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ビークルダイナミクス研究室

C. 電気自動車を用いた車両運動制御とモニタリング

左右輪独立駆動制御とアクティブステアによる車両運動の統合制御

電気自動車の駆動源として利用されるモータは、内燃機関(エンジン)と比較して、駆動源の分散や駆動力の緻密な制御が可能である。本研究室では一人乗りの小型電気自動車を自分たちの手によって製作しており、左右輪独立駆動制御などの方法により操縦安定性を向上する技術について検討を行っている。さらに、アクティブステアと組み合わせることにより、過渡領域も含めた統合制御を検討している。

路面状態のオンボード推定技術

車両は走行している際、路面の凹凸やうねりによって振動する。振動の源である路面形状を走行中に把握し、アクティブ制御などの振動制御の情報として利用することができれば、振動の抑制効果を大幅に高めることが可能と考えられる。本研究では、走行中の車両に生じる加速度などの状態量を利用して、路面形状を推定する方法を検討している。