法。まず、今はIT便利社会です。Wordでも安い一太郎でも何でも、PDFの本、電子本にして、 会社の後輩にあなたの珠玉のノウハウを伝えたらどうでしょうか。あなたのノウハウが生きる、一番近い場所であり、 それが一番喜ばれると思います。
あるいは、もっと世に伝えるには、Kindle本とか、出版社に掛け合って、 本を出して、世に広めたらいかがですか。 学術の世界では、今や数え切れないほどの学術専門誌(ジャーナル)があり、専門分野も細分化され、学者の論文でも、 よほどの論文でないと、読まれないのです。 また、修士論文は非公開なので、 実は、読まれないのです。
勉強する心は尊いが、ビジネス体験について交換して、 生かせるのは、ビジネススクール(経営大学院)であるという点。
ビジネススクールは、ケース、事例研究の授業がある。 トヨタやセブンイレブンなどの、実際の経営の場面を、ディスカッション教材化したもので、 各界から来たビジネスマン出身の学生が、 自身の経験を生かして、 経営方針をディスカッションする授業です。
ビジネススクールの授業は、生徒が手を上げて発言して、議論に加わらないと、 単位評価につながりません。 しかし、退屈で眠くなりがちな日本の大学学部までの授業と違って、具体的なビジネス・経営の現場が題材としており、 優秀な同級生との講義は、魅力的なものです。
「文章化したい」と言うニーズも、ビジネススクールでは、 修士論文ではなくリサーチペーパーの指導を受けて、 提出することができるのでかないます。 修士論文は学術論文ですが、リサーチペーパーは、 むしろ、あなたが得意な、実務的なテーマの方が良いので、ベストです。
対して、研究大学院でやる勉強は、受験勉強以上のハードワーク。 苦役である。あなたの興味と関係なく、専門の学問体系、先行研究を一周全部学ばないといけない。 その上で、学問に新しいモノを加える修士論文を書かないと行けない。
残念ながら、あなたの社会人経験を理論と融合するなどと言うことは、 「日本の」「研究大学院」では、ほぼできないと考えて良いだろう。
理由は、日本の大学教授は、恐ろしく実務を知らないからだ。 かく言う、私もそうだ。
また、学部と違い、大学院レベルでは、 現代は、学問が大進歩して、先行研究の蓄積が膨大なため、 各研究者の、 研究は細分化され、各学者は狭い専門でしか専門でない。 大学院の教授があなたがやりたい分野の本当の専門家である 確率は、極めて低い。 さらに、日本の教授が、若い頃、実務を企業で十分に経験してから、 大学研究に転じた確率は、極めて低い。
研究大学院で、初学者で、金融実務について1から、手っ取り早く、広く浅く教えてくれ といっても、無理である。それはビジネススクールに行くこと。
日本では、ビジネススクールなど経営大学院は、例外だ。 日本では、学部の上ではなく、各大学に、「独立大学院」として存在することが多く、 気がつきにくいが、これから伸びていくビジネス実務教育の本命である。 ビジネススクールは、実務家、専門職養成のための大学院であり、 理系でも、他専攻でも、初学者歓迎である。 経営の基礎を広く学ぶ場となっている。
ビジネススクールの教員は、アメリカを中心に、実務を経験した教授が多い。
早稲田大学ビジネススクールでは、学部のような「ゼミ」があり、 飲み会なども盛んなようで楽しそうである。 最近では、テレビ局の女子アナが入学し、話題となった。
日本のビジネススクールで、起業やイノベーションを重視しているのが、
法政大学イノベーション・マネジメント研究科
だ。MBA学位も取れるし、イノベーティブなマーケティングも学べる。
本格的には、お金を貯めてアメリカに留学するしかない。 あるいは、優秀であれば、現地で給付型の奨学金がもらえるかもしれない。 アメリカは景気がまだ良く、企業の給付型奨学金もあるし、 数兆円の資金力の運用益から来る、財政的豊かさが段違いだ。
大学院以上だと、TA,RAとして大学から、月20万円の収入が得られるのがアメリカの大学の豊かさだ。 あるいは、TOEFLをめちゃ勉強して、企業派遣に選ばれて、 社費で留学するのが良い。
米国の大学、大学院入試は日本の入社試験のようで、 日本みたいに、各大学ごとの一発筆記試験がない! 総合評価、アメリカはAO入試の元祖なので、 チャンスがある。
ペーパーテストは、留学生の英語力を問うTOEFLと、数学などは、 日本のセンター試験、共通テストより易しいSATという共通テスト、 後は、志望動機などをうまく表現したエッセイが重要となる。 ハーバード大学の個別入試問題って聞いたことがないでしょう。 学力で、一律、一発、絶対ダメと言うことはない。 一芸に優れているなどがあれば、学力よりそっちが大事。 宇多田ヒカルさんも、NYの名門コロンビア大学に入学出来ていた(忙しすぎて中退)。
アメリカは層が厚くて金があり、とにかく、すごい。 また、ビジネス教育が、実務家と学者の交流が盛んなので、 実際に起業を経験した人や大企業の経営を経験した人が ビジネススクールの教授となっていることが多い。
アメリカは、景気が良いから企業の返済不要の給付型奨学金も多く、ティーチングアシスタントなど 大学のために働くと、月給20万円くらいもらえて、 生活出来るなど、日本とは別世界である。
アメリカのランキング上位には出ないけど、良い大学が たくさんある。
まず、独自のオンライン形式で世界最高の大学と呼ばれる、 ミネルバ大学。世界中から英才を集めて、 決まったキャンパスを持たず、各都市を回っていきます。
また、アメリカの大学教育の真骨頂は、 少人数で、十分な基礎教育が受けられるリベラルアーツ大学が多い。 直接、役立ちそうな狭い専門なんかをやらずに、 古典学、歴史、哲学から、 基礎をじっくり養成する。 一見、回り道のようだが、この方が、 大学卒業の後の知力の加速、伸びが全く違うのだ。
ハーバード大学などresearch Universityは、 学部生より、大学院生の数の方が多い。 アメリカでは、大学学部は、リベラルアーツ大学で、 全人教育、リーダーシップ力を養い、 学力も、少人数、添削で、十分に基礎を養い、 大学院で、ハーバードなどのリサーチ大学に進学するのが一つの王道なのである。
【注意!】なお、日本語で「リベラルアーツ大学」を検索すると、 ニセ大学である、両学長というロバートキヨサキ系の 簿記以外学校に行かなくて良いという反教育サイトが 一番上に出てしまうが、これは、儲けのための商業サイトであり、 アメリカの本当のリベラルアーツ大学が知ったら、 訴訟ものである。
アメリカの真のエリートのリベラルアーツ大学は例えば、
アマースト大学(北東部マサチューセッツ州)
Swarthmore College (ペンシルバニア州)
Wellesley College (マサチューセッツ州)
ウエスレヤン大学(Wesleyan University コネチカット州)
タフツ大学(Tufts University マサチューセッツ州)
など、多くある。
NYであれば、クイーンズにあるセント・ジョーンズ大学
あまり知られていないけど、すごく良い大学。
ウースター大学。オハイオ州にあるリベラルアーツカレッジ。 学生の自主性を重んじる良い大学。
ジョージア工科大学。州立の理系大学なので、学費が安い。
リード大学。Apple創業者のスティーブ・ジョブズが入学した大学。 この大学も、少人数の丁寧なリベラルアーツとして、アメリカでは定評がある名大学。
そもそも、研究大学院での学術研究では欲望の否定、 学術研究とは金儲け、キャリアアップと関係なくても、人生を賭けて、真実解明のために尽力するものです。  そもそも大学院のシラバスにあるように、 研究大学院の本研究室では、抽象的基礎研究しかしないので、 仮想通貨のような俗的、欲望的なテーマは、応用的な政策関連のテーマと同様に、一切、認められません。
ビットコインで儲けてやろうとか、大学院で儲け方を教わってやれとか、 金儲け目的は、研究大学院では、一切認められません。却下します。
そのカモフラージュ、隠れ蓑でビットコインは「貨幣」と入れ替わるか、 そうすれば、ビットコインが百倍になって儲かる、うっしっし、 などのような、学術界からはずれた、流行のテーマは全部落とします。

