「同期生産方式」と呼ばれる独自の生産方式で,顧客の受注台数に応じて各工場がジャスト・イン・タイム方式で必要量の部品を調達する。納車時期の順に製造ラインに載せたエンジンや変速機などの主要部品や車両を順序を変えずに完成,出荷する仕組みです。余分な部品在庫を抱えずにすみ,ラインの運用の乱れを防ぎ,工数削減やリードタイム短縮などの効果も見込めるといわれます。今後3年間は工場のライン運用でのコスト削減をめざす。今後3年間に国内7工場へ展開する。 この秋には米国,メキシコ,欧州の生産拠点のエンジンや車両の組立てラインからもモデルを選択して,同様の生産管理を促進する。こうして内外ともに何れの生産拠点でも,系列部品メーカーなども巻きこんだ取り組みを強化します。 親会社が系列企業の選別を強める一方では,系列企業の親離れも進んでいます。系列関係が最も強烈とされたトヨタ自動車でも例外ではない。 東京,関東, 関西の3地区にそれぞれある協力会の「協力会」 を, 1999年に1つの組織に統合する,明確な入会基準はなかったが,4月から年間取引額が10億円を超える企業は国内外を問わず加盟できることになりました。取引がほとんどなくなった企業は退会。 「日本は育てる文化, 米国は選ぶ文化」といわれているが, 海外展開が進み,国際競争が厳しくなるにつれ, トヨタも「選んで育てる」 方式に移りつつあります。

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