今日のUniversity of St. GallenのAlex Shagan教授と会合なのである。チューリッヒからサンガレンまで行くつもりだったのだが、わざわざ出てきてくれたのだ。といっても奴はBMWに乗っているので高速に走ってみたようである。山路だろうけど。5年ほど前に原稿を貰って、加筆してどっかに投稿しようとしたけれど、ものすごい上手くまとまっていたので、手が出せなかったのである。あの頼りなさとはうらはらに、ロジックは厳格である。ワールドサッカーでは、スイスに住んでいるドイツ人なのにネザーランドを応援し、ビールは飲まずに白ワインをたしなむというあまりにもインターナショナルなライフスタイルなのである。というか、欧州にいたら、もうあんまり国籍や人種の違いをわかってもらおうなんてやってられないのである。違うことが前提で、だからどうやって協調するかと考えるのが出発点だからだ。
そんなわけで、さっきまでイタリア語をしゃべっていたと思ったら、ドイツ語(ハイジャーマン)のチューリッヒに来たのである。9がドイツ語と違うらしいが、そもそもドイツ語の9を知らないので、何語で言われてもそれでオッケーなのである。ここはポズナンで借りていた部屋の大家さんが仕事をしている。大家さんは4か国語しゃべるなあ。ポーランド語、英語、フランス語、それからハイジャーマンだ。奥さんジュネーブやから、フランス・スイス人やし。いまどき、5か国語ぐらいできてまともやな。スイスに居たら特にそう思うな。まず4か国語が標準やしな。こっち向いてボンジョールノー、あっち向いてケラージャアベブ、そっちではアイルテイクディス、最後にダンゲシェーン。ナマチューフタツは10か国語でできるべし。