学術界、アカデミクスの世界は、ビジネスの世界とは世界が違います。学問が偉いとかそういうことではなく、 比較できず、世界が違います。社会的に、実務は社会を支える重要なものです。ただし、 研究学術の世界は、お金が儲かるとか、ビジネスとして成功する、個人がセカンド・キャリアアップするとは、 関係なく、真実追究がその目的です。研究とは、直接役に立たなくても、 お金が儲からなくても、追求すべきものなのです。この根本がわかっていないと、研究大学院に行けません。 この研究室で金融の純粋理論をやっても、一銭も儲かりません! お金儲け目的の人は、ビジネススクールへ行ってください。 あるいは、下記のように、ネット社会で有利となった独学です。 独学ならば、全てが自由で、ビットコインで兆円儲けようが、 あなたの自由です。
研究大学院を、お金を払って、手っ取り早く知識を勉強する所=利便性、勉強の加速装置という 見方は完全に誤り! 
研究大学院は「勉強」するところではありません。
これは、えっ、と思いますよね。勉強以外何をするか。 別にレジャーランドの学部のように遊びをするわけでもありません。
研究大学院は、自立した研究者として、研究をするところです。 大学入試までのお勉強と研究は全く異なります。 研究大学院の研究は、受験のように、先生が一方的に講義をして、 それをメモして、覚えるという知識量の場ではありません。
研究は、知識量の問題ではありません。 以下のように、自分で思考して、学問の道を開拓する修行です。 プロ棋士、音楽演奏家のような、競争の激しい、修行です。
お金を払って、手っ取り早く知識を勉強する所は、 ビジネススクール経営大学院と学部編入です。
どちらが良いとか善し悪しの問題ではありません。 研究学術の世界は特殊であり、一般のビジネスの世界とは原理が違うということです。 むしろ、実社会を支えている、ビジネスパーソンを尊敬致します。
研究大学院の院生となることは、学術界へ足を踏み入れたことになります。 繰り返しますが、学部Undergraduateと、ビジネススクールは大学院でも、ビジネスの世界です。
独学、在野研究としては何をやっても良い自由がある!
もちろん、あなたが個人として、時の金融政策論争や仮想通貨について研究するのを否定しているわけではありません。 研究大学院のこの研究室の学位課程としては、認めないと言うことです。 下記のように、自由な独学、在野研究を考えてください。
個人の独学研究は、人間の知として、最高の自由であり、金儲けにつなげようが何しようが自由です。 本研究室はあなたの欲望、儲けやキャリアアップや安易な興味本位のことは、入試で全部落とします。
また、根本的に、もし、金融政策を専門的にやりたい場合は、 マクロ経済学、金融実務、金融マーケットの研究、3つが全部揃っていないと、 専門レベルとならないので、 大学院修士課程では、まず、基礎・土台として最も重要なマクロ経済学を専攻すべきです。若いうちにミクロ・計量経済学を含めて、 経済学全体を徹底的に鍛え上げてください。
現代では、マクロ経済学は、ミクロ経済学の基礎の上にありますので。 大学院のマクロ経済学の科目を1科目とるとかそういうレベルではだめで、 経済学の科目を全部取って、マクロ経済学で学位論文を書かないとだめです。
マクロ経済学理論の高度な基盤なしに、いきなり金融から入って、 金融政策のマイナス金利政策などを制度論で、こねくり回しても、ただ制度を調べただけでは、 何も出てこないし、行き詰ります。修士論文として不合格となります。あなたは卒業できず学位がもらえません。 その方法論では将来性がないからです。
アメリカの中央銀行に相当するFRB議長で金融政策のトップとなった、 バーナンキ氏、イエレン氏ともに、マクロ理論経済学者です。
もしどうしても先生から最先端のマクロを習いたいという場合、 日本の場合、関東では、慶應義塾大学大学院経済学研究科の 廣瀬康生先生のマクロ経済学特論くらいでしょう。
廣瀬先生は、学部の演習でも、最先端の確率的動学マクロの DGSEモデルを使いこなせるほどレベルが高い教育をされているからです。 廣瀬研究会は、ISFJ政策コンテストや学内の三田論文コンテストで、 賞を総なめ状態です。 大学院教育も最善でしょう。
また、本研究室は、MMTについても、修士論文の研究テーマとして認めません。 失格となる。卒業論文のテーマとしても失格。 したがって、大学院本研究室に入ろうとしても、 MMTの研究はできませんのでご注意ください。
貨幣理論と隠れ蓑にして、出願に書いても無駄だ。
自称、「貨幣論」でも、新書とかビジネス一般書レベルの非学術書や 週刊誌の記事、SNSブログの論は学問のうちに入らない。学術書、学術論文と、素人向けの一般書の 区別がつかないようでは、研究大学院では失格となる。繰り返すが、研究大学院では、1年と9ヶ月で、自力で 修士論文という学術論文を書かなければならない。入試でも、その能力があるかの基準で厳粛に判定を致します。 学部時代から、相当に学術理論の訓練を積んでいないと、 間に合わない。入ってから、教えてくださいは研究大学院では通用しない!
特に、自称、貨幣論の中でも、マスコミやネット扇動のMMTにゆがめられた、 負債論、租税貨幣論、 簿記会計の記帳バランスシート論、クナップの国家貨幣論などは、全部、 当研究室では失格となる。

他の大学か留学をあたってください。
MMTは、マスコミベースでは流行っている政策時論に過ぎず、 本研究室の貨幣理論の学問的テーマになりえません。失格となります。
(別にMMTだけではなく、将来にわたって永久に、学問的でない政策論、時論は、研究大学院では全て却下とします。)

結局、MMTを大学院レベルで学びたい人は、留学して本場で学ぶしかありません。 ランダル・レイ教授(ニューヨーク州バード・カレッジ) ケルトン教授(ニューヨーク州立大学)、 ミッチェル教授(オーストラリア・ニューカッスル大学)の所に留学するしかないでしょう。

