ライフスタイル・マネジメント研究室

明治大学 経営学部 鈴井正敏 

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演習(ゼミナール)

【自由履修科目】

 グローバル化にともなって、自己責任、自己管理の意識を持つことが、個人に強く求められるようになってきました。ゼミでは新しい健康の考え方であるウエルネスの観点から、ライフスタイル・マネジメントについて勉強していきます。ライフスタイルを構成する要素である運動、栄養、休養、ストレス・マネジメント、悪習慣(たばこ、アルコール、ドラッグ)マネジメント、感染防御、自己実現などの分野から、自分の興味に基づいたテーマを決めて、研究を進めます。さらに、新しい健康(ウエルネス)やウエルビーイングの意味を現時点でのライフスタイルからライフステージへ、また、個人から家族、地域、自然環境、企業へ発展させて考えてみたいと思っています。自分自身について今何をやったらいいか、10年後、20年後、30年後のライフスタイルをどのように設計するのか、考えてみる機会になればいいでしょう。

 2年生はまず自分のライフスタイルを運動、栄養、休養の観点から、エネルギー代謝測定(カロリー消費能力)、行動調査、栄養調査(カロリー摂取量とPFCバランス)を実際に行います。これらの結果から、自分の全身持久力、無酸素性作業閾値、脂肪消費能力、カロリー出納などのプロフィールを明らかにします。自分自身の測定データをもとにデータ処理方法、パワーポイントの作成法を学習します。

 3年生は2つの内容を行います。1つ目はウエルネスまたはライフスタイル・マネジメントの観点から、自分の研究テーマを決めて、文献や資料を収集し、内容をパワーポイントでプレゼンテーションすることです。発表と議論を重ねるに連れて、自分の興味の方向性を定めていくことになります。2つ目は学部のゼミナール・プレゼンテーション大会への参加、もしくは個人論文の作成です。プレゼンテーション大会に参加する場合にはグループでひとつのプレゼンテーションを作り上げることになります。個人論文の作成では卒業論文の作成に必要な手順を学びながら、小論文を作成します。

 4年生は3年生までの勉強を背景に卒業論文を作成します。春学期中に方法を確定して、アンケートや実験を行い、データを収集します。文献をまとめるのではなく、自分のオリジナルのデータで作成します。秋学期は結果をまとめて考察を行い、完成させる作業となります。


これまでの卒業論文

大学生の就職活動におけるストレス
体育会学生の栄養摂取状況
女子大学生のダイエットの実態調査
心拍数から見た陸上長距離競技における厚底シューズの影響
対戦ゲームにおける心拍数の変化
カフェイン摂取の睡眠への影響
プロ野球の人気を復活させる方法
など

入室希望者は経営学部の演習(ゼミナール)のページを参照してください。

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