アメリカの自動車業界では長年,部品の内製が常態でしたが, ここ数年アウトソーシングと称して外注化の方向を辿り,部品事業部を分離独立させています。 これらのメーカーが日本の自動車メーカーの協力会入りを狙っているようです。 トヨタ自動車は欧州でも部品企業の育成に意欲的です。トヨタの英生産会社 (TMUK) が納入部品メーカーに呼びかける形式で具体化しましたが英国を中心とする欧州の主要部品納入メーカー24社でスタートします。 欧州の自動車メーカーも最近複数の部品メーカーを競わせる従来のやり方を改め,特殊部品メーカーと長期的な関係を築く方向に動き始めているようです。国境をこえて安全や環境対策で協調を深めることが謳われていますが,このような形で業界の再編成が進められていくことだけは確かなようです。 自動車の環境問題といえば走行中の燃費向上や廃車のリサイクルが中心だが,製造工程でも環境への負荷を減らそうという試みは,本田技研工業 (鈴鹿製作所) の新型焼却炉です。汚泥や廃油, 廃液,紙くずなど工場内出たゴミはすべて工場内で処理し,燃えかすも路盤材やセメントなどに再利用する。焼却炉から出るダイオキシンの量も抑えたほか,焼却熱で発生させた蒸気を自動車の製造工程で使う省エネもついています。
アメリカの自動車業界では長年,部品の内製が常態でしたが, ここ数年アウトソーシングと称して外注化の方向を辿り,部品事業部を分離独立させています。 これらのメーカーが日本の自動車メーカーの協力会入りを狙っているようです。 トヨタ自動車は欧州でも部品企業の育成に意欲的です。トヨタの英生産会社 (TMUK) が納入部品メーカーに呼びかける形式で具体化しましたが英国を中心とする欧州の主要部品納入メーカー24社でスタートします。 欧州の自動車メーカーも最近複数の部品メーカーを競わせる従来のやり方を改め,特殊部品メーカーと長期的な関係を築く方向に動き始めているようです。国境をこえて安全や環境対策で協調を深めることが謳われていますが,このような形で業界の再編成が進められていくことだけは確かなようです。 自動車の環境問題といえば走行中の燃費向上や廃車のリサイクルが中心だが,製造工程でも環境への負荷を減らそうという試みは,本田技研工業 (鈴鹿製作所) の新型焼却炉です。汚泥や廃油, 廃液,紙くずなど工場内出たゴミはすべて工場内で処理し,燃えかすも路盤材やセメントなどに再利用する。焼却炉から出るダイオキシンの量も抑えたほか,焼却熱で発生させた蒸気を自動車の製造工程で使う省エネもついています。