本教員は、仮想通貨、暗号資産、フィンテック、電子マネー関連については、 研究大学院における学問の研究対象としては完全否定します。したがって、 大学院本研究室に入ろうとしても、仮想通貨の研究はできませんのでご注意ください。 他の大学や留学をあたってください。
日本は、大学の講座が全然変わらないので、仮想通貨には対応できません。また、理系と文系で、完全に縦に分かれているので、 仮想通貨のような文理融合のテーマには対応できませせん。
本当に仮想通貨をやりたいならば、いち早く、文理融合で、 大学院にビットコイン専攻の授業カリキュラムを作った スタンフォード大学かMITに留学するしかないと思います。
フィンテックなどを流行で、ただ現状を調べるだけで、表面だけこねくり回しても、何も出てきません。 それは、調査レポートであり、学術論文としては認められません。研究大学院はそういうことをやる場所ではありません。
仮想通貨に関しては、単に文献を読んだり、 概念を撫でまわすだけではだめで、理系の情報学における、 ブロックチェーンの技術的把握、暗号通貨と呼ばれるからには、 数学的な暗号理論の把握からやらないとダメです。 新しい分野なので、法律的な制度面の研究も必要です。 自分でブロックチェーンをプログラミングして作れるようにならないと 研究レベルになりません。 日本では、経済学者が、技術的基礎を把握せずに、空想的に、暗号資産が世界中を覆い、暗号資産が世界標準通貨となって、 大値上がり、 暗号資産で、自分が儲けようとか、AIで生産性が上がり、働かなくて良くなるとか、空想的な議論ばかりしかできていません。 日本の研究大学院で、暗号資産、仮想通貨の正式な体系的なプログラム、専門科目としてのまともな授業は、見当たりません。 上記の執筆達は、一般雑誌に与太話を出して、原稿料を稼いでいるだけです。
ブロックチェーンに関する授業に力を入れている法科大学院は、特に、シリコンバレーベイエリアのスタンフォード大学、 カリフォルニア大学バークレー校、 NYの実務的大学のニューヨーク大学です。 スタンフォード大学はシリコンバレーにあり、コンピューターサイエンスの殿堂、 スタンフォード大学の法科大学院では、ブロックチェーンのプログラム専門コースがあり、 「ブロックチェーン・エンジニアリング」といった専門科目があり、コンピューターサイエンス学部との連携の 授業があります。日本では、このような授業は聞いたことがありません。 スタンフォード大学の強い、工学部が提供するプログラミングのクラスも履修することができる。
日本は、文系は文系、理系は理系でバラバラであり、新規分野には無能です。 アメリカの専門職大学院は、教授の多くが現役弁護士で、講義も学問と実務の融合が図れています。 日本の大学院では、専門職大学院でも、数合わせで、学者出身者が転籍して、形だけ教えているだけで、 学問と実務が分離しています。
2020年5月追記。独学有利、インターネットの時代、アメリカのトップ大学の講義が無料でネットを通じて受けられるMOOCsの授業があります。 ビットコイン、暗号通貨技術に関するプリンストン大学の文理融合型講義が日本に居ながら、無料で受けられます。 プリンストン大学はアインシュタインが居た、ハーバードにも劣らない超名門大学です。
プリンストン大学 ビットコイン、暗号通貨技術 オンライン無料講座
一般人でも、学会や講演会にも参加出来ますし、ネットでの参加機会も多く、 日本の大学院に来なくても、ネット時代、「研究」は出来ます。
一般に、学部の上に立つ研究大学院でやる研究は、流行ものを自由勝手に研究する場ではなく、 大学院の下積みでは、 あなたにとって興味のあることではなく、既存学界に貢献するような伝統的分野を体系的にまんべんなく習得した上で、 研究をすることが求められています。 音楽にたとえると、クラシック古典の音楽の基礎体系をまんべんなく、 好き嫌いなく、一回り全て、習得しないといけません。流行の所だけかじることは許されません。音楽で言うと、課題曲のマスターが中心です。 研究大学院は、学部と比べて、自由度がほとんどありません。
もし、あなたが研究テーマが、「最先端の」事象とか、ご自身の実務と結びついたテーマで、 すごく具体的に決まっていて、それ以外のことは時間の無駄であり、 勉強したくないという場合、研究大学院は意外と、全く向いていません。
研究大学院の修士課程は、好きなことだけずっとやっていれば良いというわけではありません。 日本の修士は2年間で、32単位も取らないと行けません。 一つ一つの授業・演習が、学部のように、授業を休んで、定期試験だけ通れば良いというものではなく、ゼミより大変な、毎週発表形式で大変です。 毎週、発表義務があります。そして、先輩や教員から、激しく突っ込まれます。
しかも、就職活動で、修士1年生から、インターシップ、2年目は、当初から、 就職活動に忙殺されます。
繰り返しになりますが、流行のテーマだけやりたい人は、学部に入り、 研究テーマが自由で、教授との距離が近い学部ゼミで、卒業論文などとして、 指導を受けた方が良いです。学部生は、ゼミで10数名いても、文系だとそんなに研究しないので、うまく行けば、 教授を独占できるというか、教授との研究での接触は多くなります。 繰り返しになりますが、学部のゼミの卒業論文の方が、大学院の学問的論文より、 はるかに自由にできるのです。
または、大学院の種類としては、実務的なこと、最先端のことは、 ビジネススクールの教授が興味を示すと思うので、ビジネススクールに行ってください。
研究大学院は、まずは、既存のクラシックな伝統的な学問的方法論・「体系」を修行的に習得することが強いられます。 音楽大学の課題曲の強制のように、修士論文など最初は、自分の自由な研究など出来ません。 自由に研究できるのは、学者になった10年後です。 ここを勘違いしないように。 繰り返すが、学部の方が、よほど自由な研究が許されている。
キャリアアップが欲しい場合や、 最新のテーマ時論、実務的なことをやりたい場合は、ビジネススクール(経営大学院、グローバルビジネス研究科)に行ってください。
経済学への誤解を解く。 そもそも、経済学は金儲けの学問ではない。経済学は意外とお金のことはやらない(3段落、横線下)、 経済学は儲けに役立たない。ビジネススクールや経営学とは違うのだ。
アイドルのNMB48チームMに所属する安部若菜さんのツイッター
経済学を勉強しています。じつをいうと、経営者になりたいんです。飲食店を絶対やりたくて、とくにケーキ屋さんですね。世間のニーズに合わせた事業計画を立てられたらなと思っています。
は、大間違い。 まず、経営者になりたい、飲食店、ケーキ屋を持ちたい、自分なりのカフェを経営したい、ここはすばらしいですが、 そのために、経済学部で経済を学ぶのは間違い。
ではどうしたら良いかというと、経済学ではなく、経営学を学ばないといけない。 もう経済学部に入った人は、他学科履修、他学部履修をフル活用して、 実践的な経営学の科目を多く取るようにしてください。必修の時間割などで、そうした経営学の科目がとれない場合は、 その科目のオフィスアワーを調べて、先生から、その分野の学習法、基本書などの手ほどきを受ける手もある。
会計、簿記で実際に会社を回す技能を身につけ、人材管理論で、部下、従業員へのリーダーシップを身につける、これは経済学ではない。 経済学の限界費用で利潤が最大化できるとか、ゲーム理論の戦略論で、他社との競争に勝つとか、現実には全く当てはまらない。 ゲーム理論の戦略性が現実のビジネスに役に立つというのならば、 ホンダがトヨタを抜く戦略を提示してみてください。
良くある間違いは、経済学も経営学も同じだという勘違い。就職上は、経済学部は、文学部よりは相対的に役に立つでしょう程度の話で、 基本は日本企業は入試歴社会だから、慶応の経済学部も入学学力が高いから、商学部よりランクが上で就職実績も高いが、 入った学生は、入ってみたら授業は、抽象的な数式モデルばかりで、嫌だ、実践的な商学部に入れば良かったという声もネット上には多い。
学問として、経済学と経営学、どちらが上とかはありません。 目的が違うのです。 経済学は、私的な儲けには役立ちません。
では、経済学は何を研究するかというと、 経済学は、マクロ経済学はもちろん、ミクロ経済学でも、市場全体、 経済全体の資源配分の効率性、厚生経済学を考えます。 IO 産業組織論が良い例です。個別企業の儲けよりも、 市場全体や消費者の利益を考えます。経済学は競争を重視し、独占を阻止しようとします。 しかし、個別企業としては、なるべく独占に近づけて、儲けたいと思っていて、競争優位を作ろうとマーケティングなどをしています。 個別企業のこの話は経営学の領域です。
そもそも、経済学は社会全体を外部から分析して、社会全体を良くしようとする学問で、個人や企業の金儲けに役立つ物ではありません。
経済学が役立たないなんて言っていませんよ!上記、経済学は、社会全体、政策には大いに役立ちますよ。 この公共政策サイドで、実務を深めたたければ、 人数的に多い、地域の活性化プロジェクト研究の人々や 国際機関への登竜門でもある、各大学にある、独立大学院の公共政策大学院、専門職大学院に行くこと。
東大
一橋大学
京大
阪大
早稲田大学
慶應義塾大学
明治大学
などにもある公共政策大学院に行くこと。 東大など一部経済学部教授が兼務、一流のスタッフが「政策の実務」を教えています。 ビジネススクールの政策版です。これは、アメリカだとハーバード大学の ケネディスクールです。
美人高学歴女子アナウンサーの、 磯貝 初奈さんは、東大公共政策大学院に入学されました。
経済学者で、兆円以上稼いだ、金持ちが居ますか? 居ませんね。欧米はともかく、日本の学者は実務に疎い先生が大半です。
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツは、経済学者で経済理論をそのまま真似たおかげで兆円金持ちになりましたか? 違いますね。  事業成功と経済学は関係がありません。 限界費用なんて、企業の実務に使えない。ソニーの限界費用は何円ですか? 純粋数理経済学として、定理があり、日本人が強いだけだ。
また、ゲーム理論から来る経営戦略とかで、ジョブズが成功したわけではない。 iPhoneなどは、天才的なインスピレーションと実現する行動力から来る。これは、起業家の特性に依存して、 何か、人に習ったり、学問の定理を覚えれば、誰でもできるというものではない。
ゲーム理論で世界レベルの東大教授が、将棋で藤井聡太に勝てますか。勝てませんね。 具体的なプレーの実技は、純粋理論や定理を覚えても無駄で、自分で考え出して、身につけるしかないのです。 これは、研究大学院での研究修行も同じこと。

真のビジネス起業の「実務家能力」とは、 どうやってアプローチしたら良いかもわからないほど、 抽象的であり、まだ誰も解決の道筋をつけていない課題を 実施可能な形、概念に落とし込んで、 行動力で必要な人材の算段を立てて実行に移せるかで、 測られるのです。 ビジネス事業、ベンチャー起業、スタートアップとは、学校の先生に教えてもらって 出来るようになるような定型的なことではありません。 授業で先生から習うような、 元から具体的ですでに対応の知られている課題を いくら効率的に暗記したところで、無益。 また、日経新聞やコトラーのマーケティングとか学術書に載っていることは、 ライバル企業も、コモン・ナレッジ(common knowledge)として知っているので、競争優位となりません。
これが、アメリカのビジネススクールは、世界中から集まった起業する優秀な同期との出会い(世界規模の人脈は同窓会、Alumniということで一生続く。)、 講義が経営の実例を使ったケース・メソッドの激しいディスカッション形式であることから、 オリジナリティがスパークする可能性が高く、起業に役立つ面もある。
また、「お金の流れ」をつかむために経済学を学ぼうとするのも、間違いです。 誤解されていますが、経済学では、お金の流れはわかりません。 経済学は、お金ではなく物サイドを分析するものです。
経済学は、実は、お金、貨幣の分析は大の苦手です。 貨幣が何か、哲学的な、明確な定義がないのです。 一応、貨幣も理論モデルに入ったものもありますが、 その辺は、教科書や学部の授業では誤魔化してあるだけ。数式の中で、形式的に、大文字のMという貨幣量の数量があると 仮定して、誤魔化しているだけ。
しかし、経済学はすばらしいのです。 経済学が対象とするのは、例えば、社会主義計画経済や世界政府が中央制御しているわけではないのに、 日本国内でも、国家官僚が計画して全てを管理していないのに、 マクドナルドのハンバーガーやスターバックスのラテが ほぼ同じ価格と品質で世界中に供給されている。すごいと思いませんか。
そこには、原料会社、メーカー、小売りなどの流通、物流企業などが全部システムとして、見事に動いて いるのです。 これが、資本主義、市場経済の力。国民経済全体のために尽くすのが経済学の本来の姿。 自分だけ儲けて金持ちになろう、自分の企業だけ儲かれば良いとか言うのは、経済学ではない。
経済学は、実物サイドの「資源配分の効率性」を取り扱う。物動の面を取り扱う。
とにかく、個人のキャリアアップ、金儲けがしたい人はビジネススクールに行ってください。
あるいは、冒頭に書いたように、人材需要が大きい、情報 IT を学ぶ。
IT, コンピュータ・サイエンスで世界トップレベルは、 カーネギー・メロン大学、スタンフォード大学がある。
【裏技】 日本の放送大学(オンライン大学、通信大学)の情報専攻は、今やリスキリングとしても大人気、 放送大学はすばらしく、講師は一流、学費格安で、図書館やそこにある学術データベースが使い放題です。
正規の大学課程でなくても、アメリカ、オンライン大学のMOOCS講座でも良い、 アメリカのITのブートキャンプでも良い。 IT技術は、世界中で、これからも拡大して食える数少ない分野だ。 また、IT技術、プログラミングは、万国共通なので、 ネイティブの母国語感覚に依存しないので、留学生、移民にも断然、有利だ。
日本のデータサイエンス、コンピュータサイエンス専攻の例。
小樽商科大学、社会情報学科、不動産価格が安い。
滋賀大学データサイエンス学部。及び大学院。
中央大学国際情報学部。23年都心移転!

