ライフスタイル・マネジメント研究室

明治大学 経営学部 鈴井正敏 

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健康科学

【教養科目】

健康科学A(春学期)

 現代の生活環境はたいへん便利になっています。しかし、文明社会ではその便利な生活自体が健康に対するリスクとなっていることを気づく必要があります。自分の健康は自分で守るものであり、より高いレベルに努力して作り上げることが健やかな人生を送る原動力になります。健康科学Aではとくに青年期のライフスタイルに関係する身近なテーマ(アルコール、タバコ、ドラッグ、ストレス、性感染症)を取り上げて解説します。また、最初に2019年からのパンデミックである新型コロナウイルスについても説明します。悪習慣マネジメントでは大学の時期に習慣が形成されやすい飲酒や喫煙について、その生理作用から疾病に至る過程を、他のドラッグ(依存薬物=麻薬)の作用を含めて解説します。ストレス マネジメントでは、社会におけるストレスの発生からコーピング、ストレスの生理作用について説明します。性感染症では日本や世界ではやっている性感染症について解説し、性行動の問題について考えていきます。
 これらの内容から現代の日常生活のなかに存在するヘルスリスクを理解することを到達目標とします。


健康科学B(秋学期)

 健康を支える3大要素である運動、栄養、休養について論じます。健康を単に病気との関係で考えるのではなく、人生を豊かにする要因として、積極的に作り出していくパワーは何であるのかを考えていきます。 運動では競技スポーツと健康を維持・促進する運動の違いを運動の質および量から解説します。また、運動不足と生活習慣病との関連を論じます。栄養ではこれまで明治大学で行ってきた食事調査の結果をもとに食事量、糖・脂肪・蛋白の栄養素バランス(PFCバランス)について解説します。さらに、肥満やそれに関連する疾患、ダイエットの問題を論じます。休養ではオンとオフ、疲労、睡眠についてその内容と機能などを解説します。授業のまとめとして、現代社会における健康の考え方について解説します。自分自身についてウェルビーイングやウエルネス、持続可能な健康、豊かな人生とは何かを考える機会にしてください。
 これらの内容から現代の日常生活のなかに存在するヘルスリスクと健康の意味を理解することを到達目標とします。

詳細については経営学部のシラバスを参照してください。

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