明治大学農学部農学科 応用昆虫学研究室

講義の紹介


植物保護学概論(秋学期・金曜日2時間目・2年生〜) ※複数教員で分担

 植物保護学は植物の病気や害虫、線虫等による被害の防除を目的とする分野である。植物保護学概論では、病害虫の特徴や植物と病害虫との相互関係について広く理解し、植物病理学、応用昆虫学、植物線虫学の基礎的知識を習得することを目標とする。なお、本講義における応用昆虫学の分野では、昆虫に関する様々な基礎的知見、すなわち形態的、生態的、生理的特性を概説し、これらの知見を活用した新たな害虫管理についても考察する。

☆応用昆虫学分野のみの掲載です。

植物保護学概論(応用昆虫学分野)2021試験問題.pdf

※2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響からレポートでの成績評価となりました。

植物保護学概論(応用昆虫学分野)2019試験問題.pdf

植物保護学概論(応用昆虫学分野)2018試験問題.pdf

2022年10月27日 更新


応用昆虫学(春学期・火曜日2時間目・3年生〜)

 人間は様々な場面で「害虫」と遭遇する。広く知られている通り、農業生産においては食糧の安定生産を妨げる最も重要な要因のひとつである。また、快適な生活を邪魔して不快にさせる者や生命を脅かす者も少なくない。こうした害虫を防除する場合には、対象害虫の種類と特性を正しく認識し、適切な防除手段を迅速に講じる必要がある。『応用昆虫学』では、害虫の特徴や被害について広く学習し、害虫防除に際する基礎的な知見を身に付けることを目的とする。

応用昆虫学2022試験問題.pdf

応用昆虫学2021試験問題.pdf

※2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響からレポートでの成績評価となりました。

応用昆虫学2019試験問題.pdf

2022年10月27日 更新


害虫管理学(秋学期・火曜日2時間目・3年生〜)

 化学農薬の開発によって害虫防除の技術は飛躍的に進歩したが、農薬だけに頼った歴史は、「害虫の薬剤抵抗性」「圃場や周辺環境の生物相攪乱」「環境や野生動物、人体への残留」といった多くの負の遺産を遺した。こうした事態を反省し、近年では環境負荷の低減を目指した総合的害虫管理(Integrated Pest Management; IPM)の理論を農業生産の現場に取り入れることが一般化してきた。『昆虫制御学』では、IPMの概念を理解し、化学農薬を含む様々な防除技術とその特性を活かした害虫管理システムを構築する為の基礎的知見を身に付けることを目的とする。なお,2019年度(2017年度カリキュラムの3年生)から昆虫制御学は害虫管理学に改称しました。

※2021年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響からレポートでの成績評価となりました。

※2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響からレポートでの成績評価となりました。

害虫管理学2019試験問題.pdf

昆虫制御学2018試験問題.pdf

昆虫制御学2017試験問題.pdf

2022年10月27日 更新


農学実験V(春学期・水曜日3,4時間目・2年生〜) ※複数教員で分担

 農学実験Vは植物保護の分野に関わる内容の実験である。作物や緑化樹に寄生する病原菌や線虫類、昆虫類の形態的特徴や生理・生態の特性、被害の特徴等を正しく理解するとともに、これらの制御に関する基本的な知識と技術の習得を目的とする実験を行う。

2016年3月31日更新


農学基礎実験(春学期または秋学期・月曜日3,4時間目・1年生〜) ※複数教員で分担

 農学科では様々な分野の教育・研究が行われている。農学基礎実験は,学科内の各分野に共通して必要とされる基礎的な実験・調査の方法、、データの処理方法やレポートの書き方について学ぶことを目標とする導入科目である。

※あらかじめ決められたクラスで受講すること。

2016年5月6日更新


植物病害虫学特論(秋学期・金曜日4時間目・大学院) ※複数教員で分担

 病害虫の発生は、作物生産における大きな障害のひとつである。有機合成農薬が開発された20世紀以降、病害虫の防除法は大きく進歩し、作物の生産量と品質が飛躍的に向上した。しかし、環境負荷や食品安全などの新たな問題の発生に伴って有機合成農薬に依存する従来型の防除法からの脱却が必要となり、抵抗性遺伝子などを導入した新品種や天敵などの有用生物や新規の耕種法などと有機合成農薬を組み合わせた総合的管理技術の開発が強く求められている。本特論は、受講者が応用昆虫学・植物線虫学・植物病理学の各分野の全体像を把握し、専門家として高度な研究に従事する、あるいは関連機関や企業で指導的役割を果たす力を身につけることを目的とする。

2017年9月22日更新


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