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また、よく、学校で、お金のことを教えてくれなかったから、おれは金持ちにならなかったとか、 早く教えてくれよとか、 言われる方が多いが、絶対に間違いだ。
世の中には、知識量の問題ではない、先生や他人から形式張って教わって上達するものではない事象も多い。
例えば、性教育。学校で最小限の性教育はあっても、詳細な子どもの作り方やS○Xでのテクニックを 学校で教えてくれなかったから、できねーじゃねえかと訴えるのは、おかしいでしょう。
投資と性は、大人の楽しみ、秘め事です。やってもいいのですが、 性教育が、子どもの成熟に応じて、徐々に行うように、投資教育も、幼児から早くやれば良いというものではない。
それに、そういう秘め事は、学校で習わなくても、大人になる課程で、友達とか本とかですね、 決まった教科書、文科省指導要領、決まったカリキュラムがなくても、 どこからからか、皆、知識とノウハウを得ていくものなのです。それがない場合、それは知識の問題ではなく、 人間としての幅の問題。
また、金持ち父さんのキヨサキ的な「(学校を全否定して)簿記やマネーリテラシーだけを学べば、金持ちになれる」も 間違い。 お金の知識を「直接」ガチャガチャこねくり回しても、 お金持ちにはなれない!
スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、強烈に革新的で壮大な社会的ビジョンと情熱があり、 みな起業をして、猛烈に働いて、社会を変えるような事業をしたから、 その対価として、大金持ちになった。ヘラヘラとベッドに寝転んで、金が金を生んだわけではない。 むしろ、実物サイドでの競争優位、事業アイデア、実行力。 実業で起業して稼がないと、真の金持ちにはなれない。 お金は実業の後からついてくるものなのだ。
結局、起業・事業の成功は、大学院とか関係なく、人としての教養、総合力が必要だ。 起業の力は、テニスとか音楽の才能と同じく、 日本の大学において、先生から、型を教えられてできるようになるものではない。 ジョブズのように、自分で徹底的に考えることが必要。
学校で、中学、高校と友達、部活での人間関係など、若者らしく、自然とした、ノビノビした人間的基礎を育てることが近道。
まだしも、人工的に起業力を育成したい人は、上記のように、 カリキュラムが強く、起業成功者がどんどん教えに来る、ベンチャーキャピタリストが有能な若者をスカウトに来る、 アメリカのビジネススクールに行くこと。

院進学に関して、学部生へのアドバイス
(ビジネススクールを除く)研究大学院には、非常に、「向き」「不向き」があるので、事前に十分な情報収集をして、 学部自体の指導教員ともよく相談して、進学を決めること。研究に向かない人は研究大学院に来てはいけません!
研究大学院に入ると、極限までの実力主義の競争社会です。大学学部までの遊び人生とは真逆です。 学部で多少優等生でも、大学院には、自校他校から、経済学が好きで優秀な人が集まります。 地盤沈下を味わうことになります。
そして、研究をして、学会発表や学会誌掲載をできるだけ早く、できるだけ多くという、 プロ棋士の世界のような、個人全責任の、無限の競争社会となります。 年齢も上下もありません。将棋の世界で、藤井聡太氏は、中学生でプロになり、現在タイトルをたくさん取り棋界の第一人者となりました。 藤井プロは実力で他のプロより上となったのです。研究大学院も同じです。早い人は、院生の内から学会発表→審査付き学会誌掲載 →国際学術誌掲載とどんどん差がついていきます。
研究大学院では、グループワークでチームワークで、和気あいあいに楽しく学べると言うことはありません!
個人で、修行をして、どんどん研究していかないと落後します。 そういうグループワークをやるのは、繰り返しになりますが、MBAのビジネススクールや学部のゼミですので、そちらに行ってください。
キリスト教で言えば、修道院に入る、仏教では仏門に修行に入るような禁欲的な学究生活が何年も続くのに耐えられるのか。 お金とかキャリアアップと関係なく純粋な知的好奇心で学問に人生を捧げられるかどうか。
もうちょっと学生でいたいとか、勉強をもうちょっとしたいとか言う生半可気持ちでは、人生詰みます。
実務に備えて、勉強をもうちょっとしたい後者の場合には、ビジネススクールに行かないといけません。
もちろん、この向き、不向きは、研究という特殊な世界の話であり、人としての優劣とは全く関係がありません。 普通に会社で活躍すれば良いことです。多少、調査、リサーチに興味があるくらいならば、 シンクタンクやコンサルタント会社に就職すれば良いのです。
経済的にも、大学院はものすごい負担です。日本企業では、文系で大学院を出ても、給料は学部卒と同じ扱いです。 むしろ、2年のブランクがマイナスとされます。
日本では、給付型の奨学金はほとんどありません。日本の自称奨学金は、実態は、返済義務がある「学生ローン」です。
一般に、学部の上に立つ研究大学院でやる研究は、流行しているものを自由に研究する場ではなく、 クラシックな伝統的な学問分野を極めるということです。 大学院は、流行の時論や学部の卒論のような自由研究をやるところではありません。
MMTや下の仮想通貨などを、個人が研究すること自体を否定はしません。 それらを金銭やキャリアアップにつながらなくても、 人生において真理を追求することは良いことで、以下のように、自由研究は、IT化で有利となった独学、在野研究で、 自由にやるべきです。 しかし、研究大学院でやることではない。
大学院とは、受け身の態度では務まりません。学部のように、授業だけその場にいる、あるいは、 授業を気ままにサボっても、適当に暗記して、一夜漬けで、 期末試験さえ通れば良いような ものではない!
大学院でのアウトプットは学位論文であり、学位論文が審査に通らないと卒業できません。 論文というアウトプットには、約10倍程度のインプットが必要であり、授業時間以外での研究修行が決定的に必要です。 研究大学院は、 学部の大学のように、授業時間だけ出ていれば良い、試験前だけちょっと対策すれば良いという甘い生活ではありません。 授業時間外の、自分での研究が決定的に重要です。 現在はどの学問分野も進歩しているので、押さえるべき先行研究は数え切れないほどあります。
研究大学院では、答えがない研究課題に挑戦するもので、答えは転がっていないような学問上の難題に挑戦します。 大学の学部のように、先生の御説拝聴して、メモメモして暗記するだけで、終わるものではありません。 研究大学院では、全く、学部までの勉強法とは異なると思ってください。大学院では、ほとんどがゼミ形式、発表が毎週回ってきます。 日本だと修士2年で、この重量級のゼミ型授業を32単位も取らないといけない。
大学学部までは、試験前に、授業内容を暗記して、それを試験で書けばOKですが、 研究大学院では、他力本願、先生に教えてもらって、 それを暗記すれば良いという態度では、 ダメです。研究大学院は、先生から決まった知識をもらって、覚える場ではありません。 自分で苦労して、授業時間外も、精力的に、先行研究を髪をかきむしりながら、 考えながら読んで、自ら、学問的問題意識を鍛え、着想をして、 独創的な論文を書くことが、大学院生の義務です。 学部の延長線上で、知識伝授されたいならば、ビジネススクールに 行くしかない。 あるいは、勉強が好きで、社会人になってからも、 単に先生の授業を聴いてそれをまとめるような形で趣味で、勉強したいなら、研究大学院はだめで、学部編入するしかない。 皆さんが体験したように、学部は自由です。 研究大学院では、何かしらの研究をして、論文という独自の成果を出さないといけないからだ。
大学院での研究は、教員がお膳立てをしてくれて、 ヘラヘラしているうちに完成するものだと思ったら大間違い。 (この点、ビジネススクールは知識取得で良く、修士論文義務がないことが多い。)
研究は、自分で専門書、論文などから知識を得つつ、 自分で考えることが第一、先行研究の知識をいかに組み合わせて独創的な理論を作るか、 思考力の世界です。考えるのは、作曲のような、「産みの苦しみ」 の世界です。 大作家の山田風太郎氏は、「小説を書くと、その分、命を縮める」 とまで、述べています。

研究論文とは、学部時代までの、やっつけ仕事のレポートとも根本的に異なります。 単に検索して、調べただけではダメ。学問的基礎を踏まえて、自分で考える、創造、考察が必須。
大学院では学問体系の中に、自ら研究課題を見つけ、自ら、先行研究、 参考文献にあたり、自ら論考し、それを論文化する能力を 自ら求めて行くところです。
研究は、レポートとは違います。先行研究をまとめただけ、 ただ調べただけ、 従来と同じことを言っても、学問的評価はゼロです。 また、学問の掟として、先行研究は考えられるあらゆるものを 調べ尽くさないと行けません。
研究とは、先行研究を全て調べ尽くした上で、それらを超えた独創性を 編み出さないといけないので、学部時代のレポートとは レベルが全く異なります。なんか書いて出せば、Cが 来るようなものではありません。学術論文では、 指導教授の許可が下りずに失格となります。卒業できません。
学術論文執筆は、想像以上に苦しい行為です。学術論文には、オリジナリティがなければなりません。 音楽のメロディーを作り出すような産みの苦しみがあります。 学術論文で、オリジナリティを証明するためには、 先行研究は全て調べ尽くさないといけません。 現代、研究の蓄積があるので、昔より先行研究の数は膨れ上がっています。 これくらい頑張ったから、いいでしょうという妥協は許されません。
本研究室では、修士論文は、先行研究を「調べた」だけの サーベイ(展望)論文は失格、卒業できないので、注意すること。
研究大学院は、自分で考えて、自主的にがんがん研究を進めていく気概と行動力がないとダメです。

大学院の教員は、プロ野球のコーチのようなものであり、基本的には学生が自立的な研究者として、 学生が自分で研究して技を習得します。 先生が教えてくれるのを受け身で暗記するだけの中学、高校、予備校、大学学部とは根本的に違います。 大学院とは、先生に御説拝聴して、メモメモして終わるものではありません。 教員が秘伝や魔法を手取り足取り教えてくれるのを期待して、 自分はただ受け身で待っていて修士論文が書けるということはありません。 大学院で教員は、プロ野球のコーチのように時々アドバイスをするくらいです。 研究とは自力で開拓するものです。大学院入試は、この自力で修士論文を書ける能力があるかを試験しています。
大学院は、大学学部までと全く違って、漫然と毎回教室にいれば、学位が取れるものではありません。 プロの研究者としての学位論文を授業時間外に、自分で考えて、執筆し、審査に通らないと卒業できません。
プロとしての研究は公刊され、万人に公開され、再現性のある客観的で信頼のおけるファクトを発見、確立することが必要条件となります。 だから、修士論文は方法論を再現性がある形で詳述しないと行けない。
修士論文は、公刊、公開され、執筆者が永久に全責任を追う重たいものである。 大学学部までの出せば終わりだった、卒業論文やレポートとは話が違う。
論文公刊の責任は何よりも重たい。 提出後、他の大学の専門研究者や一般人に見られ、 剽窃(盗作)、不正があった場合には、卒業後何年たっても、 学位は取り消される。早稲田大学大学院で卒業後かなりしてから、不正が告発され、学位剥奪の実例がでている。
独学、在野研究の勧め、圧倒的に自由!
真の研究とは、大学院に入らなくてもできますし、 人生の意義、愉しみとしてすべきものです。
大学院は、意外と自由がないです。研究大学院は、気ままなカルチャースクールとは異なり、 学問のディシプリン規律を習得する修行の場ですので、 既存の学問体系、学問テーマに限定されます。
研究大学院では、好きな研究テーマだけを思う存分、やれる場ではないのです。 博士後期に行っても、テーマは学問的なテーマに限られます。 今、先行研究が多すぎて、オーバードクターが多いので、 博士課程が終わるのが、7年後が多いです。 その後、大学への就職ための論文が実質的に10本必要ですので、 既存の学問テーマで研究することになります。 自由に自分の好きなテーマで研究できるのは、10年後、20年後のことになります。
仮想通貨のような時論のテーマは、研究大学院でやるのに適さないテーマです。 したがって、MMT、仮想通貨のような時論のテーマは、すぐにやりたいのであれば、 独学で、自分の愉しみ、人生の目標としてやることです。 独学、在野研究としてやるのであれば、仮想通貨で儲けるためにやろうが、 自由です。
自由に独学として、自分で本を読む、関連の学会、研究会、講演会(日経新聞社などがやっている)に出るなどして、 自分で研究するのが適しています。 学会、研究会には、ネットで調べて、大学院生でなくても参加できます。 日経新聞社の講演会、シンポジウムでは、 下手な大学院よりも、一流の講師陣が一流大学から集まります。 これに対して、大学院では、その学校の講師に選ぶ余地が限られてしまいます。
現代では、下のようにこのネット時代、 研究論文、資料などのほとんどは、ネット上のPDFで得るし、独学の方が有利ですらあります。
また、最先端のアメリカのトップ大学講義を Moocsやex, YOUTUBERの動画講義で、アメリカの一流大学の講義をネットで無料で学ぶことも出来ます。 例えば、東のシリコンバレー、世界トップのMITの教授の起業論が居ながらにして受講できます。
世界トップの起業論 MIT Open Course
ITネット時代、英語で授業を学びたければ、上記のように、 MOOCSなどで、アメリカのトップ教授の、ネイティブの英語講義をネットで、学べば良いのです。 ネット動画だと、翻訳字幕も付けることができます。
日本語でも、最新のデータサイエンスの講義を無料で見ることができます。
R という無料アプリで、プロ並みのデータ分析をできる時代です。 Rによる統計学2
教育大国フィンランドでは、一般国民向けに人工知能を理解するネット動画講座を 無料で世界に公開しました。人工知能の世界的専門家が、英語で、 20世紀に、電気を世界中のインフラとして使うようになったように、人工知能が 使われる世の中が来ると先回りして、理系専門家向けではない講座を賢明に作りました。 フィンランドの人工知能の教授は、人工知能が映画などのフィクションで、 誤解が多い所を是正するために、講座を作ったと話しています。 英語版は、現在でも、無料で視聴することができます。
フィンランドでは、一般国民向けに人工知能講座

研究大学院本研究室は、あなたの自由研究のリクエストには応える場ではありません。 残念ながら。
大学院レベルの研究を安易に考えてはなりません。 自由研究の前に、経済学、経営学、既存の学問体系という山が厳然と 存在するのです。自分オリジナルの学問をする前に、 まず、既存の学問体系をマスターしないといけません。
学問体系の基礎をたたき込むため、研究大学院では、 分厚い研究書や難解な英語論文を読んで、 毎週、レジュメにまとめて発表しないといけません。
研究大学の授業は、あなたの発表や論文の中間発表に対して、 学問的に、教員や授業参加者、自主参加している大学院の先輩が、 怖いほどにツッコミを入れてきます。
研究大学院とは、意外と激しい競争社会です。 囲碁の日本棋院院生(中国の若手囲碁はもっと激しい競争)、 将棋の奨励会のように、 若年層が、 たたき合って、学者になるための「修行」「苦役」の場であり、 ヘラヘラ楽しむところではありません。
大学院の授業には、後期博士課程の怖い先輩も自主参加して、 あなたのレジュメ発表に議論をふっかけてきます。 だから、緊張で大変です。言論のボクシング、バトルロワイヤルです。
研究者というのは、真実一路、完璧主義なので、他人の批判は得意中の得意、 会社のように、あなたの顔が潰れるから、情実で、許してやろうとかがありません。
あなたの発表には、指導教授、大学院の先輩、後輩が容赦なく、批判してきます。 修士論文の指導教授がゼミでの指導で言わなかったことを、 修士論文の口頭試問で、「ああ今気づいたから指摘するけど」と、学生からすると、「おいおい今更」、 みたいな、一般社会ではあり得ない、批判をしてきます。
また、一部の学者の特有な性向として、何の質問、疑念もなく、発表や論文を 通してしまったら、自分らの存在意義がない、自分らがバカと言うことになると思い込んで、 絶対に、ツッコミを入れてくる。
研究大学院は、抽象的な学問の作法、論文、本しか扱わない。
研究大学院より、独学の方が、上記のような重しがなく、 自由にできます。
研究の発表も、伝統的な学会発表や学術誌は、その専門の学者のみと、読む人が限られます。
現代は、ブログでご自分の経験や知見を自主的に発表して、アクセスを集める 方が、有効で楽しいし、お金にもなります。 毎日、数百人の人に読んでもらえます。 うまく行けば、数千、数万人の人に読んでもらえます。
hatena, livedoor, amebaブログはメール登録だけで始められて、 アクセスが集まるような、書き手のための便利な機能が満載で、 お手軽に収益化もできます。
慣れてきたら、WordPress上にブログを書けば、 PDF形式で、論文も自由に発表出来るし、 どんな機能も拡張出来て、 google adsenseにすれば、 楽しみながら、収益を稼ぐことができます。
独学の方が圧倒的に自由にできる、有利になった時代。
もう一つの理由は、独学を進めるための条件が、インターネット革命によって、 20年前に比べれば、飛躍的に改善されたことだ。
ネット検索を活用すれば、独学は今でかつてなく容易。
独学を進める場合の強力な武器は、インターネット検索だ。 複数の用語を入れて絞り込む(自動的にand検索となる)。ヒットが多い場合には、 ノイズの(入れなくない)用語に 半角の - マイナスをつけて、 絞り込めばよいのだ。人の名前など限定したい時は、 ダブルクォーテーションで囲む、例えば、鈴木一郎だと、鈴木 と 一郎の or 検索となり膨大なヒットとなってしまうので、 "鈴木一郎"で囲むと絞り込める。
また、専門論文は、google scholarで、学術論文をいくらでも調べることができる。
【google scholarの使い方、ワンポイント。googleの力で、 検索に引っかかりすぎる。 著者名でその先生が書いた論文を検索したくとも、 引用されている論文、要旨で言及されている論文なども 検索に引っかかりすぎる。そこで、対策としては、 その先生が書いた論文だけを検索したい場合は、 画面一番左上の「メニュー(横三本線)」をクリックして 縦メニューで「検索オプション」を選ぶと、amazonや図書館で本を 検索するような画面が出てくるので、ここで検索条件を指定すると、 ノイズが防げる。】
ネットがない頃は、大学に属して、図書館に行って、紙の学術雑誌を一つ一つ読むことや 研究仲間の口コミで、最新研究を知るしかなかったが、今は、違う。 コンピューターが進歩すると、Econlit、引用関係は Social Sciences Citation Indexなど経済学の英語論文データベースもできたが、 これは何十万もするので、個人では無理だった。 (東京や関西の国会図書館に行ければ、交通費以外、無料で使用出来るかもしれない)
しかし、現代は、google scholar, SSRNなどがあるので、 研究情報は、自宅で無料でできる。研究情報を得るために、大学院に所属する必要性がなくなった。
【重要裏技】独学を大いに助けるツールとしては、上記、放送大学の学生 (1科目聴講生でも良い!)となること。 放送大学は、日本の国家レベルのdistant learning、通信教育 の大学であり、 講師は日本を代表する教員ばかりで、 学生は、東京にある学術図書館と電子データベースが使える。
正規の学生、大学院生でも、学費は、驚くほど安いが、 さらに安い、1科目だけの聴講生でも、電子データベースが使えるのだ! (ぶっちゃけ、自分の専攻の科目でなくても良いのだ、日本史が趣味ならば、日本史1科目でも良い。)
現代は、Elsevierなどの世界の一流学術論文も電子データで読む時代だ。 超円安と学術出版の寡占化により、学術雑誌の購読料金はうなぎ登りで、 日本の貧困な大学予算では、もはや購読できなくなってきている。
報道によると、国立大学の千葉大学は、600誌の国際ジャーナルの購読を停止に追い込まれた。 日本の大学は、どんどん学術雑誌を切り捨てている。 しかし、先行研究が読めなくて、オリジナル研究論文が書けるはずもない。
ここにおいて、電子データへのアクセスにおける、全国サイズ、国家レベルの放送大学の共有利便性は大きいのだ。 また、アメリカの大学は、カリフォルニア州の大学で、共同購入、値下げ交渉をするなど、 うまくやっている。
また、インターネットにより、世界のトップ大学の講義が、 居ながらにして無料で聴ける時代となった。 Moocsは、登録して課題を出せば、修了証も出ますが、 それとは別に、YOUTUBE上に、完全無料公開の、 Open Courseという講義もたくさんあります。
家内留学で、留学気分も味わえますが、 英語がどうしても苦手や本業で、時間がない場合、 自動翻訳を使うと日本語で概要がわかります。
 YOUTUBEにログインして、視聴し、3つのドットの設定から
「文字起こしを開く」→コピーして、→ 人工知能自動翻訳の DeepLにペースト(貼り付ける)=完了。字幕と翻訳の精度はまだまだなので、 悪用しないでくださいね。
MIT(マサチューセッツ工科大学) 理工系や経済学で、 ハーバード大学とならび、東大の10倍すごい大学の講義が無料で聴ける。
マサチューセッツ工科大学の経済学のシリーズ講義が無料で
マサチューセッツ工科大学の心理学講義が無料で!

IT,コンピューターサイエンスでは、世界一のスタンフォード大学の講義も無料で聴ける!
スタンフォード大学大学のIT、人工知能関連講義が無料で!
他にも検索すれば、一流大学の講義がたくさん出てきます。
現在、専門の解説論文や記事、新しい学術論文は、大学院に所属しなくても、 ネット検索 google scholar で、pdfファイルでいくらでも手に入る。
世界の学者側は、インターネット上に、 PDFファイルで、最新研究をがんがん発表するようになっているのである。 これは、在野研究者に有利。
また、自分の欲しいテーマの論文は、
世界の論文データベース
日本語の論文は、CiNii Researchで網羅性が高く検索できる。
日本の論文検索(国立情報学研究所NII)
で検索すれば出てくる。大抵は、リンクをたどれば、無料でフルペーパーが読めることが多い。
現代では、一流学術誌(ジャーナル)は掲載までに時間が数年かかるので、 旬の新しい、意欲的な研究は、むしろ、SSRNのようなネットの方が読める時代となっている。 論文は英語でも、人工知能の翻訳アプリとして抜群の進歩を遂げた、無料のDeepL, google翻訳で、理解出来る。
論文は、完全無料の、google scholar でも、引用関係を含めて、探すことができる。
さらに、関連論文を探し回って、わかりやすくグラフで図示してくれるネットサイト登場!
Connected Papers
ちなみに、英語では、論文のことをペーパーと言います。昔は、論文は紙に印刷されたものだったから。
これによって、大学院という物理的な場で紙の論文を調べたり、特殊なデータベースに アクセスする必要が激減し、在野研究が優位となります。
流行のテーマだと、 日経新聞社が主催する公開シンポジウム、 新聞社のカルチャースクールも、ゲスト講師のレベルが高く、 いろいろな大学から選りすぐりのオールスター一流大学教授の話が直接聞けるから、 下手な大学院内の教授よりよほどためになる。
独学によって、通学や入学試験やお金の制約なく、 あなたの新しい可能性を切り拓くことができる。
独学は誰にも制約されない自由な、なにより楽しいものである。(大学院では、上記、学問体系、指導教授によって、学問的テーマに制約される) 独学のガイドには、「読書猿のブログ」でその分野の 基本書を押さえれば良い。読書猿氏は、 文系から理系まで博学で、あらゆる分野の本に精通している。
逆にいうと、大学院に行けば、何か神秘的な教授に教わって、 自動的に生まれ変わるように経済学ができるようになる ということは断じてない。上記のように、研究と修士論文は自分でやるのだ。 また、大学院修士2年など、純粋に研究できる期間は、正味1年もなく、 上記のように就職活動が入るから、あっという間に過ぎていく。
今や、独学は難しくなく、独学の方法論の良い本も増えた。 どの分野でも同じ方法論であり、その分野の基本書を数冊読んで、 さらに応用的文献を読んでいけばよい。 あとは専門論文は、必ず参考文献が挙げてあるので、 それを芋づる式に研究していきます。 詳しくは、独学の具体的やり方は、柳川範之東大教授の 本 『独学勉強法』柳川範之、草思社文庫 (2017年)などを読めばわかる。 新しい本では、
本 『独学の思考法 』山野弘樹 (講談社現代新書) 2022年もある。
本 本 小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』2022年では、 一流の著者が論文の書き方を明らかにしている。
独学研究の強力な助っ人!  本 『実践 自分で調べる技術』(岩波新書)宮内泰介・上田昌文,2020年,
現代的な研究手段、ネット検索の極意も書いてある。 他、本の見つけ方、新聞記事データベースの検索など文献調査の手法。
また、現代は、研究以外の仕事や縛りがあまりに多い大学という形にこだわらず、 自分で在野で自由に研究するのが新しい動きです。
本 『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』 荒木 優太、明石書店、2019年を読んでください。
インターネット時代になって、在野研究がはるかにやりやすくなっています。 アナログの時代には、研究論文を読むには、大学の図書館にある学術雑誌を読みに行かないといけなかったので、 大学院在籍の利がありました。 (もっとも、京大などの国立大学は、税金なので、身分証明書を出せば、貸出や書庫出入りはできないにしろ、 資料閲覧はできましたが。)
現代は、オンラインジャーナル、最新研究はネット上のワーキングペーパーにいち早くせることが多くなり、 大学にいる必要性は非常に少ないです。在野でも、十分研究できる環境が整っているのです。 具体的には、大学の研究者も、慶應義塾大学経済学部教授も、最近、 「論文書くとき図書館の書庫に資料を探しにはどんどん行かなくなっている。」オンライン上の論文を使用する傾向は進むばかりであると 述べられています。
さらに、人工知能革命によって、自動翻訳アプリが飛躍的に精度を上げ、新世代の研究者は、 オンライン上の研究論文をそのままDeepLという翻訳に流し込んで、大量の論文を超効率的に吸収して、 世界に互す研究者も出てきました。

日本は文系の大学学部は天国。研究大学院は大苦難の道。研究大学院は学部の延長線上ではない。 悲壮な覚悟が必要。
研究大学院の生活は、学部生活の延長線上ではありません。
研究大学院は、学部のように、普段出席しなくても、試験情報を得て、試験だけ通って、単位が揃えば、 卒業ではありません!! 語弊はありますが、今の日本の大学学部でのゼミとか授業は、楽しいレベルです。
(アメリカでは、大学から、キャンパス内の寮に済み、図書館は24時間開館で、勉強三昧の勉強加速に入ります。 論文形式のレポートなど宿題が多い。毎日が特訓合宿状態です。したがって、 大学卒業時には、日米で学生に大差が付きます。)
研究大学院は、学問の厳しさを身にしみる場です。 少人数で、毎週発表があるし、研究の修行が大変で、 遊び、バイトをやっている暇はありません。 むしろ、会社員よりもきついです。夜中まで、研究やゼミ発表の勉強に追われ、 徹夜もざらで、不規則な生活になります。

研究大学院で学ぶということは、自ら主体性を持って研究し、学術レベルの論文を世に発する 義務があります。学術レベルの論文は、公開され、専門家の批判を待つことになります。 それが科学なのです。学部のレポート、卒論のように、教授が許してくれれば、 通って終わりと行った甘いものではないのです。大学院は「論理」の世界であり、情緒で許してくれると言うことはありません。
交換された学術論文は、著者のあなたが永久に責任を負わないとイケません。 下述のように、もし卒業後でも、学位論文に剽窃など、通報によって、 不正が見つかり、調査委員会で認定されれば、 卒業何年たっても、不正が成立して、学位は取り消し、あなたの学問での世界の地位は失われます。
女優の秋吉久美子さんは、大学院で修士論文を書いた日々は、大変すぎて、 「地獄のような」日々だった、「よほど意志が強くないと卒業・修了するのは難しいというのが実感です。」 と述懐しています。(『週刊新潮』2022年2月24日号)
研究大学院生の生活は、学部生のレジャーランド生活とはかけ離れています。 アルバイトも規則的にする学部と会社員の方が近いくらいです。
先行研究やデータ・資料が手元の大学にない場合、 なければ国会図書館に行って、読むとか、専門の図書館に行くとか、 とにかく大変です。学部の卒論とはレベルが違います。
研究大学院は、学部生のような、普段の授業は試験のみ通れば良いのとは大違いだ。 直前の暗記で、ちょろまかせた、あの、試験さえ通れば、普段は、遊び放題。日本の文系だけのレジャーランド状態ですが、 遊び、バイトで楽しむという日々は、研究大学院ではありません!
大学院は、必修の修士論文、A4サイズ日本語50枚を2年目の1月の頭、1年9ヶ月で、自力で書き上げないと 修了できません。修士論文には口述試験の審査もあります。 論文の内容も、上記のように学部の卒業論文のように、 興味ある時事問題を「調べました」、先行研究をまとめましたでは不可。
プロの学術論文として、学術的な正当なテーマで、 先行研究を調べ上げ、その上で、分析、考察、 自分なりのオリジナリティが要求されます。
たとえると、大学学部までの勉強は、カーナビゲーションの通りに、整備された道路をただ走るだけで楽なのですが。 研究大学院の研究は、アフリカのサファリラリーで、右に行ったらよいのか、 左に行ったらよいのかすらわからず、道なき道を 荒野を進んでいくものです。 全て、自分で考えなければなりません。産みの苦しみがあります。 言い換えると、受験ですごい人とは別の次元の、 野性味のある知性が必要です。
また、粘り強さも必要。研究のためのデータ探し、整理にすごい時間と労力がかかります。
修士論文の進行は、「作業」ではなく、起業・事業より難しい不確実性があります。 事前にはベストと考えたルートで仮説を立て、研究を進めますが、 道にたとえると、進んだけど、失敗、行き止まりだったと言うことが往々にしてある。
すると、当初の地点に引き返して、また研究をやり直す、立て直すという 知的粘り強さも必要だ。 研究とは究極の成果主義である。共産主義のように、ノルマの規定時間労力をかけたので、 合格と言うことはありません。たとえ投入労力に何時間かけようとも、研究成果が上がっていないダメなものはダメ。
受験勉強や高校までの教科書のように、全て無駄なくプラスになることしかなく、超・高速道路が引かれており、後は、効率的にこなすだけ、 と言うことは、研究の世界ではありません。 先が見えない中、未開の地に道を切り開くのが研究である。 「ミスやロスから見つかる真実もある」ということが理解できない、 効率主義の方は、研究大学院は,難しいでしょう。
先生の言ったことを疑いもなくただ覚えるだけの勉強法は、入試、定期試験には 効率的ですが、修士論文などの大学院では逆に通用しません。
研究大学院に向いた野性味のある知性とは、下記のように、 自立性、自分の軸を持って、社会現象に対して問題意識を持ち、 健全な懐疑の精神をもって、通説にも思考を持って、当たるような人が向いています。 もちろん、我流ではダメで、学問の通説を正しくマスターした上での話です。
下記のように、大学院の出口、就職が,学部新卒よりも極度に悪いのです。 引く手あまたな学部のうちに就職する方があなたのためです。
日本人ネイティブに限定しても、ほとんどの人は研究大学院に向きません。
研究大学院は、学部の延長線上ではない!全然、遊ぶ暇はありません! 研究大学院は、キャンパスと教員は同じですが、学部と雰囲気とか過酷さが全く異なります。 研究大学院は、修行の場であり、殺伐とした所です。学部のような遊び場ではありません。
研究大学院では、同じ教員も学部ゼミとは打って変わって、大学院では、鬼と化します。そっちが本性です。
教員の学部ゼミでの教員のやさしい顔は、 学部卒で就職する学生への顔です。
大学院生は、研究上のライバルでもあるのです。教員も、大学院となると厳しく当たります。
研究大学院の入試形式上は、成績が良い優等生が入りやすいですが、 以下のように、大学院に入った後や出口(就職)を考えると、 意外にも、点数的優等生は、大学院は向いていません。
大学受験までと、大学学部の定期試験は、広く浅く総花的に、先生の言いつけを守って暗記さえすれば、 S,Aがつきます。優等生は、勤勉な点取り虫ということです。
しかし、研究大学院では、優等生タイプとは逆の、下記、「野性味のある知性」がある人しか生き残れません。後者は、極わずかしか存在しません。 野性味があって、遊んでばかりの人は論外です。微妙なバランスが難しいのです。
学部時代の試験成績が異様に良いのに、学位論文となると書けない人は経験上、多いと全国の学者が話している。
言い換えると、成績だけ良かった人は、「産み出す作家ではなく文芸評論家」的である、野球にたとえると、 「野球選手playerではなく野球評論家」的になっていることがあり、 「いろいろ知っているだけで、結局あなた独自の考えが出てこない」的であることがある。つまり、評論家として、他人の研究にコメントはできるが(このレベルの論文をサーベイ論文と呼ぶ【上記】)、自分のオリジナリティのある論文は書けないパターンでは研究大学院を卒業できません。 研究大学院では、学問体系の基礎を学んだ後は、 自分の専門の「城」を築くべく、狭い学問細目に特化した「スペシャリスト」となることが必須です。 逆に、ジェネラリストとして優秀でも、研究大学院には向きません。
経営、ビジネスについて広くジェネラリスト的教育を行うのが、 ビジネススクールです。そちらへ行ってください。
もちろん、人としての善し悪しを言っているわけではなく、使われる能力が違うだけということです。向き不向きの問題。 大学からは、それぞれ進路が異なるので、 成績で一元的に人を判断することはできません!  学校での成績は、与えられた、唯一の答えのある問題をいかに迅速に答えるかの能力なのです。 ジェネラリストとしての成績優秀者は、日本企業の就活で優遇されるので、 就職すべきである。日本企業の多くはスペシャリストではなくジェネラリスト主義です。
研究大学院に向いている学生のタイプは、もちろん、遊び人では論外ですが、 先生の言ったことを暗記する定期試験は苦手でも、興味を持ったテーマは、 三度の食事を忘れるほど、図書館に籠もって専門書を読みまくるくらいの人。
例えば、あなたは、大学1年での第二外国語(初習外国語)が必修なので、 できるだけ楽な○○語を選択し、 嫌嫌やるだけの科目でしたか?、 それだと、残念ながら、あなたは研究大学院には向かない。 企業で実務の第一線に立つのが向いています。
実用性、就職の足しとか実利に、たとえ、ならなくても、 語学の世界を広げることによって、 自分の、人間としての幅を広げるのが純粋に楽しいと感じられる人が、 研究大学院に向いています。
入試の偏差値のように、画一的な、善し悪しを言っているのではありません。 人は、大学以降は、自分を生かす道、適材適所で自分に合った進路を選ぶべきと言うことです。
つまり、大学院向きなのは、お金やキャリアアップと無関係に、尽きることがない知的好奇心を持っている人、 先生に言われなくても、自主的・自律的に学問に没頭できる人、 天才肌の作家がものに憑かれたように、執筆するように、 一つのテーマを徹底的に「深く」掘り下げる頭脳、「野性的な知性」が必要となります。
加えて、筆記試験はそう得意ではないが、ゼミでの白熱した議論にめっぽう強い人。 ゼミで、自由発言の時、自分から手を上げて、意味のある質問が出来る人。 もちろん、負けを認めず、気が強いだけの強弁(論破バカ)の人は論外です。 あくまで冷静で、内容面で議論に強い人を指します。
また、先生の言いつけを受け身でただ守る優等生では、 研究大学院は無理。研究大学院では、積極的な発信力、発言力が必要です。 あと、大学院では、教科書や先生の言うことの受け身の暗記ではなく、 自ら、アイデアを出す思考力が不可欠です。
優等生タイプは、ゼミなどの議論では黙っていて、むっつり、無駄なことには手を出さず、 点数化される、いざ試験でのみ本気を出すところがありますが、 研究大学院には全く向いていません。
文系の場合、研究大学院は、議論、議論、議論!のたたき合いの世界だから、です。 大学院の授業は全て、ゼミのように毎週のように、発表しないといけなくて、 大学院の博士課程の怖い先輩も、勉強のために自主参加してきて、教員と束になって、 あなたの発表内容について、ここは解釈がおかしいとか、突っ込みが入ります。 議論になります。ここで、押し返せるくらいの野性味のある知性がないと、 生き残れません。
だからといって、優等生タイプをDISっているわけではなく、適材適所で、 公務員や企業の就活において、明治クラスで、GPAが高ければ、就活も大変有利となるので、 そちらの方向で是非頑張って欲しいと思います。
優等生タイプがなんとなく、ビジネスをもう少し勉強したいという場合は、 ビジネススクール、明治大学グローバルビジネス研究科(学部とつながっていない独立大学院、専門職大学院) をオススメ致します。
また、学部と大学院はエスカレーターではないので、通念にとらわれず、 大学と大学院をアメリカのように違う学校に行く、 早慶一橋、東大の大学院に行くのが良い。 ビジネススクールは、全ての科目、初学者でも良いように、 講義形式中心が用意されています。
日本の会社だけガラパゴス現象で、文系で(ビジネススクール以外)大学院修士を取っても企業への箔にはなりません。 (理系では意味あり!) 企業での給料は学部新卒と同じがほとんどです。二年留年と同じ扱いです。 むしろ、日本では、学部新卒より就職の幅が大きく狭まり、 著しく不利になります。 日本人も、それがわかっているから、文系は学部卒で就職します。 だから、留学してきても、大学院では、日本人の友達や交流はほとんどありません。
日本の社会制度では、日本の文系では、学部卒新卒以外は著しく不利です。 新卒一括採用は、多様性がないですが、 学部卒の人には、良い制度です。大波に乗って、有名企業にも入りやすい。 ある程度、企業も枠を用意しているから。
楽しい学生生活を延長しつつ、就活もアップしたい場合、 下に詳しく書くように、学士入学や編入でダブルメジャー、 ダブルディグリーを目指すのをお勧めします。
学部のゼミ論とか卒論の方が、自由研究が許されて、 フィンテックとか仮想通貨とか自由で楽しいです。
大学院では、学問的テーマに制約されます。
明治大学で、法学部・文学部・農学部(バイオ、ライフサイエンス)・情報コミュニケーション学部では、 編入が継続されているので、 そちらを受けてください。
また、本学部、本大学院は、中国語でいう「商学院」ではありません。 中国語では、アメリカのビジネススクール、MBAが取れる経営大学院のことを「商学院」と訳しますが、 日本の商学研究科は、商学部の上にある学問研究者のための研究大学院のことであり、 教育内容は学部の延長線上にはありません。 学部と比べて、非常に少人数でやっています。 ビジネススクールでもないし、MBAも取得できませんし、実務キャリアにはつながりません。
日本におけるビジネススクールは、学部がない独立大学院であり、明治大学では、グローバルビジネス研究科 明治大学ビジネススクール Meiji University Business School となります。
中国では「商学院」ビジネススクールの下に、Undergaraduateの経済学部があったりしますが、 日本では、そのようなことはありません。経済学部と商学部は独立、並列で存在し、 それぞれ上に学問的研究大学院を持っています。全く別途に、日本におけるビジネススクールは、学部がない独立大学院 (専門職大学院)です。 ここら辺、勘違いをなさらないようにお願いいたします。
大学院商学研究科は学術研究のための大学院ですから、キャリアアップ、就職を目指す人は、ビジネススクール(経営大学院)に行くようにしてください。
私の大学院商学研究科の演習に関しては、学生は一人いるか いないかで、 実務もFPもやらず、貨幣に関する純粋学術研究、研究者養成に絞った全く異なる内容です。
私の大学院クラスでは、ディベートは行ないません!
院生は一人いるかいないかなので、マンツーマンで宿題 homework, assignmentをたくさん出して、 学者としてのトレーニングを行います。 また、研究が目的なので、A4用紙50枚以上からなる日本語の修士論文も卒業条件であり、アルバイトや遊びを行う暇もありません。 商学研究科は、純粋学問研究の大学院であり、実務家養成のビジネススクールではありません。 就職にプラスな大学院は、アメリカや日本の経営大学院、ビジネススクールのみです(実務大学院なので、修士論文なし)。 経営大学院、ビジネススクール、MBA(経営学修士)の効用に関しては、英語などで、情報を をよく読んでおいてください。

また、日本において、文系(エンジニアなど理系、工学部は日本でも修士を出ることが多いが。 日本では、経済・経営、ビジネス系も文系に属します)では、 企業は文系大学院卒の社内人事がまだ未整備なので、大学院を出ると、就職先が大いに狭まり、逆に不利になります。 給料も不利です。 就職先が大きく狭まります。 学部よりも大学院を出た方が就職が良いのが当たり前の、欧米やアジアとは、全く社会制度が異なりますので、ご注意ください。
どうしても日本の大企業に就職したい場合は、学部Undergraduate に入ったほうが有利な場合もあります。
日本の大学には、専門課程の3,4年への編入学制度や、 既に学士を持っているので、語学とか一般教養をやり直さないで、経済学のみを1年間で学ぶ学士入学という制度があります。 専門の3,4年だけをやればよい。大抵は1年間のプログラムで済みます。 なお、本学商学部では、編入学、学士入学の制度は廃止されました。 明治大学で、法学部・文学部・農学部(バイオ、ライフサイエンス)・情報コミュニケーション学部が継続されているので、 そちらを受けてください。
企業に有利な大学院の例外は、経営大学院、ビジネススクールです。MBAの称号が得られます。 欧米、外資系企業では、MBAは経営幹部への登竜門です。ビジネススクールでは、 実務に必要な、広い範囲の経営学、経済学の概論が、効率的に講義されます。 大学院とは言っても、通常の研究型大学院とは異なり、非常に実践的な教育が行われます。 どうせMBAを取るならば、本場アメリカのビジネススクールに行ったほうが後々良いですが、 明治大学、国内主要大学にも、ビジネススクールがありますので、そちらも考えてみてください。 明治大学ビジネススクール

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